Danske 銀行

掲載日: 2005 年 5 月 20 日
デンマーク大手銀行が Microsoft® Visual Studio® .NET 、Web サービスを利用し新規事業を開拓
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ソリューション概要

顧客
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Danske 銀行

顧客プロファイル
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デンマーク最大の商業銀行であり、スカンジナビア諸国においても知名度の高いDanske 銀行は、デンマークの40%にも上る企業および小売市場にサービスを提供しています。Danske 銀行は特定の顧客層あるいは地理的な範囲に対して、それぞれ異なるブランド銘柄でサービスを提供しています。

ビジネス状況
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Danske 銀行は、多様なシステムを単一のサービス インフラストラクチャに統合することにより、競合企業に対してコスト競争力を高めようと図りました。この計画は、メインフレーム テクノロジを用いて銀行内部で達成することはできましたが、社外に公開するには、莫大なコストと深刻なセキュリティ リスクが起こるという壁に突き当たりました。

ソリューション
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Microsoft .NET-connectedソフトウェアを使用することで、Danske 銀行は、メインフレームの機能を Web サービスとして公開し、広範囲にわたるブランドと利用顧客に対して再利用することが可能になりました。

メリット
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セキュリティリスクを冒すことなく、僅かなコストで、新たな顧客を確保することに成功。
既存のメインフレーム機能を再利用し、広範囲にわたる顧客ニーズの変化に応じ、柔軟に対応できるサービスの提供。
顧客にシンプルでシームレスなサービスを提供するため、パートナーとの連携を強化してアプリケーション統合を簡単に実現。
IT 部門におけるコスト削減

ソフトウェアとサービス
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C#
Microsoft .NET Framework
Microsoft ASP.NET
Microsoft Visual Studuio .NET
Microsoft Windows 2000 Advanced Server
SOAP
Web Services

国/地域
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デンマーク

ソリューション
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B2B e コマース
B2C e コマース

対象
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企業の意思決定者
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Danske 銀行は、複数プラットフォームの特長を活用できる Web サービスを開発しました。Danske 銀行の最初の Web サービスである株価サービスは、お客様からの相場情報の照会をメインフレームでなく Web サーバーにルーティングすることにより、大幅なコスト削減効果を生み出しています。Microsoft .NET-connected ソフトウェアを使って構築された Danske 銀行の Web サービスは、セキュリティリスクの増大なく、僅かなコストで、さまざまなお客様やパートナーのニーズに合わせた再構成やパッケージング変更が可能です。Danske 銀行の IT 部門はこれまで支出の大きな部門でしたが、このようなサービスによって、戦略的アドバンテージを提供できる部門に変わり、既存の資産を新しい市場でも即時活用することができるようにしました。


<導入の背景>

デンマーク最大の商業銀行であり、スカンジナビア諸国においても知名度の高いDanske 銀行は、デンマークの 40 %にものぼる企業および小売市場にサービスを提供しています。Danske 銀行は特定の顧客層あるいは地理的な範囲に対して、それぞれ異なるブランド銘柄でサービスを提供しています。

例えば、Danske 銀行ブランドは、主に民間企業およびその社員から構成されているデンマークの高所得層にサービスを提供しています。また別の国内ブランド BG は、教育水準の高い専門職や公務員を対象としています。ノルウェーの主流ブランドであるフォーカス銀行や、OEB と呼ばれる高所得者向けのスウェーデンの銀行もあります。また Danske 銀行は、別のブランド名で住宅ローン、さらに別のブランドで保険と年金プランを提供しています。各ブランドでは、製品、販売経路、対象顧客の好みなどそれぞれ異なるため、技術的なニーズも特有なものになります。Danske 銀行の IT 部門にとって、このような多様性のあるニーズに対応することは、大きな課題でした。

