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Microsoft® SQL Server™ 2000 Enterprise Edition と Microsoft Internet Information Services 5.0 を使い留学希望者をターゲットとした出願専用サイトを構築
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留学生支援事業を展開するディスコインターナショナル株式会社(以下、ディスコインターナショナル)。同社は 2002 年夏に SQL Server 2000 Enterprise Edition と Internet Information Services 5.0 を用い、全世界の留学希望者を対象とした 5 か国語(日本語、英語、韓国語、中国語、スペイン語)のマルチリンガルサイトを立ち上げました。留学希望者は母国語で留学先を選定し、出願のための手続きを行うことができます。1 システムで 5 か国語(さらに追加も可能)に対応しているマルチリンガルサイトは、世界的にもあまり例がありません。マイクロソフトの製品はマルチリンガル環境でも安定した動作を実現し、また分散 DB システムでの処理能力でも他社製品に高いアドバンテージを得ることができました。
<導入背景と狙い>
世界の留学希望学生を対象に各国語で情報を提供
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ディスコインターナショナル株式会社 代表取締役 夏井丈俊氏
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日本からアメリカの大学へは、観光ビザでの短期留学生を含めると、十数万人の留学生を数えると言われています。また、アメリカの留学人気は日本のみならず、韓国、台湾、南米など様々な国や地域で高まっており、留学希望者は全世界で 80 万人以上に上る見込みです。
「留学希望者の多くは、これまで留学斡旋業者(留学手配の仲介業者)を通して留学手続きを行うのが一般的でしたが、最近では大学の情報を独自に収集し、自分で入学手続きを行うケースが増えています。しかし、高校を卒業したばかりの学力では、なかなか生活レベルの英語は身についておらず、大半は大学に併設されている ESL(English as Second Language)という語学予備校に入学し、生活レベルの英語をマスターして手続きを行うのが通例です。できれば、これらの面倒な入学書類の申請やビザの申請手続きは、母国語で行いたいものでしょう」(ディスコインターナショナル ITグループ マネージャー 西村和修氏)
そこでディスコインターナショナルでは、留学希望者の多い日本、韓国、台湾、南米をターゲットとし、一気に 5 か国語で留学情報を提供するマルチリンガルサイトを構築。実力のある大学と提携し、インターネットを活用して大学と留学希望者を橋渡しする新しい留学ビジネスを立ち上げました。各国や地域において留学に詳しい専門家が留学情報を翻訳し、提供することによって、留学希望者が本当に必要な情報や知りたい情報を、スムースに得られる仕組みです。
<導入システムの紹介>
デファクトスタンダードでマルチリンガル対応のマイクロソフト製品を選択


ディスコインターナショナル株式会社 ITグループ マネージャー 西村和修氏
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各国や地域の状況を幅広く提供するため、ウェブデザイナーやコンテンツ製作チームなどの Web 製作関係者は、ニューヨーク、東京、ソウル、台北などに分散しています。ここで問題になるのは、地域的、言語的に異なる環境をいかに連携させ、共通の製作環境を得るかということです。そのため、入力や製作に使用されるソフトやツールは、全世界共通のデファクトスタンダードであり、マルチリンガルに対応している製品を選択する必要がありました。
また、開発運用コストを最小限に抑えるためには、マルチリンガルサーバーを 1 システムで構築する必要があります。しかし、開発スタート時点ではそうしたシステムの導入事例はなく、ゼロから開発を行わなければなりませんでした。こうした状況をすべてクリアするものが、マイクロソフト製品だったのです。
「多言語を完全にサポートしていること、世界各地の社員や外注業者でも馴染んでいるデファクトスタンダードであること、ローカル文字コードに変換するなどの処理にかかる負荷に耐えられることなど、すべて兼ね備えているのはマイクロソフト製品しかありませんでした」(西村氏)
こうして、Web サーバーは Microsoft Windows® 2000 Advanced Server + Internet Information
Services 5.0 + Microsoft Application Center 2000、DB サーバーは Windows 2000 Advanced
