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学生の主体性を支援する大学教育を実現するため、SoftGrid の導入により、
キャンパスにおけるさまざまな IT 活用のニーズへ迅速に対応できる環境を確立。
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阪南大学は、真に「就職に強い大学」を目指すため、社会と連携し、自立型人材を育成することを教育の柱としています。
それを実現するために、少人数制による実学教育の重視の姿勢を貫いています。
キャンパス内では図書館に設置されている 150 台の PC をはじめ、約 20 教室に数十台ずつ設置してある PC を自由に利用することが可能で、
授業の課題に取り組む学生たちの姿が日常的にあります。
他キャンパスも含めて分散するコンピュータ環境、高価なマルチメディア系アプリケーションの活用、限られたコストの最大活用などの要素を
多面的に検証し、導入を決定されたのが Microsoft SoftGrid Application Virtualization (以下 SoftGrid)。
アプリケーション配布の利便性、ユーザーに違和感のない使い心地、パッケージングなどを主体的にできる運用管理面の利便性、
そして何よりコストを抑制できることが決め手となりました。
<導入の背景と狙い>
学生たちの自主学習を支援する IT 環境作りを推進。
阪南大学は、真に「就職に強い大学」を目指し、自立型人材の育成を教育の柱に据えています。その実現を目指し、「徹底した少人数制による、
きめ細かい教育と指導」「ゼミ、演習を柱とした実践力の養成に注力」「適性や志望に応じてアレンジできる、柔軟な履修システム」が行われています。
同大学は、授業はもちろんゼミ等でも課題が出され、その課題の制作のためにキャンパス内に設置された、約 1,100 台のクライアント PC で高価な
マルチメディア系アプリケーションを使った制作活動も行われています。これは、流通学部、経済学部、経営情報学部、国際コミュニケーション学部、
企業情報研究科 (修士課程) の文系学部の学生たちに、その柔らかな発想力と感性で、理系の学生とは異なった個性を伸ばしてほしいという同大学の
姿勢の現れです。
「学生数約 5,000 人程度の中規模大学ですが、他の大きな大学とは異なり、情報と教育が密接に関係していることが阪南大学の特長にもなっています」
と語るのは阪南大学 情報センター長の市川隆男氏。事実、キャンパス内の図書館にはデスクトップが 60 台、ノート PC が 90 台と合計 150 台の PC が
設置され、それ以外でも約 20 の教室に設置されている PC は学生であればだれもが自由に使うことができる環境となっています。
「学生の中には、自分では高価なアプリケーションを購入できず、学校に来たときにしか触れられないという者もいます。そうなると空き時間にどれだけ
PC が使えるかという問題になってくるわけですが、教室が授業で使われていると、PC が使えないということもありがちでした。
そういう意味では学校に来て、空いている時間には、どの PC でも、使いたいアプリケーションが使える環境を作ることが大学としての責務と考え、
今回、SoftGrid を導入するに至ったのです」と市川情報センター長が続けます。
キャンパス内で分散化される PC 環境、そして、特定の場所でしか使えないアプリケーションの使用環境の改善、そして、大学経営上、コストを抑制しつつ、
最大効果のある取り組みを検証し、選ばれたのが SoftGrid だったのです。SoftGrid の導入に際しては、株式会社富士通ビジネスシステムがシステム
全体設計および、現地での構築作業を実施しました。また、技術サポートはマイクロソフトのディストリビュータであるソフトバンク BB が行いました。
※注1:株式会社富士通ビジネスシステムはマイクロソフトの認定ゴールド パートナーです。
※注2:ソフトバンクBB 株式会社はマイクロソフトのディストリビュータとして、MDOP に含まれる SoftGrid の販売及び導入支援を行っています。
<運用管理面から見る SoftGrid の導入メリット>
コストを低減し、アプリケーション配布の利便性を大幅に高める。
「一番問題となっていたのは、ソフトウェアが使える場所が限定されているということでした。ある授業に使う特殊なアプリケーションが
特定の教室にある PC にしか入っていない。その授業で課題が出た場合に、その教室でしかできませんということになると、
学生はどこで課題をやるのかという話になります。それを解決するためには、導入するソフトウェアの本数を増やせばいいという方法も当然考えられますが、
予算的に難しいということもありますので、システム導入の際にアプリケーション配信というのを導入すれば、もっと効率よくソフトウェア資産を活用
できるのではないかと考えたのです」と大学経営の実情を交えながら話すのは阪南大学 教務部 情報システム課 システム係長の森 章氏。
