投資を最適化するポートフォリオを管理、低コストのグループ管理など、いま企業に求められる機能が加わりました。
急激な経済情勢の悪化や円高の進行の中、企業活動においては経費の削減が求められていますが、特に製造業や IT 産業などでは、すでに大幅なコスト削減が現場に求められてきています。しかし一概にコストの削減と言っても、簡単なことではありません。企業はすでにこれまでも多くの血の滲むような努力をして、経費の削減に努めてきました。これ以上どうやってコストを削減していけば良いのか、その鍵を握るのがプロジェクト マネージメントの導入です。業務の標準化と効率化によって、どのようにコスト削減が実現するのか、3 つのステップでプロジェクト管理の活用の方法をご紹介致します。
製品開発でも、ソフトウェア開発でも、イベントの開催でも、全てのプロジェクトには、さまざまな経費が発生します。そこには人件費もあれば、オフィス費用などの固定費もありますし、原材料費もあります。しかし、固定コストや原材料費のコスト削減には限界があります。まずは、人材の最適化やリソースの最適化によって生産効率を向上させて、必要経費を減らすことが重要です。 Microsoft Project 2010 では人員計画やリソースの計画を最適化して無駄な残業を減らし、生産スケジューリングの最適化による経費削減を実現します。
コスト削減の次のステップは、期間の短縮です。開発期間の短縮は生産の増大を実現し、トータル コストの削減につながります。開発期間の削減には、スケジューリングの最適化が必要です。クリティカル パスを明確にして、スケジュールを調整し、社内で同時に走っているさまざまなプロジェクトの間での、リソースや人員、生産計画の最適化を行うことで、全社規模でのプロジェクトの期間短縮が実現します。
最後のコスト削減は、「選択と集中」です。不要なプロジェクトを凍結して、会社として投資しなければならないプロジェクトに、経営資源を集中的に投下します。この選択と集中を実現するのがポートフォリオ管理です。「長年にわたって投資してきたけれども結果の出ていないプロジェクト」「売上げは大きくはないけれど経費は少なく、コンスタントに利益に貢献するプロジェクト」「会社が戦略的に次の時代の利益を創出するために投資しなければいけないプロジェクト」そういった社内にあるさまざまなプロジェクトを、きちんと分類して、会社の戦略に合わせて、投資を配分するしくみ作りが必要になります。これらを実現することが、プロジェクト ポートフォリオ管理です。全プロジェクトを一律 15% 削減するのではなく、会社にとって将来的に利益をもたらすプロジェクトや、ROI の高いプロジェクトを選択して、投資を集中します。