学校法人 慈恵大学

掲載日: 2008 年 6 月 12 日
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ソリューション概要

プロファイル
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学校法人 慈恵大学leave-msは、1881 年に英国医学を広めるために開設された、成医会講習所を起源として発足。現在では、東京慈恵会医科大学医学部医学科、同看護学科、東京慈恵会医科大学大学院医学研究所、慈恵青戸看護専門学校、慈恵第三看護専門学校、慈恵柏看護専門学校および 4 つの大学附属病院を運営し、それらが一体となって教育、研究、診療に寄与しています。

ソフトウェアとサービス
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Microsoft Windows Internet Explorer 6
Microsoft Windows Media Player 10
Microsoft Windows XP Embedded

メリット
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・テレビだけでなく、インターネットや電子メールなどを利用することにより、入院患者の利便性を向上。
・タッチ パネルにより、パソコンに不慣れなユーザーでも手軽に利用することが可能。
・病院案内などのコンテンツを盛り込むことにより、院内スタッフの説明の手間などを削減。
・電源を切るだけでウイルス駆除が可能。

ユーザーコメント
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「MediClient には、インターネットや電子メールを使えるということをはじめ、ハード ディスクやファンを持たないので静かであること、タッチ パネルを採用しているので、パソコンに慣れていない方でも操作しやすいということなど、すばらしいと感じるポイントが数々あります」。

学校法人 慈恵大学
法人事務局
財務部施設課
課長
根岸 正弘 氏


ベッドサイド端末 MediClient を導入し、患者サービスをさらに充実。タッチ パネルにより、誰もが簡単にインターネットや電子メールを利用可能。

東京慈恵会医科大学附属柏病院では、入院患者向けのサービスをさらに充実させるため、テレビ、インターネット、電子メールなどを利用できるベッドサイド端末「MediClient」を導入しました。MediClient を使えば、タッチ パネルを操作するだけで、パソコンを使い慣れていない患者の方でも手軽にインターネットや電子を利用することができ、手書きの要領で文字を入力することも可能です。さらに病院案内のコンテンツや体温入力機能も備え、入院生活の利便性向上に役立っています。


<導入背景とねらい>
テレビ、インターネット、電子メールを利用できるベッドサイド端末


根岸 正弘 氏
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学校法人 慈恵大学
法人事務局
財務部施設課
課長
根岸 正弘 氏

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学校法人 慈恵大学 (以下、慈恵大学) は、1881 年に英国医学を広めるために開設された、成医会講習所を起源としています。現在では、東京慈恵会医科大学医学部医学科、同看護学科、東京慈恵会医科大学大学院医学研究所、慈恵青戸看護専門学校、慈恵第三看護専門学校、慈恵柏看護専門学校および 4 つの大学附属病院を運営し、それらが一体となって教育、研究、診療に寄与しています。

附属病院の 1 つ、東京慈恵会医科大学附属柏病院 (以下、柏病院) では、患者向けのサービスとして病床ごとにテレビを設置。そのテレビの契約が 2005 年 4 月に切れることから、新たなテレビの導入を検討しました。その際、患者サービスのさらなる充実を図るため、テレビだけでなく、インターネットや電子メールも使えるものを探していました。慈恵大学 法人事務局 財務部施設課 課長 根岸正弘氏は、その検討内容について次のように説明します。

「柏病院では、患者様がご要望を病院に伝えるためのご意見箱を各所に設置しています。そこから集められたご意見には、『院内にパソコンを持ち込みたい』というものが数多くありました。パソコンを持ち込むこと自体に問題はなかったのですが、インターネットに接続することができず、その点がネックになっていたのです」。

テレビの導入については、複数社から提案を受けていましたが、その中で日本テクト株式会社の提案した「MediClient」だけが、インターネットや電子メールにも対応していました。MediClient の評価について根岸氏は次のように言います。