Danske 銀行は10 年前、その多様なシステムをひとつのテクノロジ インフラストラクチャに統合すれば、競争力増強に役立つと確信を得ました。単一のインフラストラクチャを構築することで、メインフレーム上にある既存の技術資源の大部分が活用でき、それらを数多くのブランド、マーケット、販売経路に亘って再利用することができます。これが「ひとつの銀行、ひとつのシステム」の IT 戦略で、効率を高め重複を低減することにより IT コストを削減すると共に、市場の変化や顧客のニーズに対応する上で必要な俊敏経営を Danske 銀行に与えました。

1998 年、Danske 銀行は、Java 2 Platform Enterprise Edition (J2EE) 、IBM メインフレーム、Microsoft Windows® OS を含む、複数のプラットフォームに亘り、1,200 名の開発者が共同して作業できるサービス インフラストラクチャの構築を開始しました。いくつかのプラットフォームに亘るインテグレーションは不可能ではありませんでしたが、個々の開発者が多くの低レベル「配管」コードを書くといった非常な労力を要しました。そしてメインフレームの統合は銀行内部のユーザーに対しては効果的でしたが、外部の顧客に提供するには、あまりにも多額の経費を要するものとなりました。Danske 銀行にとってパートナーとの取引が増えるにつれ、パートナーのシステムと銀行のメインフレーム アプリケーションを統合することが、技術的にやっかいなものになってきました。


<ソリューション>

Danske 銀行が自行のサービス インフラストラクチャを拡張している間に、Microsoft が、人、情報、システム、デバイスを結びつける、.NET-connected ソフトウェアを発表しました。.NET 技術は、広範におよぶパーソナル、およびビジネスに関するテクノロジを結びつけ、必要な時に、いつでもどこでもユーザーが重要情報にアクセスできるようにします。Web サービス標準で構築された .NET-connected ソフトウェアにより、新しいアプリケーション、あるいは既存のアプリケーション双方が、広範囲なプラットフォーム、アプリケーション、プログラミング言語に亘るソフトウェアやサービスに連結することが可能となります。

Microsoft .NET-connected ソフトウェアによって、Danske 銀行は、社内プロセスをパートナーやお客様に標準化された方法で公開することで、さらに社内アプリケーションの再利用および統合から生まれる利点を、容易に活用できるようになりました。「『ひとつの銀行、ひとつのシステム』の戦略を最大限に活用することにおいて欠けていた点は、私たちのお客様やパートナーにも利用範囲を広げるという能力でした。Microsoft .NET により、これが可能となったわけです」と Danske 銀行の CTO Peter Schleidt 氏 は語っています。その結果、新しい顧客層を確保でき、大きな経費やセキュリティリスクの増大なしで、銀行のパートナーと更に深く緊密な連携を確立することができるようになりました。


Web サービスによる広範囲な対応

Danske 銀行が Web サービス標準を利用して顧客に最初に提供した Web サービスが株価の相場情報でした。Customer Quote Web Service は 2002 年 11 月に公開され、デンマーク大手新聞社 Politiken が銀行のメインフレームにアクセスし、顧客に無料で相場情報を提供できるよう構築されました。BG 銀行の対象顧客層プロフィールに合致する Politiken の購読者に対し貴重な宣伝となり、銀行の市場調査にも役立ちます。

「対象顧客層に貴重なサービスを提供することで、広く私たちのブランド名を知ってもらうことができますので、通常の大見出し広告以上の効果があります。開発コストは最小限で済みましたし、Politiken の顧客に価値を提供しますので広告料を取られるわけでもありません。私たちにとって、一種の低コスト宣伝広告となりました」と国内銀行ブランド市場開発部副部長 Klaus Frandsen 氏が語ります。

Danske 銀行と Politiken とのパートナーシップは、両者に利点をもたらしました。新聞社は以前、ヨーロッパ証券取引所に直接リンクしていましたが、顧客は新聞社のサイトから離れて元へ戻って来ないことがよくありました。Microsoft .NET-connected ソフトウェアの標準ベースのアーキテクチャにより、銀行のメインフレームにおける株相場アップデートと、新聞社のオンライン サイトとの統合がシームレスなため、Politiken が望む顧客体験が可能となりました。新聞社がその購読者に貴重な情報を提供するだけでなく、購読者の体験をコントロールできます。


