株式会社 カービュー

掲載日: 2009 年 10 月 15 日
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ソリューション概要

プロファイル
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株式会社カービューleave-ms は、国内最大の自動車総合サイト「carview.co.jpleave-ms 」を運営するインターネット企業です。その「carview.co.jp」を筆頭に、「みんカラ」、「tradecarview」も順調に成長し続け、現在のページ ビューは月間 6 億に達しています。経営理念は「テクノロジーを活用して、企業や消費者とクルマに関する様々な情報を共有し、夢のあるカーライフを提案する」こと。「クルマを通じて、世界の人と人とをつないでいく」ことをモットーに、「クルマにフォーカスした世界一のインターネット・カンパニー」になることを目指しています。

シナリオ
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国内最大の自動車総合サイトへと成長した結果、膨大な情報がサイト内に蓄積されるようになった。これらへの効率的なアクセスを実現するため 2006 年に検索機能を実装したが、ビジネスの成長に伴いさらなるパフォーマンスと安定性の向上が求められた。
この課題に対応するため検索エンジンの再検討に着手。パフォーマンス、安定性、開発生産性を条件に製品選択した結果、エンタープライズ サーチ FAST ESP の採用を決定した。
国内のサポート体制も重要な選定ポイントとなった。導入に必要なハードウェアや人件費まで視野に入れた総合的な検討を行った結果、FAST ESP は最も投資効果の高い検索エンジンであると評価されている。

ソフトウェアとサービス
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FAST ESP

パートナー

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伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 (CTC)leave-ms 

メリット

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検索エンジンを FAST ESP へと移行した結果、検索スピードは約 100 倍に上昇し、導入後 1 か月で既に検索頻度は 3 〜 4 倍にアップ、エラー発生もゼロになりました。開発生産性も向上し、検索を軸とした新たなサービスの開発も容易になっています。

ユーザー コメント
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「総合的に見ると FAST ESP は最も高い投資効果が得られる検索エンジンです。導入に必要なハードウェアや人件費まで計算に入れれば、導入コストは決して高くありません」

株式会社カービュー
技術部長
佐藤 克洋 氏
「検索こそメイン サービス」
検索エンジンをエンタープライズ サーチ FAST ESP へと移行し、検索パフォーマンスや開発生産性が飛躍的に改善。
本来注力すべき、ユーザーの利便性向上に向け、より一層拍車を掛ける。

* * 株式会社 カービュー
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株式会社 カービュー

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国内最大の自動車総合サイト「carview.co.jp」を運営する株式会社カービュー (以下、カービュー) 。ここでは検索エンジンがエンタープライズ サーチ FAST ESP へとリプレースされ、2009 年 8 月に新たな検索サービスが開始されています。リプレースの目的は検索パフォーマンスの改善や安定性の向上、開発生産性の向上など、多岐にわたっていました。FAST ESP はこれらすべての要求に対し、高いレベルで対応しています。検索スピードは以前の 100 倍程度になり、検索頻度も 3 〜 4 倍に増加、ユーザーの利便性も向上しました。以前は頻繁に発生していたシステム上の問題も、現在では皆無です。開発生産性も飛躍的に向上し、画面構成の要求にもわずか数時間で対応可能。以前は「検索は補助的なもの」という位置付けでしたが、FAST ESP 導入後は「検索こそメイン サービス」という考え方に変わったと言います。サイト内のトレンド分析やそれに基づくパートナー企業への提案、さらにはユーザーに対するリコメンデーションなど、新たなサービスの実現も視野に入っています。


<導入背景と狙い>
さらなる速度と安定性を求めた結果
エンタープライズ サーチ FAST ESP へと移行


佐藤 克洋 氏
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株式会社カービュー
技術部長
佐藤 克洋 氏

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田中 広樹 氏
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株式会社カービュー
技術部
技術グループ
マネージャー
田中 広樹 氏

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他社に勝るスピードを、いかにして実現していくか。これはすべての企業にとって避けて通れない課題ですが、インターネット事業を展開する企業にとっては、特に重要なテーマだと言えます。もちろんひとことで "スピード" と言っても、そこには複数の意味があります。Web サイトのレスポンス タイム短縮、サービス改善の迅速化、そして新規サービスのすばやい投入など、さまざまな形のスピードアップを実現しなければならないのです。

これらのスピードアップを実現するため、エンタープライズ サーチ FAST ESP を活用しているのがカービューです。

同社は 1996 年に設立され、1999 年に自動車総合サイト「carpoint.ne.jp」の運営を開始したインターネット企業。後にこのサイトは「carview.co.jp」へと進化、現在は月間 6 億ページ ビューを誇る国内最大の自動車総合サイトへと成長しています。経営理念は「テクノロジーを活用して、企業や消費者とクルマに関する様々な情報を共有し、夢のあるカーライフを提案する」こと。「クルマを通じて、世界の人と人とをつないでいく」ことをモットーに、「クルマにフォーカスした世界一のインターネット・カンパニー」になることを目指しているのです。

