いすゞシステムサービス株式会社

掲載日: 2005 年 4 月 28 日
Microsoft® Office Project の導入により「全体が見える経営」を実現。
プロジェクト管理能力と収益性の向上を図る。

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ソリューション概要

プロファイル
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いすゞシステムサービス株式会社leave-msは 1977 年に設立されたいすゞ自動車株式会社のシステム関連子会社です。東京都品川区に本社を置く同社はいすゞ自動車のシステム運用、メンテナンスを中心に、システム コンサルティングからシステム企画、開発、運用保守までの高品質なトータル サービスを低価格で提供しています。

シナリオ
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エンタープライズ エディションの Project 2003 を導入し、プロジェクト管理能力を引き上げ、企業収益性の向上を目指す
Project 2003 の活用により、開発現場から管理者、経営層まで各レベルに求められる実績管理を実現

ソフトウェアとサービス
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Microsoft Office Project Server 2003
Microsoft Office Project Professional 2003
Microsoft SQL Server™ 2000 Standard Edition
Microsoft Windows Server™ 2003 Standard Edition

パートナー
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株式会社ユーフィットleave-ms

メリット
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開発現場では実績や成果物などの情報をグループ全体で共有することを実現。グループ リーダーは担当プロジェクトの情報を詳細かつ客観的に見ることができるようになり、次のアクションのためのステップボードとして活用できるようになりました。また社長以下の経営層はすばやい経営判断が可能になり、迅速にアクションを起こせるようになりました。

ユーザーコメント
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「Microsoft Project を導入したことによって、実績管理が全社レベルですばやく一元化され、社長から開発現場に至るまで、迅速で最適なアクションを起こすことができるようになりました」

いすゞシステムサービス株式会社
いすゞシステム本部
副本部長
村井 直毅 氏 談



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いすゞシステムサービス株式会社
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いすゞシステムサービス株式会社では、システム開発の上流行程を含むシステム全体の開発を行い、企業収益向上と全社的な実績管理の実現を目指すため、プロジェクト マネジメント強化計画を展開。プロジェクト管理ツールとして Microsoft Office Project Server 2003 と Microsoft Office Project Professional 2003 を導入しました。自らの手でもプロジェクト マネジメントと支援ツールを熟知し、開発現場へ浸透させることによって、Project 2003 による計画立案、実績管理が社内に定着。そのキーとなったのは、Microsoft Office Project の“使いやすさ”でした。


<導入背景と狙い>
プロジェクト管理能力の向上と、全社的な実績管理の実現へ


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いすゞシステムサービス株式会社
いすゞシステム本部
副本部長
村井 直毅 氏

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いすゞシステムサービス株式会社 (以下、ISS) は、いすゞ自動車のシステム関連子会社として長年培ってきた豊富な経験とシステム開発力をベースに、システム コンサルティングからシステム企画、開発、運用、保守まで高品質なトータル サービスを提供しています。

ISS は、1977 年にいすゞ自動車の販社会計システムを開発する目的で設立。1996 年には、「いすゞデータプロセシング株式会社」と合併、さらに 2002 年秋には「株式会社いすゞアイ・ケイ・シー」と合併しました。それまでシステムの運用とメンテナンスが主な業務でしたが、2002 年秋の会社統合を期に、ISS では収益力向上のため、システム企画などの上流工程への取り組みを強化する方針を打ち出しました。

「上流工程を含めたシステム全体の開発を受託することで、企業の収益性を高めようと考えました。丁度、いすゞ自動車からも、ある程度の規模のシステムについては一から開発してほしいという要請もあり、上流工程から取り組もうということになったのです」といすゞシステムサービス株式会社 いすゞシステム本部 副本部長 村井直毅氏は語ります。

システム全体を受託するために求められたのは、プロジェクト管理能力を向上させることでした。システム運用とメンテナンス業務を主としてきた同社では、これまでは全社レベルでのプロジェクト管理をさほど必要としていませんでした。しかし、上流行程への取り組みを強化するためには、全社レベルで複数プロジェクトをリアルタイムに管理するプロジェクト管理が必要不可欠です。

