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2008 8 11-13 日 IT リーダー育成キャンプ
国立高等専門学校機構とマイクロソフトの高度 IT 人材育成に向けた
共同プロジェクト

【写真】 ディベートの前にチーム内でディスカッションをする参加者
 
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  国立高専機構とマイクロソフトは、学生の IT 技術への興味を喚起し、今後の IT 業界の発展に向けた国際競争力のある高度 IT 人材の育成を共同で進め、産学連携の強みを活かし、IT 技術のスキルと、ヒューマンスキルの両方を備えた、世界に通用する高度 IT 人材の育成に 2007 10 月より取り組んできました。

 このたび、両者は、国際競争力のある高度 IT 人材のエリートの育成に向けて連携を強化し、優秀な高等専門学校生を対象に「IT リーダー育成キャンプ」を皮切りに 20088 月〜20093 月まで、技術力とコミュニケーションのスキル取得を集中的に行っていきます。今回の「IT リーダー育成キャンプ」は、200710 月から 20086 月末まで実施した「全国高専キャラバン」に続く取り組みです。

 
 今回の取り組みについて、国立高等専門学校機構理事の小田公彦氏は、「高専機構では、生徒に技術力を教えることができるが、社会に出てから求められるヒューマンスキル、マーケティング力、マネジメント力などまでは、なかなか教えられない。高度 IT 人材育成を行う際に、どこと一緒にやっていくのか?とのことを考えた際に、マイクロソフトは、生徒からの満足度が高く、人材教育に力を入れているので、一緒に取り組んでいくことにした」と述べました。

 また、マイクロソフト株式会社 執行役デベロッパー&プラットフォーム統括本部長の大場章弘は、マイクロソフト本社のある米国で勤務した経験をもとに「マイクロソフト本社では、世界のトップレベルの開発者が大勢活躍しているが、ヒューマンスキルの重要性を強く感じた。優秀な技術者は、ベースとなる技術力が必要なのは言うまでもないが、活躍できるかどうかは、ヒューマンスキルのようなプラスアルファの要素が必要になる。日本の学生も、若いうちにグローバルな視点で物事を考える力をつけることが重要。高い技術力を持つ高専生にこうしたスキルを取得できる場の必要性を感じている。」と述べました。

 

【写真】国立高等専門学校機構理事 小田公彦氏
 2008811 日〜13 日まで八王子セミナーハウスにて「IT リーダー育成キャンプ」が 3 日間に渡って開催されました。キャンプには、全国の高専から選出された代表者 21 名と、マイクロソフトが主催するソフトウェアコンテスト「Imagine Cup 2008 世界大会」に出場した 3 名の総勢 24 名の学生が参加しました。
 キャンプ終了後、スキルを身に付けたリーダーたちはそれぞれの高専に戻り、自身がプロジェクトリーダーとなってプロジェクトチームを結成し、テーマに沿ったソフトウェアを作成し、
20093 月の最終提出に向けて、レポートの提出と添削が行われます。

 真夏の太陽が降り注ぐキャンプ初日のオリエンテーションで、マイクロソフト デベロッパー&プラットフォームアカデミックテクノロジー推進部高度 IT 人材育成担当マネジャーの田中達彦が「ソフトウェア開発に必要なのは、技術力だけではありません。コミュニケーション能力やプロジェクトをマネジメントする能力なども大切なスキルです。今回のキャンプでヒューマンスキルを高め、業界に通用する人材に育っていってほしい」と、緊張気味の参加者にエールを送りました。

 

【写真】マイクロソフト 執行役デベロッパー&プラットフォーム統括本部長 大場章弘

 続いて、全国の高専から集まったリーダーたちの自己紹介が行なわれ、「人とのコミュニケーションがうまくないので」や、「人に何かを教える能力を身につけたいので」、「グループのリーダーをしたがうまくプロジェクトマネジメントができなかったので」など、それぞれキャンプに応募した理由が述べられ、参加したリーダーの問題意識の高さがうかがわれました。

 キャンプ 3 日間のうち 2 日間は、講師によるレクチャーが中心となりました。ヒューマンスキルを身に付けるうえで重要なロジカルシンキングとロジカルコミュニケーションでは、実践的なプレゼンテーションを想定したレクチャーが行われました。フリーの講師として活躍されているマネージメントトレーニングスペシャリストの小林美枝子先生は、「情報を整理して、ロジカルに考えることで、人に分かりやすく伝わりやすいプレゼンテーションをすることができます」と述べ、説明を受けた生徒は、さっそく、学んだ手法をもとにペアを組んでコミュニケーションの実習を行いました。

 また、各チームの代表者によるディベートでは、「高専の教科に恋愛をいれるべきか」をテーマに、学んだばかりのロジカルシンキングとロジカルコミュニケーションを駆使して、順序よく、わかりやすい主張を述べ合い、熱い討論が行われました。ジャッジをする生徒たちからもフィードバックがあがり、学生の間で双方向の積極的なコミュニケーションが行われました。

 その他にも参加者は、プロジェクトのリーダーシップを発揮するための問題把握能力や、チーム内でのコミュニケーションを円滑にする能力、リスニング能力を習得しました。「習ったことをすぐに実践することができて、自信がついた」、「信頼されるためにはどうしたらよいのかが分かった」など、参加者からも感想が述べられ、学んだことをその場で実践できるキャンプの成果を実感していました。 

【写真】 最終プレゼンテーションを各チームが発表する様子

 最終日は、各チームに与えられた異なる課題に対して、習得したばかりのスキルを最大限に活用した発表が行なわれました。20 分という限られた時間であったにも関わらず、どのチームも論理的で分かりやすいプレゼンテーションを行い、3 日間のキャンプの成果をさっそく披露していました。

 キャンプ初日には、自発的な発言や積極的な話し合いへの参加が遠慮がちでしたが、最終プレゼンテーションでは、各チームに対して「スクリーンではなくオーディエンスのほうを向いて発表したほうがいいと思う」、「声がはっきりしていて分かりやすく、説得力がある」など、様々なフィードバックが自然とあがり、活気に満ちた場面が繰り広げられました。また、笑いを誘う発言もみられるようになり、一人一人の個性が輝いていました。

【写真】 IT リーダー育成キャンプ 集合写真
 3 日間の「IT リーダー育成キャンプ」を通して、学生たちは個々に能力と自信をつけただけでなく、相互に刺激しあいながらリレーションを深め、リーダーとしての資質を習得していました。今後は、このキャンプを通じて得た経験を活かし、IT 業界発展のための力となっていくことが期待されています。


ニュースリリース
国立高等専門学校機構とマイクロソフトが高度IT人材育成に向けて連携を強化
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3499
 

 

2008 年 9 月 8 日更新

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