キャッシュ利用で大幅なコスト削減

Microsoft .NET-connected ソフトウェア導入以前は、相場情報を提供しようとすると、情報依頼の度に銀行のメインフレームにアクセスしなくてはならず、あまりにも高価なため、そのようなサービスは不可能でした。.NET-connected ソフトウェアにより、メインフレームの株相場および通貨相場アップデートを Web サービスとして公表し、低コストの Web サーバーにキャッシュすることで、高価なメインフレーム アクセスを、毎分何百回ではなく15分 に 1 回の頻度に抑えることができました。CTO の Schleidt 氏によると、キャッシュ データの利用は大幅なコスト削減につながるそうです。

Web サービスは、.NET-connected ソフトウェアのコンテントベース ルーティング能力を使って相場情報が誰から依頼されたかを把握します。Politiken の依頼であれば、Web サーバーの低コストのキャッシュに保管された情報をチェックし、その中での最新情報を引き出しますが、その情報は 15 分前の情報である可能性があります。この場合は、問題ありませんが、取引パートナーの最高部の依頼の場合は、リアルタイムのアクセスが重要となりますので、メインフレームに直結されます。.NETテクノロジで可能となった標準ベースのセキュリティ フレームワークにより、既存の厳しいセキュリティ保護手段を維持しながら、銀行は新しいサービスと漏れのない統合を行っています。

Customer Quote Web Service が銀行のメインフレームと接触するコンポーネント サービスで組み立てられていますので、銀行が他の顧客層に提供したいと考えている情報依頼サービスに再利用することができます。「いずれは、メインフレームで有している顧客の口座状況や財務情報能力全てが、Web サービスとして、内部あるいはお客様からアクセスできるようになると期待しています。既に100種のアイデアが候補に挙げられています」と Frandsen 氏が語ります。



<メリット>
最低限のコストで宣伝効果があり新規事業展開にもつながる

Danske 銀行初の Web サービスを通じて、銀行のブランド名が Politiken 紙の購読者全体に知れわたり、BG 銀行が望んでいた大きな市場に名を広めることができました。BG銀行は、株相場情報を提供するための開発および運用コストを最小限に抑えながら、広告宣伝費を負担することなく主要市場にブランド名を広告できました。株相場情報サービスはPolitiken 紙購読者に無料で提供されますが、他の業務提供において新たな収益源となりました。株相場情報サービスを可能とするコンポーネントは、組み換えやパッケージ変更で、通貨相場情報サービスや通貨取引サービスなど他の類似 Web サービスが提供できるようになり、銀行の市場における取引が拡大されて収益につながります。


効率改善と IT コスト削減

Microsoft .NET-connected ソフトウェアを利用することで、高価なメインフレーム資源と低コストの一般的ハードウェアが結合でき、Danske 銀行は大幅なコスト削減を達成しました。「私たちのスローガンは『Do what you do best; that’s what we’re doing,(一番得意なことをやりましょう。私たちもやっています。)』です。これを私たちのコンピュータ資源に当てはめ、Microsoft .NET を利用して各システムができる最善のことを実行することで、最も効率の良いコスト分配が可能となりました」と CTO の Schleidt 氏が語ります。何百という顧客がメインフレームにアクセスすることは多額な経費につながるため、コンピュータ資源の効率的分配なくして Danske 銀行が株価や通貨の相場情報サービスを提供することはできませんでした。


シームレスな顧客体験を提供するためパートナーと連携

デンマーク最大の新聞社との提携で、Danske 銀行は新聞社のオンライン サイトに統合された一部に同行小売銀行ブランドのサービスを組み込むことになりました。Web サービスによる単一、シームレスな体裁を顧客に提供するかたわら、誰が顧客体験をコントロールするかという面はパートナー同士が決定することです。技術的な制限で縛られるのではなく、パートナーの統合は取引関係に合理的に合わせることができます。

