株式会社カクダイ

掲載日: 2008 年 12 月 1 日
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ソリューション概要

プロファイル
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株式会社カクダイleave-ms は、水栓や水回り製品を主力とする住宅設備メーカーです。「水と住まいの接点にある製品を追求し、生活の質の向上に貢献する。」をモットーに、地球環境の保全に配慮した、高品質な製品を提供し続けています。また漆や金箔、焼き物を使った個性的な製品をラインアップするなど、チャレンジングな企業姿勢でも知られています。

シナリオ
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以前は ASP 型サービスを活用して Web カタログを提供していたが、自由度の低さやメンテナンスの煩雑さから、独自システムの構築を検討。日本デジタルオフィス株式会社の DO!Cat 上で Web カタログを制作することになった。
コンテンツ マネージメント システムとしては Microsoft Office SharePoint Server 2007 を採用。これによってワンソース マルチユースの環境を整備した。
Web カタログをリリースした後、ワンソース マルチユースをさらに活かすサービスの開発に着手。これが「自動作図システム KAKUZO」のリリースへと結びついた。

ソフトウェアとサービス
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Microsoft Office SharePoint Server 2007
the 2007 Microsoft Office system
DO!Cat Server (日本デジタルオフィス株式会社)leave-ms

メリット

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ユーザー自らがプランニングを行い、その結果となるセット図面とプランシートが瞬時に提供されることで、顧客に対するレスポンス スピードが飛躍的に高まりました。また、これまで図面作成を担当していた製造本部の作業負荷も大幅に軽減され、本来の製品開発に集中できるようになっています。

ユーザー コメント
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「Office SharePoint Server 2007 は、きわめて強力なエンジンであると同時に "拡張性のコア" でもあります。多様なサービスを効率的に開発できるのは大きなメリットです」

株式会社カクダイ
営業本部 情報システム課
課長
福島 秀樹 氏
Office SharePoint Server 2007 と DO!Cat の連携でワンソース マルチユースを実現、業界の常識を覆す新たなサービスが可能に

* *創業 (明治 21 年) 当時の看板
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創業 (明治 21 年) 当時の看板
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* *株式会社カクダイ
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株式会社カクダイ
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水栓や水回りを中心に、ユニークな空間提案を積極的に行っている株式会社カクダイ (以下、カクダイ) 。ここではホームページ上でも、きわめて個性的なサービスを提供しています。水回り空間のプランニングをユーザー自ら行い、その結果となるセット図面とプランシートを瞬時に出力する「自動作図システム KAKUZO」というサービスを、2008 年 10 月に公開しているのです。カクダイはこのサービスを日本デジタルオフィス株式会社 (以下、日本デジタルオフィス) の「DO!Cat Server」で構築していますが、コンテンツ マネージメント システムとしては Office SharePoint Server 2007 を活用。これによってワンソース マルチユースを実現しています。今後は Office SharePoint Server 2007 の機能をさらに積極的に活用することで、ワンソース マルチユースの可能性を広げていく計画です。


<導入背景と狙い>
Web 上で行える水回り空間のプランニング
セット図面とプランシートの作成も瞬時に完了


三上 譲 氏
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株式会社カクダイ
販売促進室
室長
三上 譲 氏

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2008 年 10 月、インターネット上にユニークなサービスが登場しました。その名は「自動作図システム KAKUZO」。カクダイのホームページで提供される、水回り空間のプランニング サービスです。このサービスの最大の特徴は、実際にカクダイが取り扱っている商品をユーザー自らが組み合わせることで、見積もりや設計図面が自動的に生成される点です。しかもセット図面とプランシートの作成は、ページ上のボタンをクリックすると、ほぼ瞬時に完了してしまうのです。

カクダイは大阪に本社を置く、水栓を主力商品とする住宅設備メーカー。「水と住まいの接点にある製品を追求し、生活の質の向上に貢献する。」をモットーに、水回り用品の開発・販売を行っています。高品質で安全性の高い製品を提供することはもちろんのこと、地球環境保全にも積極的に取り組んでおり、環境マネージメントの国際規格 ISO 14001 の認証も取得。その一方で漆や金箔、焼き物を使用した個性的な製品を発表するなど、チャレンジングな取り組みも行っています。この企業姿勢は販売店や一般ユーザーからも、「カクダイなら他にないものがある」と高い評価を受けています。

「この業界 (住宅設備業界) では、既に Web カタログの提供は当たり前のものになっていますが、ほとんどは紙のカタログの延長にすぎず、ページをパラパラめくりながら製品の写真やスペック情報を見るというレベルにとどまっています」と言うのは、株式会社カクダイ 販売促進室 室長の三上譲氏。カクダイでも以前からこのような Web カタログを提供していましたが、自動作図システム KAKUZO のようなサービスは業界でも珍しいはずだと言います。これはカクダイにとって、新たなチャレンジの 1 つに位置付けられているのです。