Server + SQL Server 2000 Enterprise Edition を採用しました。DB サーバー 6 台の分散 DB システムで行った負荷テスト比較では、Oracle9i
に対して約 60% 以上高い処理能力を実現しました。そして 2001 年 11 月より、多言語の開発環境と分散並列システムを Web サーバー 6 台、データベース
3 台、クライアント 6 台でプロトタイプから構築したのです。
<技術的特徴>
各国ローカル文字コードへの変換、分散 DB についても優れた性能を発揮
拡張性は Application Center 2000 による Web サーバークラスタリング機能と SQL Server 2000 の分散パーティションビュー機能を導入。Application Center 2000 では異なったハードウェアであっても簡単に追加でき、たとえば同じ性能のサーバーを追加するだけでパフォーマンスは 2 倍になります。SQL Server 2000 の基本機能である分散パーティションビュー機能で、同じ性能のサーバーを追加した時、平均 1.7 倍のパフォーマンスを得ることができました。
コンテンツを各国から効率的に管理するための管理画面やアフィリエイト先との提携を踏まえ、アクセスの履歴を残すシステム、営業用の管理システムなども開発する必要があったため、システムにはフレキシブル性、拡張性に加え、また少人数で短期間での制作や運営が可能であるように、効率性や開発のスピードが要求されました。
また、大学への情報提供は、電子メールをベースに行っています。
「掲載している大学への情報提供は、オンライン化をせず電子メールによって行っています。アメリカでは、事務部門の IT 化がまったく進んでいない大学と、独自のシステムを導入し、先進的な IT 環境を整えている大学とに分かれます。そうした環境を汲み取ると、IT 化が遅れている大学に留学生対応のシステムを導入することも、独自システムを一部変更してオンライン化することも、コストメリットは非常に低いと判断しました。一方、電子メールはどの大学でも導入されているので、ローコストで情報を提供することが可能です。そこで、留学希望者が入力したデータなどは、電子メールによって各大学の担当者に送付される仕組みをとっています」(西村氏)
<導入結果と感想>
5 か国語にまたがる製作環境


ディスコインターナショナル株式会社 クリエイティブグループディレクター 三石好治氏
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開発がスタートしたのは 2001 年 11 月。社内のコアメンバーはマーケティング 3 名、制作のディレクションが 2 名、デザイナー 1 名、システム 2 名という少数精鋭で行われました。
5 か国語をすべて理解できる人間が社内にいなかったため、原稿製作は中国、韓国、日本、米国、スペインで、Web 製作は東京、ニューヨークで、システム開発はボストン・・・といった具合に各国に分散されたため、オペレーションが多国間にわたりました。そうした課題に対しては UNICODE の採用によりこれらの問題もクリアし、さらなる拡張も柔軟に対応しています。
現在掲載している大学は 130 校。年内に 170 校程度まで増やす予定です。Web サイトへの訪問者は 9 月時点で 100 万 View アクセス。リピートユーザーが 1000 人以上おり、10 分以上滞在する人が多いのが特徴です。サービス開始から 10 月までに 650 人程度が実際に留学を果たしました。
<今後の展望と期待>
UNICODE への全面移行、さらなる多言語化を計画
現時点では、クライアントが使用する Web ブラウザの種類やバージョンが多岐にわたるため、シフト JIS、韓国 EUC、台湾 Big5 などローカル文字コードに変換してから通信を行っていますが、将来的には全文字コードをサーバーからクライアントまで UNICODE (UCS と UTF8) だけで統一することを計画しています。
既にこのサーバーシステムでは、クライアント側(ブラウザ)の文字コードは、各国語ごとにローカル文字コードと UNICODE (UTF8) を即切り替えられるように構築されています。また、6 か国語以上への拡張も計画中です。
「当サイトは、掲載される学校が順次追加されたり、提携先が広がったりと、開発後も著しく変化しています。開発後は運営にかかわる人材がさらに絞り込まれたにもかかわらず、学校、提携先、ユーザーなどの意見や新しいニーズにも、機能を拡張しながら柔軟に対応できています」(西村氏)
ディスコインターナショナルでは、近いうちにユーザインターフェイスをより充実させるため、検索機能等を中心としたリニューアルを計画中しています。また、現在の企業提携先は韓国、台湾、アジア、アメリカ中心ですが、今後のさらなる提携先の拡張を見込み、各国語ごとのコンテンツ管理機能の強化を検討しています。
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