「 Web サービスはパートナーとの間に技術的な共通語を提供してくれます。従来、新たなビジネス提携が結ばれると、その度に技術的な『車輪の再発明』をしなくてはなりませんでしたが、.NET によって、技術レベルの交渉は必要なくなり、取引上の課題に絞って話を進めることができるようになりました」と Danske 銀行 Politiken プロジェクト担当主任の Ebbe Larsen 氏が語ります。


独自のセキュリティ条件を設定

どんな金融サービスにとってもセキュリティは重要ですが、特にオンライン取引では重大な課題です。例に漏れず Danske 銀行にも特別なセキュリティ条件があり、Web 取引においても独自のセキュリティ モデルを実行しました。「 Microsoft .NET の素晴らしいことは、標準ベースのセキュリティ フレームワークを提供し、そのフレームワーク内における安全な『ハンドシェイク』をパートナー達が独自に設定できることです」と Larsen 氏が語ります。この場合、Danske 銀行は、メインフレーム アプリケーションからの電子署名を使い、.NET-connected なセキュリティ フレームワークを通して承認された受取人に渡します。


変換の推移

Danske 銀行がメインフレーム アプリケーションを広範囲に再利用できる一連の Web コンポーネントに変換させた第一ステップは、メインフレーム機能を独自のフォーマットから標準ベースのアウトプット、この場合 SOAP ベースのメッセージに変換したことです。これらのコンポーネントは、変換後どの Web サービスでも利用でき、場所、プラットフォームを問わず配信でき、どのデバイスでも閲覧できます。

同銀行の金融サービス コンポーネントを Web サービスとして提供可能とするプロセスが数日で達成でき、その後、開発者がこれらのコンポーネントを疎結合のアプリケーションとして組み立て、最終的に相場情報サービスが生まれました。この疎結合は、適切なコンポーネントがどこに所在していようとも、必要に応じて呼び出し使用できるメッセージやルーティング指示でコンポーネントをリンクすることにより達成できました。Microsoft Visual Studio® .NET のツールセットでこの組み立て作業が容易に実行でき、開発者がコンポーネント間のインタラクションを編成するのに 1 週間足らずで完成しました。

Visual Studio .NET のコンテントベース ルーティング指示で、相場情報依頼が Politiken 紙購読者から来たものか、最重要顧客から来たものかを判断し、メインフレームあるいは低コストの  Web サーバーに適宜依頼を送ります。この独特なルーティング能力は .NET-connected ソフトウェアでのみ可能で、ユーザーのアイデンティティを認識し、それに対応した明確な指示を開発者が設定することができます。メッセージ ベースの Web アプリケーションでは、広範囲なユーザー、デバイス、位置、アプリケーション サーバーを対象とするため、この能力は非常に重要です。相場情報アップデートの頻度の少ないキャッシュ格納、メインフレーム、ならびに依頼者のブラウザを含めたデバイス全てが XML ベースの SOAP メッセージを理解するため、全てのシステムでこの共通語が利用でき、疎結合のアプリケーションへの参加が可能となります。

「以前でしたら、このような統合を達成するには、私たち独自のテクノロジを、Politiken 紙のようなパートナーが彼らのシステム側で使うよう説得しなくてはなりませんでした。現在は、単に共通したビジネス ツー ビジネス Web 統合標準を使うようパートナーに依頼することで、両者が内部資産を安全で低コストな方法で活用でき、私たちのみならず全てのパートナーが利用できるようになります。Microsoft の優れたツールと初期投資が低コストで済むということで、.NET ベースの Web サービスは、私たちにとって自然な選択でした」と同行アーキテクト主任 Claus Torp Jensen 氏が語ります。

