GoDaddy.com は、世界最大のインターネット ドメイン レジストラであり、また世界最大級の Web ホスティング サービス企業でもあります。同社は、ホスティング サービスを Microsoft® Windows Server® 2003 オペレーティング システムで提供しましたが、主要なホスティング プラットフォームは Linux でした。GoDaddy.com の経営陣は、数百万の顧客に対して 99.9% のアップタイムを確保するのに必要なスケーラビリティと信頼性を、Windows Server によって得られるかどうか、懐疑的でした。実際には、GoDaddy.com のある首脳が「目から鱗が落ちた」と語ったように、Windows Server は同社のあらゆる要求に応え、しかも Linux が持つ機能的な優位性を Windows が塗り替えたのです。Microsoft .NET Framework がLinux 以上に堅固な開発環境を提供することで、GoDaddy.com エンジニアは高品質なサービスを容易に開発できるようになっています。さらに GoDaddy.com はマイクロソフトとの関係を通じて、製品の方向性に関するサービス、サポート、アップデート情報を取得して、レジストラとしての技術計画に取り込めるようになっています。
GoDaddy.com が、1,360 万ものドメインを管理する世界最大のインターネット ドメイン レジストラとなり、さらに世界最大級のホスティング サービス企業に成長したのは、単なる偶然ではありません。GoDaddy.com は、1997 年の会社設立以来、優れたテクノロジ ソリューションと顧客サービスを他社より遙かに安価で提供する戦略を、積極的に追求してきました。
優れたソリューション、サポート、そして低価格を合わせ持つサービスの提供は、とりわけサービスの幅を拡大している GoDaddy.com にとって、平坦な道ではありませんでした。同社のサービスとして、総合的なホスティング ソリューション、Web サイト作成ツール、セキュア ソケット レイヤ (SSL)、認証、スパム フィルタ付き個人向けメール、e-コマース ツールなどがあります。
これまで、こうした戦略を実現するための1つのカギは、それがどのような中身にせよ、最もコスト効果に優れるテクノロジを採用することだと考えられてきました。GoDaddy.com は、早くから Windows® ベースの各種テクノロジを採用しており、同社の大規模なシステムの一部は Microsoft® テクノロジ上で稼働していました。同社は、設立当時から、Windows オペレーティング システムを Web ホスティングの環境に採用し、レジストリ コード、ドメイン ホスティング サービス、e-コマース Web サイトを、Windows ベースのテクノロジを活用して開発していました。
しかし 1990 年代末になると、GoDaddy.com は Linux オープン ソース ソフトウェアの利用を拡大し、特にWeb ホスティング分野で積極的に採用しました。同社は、Red Hat Enterprise Linux を導入し、現在バージョン 3 を稼働しています。
「正直なところ Windows には懸念がありました。その 1 つは、サイト密度 (サーバーにどれだけのサイトを載せられるか) でした」と、GoDaddy.com 技術担当副社長 Michael Chadwick 氏は語ります。「私たちは、1 台のサーバーで可能な限り多くの顧客をホスティングして、コストを低く抑えると同時に、顧客に高品質なサービスを提供し続ける必要があったのです。また、顧客が期待する高品質なサービスを提供するために、99.9% のアップタイムを目指して、最大限の信頼性も求めていました。つまり、私たちが安心して運用し、しかも収益を得ながら、顧客にサービスを提供することが必要でした。1990 年代末から 2000 年代の始めには、Linux がその方法をかなえてくれたのです」
しかし、以降数年間でテクノロジは変化しました。Windows ベースのテクノロジがより完成度を高めると、その テクノロジに習熟したより多くの開発者が、各自のアプリケーションをホスティングする場所を求めたのです。エンタープライズ市場で Windows 環境の導入が広がると、エンタープライズ アプリケーション用にマイクロソフト サーバーを採用した企業各社は、さらに Web アプリケーションにもマイクロソフト サーバーを活用して規模の効率性を高めようと考えました。このような傾向は、Windows ベースによる Web ホスティングの要求を増加させたのです。
