コーアツ工業株式会社

掲載日: 2009 年 12 月 21 日
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ソリューション概要

プロファイル
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1959 年、南日本高圧コンクリート株式会社として設立。1990 年にコーアツ工業株式会社leave-msに社名変更。2009 年に創立 50 周年を迎え、本社は鹿児島県鹿児島市。従業員数は 226 名 (2009 年現在)。西日本を中心に、3 支店 12 拠点で営業、道路、鉄道などのコンクリート橋梁専門企業として南九州西回り自動車道、東九州自動車道、九州新幹線鹿児島ルートという、九州地区での三大プロジェクトに携わり、県内トップの実績と技術力を誇ります。公共事業の土木、建設工事の請負事業だけでなく最近では酒造業や健康食品、個人住宅分野へも進出し躍進を遂げています。

ソフトウェアとサービス
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Windows Server® 2008
Windows Server® 2008 Hyper-V™
Windows Server® 2003
Windows Server® 2008 Terminal Services
Windows Server® 2008 Terminal Services Gateway
Windows Server® 2008 Terminal Services RemoteApp

メリット
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Hyper-V による仮想環境の構築により、物理サーバー数を 1/3 に削減
仮想化により、物理サーバーの導入コストを削減
ターミナル サービスとターミナル サービス ゲートウェイ、RemoteApp の利用により、効率的なリモート アクセスで運用コストを削減
仮想化による運用管理の効率化によって運用工数を削減
省スペースを実現でき IT 全般統制にも対応できた

ユーザー コメント
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「現場数は年間 60 〜 70 件あるので、電子納品用の図面や文書、写真データは非常に大きな容量になります。そのため、物理サーバーだと何かあっても簡単にはサーバーを変えられませんが、仮想化サーバーなら、万が一の際にも容易に移行可能なうえ、システムの再構築も容易にできる安心感に加え、コストも低減できます」

コーアツ工業株式会社
電算室
新屋 豊 氏
公共事業の電子納品システムなど複数の業務システムを Windows Server® 2008 Hyper-V™ により仮想化。
サーバー機器導入コストの低減と運用の効率化を実現


* コーアツ工業株式会社
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コーアツ工業株式会社

主に西日本全域で橋梁工事を中心に事業を展開しているコーアツ工業株式会社では、内部統制の IT 全般統制への対応と公共事業の電子納品アプリケーションのバージョン アップを機に、業務システムを Windows Server® 2008 Hyper-V を利用して仮想化。IT 全般統制への対応と同時にサーバー機器導入コストや設置スペースの削減と運用コストの削減を実現しました。また、ターミナル サービス ゲートウェイとターミナル サービス RemoteApp を利用した、リモート アクセスによる本社と拠点間での機材在庫照会システムも同時に実現し、業界内でも先進的な IT 活用企業として注目されています。


<導入の背景とねらい>
IT 全般統制への対応、電子納品システムのバージョン アップ。
サブドメイン コントローラーの設置などから仮想化を検討


* 新屋 豊 氏
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コーアツ工業株式会社
電算室
新屋 豊 氏

* 美園 浩一氏
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コーアツ工業株式会社
電算室
美園 浩一氏

コーアツ工業株式会社は、本社のある鹿児島県を中心に西日本全域で公共事業におけるコンクリート橋梁 (プレストレス橋梁) の専門企業として高い技術力と品質で躍進を遂げている企業です。同社では、日本版 SOX 法に基づく内部統制における IT 全般統制に対応するための検討を行っていく中で、仮想化による対応に着目し、2008 年 4 月から検討を開始しました。コーアツ工業株式会社 電算室 新屋 豊 氏が語ります。

「サーバー室の物理的な基準に合致させるために、約 12 台あるサーバーの数を減少させて省スペース化を実現する必要がありました。また、工事現場で活用している電子納品アプリケーションがバージョン アップしたことや Active Directory® のドメイン コントローラーの増設も予定していたので、IT 全般統制への対応と共に仮想環境での運用を検討しました」(新屋 氏)。

同社では、国土交通省が 2004 年度からすべての公共事業に適用した公共事業支援統合情報システムによる電子納品への対応を 2001 年当初から進めており、電子納品に関しては長年の蓄積がありました。しかし、工事現場で必要な書類を工事終了時に電子納品用のデータとして XML データで ROM 化できるアプリケーション「現場管理館」(株式会社現場サポート) のバージョン アップ対応と、1 台で運用していたプライマリ ドメイン コントローラーの補完として、サブドメイン コントローラーの設置が課題になっていました。そこで、サーバー台数を増やさずに運用できるシステムとして仮想化が検討されました。
さらに、機材センターと工場・購買部門では、機材、資材の在庫確認のやりとりがあり、これについて VPN を使ったリモート システムも検討していました。


