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コミュニケーション基盤を Microsoft® Windows Server System 環境へ刷新。 社員の創造性を活性化させる新しいワークスタイル、「Be-Workstyle」の実践へ。
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世代や地域、国境を越えて多くの人々に愛され続けるキャラクター。こうしたキャラクターの魅力を最大限に引き出すキャラクター マーチャンダイジングは、株式会社バンダイのビジネスにおける核心です。2004 年 4 月の新社屋への移転を機に、同社は各所に分散していた部署を 1 か所に集中させると同時に、より緊密なコミュニケーションを通じたスタッフの生産性の向上を目的に IT 環境整備にも着手。情報の共有を促進させ、社員の創造性を最大化させる視点から IT 環境を評価、検討した結果を踏まえ、ロータス ノーツ環境から Windows Server System 環境へ全面移行しました。あらゆる側面からの環境整備を進める同社では、「Be-Workstyle」と名づけた新しいワークスタイルを、この刷新した環境で実践し始めています。
<導入の背景>
新社屋への移転にあわせた、情報システムの新たな挑戦。


株式会社バンダイ
情報システム部
ゼネラルマネージャー
金井 正雄 氏
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エンターテイメント業界の一角をなすキャラクター ビジネス。人々に愛されるキャラクターは、玩具やビデオゲーム、生活用品やアパレルなど、その活躍するフィールドは多岐にわたっています。キャラクター マーチャンダイジングをそのビジネスの中核に据える株式会社バンダイ (以下、バンダイ) グループは、企業ビジョン『世界一の感動創造企業』の実現を目指して挑戦を続けています。
たとえば、1 つのキャラクターを取り上げてみても、玩具、玩具菓子、カードやビデオゲームソフト、ネットワークでのコンテンツ配信など、その適用可能な事業は広範にわたります。魅力あるキャラクターをベースにさまざまな商品を開発するバンダイのビジネスにおいては、クリエイティビティの充実が大切です。そのためには、部署や役職といった組織の枠組みを超えた、コミュニケーションの活性化が何よりも重要なポイントとなります。
株式会社バンダイ 情報システム部 ゼネラルマネージャーの金井正雄氏は、次のように説明します。「人々に愛される商品づくりは、キャラクターを出発点とするアイデアの『どこに価値を見出し、どのように社会に送り出していくか』にかかっているといえます。そうしたクリエイティビティへの挑戦には、スタッフ個々の業務環境や社内の雰囲気作りがとても大切です」。
こうした『企業成長の要は人にある』という同社の企業理念を礎に増収増益を続けるバンダイ グループでは 2004 年 4 月、その中核となる株式会社バンダイの新社屋の移転を行い、それまで東京の各所に分散していた部署を同じ建物内へ集中させています。これによって、より風通しよく、より緊密なコミュニケーションを実現するための環境づくりが、大きな第一歩を踏み出したのです。
バンダイはこの新社屋移転と時を同じくして、IT システムの刷新も進めていました。「環境要因によって、コミュニケーションがとりにくくなり、業務に支障がでるのは避けなければなりません。新社屋への集中でアクセスの物理的な課題は改善されますが、一方で、現場スタッフの業務に欠かせないものとなっている、電子メールを初めとする IT 環境の整備を必要としていたのです。そこでこの新社屋への移転に合わせて、情報システムの側からの環境整備、つまりビジネスをより強化させる IT 環境についても検討を進めていたのです」(金井氏)。
<導入の経緯>
情報系システムを、ノーツから Windows Server System 環境へ移行。


株式会社バンダイ
情報システム部
ネットワークソリューションチーム
リーダー
暉 由紀 氏
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バンダイには、東京の本社と共に栃木県の開発部門や静岡県の工場施設、海外の製造拠点などがあり、2001 年 8 月にそれらに対して Microsoft Windows® 2000 Server による Active Directory® 化が実施されています。グループウェアにはロータスノーツが用いられ、社外とのコミュニケーションもノーツのメール機能を利用していたといいます。