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阪南大学
教務部情報システム課
システム係長
森 章氏
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森氏がベンダへのオリエンテーションに際し、アプリケーション配信のシステム提案を求め、どのように活用できるのかも含めてシステムを
紹介してほしいと依頼したのが 2007 年春のこと。紹介された 2 つのシステムを比較対照し検討を進めた結果、阪南大学の環境、
需要に合致するアプリケーション配信システムとして選ばれたのが SoftGrid でした。
その選定理由を、森氏は「アプリケーション配信なのか、ローカルにインストールされているアプリケーションなのかということを学生たちに
意識させることなく、特別な手順を踏まずに使える環境を提供したいということがありました」と語ります。
ブラウザ ベースで、仮想のデスクトップを立ち上げて、そこから利用するという手順を踏まなくてはならないもう一方の製品と比べて、
SoftGrid は普通に Windows のデスクトップを使うような感覚で活用できるので、学生が戸惑うことなく、スムーズに利用できるといいます。
「私たちの構想の中では、授業で一斉にアプリケーション配信をするということは考えていません。あくまで自由利用で使いたいという
学生の利便性を考慮しているので、今の SoftGrid の信頼感で問題はないだろうと考えています」と森係長。
また、比較対象の 1 つとしてシン クライアントも検討したが、コスト面、設備面を考えると予算をはるかにオーバーするとの結論に達したとのこと。
森係長ご自身がテストした SoftGrid の使い心地も違和感がないとのことで、今回の SoftGrid 導入により、同大学内の PC 設置教室、
図書館等の PC を利用したマルチメディア系のアプリケーション利用はより柔軟に活用でき、利便性を高めることとなりました。
<SoftGrid 活用によるメリット>
情報システム課の技術力と知識を活かして、大学内のニーズに応える。
大学のシステム課は、教務の支援もきわめて重要な職務となります。先生方からの急な要望に対して、応えられるか否か、こうした相互の信頼関係も大切です。
たとえば、先生方から「明日の授業で使いたいので早くしてほしい」とか、「この次の授業でこのアプリケーションを使いたいので、
なんとかこの教室で使えるようにしてほしい」というようなニーズもあったが、応えられない部分もあったと森係長は話します。
SoftGrid は、シーケンサでアプリケーションをパッケージ化して配信サーバーから各 PC にパッケージを配信することもスムーズにできます。
パッケージ化しているので、クライアント OS に影響を与えることはありません。また、ビデオと同じプロトコルを採用してアプリケーションの配信が
行われるため、WAN 帯域が細くても対応が可能になっています。今回の SoftGrid 導入により、情報システム課は、先生方を支援できる可能性を拡張させています。
「これまで、このアプリケーションのパッケージ化は外部に発注しなくてはならないものとされており、それがコスト高の一因となったり、
スピーディーな対応への阻害要因となったりしていました」と森係長。
SoftGrid では、こうしたパッケージ化は利用者が独自にできるものとして設計されており、システム課に一定の技術力と知識があれば大学内で自由に
パッケージ化することが可能になっています。
「たとえば、『この次の授業でこれを使わなくてはいけないから、なんとかこの教室に』 と言われることもあります。ローカルの PC にインストール
しなくてはいけないということになりますと、いったん教室を閉めて、作業をしなくてはならないのですが、SoftGrid に対応しているアプリケーション
であれば、最低限パッケージングする時間だけくださいと言って、次の時間に間に合わせる可能性が生まれます」(森係長)
市川情報センター長が続けます。
「大学の情報センターの取り組みですから、その技術開発や運用ノウハウの継承というものも必要となります。IT 環境整備の主体は大学であり、
すべてを外部に任せてしまってはいけないという意識を強く持っています」
アプリケーションのパッケージ化は小さな機能かもしれません。しかし、その機能によって SoftGrid は、大学側が主体的に取り組める意識作り、
そして何より先生方のニーズに速やかに応えるしくみの一端を担っています。
阪南大学には、常にシステムの先に学生の自主性を重んじる風土があります。今回の SoftGrid の導入により、システムのコストを抑止しながら、
学生たちの使用場所を拡大し、学生たちにとって使い心地の良いアプリケーション利用を実現しました。「日々の改革が明日をつくる」をスローガンに、
進化を続ける阪南大学は、また新しい一歩を踏み出したのです。
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