<導入経緯とシステム概要>
異なる OS での 3 つの仮想環境を構築。
短期間での構築を低コストで実現


同社では、基幹システムを含め約 12 台あるサーバーを本社で一括管理し、3 支店 12 営業所ある各拠点とは約 250 台のクライアント PC を VPN で接続しています。12 台のサーバーは順次仮想化する方向だったので、仮想化製品の検討ではマイクロソフト製品以外にもいくつかの製品を比較検討しました。コーアツ工業株式会社 電算室 美園 浩一 氏が語ります。

「他社製品も検討したのですが、導入コストの高さや英語版しかないなどといった問題がありました。その点、Hyper-V は Windows Server® 2008 の標準機能ですので追加コストがかからず、Windows Server 2008 のライセンスだけで仮想化を実現できます」(美園 氏)。

* 左:松元 祥平 氏、右:下島 慎一郎 氏
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(左)
キヤノンシステムアンドサポート株式会社
九州営業本部南九州支店
南九州大手販売課 課長
松元 祥平 氏

(右)
キヤノンシステムアンドサポート株式会社
九州営業本部南九州支店
南九州サポート推進課
下島 慎一郎 氏

2008 年 8 月から稼働したシステムは、Windows Server 2008 Standard で構築した Hyper-V による仮想環境に、ゲスト OS として 3 つの仮想環境を構築しています。ゲスト OS として Windows Server® 2003 で「現場管理館」を実行し、Active Directory の サブドメイン コントローラー、さらに、後述する機材在庫照会システムのオープン ソース DB がゲスト OS の Windows Server 2003 上で稼働しています。
この仮想化システムの構築をサポートしたのが、キヤノンシステムアンドサポート株式会社です。キヤノンシステムアンドサポート株式会社 鹿児島事業所 南九州大手販売課 課長 松元 祥平 氏と、同社 鹿児島事業所南九州サポート推進課 下島 慎一郎 氏が語ります。

「コーアツ工業様は新しい技術に常にチャレンジしていく先進的な企業風土なので、仮想化やターミナル サービスの利用に関する当社の経験を活かせました。Hyper-V はコスト面のメリットが非常に大きく、導入しやすいのが最大のポイントだと言えます」(松元 氏)。

「Hyper-V リリース直後の導入となりましたが、弊社の全国の情報共有体制、サポート体制を御理解いただいたうえで、構築させていただきました。構築は問題なく行えましたし、ゲスト OS のインストールも通常の作業と変わらず、作業しやすかったです」(下島 氏)。

図 1 システム構成図
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図 1 システム構成図 [拡大図]
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<導入効果と今後の展望>
ハードウェア コストと運用コストが 1/3 に。
基幹システムの仮想環境への移行を検討


発注から稼働まで、わずか 1 か月半ほどで本格稼働を行うことができたのも、導入が容易な Hyper-V ならではのことだと言えます。Hyper-V による仮想化、そして Windows Server 2008 を導入したメリットとして、新屋 氏は次のように語ります。

「仮想化によって従来 3 台必要だったハードウェアが 1 台で済んだので、ハードウェア コスト、運用コストが約 1/3 になり、大幅に低減できました。また、万が一の際のリカバリも仮想環境だと容易にできます。機材在庫照会システムはターミナル サービスとターミナル サービス ゲートウェイ、そしてターミナル サービス RemoteApp を使って VPN のリモート アクセス環境で構築していますが、こうした機能が標準で装備され Web アプリをしのぐ展開のしやすさと、VB そのままの操作性が実現し、追加費用が必要ないというのも大きなメリットです」(新屋 氏)。

仮想化による物理サーバー削減に伴い周辺機器の数も減ったため、サーバー室の物理的なスペース減少だけでなく、仮想環境を切り替えるだけで管理できる効率的な運用が実現できました。当初の課題であった IT 全般統制にも対応できる確信を持ちました。
パフォーマンス面では、仮想環境上のシステム処理速度にはまったく問題がなく、RemoteApp での機材在庫照会システムの DB 利用の場合でもストレスなく実行できているため、従来の電話での機材在庫の問い合わせから大幅に効率化できています。
同社では、今回の仮想化の成功を機会に、物理サーバーで運用している人事給与システムや財務システムも、Hyper-V による仮想化を予定しています。

「現在、別々のサーバーで運用している人事給与システムと財務システムのサーバー統合を Hyper-V で行う予定です。新たに仮想サーバーを構築して人事給与と財務系と Web 公開用、そしてバックアップ用にそれぞれ仮想化して統合したうえで使う予定です」(新屋 氏)。

Windows Server の機能をフルに活用し、新しいチャレンジで躍進する同社にとって、マイクロソフト製品は欠かせないパートナーとして今後も同社の業務を支えていくことでしょう。

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