久慈市教育委員会

掲載日: 2008 年 6 月 30 日
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ソリューション概要

プロファイル
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久慈市は、2006 年 3 月に旧久慈市と旧山形村が合併して誕生しました。同市では合併を機に、市内の小中学校の ICT 環境整備に着手。「創造性豊かな人材を育てるまちづくり」をめざして、子どもたちの情報教育の充実に力を入れて取り組んでいます。

ソフトウェアとサービス
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Microsoft School Agreement
Microsoft Exchange Server

メリット
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School Agreement の導入により、ソフトウェア資産管理の効率化と、コスト削減を実現。ソフトウェアの環境が統一されたことで、先生同士の情報共有もスムーズに行えるようになりました。

ユーザーコメント
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「今回は限られた予算の中でのシステム構築だったので School Agreement の導入は大きなポイントでした。School Agreement のスケールメリットをフルに活かすことで、学校ごとに導入するよりも大幅にコストを抑えることができたと思います」

久慈市教育委員会事務局
総務学事課(学校事務グループ)
総括主査
小向 秀美氏


ソフトウェア環境の統一と、購入コスト削減のために、School Agreement を導入

岩手県久慈市では、それまで学校ごとに行われていたソフトウェアの導入を廃止し、市役所内に設置されたセンターサーバーから各学校の PC にソフトウェアを配信するシステムを構築。同時に School Agreement ※1 の School Desktop ※2 を導入することで、学校内のソフトウェア環境の統一と、購入コストの削減を図りました。


<導入背景と狙い>
合併を機に、市内の小中学校の ICT 環境整備に着手


末ア 順一氏
*久慈市教育委員会
教育長
末ア 順一氏
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久慈市は 2006 年 3 月に、旧久慈市と旧山形村の合併によって誕生した新しい市です。同市ではこの合併を機に、市内 34 校の小中学校 (うち小中併設校 1 校) の ICT 環境整備に着手。すべての教員に 1 人 1 台の PC を配備したのをはじめ、校内 LAN の整備や、子供たちが活用する PC 環境の充実化などに取り組んできました。
久慈市教育委員会 教育長 末ア 順一 氏は、同市の ICT 化のねらいについて次のように説明します。
「久慈市では『創造性豊かな人材を育てるまちづくり』をめざして、情報教育の充実に力を入れています。従来 IT (Information Technology) と言われてきたものが、 ICT (Information and Communication Technology) という呼び方に変わってきたように、現在の情報教育では『コミュニケーション』が特に重要です。久慈市では、単にコンピュータの操作技術を教えるだけでなく、子供たちや先生がコンピュータを情報共有やコミュニケーションの道具として活用できる環境を作っていきたいと考えています」。
こうした考えのもと、積極的にICT 化を推進する久慈市にとって、最も大きな課題だったのがソフトウェア管理に関する問題です。それまでソフトウェアの導入は学校ごとに行われてきたために、先生によって活用するソフトウェアが異なり、教育委員会では各学校がどのようなソフトウェア資産を所有しているのか把握できなかったといいます。久慈市教育委員会事務局 総務学事課 (学校事務グループ) 総括主査 小向秀美 氏は、当時の状況を次のように振り返ります。
小向 秀美氏
*久慈市教育委員会事務局
総務学事課(学校事務グループ)
総括主査
小向 秀美氏
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「私は合併と同時に今の部署にきたのですが、当時は、各学校でソフトを追加購入していたので、教育委員会ではソフトウェア資産を管理できない状況でした。ソフトウェアの導入や管理は、学校側に任せるのではなく、教育委員会で集中的に行わなければいけないと感じました」。
そこで久慈市では、市役所内に設置したセンターサーバーにソフトウェアを集約し、そこから各学校の PC に配信するシステムを構築。同時に School Agreement の School Desktop を導入することで、購入コストを最小限に抑えるとともに、学校内で活用するソフトウェア環境の統一化を図りました。



<システムの導入>
センターサーバーから各学校の PC にソフトウェアを配信


久慈市が今回導入したのは、市内の小中学校や公共施設等を結ぶ既存の光ケーブルを利用し、市役所内のセンターサーバーからソフトウェアを各学校の PC にストリーミング配信するシステムです。先生や子供たちが使う PC のハードディスクには OS のみインストールされており、仮に利用者が勝手にソフトウェアをインストールしてもセンター側で削除できるため、常に最適なソフトウェア環境を維持することができます。
今回、導入を担当したパステック 代表社員 高橋 道博 氏は、システム化のポイントについて、次のように話します。「今回は規模の大きいシステムでしたので、より使いやすく、管理が容易にできることを念頭に置いて、さらに、私たちがメンテナンスしやすい環境をめざしました。メンテナンスしやすい環境を実現することで、利用者にとっても利用しやすい環境になったと思います」。

