福岡県甘木市

掲載日: 2002 年 11 月 14 日
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ソリューション概要

プロファイル
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甘木市leave-msは、福岡県のほぼ中央に位置する"水と緑が豊かな田園都市"。人口約 4.3 万人、主要産業は野菜や果樹を中心とした農業、豊富な水資源を生かした製造業です。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている観光名所、秋月城跡では、日本の古きよき城下町の街並みを楽しむことができます。

シナリオ
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グループウェア

ソフトウェアとサービス
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Microsoft Windows 2000 Server
Microsoft Internet Information Services 5.0
Microsoft SQL Server 2000 Enterprise Edition
Microsoft Office XP Professional

パートナー
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株式会社富士通高知システムエンジニアリング leave-ms
富士通株式会社leave-ms

メリット
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Windows 2000 Server、SQL Server 2000 上で動作する MyWeb Citizen Edition は、ワープロ入力と同程度の簡単操作で情報発信ができ、行政と住民との双方向コミュニケーションを簡単に実現するグループウェアパッケージです。MyWeb シリーズは、クライアントライセンスフリーなので、低コストでシステムが導入できるのも特長です。

ユーザーコメント
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甘木市は、福岡都市圏の水瓶となっている2つのダムを持ち、市域の約 6 割が山林という水と緑の豊かな自然あふれるまちであり、筑前の小京都秋月や平塚川添遺跡という歴史的情緒の漂うまちでもあります。情報化の推進は、建物の建設、道路の整備といったことと異なり、これらの財産を一切損なうことなく、より一層その情報の伝達を可能にするものです。さらに今回の情報基盤の整備によって、小中学校における情報教育環境の充実と、来るべき電子情報化社会に向けての第一歩を記すことができたと思っています。これからも、電子情報化社会の実現に向けて、住民の方々が「情報化」というキーワードに何を求めているのか、冷静に判断し、迅速に対応していきたいと考えます。

甘木市市長
塚本勝人氏談


限られた予算の中で、最善の選択をしなければならないということに自治体の担当者は皆、頭を悩ませていると思います。情報機器やシステムは短い期間でもどのような変化をするのかわからないので、取捨選択を慎重にやりたいと考えています。

甘木市総務部企画課 企画係
則松秀樹氏談

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Microsoft® SQL Server™ 2000 とグループウェア MyWeb Citizen Edition の組み合わせで行政情報発信と住民との双方向コミュニケーションの基盤を短期間に構築


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甘木市役所
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e-Japan 戦略に基づき、急ピッチで行政の情報化を求められている地方自治体。効率的でより良いサービスを提供する電子政府を実現するためには、インターネットを通じた住民サービスの拡充はもとより、手続きの電子化、運用ルール策定、職員の情報リテラシ向上などを同時に行う必要があり、「どこから手をつけたらいいのかわからない」状況になりがちです。更に、自治体の規模によっては電子化の中身や種類についても慎重に検討する必要があります。福岡県甘木市の場合は、低コストで簡単に導入でき、運用しながら機能を拡張していける自治体向けパッケージでこれを打破し、情報化の第一歩を力強く踏み出しました。

<導入背景と狙い>
e-Japan 戦略の第一歩を踏み出した、甘木市の取り組み


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甘木市 市長
塚本勝人氏
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平成 17 年までに IT の人的資源大国を目指す「 e-Japan 戦略」のもと、"庁内システムを情報化し、より良い住民サービスの向上に結び付けていく"、"IT を使って住民とのコミュニケーションを深め、住民参加型の行政をめざす"というテーマはすべての地方自治体に共通する課題となっています。甘木市総務部企画課の則松秀樹氏も、数年来、市の IT 化の立ち遅れを感じ、パソコン整備を強く切望していた職員の 1 人でした。

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甘木市役所 総務部
企画課企画係
主任主事
則松秀樹氏
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「システム整備当時、私は教育委員会に在籍しておりましたが、『甘木の将来を担う子供たちに生のインターネット体験をさせてあげたい』という願いでパソコン整備の機会をうかがっていたところ、2000 年度の補正予算に組み込まれた地域イントラネット基盤整備事業において小中学校におけるパソコン整備の補助対象が拡大されたため、これはチャンスだと市の企画課に相談しました」(則松氏)

甘木市はこの制度と、発展基盤緊急整備事業債やその他の事業債を利用して、「福岡県甘木市地域イントラネット基盤整備事業(以下、甘木市イントラ整備事業)」と銘打ち、小中学校と市役所、その他の公共施設などを結ぶ光ファイバネットワーク敷設に着手。2002 年 9 月現在、このネットワーク上に SQL Server 2000 をデータベースとした次のようなシステムを稼動させています。

・地域情報発信システム
・施設情報予約管理システム
・教育委員会支援システム
・公立図書館検索システム
・学校間交流システム

「ようやく環境が整ったばかりで、システムの実質的な運用はこれからという段階」(則松氏)と、今後の活用に大きな期待を寄せている甘木市ですが、今回はこの中の MyWeb Citizen Editionleave-msで構築された「地域情報発信システム」を中心に紹介します。

<導入システムの紹介>
MyWeb Citizen Editionの4機能を簡単導入


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株式会社富士通高知システムエンジニアリング
ソリューション営業部
パッケージ営業課
宮田佳織氏
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株式会社富士通高知システムエンジニアリングが企画、開発した MyWeb Citizen Edition は、地方自治体と住民との双方向コミュニケーションおよび職員間コミュニケーションを活発にするための庁内グループウェアに特化した製品です。Microsoft Windows® 2000 Server 上で動作するブラウザベースのグループウェアパッケージで、低コスト、簡単導入という特長を持ち、現在多くの自治体で導入されています。通常のグループウェア商品の場合、クライアント台数に応じた価格体系を持ったクライアントライセンスが一般的ですが、MyWeb シリーズではすべての商品が初期費用のみのクライアントライセンスフリーとなっており、できるだけ低コストで情報化を進めなければならない自治体にとって採用しやすいといった特徴を持っています。