プロジェクト管理能力の向上には経験の積み重ねが重要で、座学だけでは身に付きません。そこで ISS では、プロジェクト マネジメントの知識体系の標準である PMBOK (Project Management Body of Knowledge)に準拠したプロジェクト管理ツールの手順に従って業務を行うことで、プロジェクト管理の標準化を図ろうと考えました。

一方、実績管理の全社レベルでの可視化も大きな課題でした。かつて ISS ではメインフレームで実績を集計し管理していましたが、最近では Excel を使うようになっています。Excel でマクロを組んで集計した場合、各グループ単位では最適化された実績の管理を行うことができます。しかし、これを全社レベルで集約して、全体で実績を出そうとすると、メインフレーム時代のように簡単には集計できず、数日間の作業が必要となっていました。

「グループ リーダーは、プロジェクトごとに細分化された実績データを持っています。しかし、部や全社レベルで実績を把握しようとすると、バラバラに管理されているそれらのデータを再集計しなければならず、非常に手間がかかるため、リアルタイムな経営判断には問題がありました」(村井氏)。

これらの要因を踏まえ、ISS ではプロジェクト管理能力の向上と全社レベルで実績管理が行えるツールの導入が必要と判断し、選定の結果、Microsoft Office Project 2003 が導入されました。


<導入の経緯>
各部門に対して、数多くの社内研修を実施。強力に定着化を進める


ISS では、常に最新の技術の利用に積極的に取り組んできた歴史があり、Office Project にも 1995 年のリリース直後から着目し、一部で試行的に利用した経験がありました。そして 2003 年 10 月、吉岡推代表取締役社長の指揮の下に、全社レベルでのプロジェクト管理を目指す「エンタープライズ・プロジェクト マネジメント」をスタート。直後に「プロジェクト マネージメント推進室」を発足させると共に、Project Server と Project Professional の導入を決定しました。

「95 年当時は、まだ全社レベルのプロジェクト管理を可能にする Project のサーバー版がリリースされておらず、また、当社も詳細設計から運用やメンテナンス業務しか行っていなかったことから、本格的な導入は見送ったという経緯があります。今回は PMBOK に準拠していることもあり、導入するツールは、最初から Project に決めていました。とは言え、社内には Project に関するノウハウはありません。そこで、導入コンサルティングやトレーニングを行っている株式会社ユーフィットのセミナーに参加したのです」(村井氏)。

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いすゞシステムサービス株式会社
いすゞシステム本部
プロジェクト マネージメント推進室
担当部長
匹田 立身 氏

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このセミナー参加を機に、村井氏は株式会社ユーフィット ソリューションプロダクト本部 コンサルティングビジネス部 シニア営業マネージャ 徳永泰夫氏に相談。「全社レベルでプロジェクト管理能力を付けるのであれば、プロジェクトにかかわる各スタッフの情報を共有し、エンタープライズ レベルでプロジェクト管理を行える Project 2003 のサーバー版が良い」という提案を受けます。このアドバイスを受けて、Project Server 2003 によるプロジェクト管理を行えれば、全社規模のマネジメント プロセスを作り上げることができると自信を深めました。

しかし、ISS ではユーフィットの導入コンサルティングにすべてを託すのではなく、「自分たちでできることは、自分たちでも積極的に取り組む」という決定を下します。それは、開発現場の社員すべてが、ツール移行に「納得しやすいようにするため」でもあったと、ISS のプロジェクト マネージメント推進室 担当部長 匹田立身氏は言います。

「これまで当社内では、各部署でカスタマイズを重ねたツールを使い、実績管理を行ってきた経緯があります。そのこだわりあるツールからの切り替えを抵抗なく受け入れてもらうには、私たち自身が、Project のすべてを熟知して、説明できなければなりません。Project の使いやすさを、私たちが身をもって示す必要もあります。そこで、ユーフィットには、当社からの質問や疑問に答えるヘルプデスクの役割で、Project の導入を支援してもらいました」。

