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さらに強力な業務支援と営業ネットワークの構築に向け、Microsoft® Windows® プラットフォームをベースとする次世代システムを構築
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常に生保業界をリードし続ける先進的な商品開発力を持つ明治生命保険相互会社(以下、明治生命)では、全社的な営業支援システムとして Microsoft Windows 2000 Datacenter Server、Microsoft Application Center 2000、Microsoft SQL Server™ 2000 Enterprise Edition を中核に据えた 3 階層の Web ベース営業支援システムを開発しました。Microsoft Visual Basic® による従来の資産も活かし、イントラネットとインターネットで COM コンポーネントを共有した開発生産性、保守性に優れた新システムにより、戦略的な営業支援を図ります。
<導入の背景と狙い> 全国 1300 拠点に LAN とサーバー&クライアント型のシステムを導入 Web を基盤とした営業支援で販促を図る
経済の不透明感に加えて、金融自由化の波。今、生命保険業界でも厳しいレースが繰り広げられています。明治生命では、先進的な商品開発力と、IT テクノロジーを積極的に活用して、その激しい競合を勝ち抜こうとしています。かつての保険のスタイルを打ち破り、顧客ニーズに応え、ライフサイクルに合わせて自由に変えられる"進化する保険"ライフアカウントL.A. は、業界に先駆けて市場に投入されました。貯蓄部分と保障部分を明確に分けた非常にわかりやすいシステムになっており、顧客の保険の状態はハッピーレポート(年次報告書)で毎年報告されるしくみです。
「先進的な商品開発力と同様、システムも新しいことにチャレンジしていく。商品開発力を中心にしてその営業力を強化するため、強力な営業支援システムを開発しました」(明治生命保険相互会社情報システム部部長 猪又肇氏)
明治生命では 1997 年、全国 1300 あまりの営業拠点に LAN とクライアント&サーバー型のシステムを導入。当時としては先進的に社員全員にパソコンを配布しました。Microsoft Windows NT® 3.51 をベースに Visual Basic で 700 万ステップを超える営業支援システムを構築したのです。その管理運用コストの大幅な削減と、新商品のさらに迅速な展開、また、ネットワークインフラの拡充、昨今のインターネットへの対応などを目指して、営業支援システムを新しく Web ベースにすることを決定しました。
基本的な考え方としてインターネットの普及を前提とし、Web を活用したお客様へのサービス強化と同時に、営業職員のシステムの基盤もWebベースとし、共通するアプリケーションの機能を COM コンポーネントとして切り出してアプリケーションサーバー上に配置することで効率を高めています。お客様に提供していくインターネットサービスや情報を営業職員等と共有するため、お客様にお見せするシステムと、営業職員が利用するシステムの核になる部分を共通化しているのです。Web を基盤とした営業支援システムで、ライフアカウント L.A. などの基幹商品の販売活動を支援し、営業職員がより効率的に販売するためのしくみづくりも指導しています。
<導入システム> 業界から注目されるプロジェクトで3階層システムを構築


明治生命保険相互会社 情報システム部 営業・サービスシステムグループ システムプランナー 早川寛氏
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今回構築された営業支援システムについては 2001 年 4 月から企画開始。カットオーバーまでは 1 年を要しました。情報基盤としては、Windows プラットフォームや Java など、次世代のシステム基盤を入念に検討。
「そもそも前回のシステムで Windows NT 3.51 を採用したときも、UNIX が全盛で OS/2 もありました。しかし、多面的に考えて Windows NT 3.51 を選択したのです。今回もコンサルティング会社や社内のスタッフでいろいろと調べましたが、社内外の客観的な評価や、パフォーマンスや安定性、明治生命の既存環境からの移行や親和性、コストといった面がポイントになりWindows プラットフォームを選択しました」(猪又氏)
他の金融機関の例を調べてみても、当社が Java を採用すれば、特別なチーム編成や保守コストの増大が予想されたと猪又氏は語ります。
マイクロソフトでは明治生命の営業職員 30000 名の同時利用に耐え得る大規模なミッションクリティカルシステムに対応するため、インテルソリューションサービスと共同で、ベンチマークテストを実施。その結果、インテル Pentium®III Xeon™ プロセッサと Windows 2000 Datacenter Server、SQL Server 2000 Enterprise Edition は、明治生命の次世代営業支援システムが求める要件を高いレベルで備えた情報基盤であることが実証されました。
今春からは、さまざまな提携先での保険商品の取り扱いがスタート。次世代営業支援システムには、高い信頼性はもちろんのこと、社内外の営業ネットワークに対応するための柔軟な拡張性も必要とされていたのです。
もちろん、Windows プラットフォームは、Microsoft Application Center 2000 のスケールアウトで、国内最大級のシステム規模までの拡張性を確保していました。全国 30000 人の営業職員の膨大なトランザクションが朝に集中するなど、負荷分散も求められていたのです。また、明治生命の次世代営業支援システム構築を成功に導いた要因の 1 つは、富士通株式会社(以下、富士通)の高度な技術力でした。
