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SQL Server 2005 の展開によって、リアルタイムの取引照合とクエリを実現
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ミッション クリティカルなアプリケーションを ノンストップ型コンピュータ から SQL Server/Intel ベース サーバーへ移行したことで、マイクロソフトと Intel が構築するエンタープライズ対応ソリューションの有効性が示されました
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NASDAQ 市場情報システム ソフトウェア エンジニアリング統括責任者
Ken Richmond 氏 |
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1971 年に世界初の電子証券取引所として創設され、現在でも米国最大の規模を誇る NASDAQ は、市場参加者へのサービスをより効率的にする手段を常に模索してきました。老朽化した ノンストップ型コンピュータの使用廃止に伴い登場した MDDS 市場データ伝送システムをサポートするため、NASDAQ は Microsoft® SQL Server™ 2005 を 4 ノードの Dell PowerEdge 6850 クラスタに展開しました。NASDAQ 市場が処理するすべての取引は MDDS (Market Data Dissemination System) を経由します。取引時間内は、MDDS を支える SQL Server 2005 が、1 秒間に約 5,000 件のトランザクションを処理します。SQL Server 2005 では、スナップショット分離機能を利用して 1 日あたり 10 万件のクエリを同時処理し、データベースの遅延を招くことなく、リアルタイムのデータ クエリ実行をサポートします。この結果、ノンストップ型コンピュータから SQL Server 2005 に移行した NASDAQ では、総所有コスト (TCO) の削減に成功しました。
<導入の背景>
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10 年前、NASDAQ は 1 取引につき約 1 セント徴収していました。現在ではそれを 10 分の 1 にまで減らしています。投資家の負担を減らし、利益を増やすという目標が、SQL Server 2005 のサポートによって達成されました
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NASDAQ 市場情報システム ソフトウェア エンジニアリング統括責任者
Ken Richmond 氏 |
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NASDAQ は米国最大の電子証券取引所です。約 3,300 社の上場企業を抱え、企業数だけでなく、1 日あたりの取引株数においても米国市場最大の規模を誇ります。NASDAQ に公開しているのは、テクノロジ、小売、通信、金融サービス、運輸、メディア、バイオテクノロジなど、ビジネスの各分野を代表する企業です。
1971 年に世界初の電子証券取引所として創設されて以来、そのテクノロジの下に数百万の投資家と世界の大手企業を集めた NASDAQ は、革新の最先端に立ち続けてきました。取引はコンピュータと通信ネットワークを経由して行われます。これによって、83 か国 130 万以上のユーザーに、重要な投資情報がタイムリーに送信されます。
最先端の技術インフラストラクチャと最高の価値をトレーダーに提供することを目指し、NASDAQ は ノンストップ型コンピュータを Intel ベースのサーバーにリプレースしています。新しいサーバーは、より強力で、カスタマイズや管理が容易になり、導入と維持にかかる費用も抑えられます。ノンストップ型コンピュータ撤収の大きな原因は、取引報告システムでした。これは、NASDAQ 市場の関係者が取引概要やリスク管理、決済手数料、その他関連情報に必要に応じてアクセスするものです。
情報はリアルタイムの必要があるため、NASDAQ は次の要件を満たす新しいソリューションを必要としていました。
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企業レベルの可用性とパフォーマンス
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開発者が顧客のニーズに迅速に対応するための俊敏性
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投資家に最高の価値を提供するための TCO 削減
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<ソリューション>
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リアルタイムのソリューション提供に尽力している NASDAQ にとって、SQL Server 2005 データベースから CLR を利用できるというのは大きなメリットです
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NASDAQ 上級技術担当者
Paul Buu 氏 |