国内最大の自動車総合サイトであるため、サイト内には膨大な情報が蓄積されています。2004 年 8 月には SNS 「みんなのカーライフ (通称 みんカラ)」の提供を開始、データ量はさらに爆発的な勢いで増え続けています。当然ながら検索機能の実装は必須条件となり、2006 年にはその提供を開始しています。

しかし「以前は FAST 以外の製品を利用していたのですが、急激なユーザー増加やコンテンツの多様化に伴い、容量の限界に達していました」と、技術部長の佐藤克洋氏は振り返ります。たとえば検索スピードは、通常であれば 1 〜 2 秒で検索結果が返ってきましたが、状況によっては 4 秒程度かかることもあったと言います。検索時間はユーザビリティに直接影響する要素であり、サービスへの不満につながる可能性もあります。急成長を続けるカービューにとって、検索の高速化は重要課題になっていました。

インデックスできるデータ量にも制限がありました。当時の「みんカラ」は既に数 100 万件のデータがありましたが、インデックス可能なデータ数は 100 万件以内だったため、検索対象をカテゴリーに分け、さらにデータ更新のタイミング (「直近 1 週間」と「それ以外」など) に分けてインデックスを作成する必要があったのです。当然ながら検索画面も分割しなければならないため、タブでカテゴリーごとに検索画面を切り替える形になっていました。ユーザーはまず「どのカテゴリーの情報を検索するのか」を選択したうえで、検索キーワードを指定していたので、検索の手間が大幅にかかっていました。

開発生産性のさらなる向上も求められていました。カービューは .NET Framework 上でサービスを開発しており、開発言語に C# を利用することで、高い開発生産性を実現しています。しかし検索画面の構築だけは検索エンジン用の別言語を使う必要があったのです。「使い慣れていない言語だったので、わからない点をしばしばベンダーに問い合わせなければなりませんでした」と言うのは、カービュー 技術部 技術グループ マネージャーの田中広樹氏。

そして安定性に関しても、より高い要求が突きつけられるようになっていました。アクセス数が急増すればシステムは高負荷状態になり、問題も発生しやすくなります。このような状態でもサービスを継続するために、稼働チェックや再起動を行う専用ツールまで作られたと言います。検索エンジンがダウンすると携帯電話にメール送信するしくみも作られましたが「コンテンツやアクセスの増加に伴い、メールの数も増加傾向にありました」と佐藤氏は語ります。このような状況に対応するため、問題解析の精度を継続的に高め、独自のナレッジを蓄積する工数も必要になったと言います。


<導入の経緯>
先行事例から受けた大きなインパクト
「これこそ求めていたもの」だと直感


* * 株式会社 カービュー ホームページ
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株式会社 カービュー ホームページ
[拡大図]

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これらの要求に対応するため、カービューは 2008 年 10 月に検索エンジンの再検討に着手します。最初に行われたのは、机上での製品比較です。当時入手可能だった複数製品を俎上に載せ、徹底的な比較検討が進められたのです。

この比較検討では、大きく 3 つの点が重視されました。まず第 1 は API の存在です。検索画面を構築するときに専用言語を使用するのではなく、使い慣れた言語から API 経由でアクセスできることは、開発生産性向上の必須条件でした。第 2 は大量データを一気にインデックスできること。分割インデックスではなく、対象コンテンツすべてを一括してインデックスできれば、ユーザビリティのさらなる向上が期待できるからです。そして第 3 がパフォーマンスと安定性です。今後のビジネス成長を視野に入れれば、これらの向上も避けて通れません。

佐藤氏は「これら 3 つの条件を満たす製品は決して多くはありません」と言います。製品候補は検討過程で次々に候補からはずされていき、最終的に残ったのが FAST ESP だったのです。しかし FAST ESP は決して消去法で採用されたわけではありません。むしろ検討当初から「これこそ自分たちが求めているもの」だと評価されていたと言います。

まず最も大きな魅力だったのが、API が充実しており、多様な言語で開発が行える点でした。しかも .NET Framework にもネイティブ対応しているため、C# プログラムからは特に利用しやすいのです。「このような検索エンジンは他にありません。非常に優れた特長だと思います」 (田中氏) 。

大量データのインデックスやパフォーマンス、安定性にも問題はありません。これらは既に他の大規模サイトの事例で証明されています。「実際に FAST ESP を導入したサイトで検索を行ってみたのですが、それまでに体験したことのないスピードに驚きました」と田中氏。先行事例のインパクトは非常に大きかったと言います。

さらに、国内サポート体制の充実も重要なポイントになりました。FAST ESP は日本にも開発チームが存在し、技術サポートを国内で完結できます。導入支援やカスタマイズの支援、技術者向けの研修などの活動も積極的に行われています。

「製品導入の投資効果はサポートまで含めて考える必要があります」と佐藤氏。候補製品の中にはオープン ソースのものもありましたが、導入にかなりの工数がかかるため、総合的な投資効果は必ずしも十分ではないと指摘します。「FAST ESP は製品機能やパフォーマンス、安定性、サポートまでトータルに考えた際に、最も高い投資効果が得られます。導入に必要なハードウェアや人件費まで計算に入れれば、導入コストは決して高くありません」。