株式会社バンダイ 情報システム部 ネットワークソリューションチーム リーダーの暉由紀氏は、システム化の流れを次のように説明します。「これまでも段階的に各システムの整備を行ってきています。メールの業務活用と共に、会議室予約などの情報共有部位についてもノーツを利用していました。2001 年の Active Directory 化は、主としてユーザーのログオン認証や共有フォルダへのアクセス権設定など、セキュリティ強化を意図したものでした」。
この Active Directory の採用は、頻繁な人事異動やプロジェクト体制による有機的な組織運営に対して、システム管理の負荷を軽減させるものであったといいます。ただし、同時にノーツで運用されていた会議室予約や申請システムなどは並行して稼動させる必要から、Active Directory の運用性の高さを完全に活用できていない現実がありました。
暉氏は続けます。「ノーツ環境には業務基盤としての機能は備わっていましたが、私たちの業務に対する親和性に難点がありました。たとえばファイルを添付する場合、メニューから選択するよりも、アイコンをドラッグ アンド ドロップで添付できる方が利便性は高くなりますが、ノーツはそういった操作性の部分でスタッフの支持が得にくく、そのため実際の業務での活用度合いがなかなか高まりませんでした」。
こうした状況を鑑み、バンダイは新社屋への移転に合わせたユーザー環境のシステム刷新を決定しています。プラットフォームは Microsoft Windows Server 2003 と Active Directory で完全に統一し、メールサーバーに Microsoft Exchange Server 2003 を、情報共有のためのポータル サイト構築に Microsoft Office SharePoint® Portal Server 2003 の採用を決定したのです。並行稼動していたノーツ環境の部分も Windows Server 環境へ移行させ、2004 年 9 月にその導入を完了しています。
<システム導入のメリット>
メールやポータル サイトの活用による、情報の蓄積と共有の重要性を認識。 部署や組織を超え、バンダイ グループ全体の競争力を強化。
新環境では、情報の共有や活用に主眼を置いたシステム設計が進められました。「人員が増え、部署間の異動や交流も活発な社内環境を支えていくための最良な手段を探していました。活発な人的交流がなされている現場では、スタッフの経験の差や、不在時の連絡確認などをフォローアップできる環境づくりがシステムの使命だと考えています。そうした意図に合致するものとして、Exchange Server 2003 によるメッセージング インフラの整備、Microsoft Windows SharePoint Services や SharePoint Portal Server 2003 の採用によるポータル サイトの構築によって、情報共有の推進を決定したのです」(金井氏)。
業務へのメールの密着度が高まるにつれ、システムに求められる要件も増えていきました。たとえばバンダイでは、商品開発にあたって、精密な画像や図面類などのやり取りも数多く発生します。そうした業務環境を考慮した場合、大容量のキャパシティを持った可用性の高いメッセージング インフラの整備が必要になります。
「Windows Server 環境へプラットフォームを統一するに合わせ、さまざまな要件を満足させるコミュニケーション インフラについての評価を行い、Exchange Server 2003 と Microsoft Office Outlook® 2003 へ統一することとなりました」(暉氏)。


株式会社バンダイ
情報システム部
ネットワークソリューションチーム
サブリーダー
小西 寿 氏
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また、スタッフの経験の格差を埋める 1 つとしては、多くの重要な情報がメールを通じて流れていく中で、過去に送受信したメールを業務に必要な情報として、そのまま蓄積して、共有できる環境が必要です。そうした日常の業務コミュニケーションの繰り返しが共有資産として蓄積できる Exchange Server の環境は、バンダイの求める将来像に最適のインフラとして評価されたのです。
一方、ポータル サイトを介した情報共有基盤の整備も並行して進められました。業務に即したアプリケーションの企画、開発などを担当する株式会社バンダイ 情報システム部 ビジネスソリューションチーム 正法地 由理 氏は、SharePoint Portal Server 導入の経緯を次のように説明します。「SharePoint Potal Server 2003 の活用にあたっては、まず情報システム部のスタッフ 3 名に自由に活用してもらい、『何ができるのか』を把握しました。次に現場の各スタッフに対して、その使用メリットや活用方法を伝えていき、社内に利用を勧めて歩いたのです」。