「2003 年ごろから、私たちは Windows ベースのホスティングを求める声を、より多くの顧客から聞くようになりました」と、GoDaddy.com コーポレート開発部長の Justin Jilg 氏は話します。「顧客の要望に応えるのが、私たちの仕事です。このような要望から、Windows ベースのテクノロジが顧客に高い満足感を提供し、そこに GoDaddy ビジネスの将来的な成長があると確信できました」
|
Go Daddy.com は、Windows ベースの Web ホスティングおよびインターネット ドメイン登録サービスを拡張しようと計画しました。一方で、スケーラビリティ、信頼性、低コスト性という、同社の基準を維持したいとも考えました。「当時私たちは、Windows は Linux より遅れていると認識していました」と Chadwick 氏は本音を語ります。「Windows では、当社の要求と顧客の要望を満たすことは無理だ、と考えたのです」
Microsoft Windows Server® 2003 オペレーティング システムが発売されると、Go Daddy はその直後に、500 件の顧客を実際に 1 台のコンピュータで運用するテスト ベッドを作成しました。「顧客がどのような方法でホスティング環境を活用するか、予測することはほぼ不可能だったので、私たちはあえて利用環境をシミュレートしませんでした」と、Chadwick 氏は話します。 「当社は実際の運用環境の中で Windows Server 2003 を見極める必要があったのですが、そうしてみて感嘆することになったのです」
最初の Windows プラットフォーム展開に成功した Go Daddy は、2004 年には Windows ベースの顧客 (その当時 Windows 2000 Server での運用) を Windows Server 2003 にアップグレードしました。まず、数千件の顧客をアップグレードしたところ、サーバー コンピュータ 1 台あたりの顧客数を支障なく増やせることが判明しました。Go Daddy は、Web サービス用に Internet Information Services (IIS) Version 6.0、データベース サポート用に SQL Server™ 2000 など、マイクロソフトの主立ったテクノロジを採用しました。
Go Daddy はこれらと並行して、独自のアプリケーションを最新テクノロジにアップグレードする作業も継続しました。その一例として、プログラミング モデルおよび Web サービス、Web アプリケーション、スマート クライアント アプリケーションのランタイムに欠かせない、Windows の重要なコンポーネントである Microsoft .NET Framework を積極的に利用しました。さらに Go Daddy は、Microsoft Visual Studio® .NET 2003 開発システムといったツールを活用して、顧客が各自のアカウントを管理するために使用する Web アプリケーション コントロール パネルを、Microsoft ASP.NET Web ページに移行しました。現在、Go Daddy アプリケーション開発の大半は Microsoft .NET テクノロジをベースにしています。
2005 年までには、Go Daddy は Windows Server ベースのホスティングを求める多くの需要に応えるようになりました。さらに Go Daddy は、数千件の顧客を Windows 2000 Server から Windows Server 2003 および IIS 6.0 に移行しました。Go Daddy は同年、Windows Server を Web ホスティングの基本環境にすることを決めました。顧客には Linux ホスティングを選ぶ自由がありますが、GoDaddy は Windows Server を基本のホスト環境にしたことにより、自信を持って多数の新規顧客を Windows Server に委ねられるようになったのです。
「数千の顧客が毎日 Windows に集まっています」と、Jilg 氏は話します。「私たちは Windows を採用して正解だったと思っていますし、顧客に高品質のサービスとサポートを提供しながら、結果として収益を得ていることに満足しています」
2006 年には、数年前まで Linux の独壇場だった Go Daddy のビジネス分野が、Linux ベースと Windows ベースが等しく分けあうホスティング環境になっています。さらに 2006 年には、350 万のドメイン アカウントを Linux から Windows Server に移行する計画です。