「提案を受けた後に、デモンストレーションを実施していただき、実際の動作を確認しました。インターネットや電子メールを使えるということはもちろんなのですが、ハード ディスクやファンを持たないので静かであること、タッチ パネルを採用しているので、パソコンに慣れていない方でも操作しやすいということなど、すばらしいと感じるポイントの数々をデモンストレーションで実感できました」。

MediClient は、テレビ、電子メール、インターネットをはじめ、病院案内や体温入力など、さまざまな病院向けの機能を搭載した総合ベッドサイド端末です。端末部分はハード ディスクやファンを搭載していないため音を出すことがなく、病室の静寂性を保つことができます。MediClient の開発について、日本テクト株式会社 営業統括部 部長 冨田洋氏は以下のように説明します。

「MediClient は、病院のアメニティを充実させるために、『簡単に、誰でも』をコンセプトに開発されました。液晶テレビを搭載することで自然な動画再生を実現し、操作はタッチ パネルで誰でも簡単に行うことができます。またディスクレスなので、シャットダウンの操作もスイッチを切るだけで、家電感覚で使用することが可能です」。

MediClient の OS には Microsoft Windows XP Embedded を採用しています。その理由について冨田氏は次のように言います。

「Windows XP Embedded であれば、パソコン向けに開発したアプリケーションをそのまま流用でき、汎用性に優れるという点が採用した大きなポイントになります。また周辺機器を利用する際も、ドライバの開発が不要であるという点、Enhanced Write Filter (EWF) が搭載されていることから、電源を切るだけで初期状態に戻すことができる点も大きな選択理由になっています」。

ブラウザには Microsoft Windows Internet Explorer 6 を搭載し、Microsoft Windows Media Player 10 をはじめとした標準的なプラグインも装備しているので、一般的な Web コンテンツは、問題なく閲覧することが可能です。


<導入のいきさつ>
病院案内や体温入力機能などを充実


冨田 洋 氏
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日本テクト株式会社
営業統括部 部長
冨田 洋 氏

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2005 年 2 月に採用が決定した MediClient は、小児病棟などの特殊な病棟を除いた 533 病床に設置され、切り替え時期である同年 4 月に稼働が開始されました。取り付けに際しては、大がかりな LAN 工事が不要であったため、短期間で簡単に設置できたと根岸氏は言います。

「インターネットの接続には、以前から使用していたテレビ アンテナ用の同軸ケーブルを利用できるので、新たに LAN ケーブルを設置する必要がありませんでした。もし大がかりな工事が必要だったら、病室を 1 つ 1 つ閉鎖しながら工事を進めなければならなかったので、大変助かりました」。

稼働開始当初は、テレビ、インターネット、電子メールの機能が提供されました。インターネットはあらかじめ主なコンテンツがメニューとして用意されているので、インターネットを使い慣れていない患者でも、タッチ パネルでメニューを選択するだけで簡単に利用することができます。

電子メールについては、専用のアドレスを申し込むだけで利用可能です。文字入力もタッチ パネルから手書きの要領で行うことができ、パソコンの操作に不慣れなユーザーにも配慮しています。キーボードを使いたい場合でも、画面に表示されるキーボードを利用することで入力が可能です。

テレビ、インターネット、電子メールの機能で稼働を開始した MediClient ですが、その後、病院案内と体温入力機能が追加されました。柏病院では、入院患者に対して病院案内の小冊子を配布し、看護師の方が 15 〜 16 分かけてその説明をしていました。その冊子の内容を MediClient のコンテンツとして追加しました。

「口頭でご説明するよりも、患者様が自ら画面を利用して調べられた方が分かりやすく、いつでも確認できるという利点があります。看護師の説明の時間を節約できますし、患者様と病院の双方にとってメリットのあるコンテンツです」 (根岸氏) 。

病院案内のコンテンツは、わずか数日で作成されました。カスタマイズが容易なことも MediClient の特長です。

体温入力機能は、測定した体温計を専用の差し込み口に挿入するだけで自動的に体温が入力されるという機能です。日々測定した体温は、すべて保存されるので、患者はいつでも体温の推移を参照することができます。

