2008 年 8 月から稼働したシステムは、Windows Server 2008 Standard で構築した Hyper-V による仮想環境に、ゲスト OS として 3 つの仮想環境を構築しています。ゲスト OS として Windows Server® 2003 で「現場管理館」を実行し、Active Directory の サブドメイン コントローラー、さらに、後述する機材在庫照会システムのオープン ソース DB がゲスト OS の Windows Server 2003 上で稼働しています。
この仮想化システムの構築をサポートしたのが、キヤノンシステムアンドサポート株式会社です。キヤノンシステムアンドサポート株式会社 鹿児島事業所 南九州大手販売課 課長 松元 祥平 氏と、同社 鹿児島事業所南九州サポート推進課 下島 慎一郎 氏が語ります。
仮想化による物理サーバー削減に伴い周辺機器の数も減ったため、サーバー室の物理的なスペース減少だけでなく、仮想環境を切り替えるだけで管理できる効率的な運用が実現できました。当初の課題であった IT 全般統制にも対応できる確信を持ちました。
パフォーマンス面では、仮想環境上のシステム処理速度にはまったく問題がなく、RemoteApp での機材在庫照会システムの DB 利用の場合でもストレスなく実行できているため、従来の電話での機材在庫の問い合わせから大幅に効率化できています。
同社では、今回の仮想化の成功を機会に、物理サーバーで運用している人事給与システムや財務システムも、Hyper-V による仮想化を予定しています。
「現在、別々のサーバーで運用している人事給与システムと財務システムのサーバー統合を Hyper-V で行う予定です。新たに仮想サーバーを構築して人事給与と財務系と Web 公開用、そしてバックアップ用にそれぞれ仮想化して統合したうえで使う予定です」(新屋 氏)。
Windows Server の機能をフルに活用し、新しいチャレンジで躍進する同社にとって、マイクロソフト製品は欠かせないパートナーとして今後も同社の業務を支えていくことでしょう。