則松氏も「システム納入業者の決定にあたっては 5 社指名、3 社応札で富士通株式会社(以下、富士通)に決定しました。導入にあたって富士通から提案を受けたものが MyWeb Citizen Edition だったのですが、『住民相談システム』という、甘木市イントラ整備事業の理念に合致した双方向の住民サービス機能が備わっているという点はもちろんのこと、クライアントフリーで安価、更には扱いやすいという点などを併せて、導入してよかったと感じています」と、その選定理由を明かします。

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甘木市役所 総務部
部長
唐川桂佑氏
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甘木市では MyWeb Citizen Edition を利用して、庁内用グループウェアと、住民公開用の2つのサーバーを、Microsoft Internet Information Services 5.0 と連携して動作させています。データはすべて地域情報 DB サーバーの SQL Server 2000 に格納され、DMZ(非武装地帯)に置かれた公開用の地域情報 www サーバーがファイアウォール越しに DB サーバーのデータを Active Server Pages を使ってブラウザ上に表示します。MyWeb Citizen Edition 以外の業務アプリケーションでも利用されている SQL Server 2000 について則松氏は、「安定しているし、高速。ストレスを感じたことはまったくありません」と、高い信頼を寄せています。

「甘木市イントラ整備事業」で、いかに早急に住民サービスを確立できるかといった課題を検討の結果、MyWeb Citizen Edition にあらかじめ電子自治体構築に向けたパッケージとして用意されている機能のうち、甘木市住民に喜んでもらえるコンテンツとして、次にあげる 4 つを利用することにしました。

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システム構成図
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行政相談・・・・・・・・・市役所に寄せられるさまざまな相談を分類掲載し、検索可能としたもの。投稿された相談は自動的に担当者に振り分けられ、迅速なレスポンスが可能。

みんなの広場・・・・・甘木市に関する話題について住民が意見を投稿することができ、職員と住民、または住民同士で議論をしようというバーチャル議会。住民との意見交換の場を設けることで、より身近な市政を目指す。

お知らせ・・・・・・・・・職員募集、イベント情報など行政側から発信する情報の一覧が可能。情報の追加、修正もワープロ入力程度の簡単な操作で可能。

アンケート・・・・・・・訪問者の意見、要望をアンケート形式で回答、自動集計するシステム。

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MyWeb Citizen 公開TOP画面
[拡大図]
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システムは、ほぼノンカスタマイズでスムーズに導入され、わずか半年という短い期間で構築されました。MyWeb Citizen には、他にも多様なプリセット機能が数多くありますが、自治体に求められている「開かれた行政」をより早く実践するため、4 つだけを選択して運用を開始したというわけです。「徐々に機能を充実させていこうと考えています。従来ホームページで作っていたものと内容が重複するものもあるため、整理しながら同時に改めていきたいと考えています」と、則松氏は職員をシステムに慣れさせつつ徐々に機能を拡張できるパッケージの便利さを説明します。

<導入の結果と今後の展開>
システムの告知、浸透が今後の課題


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甘木市役所 総務部
企画課課長
井上恒夫氏
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甘木市役所 総務部
企画課企画係
平戸大典氏
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仮稼動を開始してから約半年、「国の方針に従うだけでなく、使う側が目的を見極めることが重要」という甘木市 総務部 企画課 企画係 平戸大典氏の言葉に象徴されるように、システムの導入による最大のメリットは、職員に情報発信者としての自覚が芽生えたことだと言います。まず職員ができる限り多くの情報を積極的かつ正確に発信して初めて、対住民コミュニケーションが活性化されるからです。「今はどんな評価が住民から上がってくるかを待っている段階であり、このシステムをいかに広く告知、浸透させていくかが課題」と、甘木市役所の担当スタッフは口を揃えます。

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甘木市役所 総務部
企画課企画係長
大楠吉博氏
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「これまでも行政懇談会、出前講座といった住民とのコミュニケーションの手段はありました。出前講座の中には、税金や健康管理の話題など人気の高いものもあり、行政からの広報と住民の生涯学習という大切な両面の機能をはたしてきました。しかし参加者には高齢者が多く、若い世代はこのような手法にあまり興味を示さないのも事実」と、甘木市役所 総務部 企画課課長 井上恒夫氏は指摘します。その点、これから始めるネットワークを使った双方向コミュニケーションという形態は、インターネット世代に強くアピールする力を持っています。「インターネットは場所を越えて作用します。たとえば、甘木出身の東京在住の人の方がホームページ閲覧に熱心で、私共よりもふるさと情報に詳しいことすらあるのです」と、井上氏はネットを使った情報発信で広がる新たな可能性に大きな期待を寄せています。甘木市では、ホームページのトップに MyWeb へのリンクボタンを作るのと同時に、市報や記者発表などを通じて、ネットの利用を広めていく方針です。

また、全国の地方自治体をネットワークで結んで迅速な行政サービスを提供する LGWAN(総合行政ネットワーク)への接続も残された課題です。則松氏らは「LGWAN については、庁内のセキュリティポリシーの策定が先決」と慎重な姿勢を崩しません。「甘木市の場合、1 人 1 台のパソコンの環境すら整っていない状態ですから、ようやく議論の緒についたという段階です。まず庁内のセキュリティポリシーに関して、本年度の 10 月からハードウェア整備に先駆けて取り組みたいと考えています」(則松氏)。ネットワーク社会の現代こそ、便利さの表裏一体である危うさに常に注意を払い、明確なルール作りが重要であるとの信念を語ってくれました。

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