また柏病院では、毎年満足度調査を行っていて、そのアンケート結果も MediClient で公開されています。

「柏病院では、2008 年 2 月に病院機能評価のバージョン 5 を申請しました。バージョン 5 では、満足度調査の結果を患者様にフィードバックすることが条件となっていますが、従来はアンケート結果を病棟の掲示板で公開していました。しかし掲示板では、わざわざそこまで行かなければ、見ることができません。MediClient を利用して、病床などで見ることができれば、より親切なフィードバックが実現します」 (根岸氏) 。

テレビ、インターネット、電子メールは、プリペイド カードの購入や、IC カード、Web 課金などの方法によって利用できますが、病院案内、アンケート結果などの病院サービスに関するコンテンツは無料で利用することが可能です。


<導入の効果>
インターネットを中心に利用率が向上


* PHOTO
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タッチ パネルにより誰もが手軽に利用可能
※写真はイメージです。
以前設置されていたテレビに比べて、MediClient は課金収入が 2 〜 3 割アップしました。このことから、MediClient に切り替わり、利用率が向上していることが推測できます。テレビだけでなく、インターネットもかなり頻繁に利用されているようです。

「インターネットを普段使っていない方でも、よく利用されています。タッチパネルで操作しやすいことから、どなたでも気軽に使えるということが利用率を引き上げているのだと思います。利用目的としては、柏病院や転院先の病院を調べたり、薬や治療方法について調べたりということが多いようです」 (根岸) 。

MediClient の導入は、患者に対するサービスの充実だけでなく、院内スタッフの業務効率の向上にも貢献しています。入院患者への病院説明などの手間が軽減でき、看護師本来の業務に集中できるようになりました。

またウイルス対策の必要がないということも大きなメリットとなっています。EWF 機能により、端末の電源を切ると初期状態に戻ることから、万が一ウイルスに感染しても、電源を切った時点で自動的にウイルスが除去されます。

「ほかの病院の話ですが、ウイルス対策が大変だということを聞いたことがあります。その病院では、患者様が持ち込んだパソコンをインターネットにつなげられるようにしているのですが、毎日ウイルスのチェック、除去をしているのです。その点 MediClient であれば、スイッチ 1 つで自動的にウイルスが除去されますので、手間がまったくかかりません」 (根岸氏) 。

テレビに関しても、2008 年 3 月に地デジ対応が始まり、今後さらに利用率が向上すると期待されます。地デジ対応の作業はわずか 1 日で完了しました。


<今後の展望>
食事メニューや血圧測定などさまざまなサービスを充実


今後の展望としては、食事のメニューを MediClient から選択できるサービスを検討していると根岸氏は言います。

「画面に表示されるメニューから、写真を見ながら選ぶことができれば、さらに利便性が高まるでしょう。しかし、食事制限がある患者様には通常のメニューが見えないようにするなど、患者様によって表示を切り替えるしくみが必要なので、現在その仕様を検討している段階です」。

また、体温計だけでなく、血圧計を設置することも検討しています。

「人前で血圧を測定すると上がってしまう方もいますので、1 人で測れるようになれば、もっと便利になるでしょう。その他にも、CT や MRI などの検査を説明するコンテンツや院内のコンビニエンス ストアへのオーダー機能など、MediClient はさまざまな利用が可能なので、そうしたサービス機能の充実も検討していきたいと思います」 (根岸氏) 。

今後は、慈恵大学の他の病院にも MediClient を展開することを検討していると根岸氏は言います。

「まだ具体化はしていませんが、本院や青戸病院、第三病院などでもテレビの契約が切れる際は、MediClient も含めて次の導入機種を検討することになると思います。MediClient は本当にすばらしいシステムだと思いますので、今後も積極的に活用して、患者様のご要望を満たせる病院運営を実現していきたいと考えています」。



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