サービス指向アプローチを採用する前、Danske銀行の開発者は、異なるシステムとの間におけるメッセージの送信や解釈のためのパイプを構築し、そのメッセージをそれぞれのプラットフォーム特有のものに変換し、配信のモニターや追跡を行い、セキュリティの施行を助け、その他、アプリケーションが適切に機能するよう同様のレベルの低い作業を行わなくてはなりませんでした。このパイプは .NET-connected ソフトウェアに組み込まれており、Visual Studio .NET ツールセットの利用で、開発者が対象のプラットフォームが何であるか知る必要もない程に透明性のあるものです。

株相場情報サービスそのものはそれほどセキュリティを要求されませんが、Danske 銀行が将来金融取引ベースのサービスを実行する時点では重要となります。「セキュリティ トークンの標準キャリア、ならびに私たちが独自に持っているセキュリティ メカニズムのためのインタープリタをプラグインできる『プラグ ポイント』の存在が、私たちにとって大切でした。これが Microsoft .NET で両方とも解決できました」と Jensen 氏が語ります。その結果、Danske 銀行が何年も利用し信用してきたメインフレーム アプリケーション用の電子署名セキュリティ システムを保持することが可能となります。.NET-connected ソフトウェアによって、安全な署名を SOAP メッセージで包み込んで送り、両端のアプリケーション インフラストラクチャがそれぞれのコードを使って署名を認証します。「 .NET セキュリティ テクノロジでセキュリティ ゲートウェイが確立され、どのような種類のセキュリティでもビジネス データとは別個にシンプルなアイデンティティ トークンに変換しますので、厳密なセキュリティ コントロールを可能としてくれます」と Jensen 氏が語ります。


次のステップ

顧客向け相場情報サービスは、通常、市場における知名度拡張の手段として使われますが、Danske 銀行は、Web サービスが可能とするいくつかの新規事業に目を向けています。次のステップは、銀行のメインフレームを利用して提供できる金融情報や取引サービスとパートナー側の関連ビジネス サービスを統合することです。あるものは Danske 銀行のブランド名が付き、別の場合は、パートナーの顧客ポータルを通じて提供されるものとなります。どちらにしても、シームレスなインテグレーションで、一体化された顧客体験の一部として、これらのサービスを構築します。

「今日、企業顧客が銀行から買い求めるものの多くは、一般商品化されたものです。顧客に何か独特なもの、彼らのシステムでうまく動作できるものを提供できれば、それは持続性を持った競争力となります。大規模で IT に長け、既に Web サービスに関わっている銀行のみが達成できることです」と Frandsen 氏が語ります。

Danske 銀行が企画している最初のパートナー ソリューションは、自行の現金管理と通貨取引サービスを企業事業リソース企画システムと統合させることで、2003 年中期での発表を目標としています。このシナリオでは、企業顧客が日々の簿記機能を実行しながら、支払い送金や勘定調整などの現金管理サービスにアクセスすることになります。 通常では、このような関連業務を行うのに、いくつかの異なるシステムに対応して、互換性のないフォーマット間でファイルを変換しなくてはならないというやっかいな作業が伴います。インターネット標準をベースとした Web サービスでは、そのような手間がなくなり、顧客は彼らの実際のビジネス プロセスをうまく反映する各種テクノロジを利用できます。Danske 銀行の金融サービスがパートナーのビジネス システムに統合された時点で、同行は一定料金とトランザクション毎の課金を行う予定です。

「可能性は無限です。通貨取引と統合された財務管理、年金管理と統合された人事システム、リース管理と統合された保有車両管理など、これら全てを私たちができない理由はないですよね」と Frandsen 氏が語ります。

さらに Danske 銀行は、さまざまなサービスを「財務ツールボックス」として提供可能とし、他行が自行のブランドとしてパッケージし直すことができるようにすることも検討しています。「大手銀行数社が Web サービスの提供を確立した時点で、小規模銀行が私たちのサービスを別のブランド名で再利用すれば、自行で構築するよりコスト削減につながります。これも私たちにとって利益性のある新規事業になります」と Frandsen 氏。