そして、富士通と明治生命は、高度な技術力を支えるプラットフォームとして、堅牢で、高い性能を実現する、Windows 2000 Datacenter Server 搭載 IA サーバー『PRIMERGY』を選択しました。さらに、このシステムの基盤となるさまざまなシステム インテグレーションを富士通 Windows プラットフォームセンターの持つ高度なノウハウと富士通 IA ソリューションセンターの充実した検証設備で強力にサポート。マイクロソフトも、システム設計の段階から富士通と緊密な連携をとって、業界からも注目される今回のプロジェクトを完成させました。
「顧客、代理店、企業顧客などがインターネット経由でシステムを利用し、営業所や支社は社内で構築したインフラ経由で入ってきます。この 2 種の UI の中心に共有インフラを構築し、インターネット、イントラネットの両方に対応することで、効率を高めています」(明治生命保険相互会社 情報システム部 営業・サービスシステムグループ システムプランナー 早川寛氏)
以前から顧客へはインターネット経由で情報を提供していましたが、さらに今回、営業職員への対応を備えました。ホストコンピュータには契約後の顧客情報。共有インフラには見込み客を含む営業情報が蓄積されています。共有インフラは、3 階層のシステムで、セキュリティを重視して構築されています。
<開発の特徴> マイクロソフトのプラットフォームで資源を無駄にせず、 保守性の高い環境の構築が実現


明治生命保険相互会社 情報システム部 営業・サービスシステムグループ 主席システム プランナー 吉田和正氏
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今回の営業支援システム開発においては、OS や言語、ミドルウェアも含め、アプリケーションプラットフォームとしてのトータルな評価、選定が必要でした。UNIX と Java の組み合わせも俎上に上りました。
「開発に関する評価シートを各 OS、言語ごとに作成して、社内の技術者や社外コンサルタントなどによって何度もディスカッションを実施しました。安定性やスケーラビリティも重要ですが、開発生産性や保守性、開発体制などが最も大きなポイントとなり、Java ではなく Windows プラットフォームと Visual Basic を採用決定しました」(明治生命保険相互会社 情報システム部 営業・サービスシステムグループ 主席システム プランナー 吉田和正氏)
Web サイトとしては、Microsoft Windows NT 4.0 で構築されたシステムが稼動中で、そこからの移植はスムーズに行われました。しかし、平行して行われているクライアント環境の次世代 PC への移行は Microsoft Windows 95 から Windows 2000 への変更を伴ったため、アプリケーションの移行に関して課題が発生し、移行には苦労したと語ります。
「昨年 11 月頃に富士通にも規模に合わせた本格的なプロジェクト体制を作っていただき、非常に流れが良くなりました」(吉田氏)。明治生命社内の開発スタッフや明生システムサービス株式会社を中心にしてアプリケーション開発を行い、富士通に基盤の構築をお願いしました。
マイクロソフトのプラットフォームに関する技術的な情報収集や、新しいチャレンジであった 3 階層システムの開発、2 種のクライアントを前提とし、中心に据える部分のセキュリティ確保、Application Center 2000 の適用方法など、多くのチャレンジで、多大なスキルが蓄積されました。開発は ASP と VB なので、スタッフの確保は比較的容易でしたが、Web サイトに特化した開発の標準化、品質の確保という面で苦労したそうです。
メンテナンスを2重にせず、開発のリソースをシンプルにするため、業務に関しては双方のアプリケーションサーバー上で同じ COM コンポーネントが動作しており、オフラインでも営業活動が可能な状態にする必要があるため、クライアント PC でも同じ COM コンポーネントが動作するようにしています。
資源を無駄にせず、保守性の高い環境が作りやすいという面でも、マイクロソフトのプラットフォームは有効であると、評価されています。
<今後の展開> 期待される Microsoft Windows .NET Server への展開
明治生命では、今回の営業支援システムに続き、事務系システムの刷新を決定しました。営業拠点が 1300 もあり、サーバー資源が非常に多く、膨大な保守コストが現在の課題となっています。拠点間の連携や、まとめの分析が大変な負荷となっており、これをメインのサーバーに集中させ、Web 化するための技術基盤として、.NET の採用を決定しました。
マイクロソフトのコンサルタントによるプログラムレベルまで細かく入り込んだコンサルティングや、XML Web サービスなど、技術的優位性が決め手となり、.NET が採用されました。.NET に関しては調査すべき技術内容も多岐に渡りますが、明治生命独自のフロンティア精神もあり、先進的な技術を取り入れていろいろな取り組みを行っていきたいとのことです。
「発注する会社と一緒に汗を流して働き、地道に作業してくれるシステムベンダーでないと選択できません。マイクロソフトのコンサルタントは今回そこまでやってくれました。今までの Windows NT 4.0 から Windows 2000 への移行は、アーキテクチャの変更が多く OS の移行について課題が多かったと感じています。しかし、Windows 2000 への移行を終えたことで、基本的には Windows 2000 同様のアーキテクチャを持つ、Windows .NET Server への展開についても、大いに期待しています」(猪又氏)
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