|
Go Daddy は、Windows ベース テクノロジへの依存度を高めながら、顧客の要望に応え、自社の要件を満たしています。さらに、より優れた堅固なアプリケーション開発環境、マイクロソフト 1 社がプラットフォームのサービス、サポートを一括して提供すること、Microsoft product direction による定期的なアップデートを自社のテクノロジ計画に役立てられることなど、GoDaddy にとって Windows には多様なメリットがあります。スケーラブルで信頼性の高いマイクロソフト ソリューションは、Go Daddy および同社の顧客に満足感を与えています。
Chadwick 氏によると、.NET ベースのソリューションには Linux よりも優れた開発ツールと豊富な数の開発者があることから、今では GoDaddy の新規アプリケーションの大半が .NET で開発されています。
「Visual Studio 環境の方が、Linux の同じような環境に比べてより優れた安定度の高い Web アプリケーション開発プラットフォームとなっており、私たちのエンジニアにとっては高品質な製品サービスの開発が容易になっています」と、Chadwick 氏は話します。「マイクロソフト テクノロジは、より高度な機能を提供し、ソリューションをかなりの短期間で開発できます。また、PHP (Personal Home Page tools Hypertext Preprocessor) /Java および Linux の知識を持つ人材よりも、習熟した.NET 開発者の方が求人、雇用しやすいことも、.NET の開発環境に基づく当社のビジネスにとって有利な点です。私たちがドメイン登録ソリューションを Windows で運用するのに、ソリューション開発から製品化までの所要時間はわずか 1 か月です。これは非常に極端に聞こえますが、.NET とハイレベルなエンジニアリング チームがそれを可能にしたのです。
|
市場での評価が確立されたマイクロソフトを選んだことで、GoDaddy は自社に最も相応しい形でソフトウェアを導入できます。「数百万ではなく数十万の顧客向けにソリューションを展開する場合でも、絶対の確信を持てるエンタープライズ ソリューションでなければならず、誰かが手軽に開発したソリューションを展開するわけにはいきません」と、Chadwick 氏は語ります。「Windows Server および.NET ベースのテクノロジは、そうした確信を抱かせてくれます。これらのテクノロジは、その優れた機能が実証済みの市販製品であり、私たちに必要なサービス、サポートの支援があります。このような体制は必ずしもすべてのオープン ソース コンポーネントで得られるわけではなく、その多くはベンダによるサポートがありません」
「Windows および.NET を採用したことで、マイクロソフト 1 社に製品テクノロジ全体の相談ができ、マイクロソフトも当社の将来性を考えて快く協力してくれます」と、Chadwick 氏は述べています。「このような規模のサポート体制は、Linux では望めないものであり、Windows を採用する決め手にもなったのです」
Microsoft Hosting Program (全てのホスティング企業を対象にマイクロソフトが同社サイト www.microsoft.com/hosting で無償提供) のメンバーである GoDaddy は、Windows で TCO (総所有コスト) を減らす方法、および Microsoft製品の方向性に関する情報を得ています。「当社が利用するコア テクノロジがこの先どのように変化するかを理解することは、非常に重要です」と、Chadwick 氏は語ります。「Linux ではそのような情報は得られません」
Chadwick 氏は、そのようなテクノロジ変化の一例として、Internet Explorer 次期バージョン 7.0 で提供される、Web サイト証明書を提示するサイトで Web ユーザーがそのサイトを利用するかどうか判断できるように、デフォルトで SSL パブリック証明書のステータスをチェックする機能を取り上げます。このような機能が実現すれば、パブリック認証局へのトラフィックが大幅に増えることが予想されます。Go Daddy は、同社の証明サイトへのトラフィックが何倍にも増えると考えています。Go Daddy は、マイクロソフトから製品計画に関する情報を得ることによって、事前に事態を予測し、テクノロジ ソリューションを展開して、トラフィックが実際に増加し始める前に対処しています。