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株式会社バンダイ
情報システム部
ネットワークソリューションチーム
サブリーダー
岩ア 康太郎 氏
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バンダイの新しい環境では、スタッフが使用する PC も Microsoft Office Editions 2003 を搭載した Microsoft Windows XP Professional で統一されています。「試験的に運用していた Windows SharePoint Portal Services の活用度合いが、Office 2003 の導入によって一気に高まりました。それまでの Web ブラウザ上での操作から、データシートでの編集などが可能となり、使い勝手が向上したことで現場に受け入れられたのだと思います」(株式会社バンダイ 情報システム部 ネットワークソリューションチーム サブリーダー小西 寿 氏)。
こうして、現場での活用度合いが一気に高まった社内のポータル サイトは、現在では 25 を数えるまでになっているといいます。「活用方法の筋道さえ見えれば、『こういうサイトを作りたい』といったニーズは自然と寄せられてくるようになります。あらかじめ使用方法を限定せず、現場スタッフが自由にサイト構築できるようにしていたのが成功の秘訣かもしれません」(株式会社バンダイ 情報システム部 ネットワークソリューションチーム 岩崎康太郎氏)。
このような IT を介したコミュニケーションの充実には、システム管理の体制が整備されていることが重要な要素です。Active Directory へ統一したことによって、システム運用、管理のための負担を減らすことができ、情報システム部のスタッフは、新たなシステム企画へより注力できるようになってきました。
「以前は異なる環境を同時に管理していたので、人事異動によるユーザー情報を変更する場合でも、同種の操作を 2 度繰り返す必要がありました。Windows Server 環境で統一された現在では、その負担だけでも半分になっています」(暉氏)。
いまやバンダイの社内システムは、 社員ひとりひとりのアイデアが Exchange Server や SharePoint Portal Server を通じ、企業全体の生産性向上へとつながるような情報システムへと成長しました。その背景には、Windows Server System の管理運用性の高さが基盤となっているのです。
<今後の展望>
社員のワークスタイルを変革していく、その基盤としての IT プラットフォーム。


株式会社バンダイ
情報システム部
ビジネスソリューションチーム
正法地 由理 氏
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今回の情報システムの刷新にあたっては、大規模な投資に対する効果も十分に検討されています。マイクロソフトの Consulting Service (MCS) が提供する ROI (Return of Investment) 算出サービスをもとに評価を実施。以前のシステムを使い続けた場合と比較して、Windows Server System を中核とした今回のシステムを新たに導入することで、年間 約 3 億 1 千万円の利益を得られると試算されています。
また、このバンダイのシステム刷新の動きは、グループ企業へも波及し始めました。「グループ企業の各情報システム部門で『グループ情報連絡会』という組織をつくり、情報の連携や体制作りなどで協力体制を敷いています。情報は、『同じ物を、同じ時に、同じように』、部署や組織を超えて共有されるべきと考えていますので、今後も引き続きグループ全体でさまざまな IT 環境の整備を行っていきます」(金井氏)。
また、業務の現場においても、変革が見られるようになってきたといいます。「今回の環境整備によって、働き方そのものが変わろうとしていることを強く実感しています。私たちはこうした新しいワークスタイルを『Be-Workstyle』と呼んで、未来に向けたクリエイティビティを一層高めていこうと考えています」(金井氏)。
IT 環境を総合的に評価し直し、再整備したことによって、必要な情報を、必要としている人が速やかに入手できる環境が得られたバンダイでは、スタッフの業務領域もますますスケールアップし、生産性の向上につながってきています。キャラクターを出発点として、あらゆるエンターテイメント分野へ進出せんとする株式会社バンダイ。同社の『夢・クリエイション』から目が離せません。
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