既に提供されている Web カタログと連動している点も自動作図システム KAKUZO の大きな特徴です。ユーザーが Web カタログ上で気に入った製品をチェックしておくと、自動作図システム KAKUZO のページに移ったときにはその製品が自動的に選択されているのです。これによってユーザーは、同じ選択を二度行う必要がなくなり、より高い利便性を享受できることになります。

この Web カタログと自動作図システム KAKUZO を実現しているのが、日本デジタルオフィスの「DO!Cat Server」です。この製品はもともとホームページ作成ツールとして開発されましたが、紙のページをパラパラとめくるように閲覧できる機能や付箋機能などを追加することで、Web カタログを効果的に構築できる製品へと発展。さらにコンテンツ マネージメント システムと連携することで、強力な Web アプリケーション インフラへと進化しています。

そしてこの「DO!Cat Server」のコンテンツ マネージメント システムとして活用されているのが、Office SharePoint Server 2007 なのです。


<導入の経緯>
柔軟性の高い Web カタログを実現するため
ワンソース マルチユースの基盤を整備


* 福島 秀樹 氏
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株式会社カクダイ
営業本部 情報システム課
課長
福島 秀樹 氏

カクダイと DO!Cat との出会いは、2007 年 5 月にまで遡ります。きっかけとなったのは、既存の Web カタログに対する不満でした。この当時カクダイは ASP 型の Web カタログ サービスを使用していましたが、自由度が低く、やりたいことが思うようにできないという悩みを抱えていました。この問題を解決するには独自の Web カタログ システムを作るしかない。このように考えていた時に、日本デジタルオフィスが DO!Cat の提案をしたのです。

「当時の DO!Cat はまだ外部データベースやコンテンツ マネージメント システムとの連携機能がありませんでしたが、新しい Web カタログではコンテンツ管理と画面デザインをすべてデータベースで管理することが求められました」と言うのは、株式会社カクダイ 営業本部 情報システム課 課長 の福島秀樹氏。この要求に対応するため、日本デジタルオフィスでは RDB やコンテンツ マネージメント システムとの連係機能を開発し、その結果として「DO!Cat Server」が誕生したのだと言います。「日本デジタルオフィスはハードルが高い要求を提示すると、必死になって対応してくれます。DO!Cat Server の開発も、わずか数か月で完了してくれました」。

この時コンテンツ マネージメント システムとして採用されたのが、Office SharePoint Server 2007 でした。採用の理由は大きく 2 つ挙げられています。

1 つは強力なバージョン管理機能を備えていること。以前の DO!Cat はファイル サーバーでコンテンツを管理していたため、バージョン管理を行うことができませんでした。しかし Web カタログのコンテンツ管理では、適切なバージョン管理を行わないと編集課程で混乱が起こりやすくなります。Web カタログ制作の効率を高めるには、バージョン管理機能の実装は避けて通れない課題なのです。

もう 1 つは拡張性の高さです。「Office SharePoint Server 2007 は極めて強力なエンジンであると同時に "拡張性のコア" でもあります。多様なサービスを効率的に開発できるのは、大きなメリットです」 (福島氏) 。

Web カタログがリリースされたのは 2007 年 11 月。各製品のキーワードやスペック情報、写真、CAD データなどを Office SharePoint Server 2007 で集中管理することで、ワンソース・マルチユースの基盤が整備されました。その後この基盤の上で、さらなる業務効率化を実現しようという動きが始まります。その結果誕生したのが「自動作図システム KAKUZO」なのです。


<システムの概要>
リリース当初から注目を集めた「自動作図システム KAKUZO」
業務効率向上やスピードアップに大きな貢献


カクダイの Web カタログと「自動作図システム KAKUZO」のシステム構成は、図に示すとおりです。まず個々の製品の情報は、Office SharePoint Server 2007 のコンテンツとして集中管理されています。ここでは編集途中・未公開のコンテンツも管理されており、この中から外部に発信できる「承認済み」コンテンツだけが DO!Cat Server へと渡されます。DO!Cat Server では受け取ったコンテンツを Microsoft SQL Server 2005 上に保管。この SQL Server は製品情報だけではなく、製品間の関連情報や、表示する時のレイアウト情報なども管理しています。

システム構成図
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システム構成図[拡大図]


辻 智秀 氏
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株式会社カクダイ
製造本部 生活空間事業ユニット
マネージャー
辻 智秀 氏

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親松 幸子 氏
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株式会社カクダイ
販売促進室
親松 幸子 氏