* 高橋 道博氏
* 合資会社パステック
代表社員
高橋 道博氏

実際にシステム管理を担当する小向氏も、センターサーバーによるメンテナンスの容易性を実感しています。
「たとえば、何かのトラブルが起きてパソコンが動かなくなり、授業がストップしてしまった場合、業者の方を呼び出してもすぐに来てくれるとは限りません。ましてや日程が立て込んでいて翌日にならなければ来られないということになれば、その日は授業ができないことになります。それがセンターサーバーで運用していれば、遠隔操作で初期の状態に戻すこともできます。学校側ではあまり感じてもらえないと思いますが、システムを管理する側からすれば非常にありがたいことなのです」。


<導入の効果>
教育委員会での一括導入で、導入コストを削減


今回の School Agreement の導入で、小向氏が最も評価しているのは、やはりコスト面でのメリットです。市内の小中学校のソフトウェア ライセンスを教育委員会で取りまとめて導入したことで、そのメリットはより大きなものになったといいます。
「今回は教育委員会で一括して導入したわけですが、これがもし学校ごとに導入していたら、おそらく今の価格よりも余計にコストがかかって大きな負担になっていたと思います。また、学校単位のシステムでは、何か障害が起きたときに業者の方にきていただく費用も必要となりますので、保守費用という面でも大分効果があったと感じています」。
また、常に最新バージョンのソフトウェアが利用できることも魅力だと言います。
「今年度も 80 台の PC のリース期限が切れますが、PC を何段階かに分けてリースしていると、更新の度に OS や Office 製品のバージョンを気にしなければなりません。School Agreement なら常に最新のバージョンを提供していただけるのでそういう面でも安心感があります」。
さらに、ソフトウェアが統一されたことで、学校間や先生間での情報共有がスムーズに行える環境になったと小向氏は話します。「今回のシステムでは、先生同士の情報共有に活用していただけるよう、フォルダの階層を分けて、個人用のフォルダと、学校用のフォルダを用意しました。また、特定の教科の先生方で共有のフォルダを作ることもできますので、その中に教科に関するさまざまなデータを蓄積し、学校を超えて共有することも可能です。データの共有という意味では非常に活用性があると、すでに活用されている先生からは評価の声も上がっています」。


市立小学校 コンピュータ教室での授業の様子
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市立小学校 コンピュータ教室での授業の様子
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<今後の展望>
先生間の情報共有を強化し、より良い ICT 活用をめざす




久慈市では、今回の School Agreement の導入と同時期に、先生同士の情報共有やコミュニケーションの強化を目的として、Microsoft Exchange Server を導入しました。School Agreement の School Desktopに Exchange Server の CAL(Client Access License) が盛り込まれていたことも、Exchange Server を導入する上での後押しとなりました。
Exchange Server を導入したねらいについて、小向氏は次のように話します。
「久慈市ではICT 化を進める中で、PC やプロジェクターなどを豊富に整備してきましたが、これをどう授業に活かせばいいのかというのが正直、現時点での学校の悩みだと思います。しかし、行政の発想で『こういう使い方をしてください』と押し付けても学校現場にはうまく馴染みません。学校現場からの発想が大切なのです。そこで今回、Exchange Server を導入し、先生方 1 人 1 人にメールやグループウェアの機能を提供しました。こうしたツールを活用し、たとえば、ある先生が『私の学校では今こんなことで困っている』と言ったら、それに対して他の先生が『うちはこういうことで解決している』と答えるような形で役立てていただきたいと思います」。
久慈市では、こうしたコミュニケーション ツールを使って先生 1 人 1 人が学校を超えて交流し、ICT を授業の中で効果的に活用するためのアイデアを出し合うことで、より良い情報教育の実現につなげていきたいと考えています。


久慈市内小中学校教育用コンピュータ構成図
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久慈市内小中学校教育用コンピュータ構成図 [拡大図]
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※1 Microsoft School Agreement
1・3・5年の契約期間内であれば、無償で何回でも可能アップグレードが(ダウングレードも可)。PC10台以上から教育委員会単位や学校法人単位での取りまとめた契約が可能であり、学校内のライセンスのバージョン統一やライセンス管理をはじめとするコンプライアンス(法令順守)に最適なライセンスです。また、有効期間中であれば自宅使用権やトレーニング等の様々な特典が付与されます。

※2 School Desktop
School Desktopは、Office Enterprise、Windows Vista Business Upgrade、Core Client Access License(Core CAL)の3製品を統合し、単品でのご購入の場合に比べソフトウェア費用を抑えます。また、通常使用するライセンスが包括されているため、個々のライセンスを管理することなくライセンス管理コストの簡素化にも最適です。




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