結論

Danske 銀行は基盤となるテクノロジ インフラストラクチャを構築し、現在は、新たな重要対象顧客層に価値を提供して銀行の知名度を広めつつあり、将来は、Danske 銀行ブランド名かビジネス パートナーとの統合による、新規事業の展開や差別化サービスの提供を構想しています。

Microsoft .NET-connected ソフトウェアおよび Web サービスで一連のコンポーネントが構築でき、そのコンポーネントは、膨大なメインフレーム ベースのコンピュータ資源を、広範囲な顧客層やパートナーが利用できるように再利用したり再構成したりできます。標準ベース設計のため、多くのテクノロジ プラットフォームの特長を利用でき、コンピュータ資源の最大限利用が可能となる単一のサービス アーキテクチャに結合することができます。使いやすい Microsoft Visual Studio .NET ツールにより、この新しいアーキテクチャへの変換が容易に問題なく進められ、開発期間は大幅に削減されました。銀行独自のサービス アーキテクチャで既に利用可能なサービスを、週単位の開発期間で顧客が利用できるように変換できます。「4年前サービス インフラストラクチャを実行することに決定した際、私たちの技術的、人材的資産をフルに活用することが、コスト効率性を大幅に改善できる手段であると認識していました。Microsoft .NET の採用で、より広く顧客やパートナーと結びつき、私たちのプロセスをいくつかの業態に統合することができました。私たちの IT 戦略が自行の事業戦略の中核となったわけです。Web サービスを私たちのインフラストラクチャの奥深い部分で実行することで、この素晴らしい新テクノロジの利点を全て取り入れることができます」と Jensen 氏が語ります。


Microsoft .NET は Web サービスを通じて人、情報、システム、デバイスを繋ぐソフトウェアです。Web サービスとはプロトコルの結合体で、メッセージ交換によりいくつかのコンピュータが共に動作できます。Web サービスは XML 、SOAP 、WSDL の標準プロトコルをベースとしており、異なるプラットフォームやプログラム言語に亘って相互動作が可能となります。

.NET は Microsoft 製品およびサービス全体に統合されており、Web サービスを通じて連結された安全なソリューションを素早く構築、実行、管理することが可能です。ソリューションにより迅速な事業統合が可能となり、いつでも、どこでも、どのデバイスでも情報入手ができるようになります。

Microsoft .NET および Web サービスの詳細は、以下のWebサイトをご覧ください。
http://www.microsoft.com/japan/net/
http://www.microsoft.com/japan/msdn/webservices/

The Microsoft .NET Framework はWindows® コンポーネント総体の一部で、次世代アプリケーションやWebサービスの構築と運用をサポートします。
.NET Frameworkの詳細は、以下のWebサイトをご覧ください。
http://www.microsoft.com/japan/msdn/netframework/

Visual Studio.NET は、次世代のWeb アプリケーションと Web サービスを構築するための高速アプリケーション開発 (RAD) ツールです。Visual Studio .NETを使用することにより、任意のデバイスやプラットフォーム用に対応した広範な Web アプリケーションを短期間で設計することができます。またVisual Studio .NETは、.NET Framework と完全に統合されており、複数のプログラミング言語をサポートするとともに、定型的なプログラミングタスクの多くを自動的に処理します。このため、開発者は任意に選択した言語を用いて Web アプリケーションを短期間で作成できます。Visual Studio .NETには、Webアプリケーションと中間層ビジネスロジックを構築するためのRAD機能を備えた単一の統合開発環境(IDE)と、データ構造を設計するためのRAD XMLデザイナが含まれています。

Visual Studio.NETの詳細は、以下のホームページ をご覧ください。
http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/

Microsoft Visual StudioはMSDN® Subscriptionsの中核となるもので、開発者に最新の開発ツールとテクノロジを提供するプレミアソフトウェアサービスです。




<お問い合わせ先>

Danske 銀行の詳細については、次の Web サイトをご覧ください。
http://www.danskebank.com/ leave-ms

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