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Web カタログと「自動作図システム KAKUZO」は、SQL Server 上で管理されている情報を基に、製品情報の表示や空間プランニングの機能を提供しています。プランニング結果の図面作成は、DO!Cat Server が実装する独自の作図エンジンによって実現されています。また「自動作図システム KAKUZO」ではセット図面とプランシートだけではなく、提案書を自動作成する機能も用意されていますが、提案書のフォーマットは Microsoft Office Open XML ファイル形式で記述されており、Microsoft Office Excel 2007 のファイルをサーバー側で生成できるようになっています。

「自動作図システム KAKUZO を一般公開する前、1 か月ほど社内だけで利用していたのですが、驚くほどの反響がありました」というのは、株式会社カクダイ 製造本部 生活空間事業ユニット マネージャーの辻智秀氏。社内リリースからわずか 3 日間で、1,000 枚以上の図面が出力されたというのです。「実はこのようなプランニング図面は、これまで営業や代理店からの依頼を受けて、私どもの部署で作成していました。作成図面数は 1 か月あたり 800 枚程度だったので、3 日間で 1,000 枚以上というのがどれだけの数字なのかご理解いただけると思います」。

「私は図面に関してはまったくの素人ですが、自動作図システム KAKUZO なら私でも簡単に図面を作成できます」と言うのは、株式会社カクダイ 販売促進室の親松幸子氏。図面やカタログ情報を Excel に貼り付けて提案書を作成することも簡単なので、営業が提案しやすいツールにしあがっていると言います。また親松氏はこのシステムのメンテナンスも担当していますが、メンテナンス作業も Excel 上で行えるようになっているため、以前使っていたサービスに比べて作業時間が大幅に削減されているとも指摘します。

* 林 景子 氏
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株式会社カクダイ
製造本部 生活空間事業ユニット
林 景子 氏

* 渡辺 謙一 氏
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株式会社カクダイ
製造本部 生活空間事業ユニット
リーダー
渡辺 謙一 氏

「自動作図システム KAKUZO」のリリースは営業部門だけではなく、製品開発部門の業務効率化にも大きな貢献を果たすと期待されています。「以前は多いときで 1 日 50 枚の図面依頼があり、図面作成で毎日が終わっていました」と言うのは、株式会社カクダイ 製造本部 生活空間事業ユニットの林景子氏。しかし今では図面依頼はほとんどなくなったと言います。生活空間事業ユニット リーダーの渡辺謙一氏も「図面依頼がなくなれば、製品開発という本来の仕事に集中できます」と言います。

もちろん作業量の減少以上に重要なのが、顧客に対するレスポンス スピードの向上です。この業界では、施主様、建築設計者、建築業者、設備工事業者が綿密に打ち合わせし、情報を共有化しながら、空間を作り上げていくのですが、依頼を受けてから人手で図面を作成するのでは、図面を提供するまでにどうしてもタイム ラグが発生します。おのおのが図面にて仕様確認を行い、邸別対応で即座に作図できればと要望が多々ありました。しかし今ではボタン 1 つで 1 秒以内に図面の提供が可能。この違いはきわめて大きなものだと言えます。「予算と図面の確定がリアルタイムで行うことができるため、商談現場や打ち合わせ時にご活用いただけると思います。この業界では大手メーカーでも、図面作成を依頼してメールで届くまで 30 分はかかるのが常識です。自動作図システム KAKUZO のサービス レベルは間違いなく、業界最大手を超えていると思います」 (三上氏) 。


<今後の展望>
システム投資は 1 年以内に回収可能
今後も新たなアイデアで可能性を広げる


「最初に稟議書を出したときには 3 年くらいで投資を回収できるだろうと考えていましたが、今ではもっと早く回収できるだろうと感じています」と辻氏。「自動作図システム KAKUZO」の稟議は生活空間事業ユニットで作成されましたが、できあがったシステムの使い勝手や、ユーザーからの反響の高さを見れば、1 年以内に投資を回収できるはずだと言います。「大切なのはスピード感です。これだけのスピード感があれば、これまで以上にユニークな空間提案を行えるようになると思います」。

今後は Office SharePoint Server 2007 の機能を、さらに幅広く活用することも検討されています。その 1 つに挙げられているのがワークフロー機能です。Web カタログを制作するプロセスはいくつもの作業ステップに分かれており、これらの作業ステップが複数のスタッフによって並行で進められています。そのため制作プロセスの全体像を把握するのは決して簡単ではないのですが、ワークフロー機能で情報を共有できれば、どこが進捗のボトルネックになっているのかが、ひとめで把握できるようになります。

「コンテンツ マネージメントの基盤さえしっかり作ってしまえば、多様なサービスに応用できるはずです」と福島氏。そしてその可能性を拡大する鍵の 1 つは、Office SharePoint Server 2007 をどれだけ "使い倒せるか" にあると言います。「これからも大手に負けないアイデアで、お客様に喜んでいただける製品やサービスを生み出していきたいですね」と語る福島氏の言葉のとおり、カクダイはこれからも新しいサービスを提供し続けていくでしょう。



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