 |
はじめての IT 化。
安全なネットワーク構築のため
Microsoft® Windows® Small Business Server 2003 を導入
|
 |
少ないコストで人の何倍も計算をし、データを処理するコンピュータシステムは、ネットワークを導入することで何倍もその威力を発揮します。しかし、用語の複雑さや設定の難しさなどから専門の担当を配置することのできない中小企業の IT 化、ネットワーク化は思ったほど進んでいるとはいえません。ここでは、より簡単かつ必要十分な機能を持った低コストなツールが求められています。大幅に改良された Microsoft Windows Small Business Server 2003 はそんな悩みを解決します。
<導入背景と狙い>
トップの意志を瞬時に伝えるツールの必要性
大きな業界再編のピークを終えた鉄鋼業界は、日本経済を支える力として力強く発展することが期待されています。JFE グループ、川鉄商事傘下の薄板加工専門会社である水島鋼板工業株式会社 (以下、水島鋼板工業) は社員数がおよそ 80 名の企業です。代表取締役の東驍氏はトップの意志を会社経営に反映させる重要性を説きます。「私は、会社がどこへ向かっているのかという方向性をはじめ、加工会社としての開発テーマ、あるいは生産性や営業、マナーについてなど色々なことを話します。これが掲示板や朝のミーティングなどを通じて各班、各職場に伝わっていくのです」水島鋼板工業はこうしてトップの意志を会社全体に反映させ、一丸となってクオリティの高い製品を製造してきました。
しかし、東氏はこれまで以上に新鮮な情報を瞬時に必要としている分野があると言います。その一例が安全情報の徹底です。水島鋼板工業が得意とする、ブランキング (型抜き) をはじめとする高度な加工工程に欠かせないのが大型で複雑な機械群です。大型機械の利用は常に危険を伴い、この業界にとって職場の安全、災害情報はとりわけ重要です。
「安全衛生会議を定期的に行って、私たちの仕事に関連するものをミーティングで報告するようにしています。しかし安全は管理、教育していくだけでは十分とはいえず、社員全員の体やハートにしみこむようでなければなりません。そのためには、これまで以上にもっと生々しい情報を瞬時に伝える仕組みが必要だろうと、いつも思っていました」と東氏は明かします。さらに、同社は現在、ISO 9000/14000 の取得を目標にしており、ペーパーレス化や業務のマニュアル化、問題解決手法の確立など社内 IT 化を急速に進める必要がありました。つまり、これからの経営に必要な情報共有とスピードを実現するためのツールが求められていたのです。
<導入システムの紹介>
若手社員を中心に SBS 2003 によるイントラネットをスタート
このような背景から、水島鋼板工業が導入したのは、Microsoft Windows Small Business Server 2003 Premium Edition (SBS 2003) です。SBS 2003 は、最新の Microsoft Windows Server 2003 を基盤とした、中小規模企業向けのサーバーパッケージです。SBS 2003 Premium Edition には以下のサーバー機能が内包されています。
- Windows Server 2003
信頼性が高く、セキュリティで保護されたオペレーションシステム。ファイル共有、Active Directory の利用
- Exchange Server 2003
電子メール、Microsoft Outlook Web Access 、カレンダ共有
- ISA Server 2000
ファイアウォール、ルーティングおよびネットワークアドレス変換 (NAT) サービス
- SQL Server 2000
ビジネスアプリケーションのための強力かつ安全なリレーショナルデータベース
水島鋼板工業では、Pentium4 2.6GHz 、メモリ 512MB の PC サーバーに SBS 2003 がインストールされ、総務グループ用にクライアント PC 6 台を配置 (製造、営業部門にも配置予定) 。SBS 2003 に内包される Exchange Server を使って、全員に電子メールアドレスが配布されました。また、IIS (Internet Information Services) 6.0 を使ったイントラネットを開設して、総務部、製造部、営業部の部門ごとに部門情報を共有できるようにしました。