こうした体制のうえに、ISS では自社用のテンプレート第 1 版を作成。2004 年 4 月からは、プロジェクト マネージメント推進室の主導により、実務に即した形で Project 2003 に関する社内講習を繰り返し実施。同年 9 月から本社地区、10 月からは工場地区での利用がスタートし、システム開発部門のスタッフ全員が Project を使用するようになったのです。


<導入の効果>
開発現場の効率化と、経営層の意思決定の迅速化を実現


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株式会社ユーフィット
ソリューションプロダクト本部
コンサルティングビジネス部
シニア営業マネージャ
徳永 泰夫 氏

現在、ISS のシステム開発部門では、スタッフ全員がプロジェクトと作業日報の 2 つのテンプレートに毎日、実績を入力しています。その運用状況について匹田氏は次のように評価しています。

「Project は、Excel と同じような感覚で利用することができるため、とても使いやすいと思います。テンプレートに沿って入力していけば完了しますので、Project をよく知らなくても、直感的に操作することができます。また、サーバー側では 1 人ひとりの入力状態がわかるので、未入力のスタッフには電話して催促するようにしました。そのおかげで、今では全員が漏れなく入力するようになりました」。

その結果、開発現場のスタッフは実績や成果物などの情報をグループ全体で共有することができるようになりました。また、グループ リーダーは担当のプロジェクト情報を詳細かつ客観的に見ることができるようになり、スキルレベルに左右されることなくプロジェクトの計画策定が行えるようになり、開発品質と生産性を向上させることが可能になったと言います。

さらに、社長以下の経営層や各部門の責任者による「経営判断のさらなるスピード化」のメリットも評価されています。開発全体の状況を Project Server のポートフォリオ機能を使ってレビューすることで、全社の実績や計画状況を簡単に集計できるため、経営資源割り当ての最適化に向けたアクションを容易に起こせるようになったのです。

加えて現在、いすゞ自動車の購買システムでは大規模な再構築プロジェクトが行われており、ISS もプロジェクトの重要な一部を受け持っています。このプロジェクトは、全体を Microsoft Office Project で管理しており、ISS も担当部分の進捗状況を Project によって他の協力会社との連携を図っています。

Project はプロジェクト マネジメントの世界ではいろいろな企業で広く利用されている標準ツールであるため、こうした大規模システム開発においても Project を導入している他の協力会社と連携して使えることがメリットの 1 つとなっています。

* 図
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システム構成図 [拡大図]



<今後の展開>
プロジェクト管理能力と収益性の向上を目指し、さらなる挑戦を


こうして、案件ごとの実績や計画の管理を目標どおり実現した ISS では、現在、もう 1 つの目的である PMBOK の概念に基づいたプロジェクト管理の標準化に向けた取り組みを進めようとしています。

「ISS が担当するプロジェクトの規模に合う形で、プロジェクト管理能力の向上と標準化を図る必要があります。そこで、現在、PMBOK に基づいた ISS 用のプロジェクト マネジメントのガイドブックを作成しているところです」(匹田氏)。

ISS の最大顧客はいすゞ自動車ですが、ISS ではグループの関連企業などのシステム開発案件を受託し、より収益性の高い企業へと成長していくことを目指しています。そのためには、正確な見積もりに基づいて、顧客企業に最適な開発計画の提案を行い、その計画に沿ってプロジェクトを完遂していくという業務の進め方を定着させていく必要があります。

「今までは、プロジェクトの完遂を予測するという観点からリスクを考えたことはありませんでした。これからは Project で、作業を分解する WBS (Work Breakdown Structure) をうまく作れるようにして、プロジェクトのコストや採算性を判断していくようにしたいと考えています」(匹田氏)。

「収益性を高めるためには、見積もり精度を上げる必要があります。そのためには、過去の実績をベースに PDCA サイクルを回して、WBS の精度を高めていく必要があります。Project を使えば、見積もり精度を確実に上げることができると思います」(村井氏)。

このように、いすゞシステムサービス株式会社ではスケジュールや費用、リスクの計画や管理、作業分担の明確化などプロジェクトの計画と管理の基本手法である WBS と、開発進捗測定の指標である EVM (Earned Value Management) とをさらに積極的に取り入れ、その全社的な普及を進めていく予定です。



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