北広島町教育委員会

掲載日: 2009 年 10 月 16 日
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ソリューション概要

プロファイル
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北広島町leave-msは、広島県山県郡内の 4 町(芸北町、大朝町、千代田町、豊平町)の合併によって 2005 年に誕生。645.86 平方 km という広大な面積を有する中山間地域です。役場や学校などの公的機関を中心に、町の情報活用環境の整備に取り組んでいます。

ソフトウェアとサービス
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Microsoft Windows Server 2008

メリット
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OS、アプリケーションの一元管理により、運用管理業務を効率化
シンクライアントによるセキュアな PC 活用
全教員に統一された PC 環境を提供
ファイル ストレージによる教員間の情報共有

ユーザーコメント
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「今回、Microsoft Windows Server 2008 のターミナル サービスを導入し、教職員の PC 環境をセンター サーバーで一括して管理できる体制が実現しました。学校で何か障害が発生してもすべてセンター側で対応することができるため、管理の面では非常に楽になったと実感しています」

北広島町役場
きたひろネットセンター
主任
大橋 一正 氏


セキュアな PC の利活用環境を目指して、ターミナル サービスを導入。

北広島町では、約 220 台の教員用 PC の配備を機に、セキュリティの強化と少人数での管理・運用を実現するためにシンクライアントの導入を決定しました。 ICT 環境のさらなる拡充に際し、必要となる要件をまとめ複数のベンダーからの提案を検討した結果、Microsoft Windows Server 2008 のターミナル サービスに目が留まったのです。このターミナル サービスにより、各クライアント PC にアプリケーションや OS、データを置かないシンクライアント化が可能となり、セキュアな PC 活用とその一元的な管理が実現されました。


<導入背景とねらい>
約 220 台の PC 配備を機に、教員向けシステムの整備に着手


細部 俊彦 氏
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北広島町教育委員会
学校教育課
課長補佐 兼 学校総務係長
細部 俊彦 氏

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2005 年に 4 町の合併により誕生した北広島町は、645.86 平方 km という広大な面積を有しています。町内には 21 校の小中学校が点在し、17 校ある小学校のうち 10 校は、異なる学年の児童が同じ教室で学ぶ複式学級となっています。

北広島町の小中学校の ICT 環境は、これまで事務用や児童生徒用の PC を中心に整備が進められてきました。しかし、その一方で、教員用 PC の整備の遅れから、教員の持ち込み PC が課題となっていました。北広島町教育委員会 学校教育課 課長補佐 兼 学校総務係長 細部俊彦氏は、以前の状況を次のように振り返ります。

* 大橋 一正 氏
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北広島町役場
きたひろネットセンター
主任 大橋 一正 氏

「授業の準備や教材研究など、教員も PC がなくては仕事になりません。しかし、当時は教員用 PC が整備されておらず、個人の PC で業務を行っていました。個人情報の漏えいは起こっていませんが、セキュリティの強化は重要な課題でした」。

そこで北広島町では、全教員用として約 220 台の PC の配備を決定。さらにセキュリティの強化に加え、各学校における管理負担の軽減を必要要件として、ICT 環境の整備に着手しました。

同町の情報化を担当する北広島町役場 きたひろネットセンター 主任 大橋一正氏は「北広島町では、本庁から一番離れた学校まで車で片道約 1 時間はかかります。そのため、学校で何か障害が起きても 1 時間は待ってもらうことになり、管理を担当する職員も往復の約 2 時間は他の仕事ができません。また、各校のシステム管理は情報担当の先生と校長先生が担当していたため、その負担を軽減したいという思いもありました」と語ります。


<導入の経緯と効果>
求める条件を満たすシンクライアント製品として、ターミナル サービスを導入


システムの選定にあたって北広島町が着目したのが「セキュアな活用環境」と「システムの集中管理」という 2 つの条件を満たすシンクライアントでした。さらに、各学校と教育委員会を結ぶネットワークには光ファイバー網などを活用することを条件として入札を実施。その結果「ソフトウェアのライセンス コストが抑えられる画面転送型システムの中で、サーバー OS が一体となってより効率的に活用できる Microsoft Windows Server 2008 のターミナル サービスの導入を決めました」(大橋氏)。

システム概要図
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システム概要図[拡大図]
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ターミナル サービスは、アプリケーションや OS をサーバー上で起動し、その画面のみをクライアント PC に転送して利用するシステムです。クライアント PC にはデータが残らないため、北広島町が求める条件を満たしていました。そして 2009 年 4 月に導入。大橋氏がまず実感したのは管理面の効果です。

「サーバー側でアプリケーションやデータを一括して管理できるので、何かトラブルが起きてもわざわざ学校に出向く必要がなく、管理の面では非常に楽になりました。また、全教職員に対して同一の環境が提供できるため、先生方のメリットも大きいと思います」と大橋氏。

「各校で異なるソフトウェアや OS を入れると、学校間で異動があった際に、また新たに使い方を覚えなければなりませんが、今回のシステムではその心配もありません。また、全員が同じ環境を使うので、操作方法などが分からないときは隣の先生に聞くこともできます」。

さらに今回のシステムでは、サーバー側に大型のファイル ストレージを設置。各学校や個人単位のファイルエリアの他に、ネットワーク全体で共有できるエリアを増強しています。

「先生方が研究した教材や、事務的な手続きをするのに使える書式などをファイル ストレージに蓄積し、共有することができます。北広島町の先生であれば、いつでも同じものを使って同じ作業ができますし、みんなで研究した教材を使って均一な授業が行えます」(大橋氏)。


<今後の展望>
教職員から、児童生徒をつなぐネットワークへ


* 奥田 淳治 氏
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北広島町教育委員会
学校教育課 学校総務係
主任
奥田 淳治 氏

今回のシステムの運用は、まだまだ始まったばかりです。北広島町教育委員会 学校教育課 学校総務係 主任 奥田淳治氏は、「先生方に当たり前のものとして活用してもらうこと」が重要であると話し、「研修や検討会を今後も継続的に開いていくとともに、きたひろネットセンターとも連携を図りながら先生方に対するサポートを充実させていきたい」と意気込みます。

また、今回の導入に携わった株式会社日立情報システムズの大神一郎氏は、「実際に使われる先生方が、シンクライアントを意識せず使えることを目指しました。たとえば、ターミナル サービスの RemoteApp という機能では、デスクトップ上のアイコンをクリックすれば自動的にサーバーに接続し画面上でアプリケーションを展開できるようになっています。通常のリモート デスクトップ接続とは異なり、外部から接続していることをまったく意識することはありません。また、Active Directory のフォルダ リダイレクトやプリンターのリダイレクト設定の機能を活用することで、会議先や異動先の学校でも同じ環境で作業をすることが可能です。こうした機能の活用で IT 知識の低い先生でも抵抗なくシンクライアント環境になじめるのではないでしょうか。今回の規模の導入の場合、ネットワーク環境さえ整っていれば、ターミナル サービスのサーバーの導入からクライアントの展開まで 1 か月程度の短期間で構築が可能です。」と語ります。

さらに同社の安川将史氏は、「より自由度の高い環境を提供していくために、高いセキュリティを維持しながら自由度を高める方法を模索していきたい」と意気込みを話します。

最後に奥田氏は、今回の教員用ネットワークの先にある、大きな可能性について触れました。「北広島町にある学校は小規模校が多く、学校の中に同級生がいない学校もありますが、他の学校とこういうネットワークを使った形で勉強ができれば、学校にいながらにして他校に同級生を作ることができます。そういう活用の可能性も将来的には考えていきたいと思います」。



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