2009 年 3 月には FAST ESP の導入を正式に決定。5 月に技術研修に参加し、導入に向けた準備が開始されました。2009 年 5 〜 6 月には試験環境を構築し、インデックス方法やナビゲーションに関する検討を実施。7 月には本番環境の構築に着手し、検索エンジンのパラメーター調整やアプリケーション対応などを進めていきます。そして 2009 年 8 月、FAST ESP を活用した検索サービスを公開。準備に着手してからわずか 3 か月でサービスインを実現しているのです。


<システムの概要>
検索時間は数 10 ミリ秒、エラー件数はゼロ
検索利用回数は導入前の 3 〜 4 倍に


現在のシステム構成は図に示すとおり。ユーザーに対するフロントエンドは C# で構築された ASP.NET アプリケーションが担当し、ここから API 経由で FAST ESP にアクセス、検索結果を表示します。検索対象のデータはバックエンドの Microsoft SQL Server に格納、FAST ESP によってクロールされてインデックスされています。FAST ESP は冗長構成になっており、万一サーバーがダウンしても検索サービスは停止しません。以前の検索エンジンは冗長構成ではありませんでしたが、冗長構成を採用している現在の方が、サーバー数は少なくなっていると言います。

システム構成図
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システム構成図


検索画面の構成も以前に比べて大きく変わりました。検索対象を指定するカテゴリー タブがなくなり、キーワードを入力すれば一気にすべての情報を検索できるようになったのです。また検索画面左側のペインには、検索結果をカテゴライズして絞り込めるナビゲーションが表示されています。このナビゲーションをたどっていくことで、何度もキーワードを入力し直すことなく、効率的に目的の情報に到達できます。

「検索結果は C# のオブジェクトの形で渡されるので、検索エンジン内部を意識することなく、サイト開発に専念できるようになりました」と田中氏。画面構成の変更が必要になった場合でも、わずか数時間で対応可能だと言います。またインデックス作成に N-gram と形態素解析の両方を併用することで検索精度が向上。検索時間も短縮されました。「検索リクエストを発行するとまるで静的 HTML のように、わずか数 10 ミリ秒で結果が返ってきます。あまりのスピードアップに驚いたと、ブログに書いてくださった方もいらっしゃるくらいです」。

システムの安定性も高まりました。本番環境運用開始後 1 か月間のエラー発生件数はゼロ。以前は本番サイトの問題解析に工数を費やす必要がありましたが、現在はその必要性も減少しています。その結果、以前に比べて新規開発案件に注力しやすくなっているのです。

ユーザーによる検索利用も増えています。検索回数は毎週 5% ずつ上昇しており、過去最高を塗り替え続けています。既に FAST ESP 導入前に比べ、1 秒あたりの検索回数は 3 〜 4 倍になっていると言います。

「以前は "検索機能は補助的なもの" と考えていましたが、FAST ESP 導入後はその意識が変わりました。自動車は長期間乗り続けるケースが多いので、過去のデータが非常に重要です。今では検索こそメイン サービスにすべきだと考えています」 (田中氏) 。

新検索画面
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新検索画面[拡大図]
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旧検索画面
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旧検索画面[拡大図]



<今後の展望>
今後は検索を軸にサービスをさらに高度化
トレンド分析による新たな提案も検討


今後は検索ページをさらにリッチにしていきたいと田中氏。アプリケーションの作り方も大きく変わっていくはずだと言います。今まではアプリケーション内で SQL を記述し、RDB からデータを取得する方法が一般的でしたが、検索を主軸としたサービスへとシフトしていけば、参照系アプリケーションでは RDB にアクセスする必要はなくなるからです。RDB へのアクセスが少なくなれば、DB サーバーの負荷も低減します。その結果、RDB へのアクセスが避けられない更新系アプリケーションのレスポンスも向上すると期待されています。

検索機能が充実し、その利用頻度が多くなれば、新たなサービス展開も可能になります。サイト内の検索キーワードや検索結果を記録することで、サイト利用者がどのようなことに興味を持っているのかが、定量的に把握できるからです。「サイト内のトレンド分析のツールとして活用すれば、その情報をもとに、アフター パーツなどのメーカー様にも新たな提案が可能になります」と佐藤氏。また、ユーザーに対してもトレンド分析に基づいた関連情報の提示を行うことで、目的の情報が見つかりやすくなるはずだと言います。「最終的には検索をレコメンデーションにつなげていきたい。このような新たな発想が生まれていることも、FAST ESP 導入のメリットです」

カービューの事例ではっきりとわかることは、検索エンジンの選択はインターネット サービスの質を大きく左右する可能性を持っているということです。そしてユーザー体験が直接ビジネスに影響を与える業界では、その選択は企業の命運すら左右することになります。もはや検索エンジンというものは「導入すればいい」というものではありません。「最も優れたものを選択」しなければ意味がないのです。





ファスト サーチ&トランスファ株式会社
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(10:00 〜 17:00 ※土日祝日、弊社指定休業日を除きます)
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