SBS 2003 の導入のきっかけは、岡山市を中心にシステム開発を手がけるピコシステム株式会社のセミナー参加でした。ピコシステムの相沢建紀氏は「私どもが提案する製造業向けグループウェアのセミナーにお越しいただいた際、これから IT 化を検討されていると聞きました。そこでまず安全なネットワーク環境が必要と考え、セキュリティに優れインストールが簡単な SBS 2003 をお勧めしました」と、当時を振り返ります。
イントラネットの導入が初めてだった水島鋼板工業は、部門ごとに若手社員を募り IT 教育を実施。まずは各部門で好きなようにイントラネットを作らせてみようという方針が確認されました。「社内の IT 化はすべて若手に任せようと思いました。若手の方が発想は柔軟だし、彼ら自身の財産にもなるからです」というのは水島鋼板工業の取締役、居内賢太郎氏です。
総務部のイントラネット担当は三宅紀子氏です。三宅氏は、就業規則や自動車使用許可、慶弔関連といった各種申請書関連のオンライン化など、自分の業務で困っている部分から IT 化を進めていきました。「記入の不備で工場と事務所とを何度も往復してもらっていたムダをなくしたかった」(三宅氏) といった、日常の業務の課題をひとつひとつ解決する形で、活用を進めています。それまで全くの WEB 制作経験のなかった三宅氏は、使い慣れた Microsoft Excel の「Web 形式で保存」機能を利用して、ファイルを保存するような感覚でホームページを作成しています。
製造部では新しい設備の工事状況を日々写真に収め、イントラネットで閲覧できるようにしています。こういったビジュアル情報の共有は、最も重視すべき安全情報の徹底にも大いに役立つことが期待されています。
 |
 |
 |
 |
| 水島鋼板工業株式会社 工場内部 |
 |
水島鋼板工業株式会社 事務所内風景 |
<導入の結果と今後の展開>
SBS 2003 の豊富な機能で広がる可能性
このように若手社員によるイントラネット制作チームは、既に自ら考案したコンテンツを作り始め、業務に活用しています。このほかにも SBS 2003 には、中小規模の会社を IT 化し経営者や従業員の業務を革新するさまざまな機能が盛り込まれています。
はじめての IT 化の取り組みとして SBS 2003 を導入した水島鋼板工業ですが、「長々とやっていた会議回数を可能な限り少なくしていくなど、ISO の精神に則った会社に近づけることができます」(東氏) 、「セキュリティのしっかりしたネットワークインフラとして大いに期待しています」(居内氏) 、「これまで紙媒体でしかなかった申請書を電子化して業務が効率化できそうです」(三宅氏) と、それぞれの立場でその活躍を大いに期待しています。
中小企業の人材不足は深刻です。社内の業務改革のため専任の IT 担当を置くわけにもいきません。「人も予算も圧倒的に限られる中小企業は、システム的な方法で解決するしかない」(居内氏) との指摘の通り、国内企業のほとんどを占める中小企業こそ、IT 化、ネットワーク化による業務改革を推し進めるべき対象と言えるでしょう。この作業を、会社の将来を担う若手社員を中心に首尾よく進める秘訣を、居内氏は「間違っても怒らないこと、運用方法を否定しないこと」とまとめます。試行錯誤を繰り返しながら自分たちのベストプラクティスを蓄積していくというわけです。
そのためにも、あらかじめセキュリティがしっかりとした、設定、運用が簡単なサーバー ソリューションが求められます。これらの条件を満たす SBS 2003 は、これから IT を始めようとしている企業、または IT を活用してビジネスを次のステップに進めようとしている中小企業に最適な選択と言えるでしょう。
|
|  |
本ケーススタディに記載された情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。
本ケーススタディは情報提供のみを目的としています。Microsoftは、明示的または暗示的を問わず、本書にいかなる保証も与えるものではありません。
|
|
 |
|
|
|