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最終更新日:1998年 3月 27日

あらゆるネットワーク環境で柔軟性と可用性を飛躍的に向上させるメッセージキューイング


Microsoft Message Queue Server*は、ネットワーク内の複数のコンピュータ上で稼働するアプリケーション間のメッセージを確実に配信する非同期通信ミドルウェアです。Message Queue Serverを使用することにより、一時的にオフラインになる可能性のあるネットワークやシステム間で、実行時間の異なるアプリケーションが相互に通信できるようになります。運用時間帯が異なったり時差のあるシステム間での通信、モバイル環境、そして接続状況が不安定なネットワークなど、あらゆるネットワーク環境でシステムの柔軟性と可用性を飛躍的に高めることができます。このような機能を実現するために開発者は高度な通信機能やエラー回復のプログラミングを行う必要はなく、ビジネス ロジックの開発に専念することができます。

信頼性の高い蓄積転送方式

Message Queue Serverは、送信メッセージを中間の記憶領域に格納する蓄積転送方式を採用しています。メッセージは受信側に届くまで、必ずどこかの記憶領域に格納されているので、確実な配信が実現します。Message Queue Serverは、ネットワークに障害が発生したり受信側のコンピュータがオフラインであっても、復旧後にメッセージを配信することを保証します。また送信側アプリケーションは、メッセージが最終目的地に送られるのを待つ必要はなく、そのまま別の作業を続けることができます。ネットワークやコンピュータが常時使用可能とは限らない環境でも、確実にメッセージを配信できます。

【挿入図:「Microsoft Message Queue Serverによる世界規模の分散システム」(156712 バイトGIF)】
ここをクリックしてください。

効率的なモバイル アプリケーションの開発が可能

モバイル コンピュータから送信されたメッセージは、一旦Message Queue Serverのローカルのキューに入れられてから相手先に向けて送信されるので、アプリケーションがオフラインの状態でメッセージを蓄積し、その後ネットワークに接続して送信することができます。また、Message Queue Serverを経由して送信されたメッセージは、送信先のシステムがオンラインになった時点で確実に相手に届くことが保証されるので、モバイル コンピューティング向けのアプリケーションを効率的に開発することが可能です。

柔軟なメッセージ制御

メッセージにはラベル、優先順位、復元性、およびセキュリティなどのプロパティを設定することができるので、多様な形式でメッセージを送受信することが可能です。また管理者の設定したネットワーク接続のコストに応じて、Message Queue Serverはその時点で使用可能な最もコストの低い経路を使ってメッセージを配信します**。このルーティングによりパフォーマンスが向上するとともに、1ヶ所の障害がシステム全体に影響を及ぼすのを防ぐことができます。

プロトコルに依存しない通信

Message Queue ServerはTCP/IPとIPXに対応しており、かつプロトコルには依存しません。このため、アプリケーションがキューに対して適当なネットワーク プロトコルを使ってメッセージを送信し、別のアプリケーションが異なるプロトコルを使ってメッセージを受信することができます。Message Queue Serverはプロトコルのブリッジングに必要な処理をすべて自動的に行います。

優れた管理機能

Message Queue Serverの多機能な管理ツールMessage Queue Explorerにより、以下のようなネットワークやキューの動的な集中管理が可能です。

●キューを動的に追加、削除、移動する
●ルーティングの構成を動的に変更する
●ネットワーク トポロジを調べる
●パフォーマンスを分析する
●メッセージの緊急度に基づいてネットワークトラフィックを制御する
●課金やトラブル シューティングのためにログを調べる

* Windows NT Server, Enterprise Edition 4.0は、Message Queue Server を標準搭載しています。スタンダード版のWindows NT Server 4.0用の機能限定版 Message Queue Server, Standard Edition は、Windows NT 4.0 Option Pack として提供されています。Message Queue Server, Standard Editionには以下のような制限があります。

  • 同時接続クライアント数が25に制限される
  • プライマリ エンタプライズ コントローラ(PEC)、プライマリ サイト コントローラ(PSC)またはバックアップ サイト コントローラ(BSC)として使う場合、別途SQL Server 6.5 + SQL Server 6.5 Service Pack 3が必要
  • コスト ベースのルーティングは使えない
  • MSMQコネクタ(サード パーティのコネクタ ソフトウェアとの接続に必要)を含まない

** コストベースのルーティングは、Windows NT Server, Enterprise Edition 4.0上でのみ使用可能


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