Go Daddy をはじめとする Web ホスティング企業との協同作業を通じて、マイクロソフトの製品グループおよびコンサルタントは、Windows をホスティング環境で最適化するための洞察力を高めることができ、その洞察力が今後のマイクロソフト ソフトウェア製品の方向性を形作っていくことになります。
|
「当社が Windows Server 2003 で Web ホスティングを始めたとき、Window と Linux のパフォーマンスには大きな格差があるだろうと予想していました。実際、Linux と Apache が最善の Web サービス プラットフォームであるというのが、当時の神話だったのです」と、Chadwick 氏は話します。「しかし、私たちはその神話が根も葉もないことを知りました。Windows Server は、当社のビジネスで高いパフォーマンスを発揮しています。目から鱗とは、このことです。私たちのビジネスにとって重要な、サイト密度、アップタイム、応答性などの面で、Windows に非常に満足しています」
サイトの内容が静から動に変化し、サイズも増して複雑になる中、サイト密度は Go Daddy にとって特別な懸念材料になっています。しかし Windows Server は、以前 Linux で経験していたサイト密度の隙間を、見事に埋めたのです。Windows Server 2003 は、Windows 2000 Server のほぼ 2 倍のサイト数をサポートし、同時に、サーバー サイド スクリプトを使って運営される動的なサイトが増加する傾向にも対処しています。
Chadwick 氏は、同社のドメイン ホスティング サーバーが毎日受け取る数千万ものリクエストを処理する Windows Server の機能性を、仲間とともに絶賛している、と話します。「私たちのビジネスは、小規模な取引を無数に扱っており、高い信頼性が要求されます」と、Chadwick 氏は述べます。「Windows Server、そして特に IIS の処理能力が私たちのビジネス条件を満たすことに、本当に感心しています」
その例として、Chadwick 氏は IIS の迅速な再構成機能を指摘します。「Apache では、新規ホストを加えるたび、または構成を変更するたびに、再起動が必要です。しかし IIS ではそのような問題はなく、我々にとって非常に頼もしいシステムといえます」
Windows Server は、顧客満足度に応えるシステムでもあります。Chadwick 氏によると、Windows ベースのサイトでの顧客満足度は、これまで数年間で大幅に上昇しており、その効果は Linux の優位性を塗り替えるほどです。Go Daddy にとって最も重要な顧客満足度の指標は、顧客の減少幅です。かつて Linux で経験していたその減少幅を、Windows が埋めたのです。Chadwick 氏は、このように顧客満足度が変化した要因は、アップタイムの向上、サポート課題の迅速な解決、動的なサイトのより容易な開発といった能力を、Windows Server 2003 が GoDaddy にもたらした点にあり、以前の Windows バージョンを上回る大きな成果だと指摘しています。
「確かに、私は UNIX の信奉者でした」と、Chadwick は本音を漏らします。しかし、Windows Server は当社と私たちの顧客にとって大変優れたプラットフォームであり、Windows プラットフォームでサービスを提供できることに大満足です」
Microsoft Windows Server 2003 ファミリーを導入すれば、より少ない労力とコストでより多くの成果を生み出すことが可能になります。たとえば、IT インフラの効率を高めたり、より優れたアプリケーションをより短期間で開発したり、ユーザーの生産性を強化する最高のインフラを構築したりすることができます。しかも、これらすべてがさらに高速で、セキュリティも高く、より低いコストで実現します。
Windows Server 2003 の詳細については、次の Web サイトをご覧ください。www.microsoft.com/japan/windowsserver2003
製品に関するお問い合わせは次のインフォメーションをご利用ください。
■インターネットホームページ
www.microsoft.com/japan/
■ マイクロソフト カスタマー インフォメーションセンター 0120-41-6755
(9:30-12:00、13:00-19:00 土日祝日、弊社指定休業日を除きます)
GoDaddy.com 製品とサービスの詳細については、次の Web サイトをご覧ください。 www.godaddy.com