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NASDAQ の開発者は、Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition オペレーティング システム上で動作する Microsoft SQL Server 2005 を活用し、MDDS 市場データ伝送システムを開発しました。データは、NASDAQ の取引報告システムから MDDS に直接送信され、ここに収集されたデータは SQL Server 2005 に格納されます。このデータを使用して、NASDAQ Workstation や NASDAQ の取引システムに接続された Web ベース ツールのユーザーなどの市場関係者が、リアルタイムの取引照合を行います。
MDDS は、NASDAQ の全取引の公的記録を毎日管理するために欠かせないシステムです。データは常時書き込まれるため、このシステムには迅速性と可用性が求められます。NASDAQ の MDDS ソリューションは 1 日 800 万件の新しいデータを受信し、リスク管理、取引概要、決済手数料、NASDAQ 市場の日程といったさまざまな情報を利用者に公開しています。
MDDS は 1 秒間に 5,000 件のトランザクションを処理し、さらに NASDAQ WebLinkAct 2.0 から大量に送信される Web クエリも処理しています。WebLinkAct 2.0 は、株価と株式数のレポート、比較、取引決算など、取引実行後のステップを電子的に処理するブラウザ ベースのアプリケーションです。
このソリューションは、主に以下で構成されます。
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SQL Server 2005 ストアド プロシージャ
ストアド プロシージャは、各システム ユーザーが表示できるデータを指定する (別のトレーダーのトランザクションを表示できないようにする) など、ビジネス ルールやその他の機能の実装に使用されます。
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SQL Server 2005 スナップショット分離
このソリューションでは SQL Server 2005 のスナップショット分離を利用して、取引情報のリアルタイム提供に遅延を発生させず、クエリ応答数が向上しています。一時データベースに各取引の最新の行バージョンを保持することでデータ同時性を維持でき、ロックも不要です。
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SQL Server 2005 データベース ミラーリング
NASDAQ は現在、障害復旧インフラストラクチャにおける SQL Server 2005 データベース ミラーリングの使用を検討しています。データベース ミラーリングでは、トランザクション ログ情報をサーバー間で直接コピーして、プライマリ サーバーが使用できない場合はスタンバイ サーバーを迅速に代替運用して、SQL Server 2005 データベースの可用性を高めます。
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このソリューションは、Windows Server 2003 の Microsoft Cluster Services を実行する Dell の PowerEdge 6850 コンピュータで、2 つの 4 ノード アクティブ/アクティブ クラスタを使用してホスティングされています。各コンピュータは 3.3 GHz プロセッサを 4 基搭載しており、メモリ容量は 32 GB です。
<導入メリット>
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SQL Server 2005 のスナップショット分離機能によって、データベースのパフォーマンスはそのままに、リアルタイム クエリを実行できます
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NASDAQ 市場情報システム ディレクター
Ray Edwards 氏 |
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Microsoft SQL Server 2005 への移行は、TCO の削減、顧客ニーズ対応の俊敏性、スナップショット分離を活用したリアルタイム レポート、企業レベルの可用性/パフォーマンス強化など、多くのメリットを NASDAQ にもたらしています。
TCO 削減
アプリケーションをメインフレームからサーバー ベース環境に移行することで、大幅なコスト削減が実現します。これは競争が激化する市場で生き残るために非常に重要です。「NASDAQ で最も重要なイニシアチブの 1 つが、技術面でのコスト ダウンを図り、市場参加者により高い価値を提供することです」と、NASDAQ 市場情報システム ソフトウェア エンジニアリング統括責任者である Ken Richmond 氏は語っています。「今回のプロジェクトで主要な課題となったのが、コスト削減です。プロジェクトの結果、以前のシステムに比べて大幅な TCO 削減に成功しました」。
世界中の多くの企業と同じく、NASDAQ も値下げと提供価値の拡大を求められています。Richmond 氏は次のように述べています。「NASDAQ のビジネスは、本質的にはコモディティ ビジネスです。他のコモディティ ビジネス企業と同じく NASDAQ でも、価格は下がり続け、処理量は増え続けています。10 年前、NASDAQ は 1 取引につき 1 セント徴収していました。現在ではそれを 10 分の 1 にまで減らしています。投資家の負担を減らし、利益を増やすという目標が、SQL Server 2005 のサポートによって達成されました」。
顧客ニーズ対応の俊敏性強化
取引照合の運用を ノンストップ型コンピュータ Enscribe データベースから SQL Server 2005 に移行することで、既存ソリューションのカスタマイズや新しいソリューションの構築における、NASDAQ の開発者の俊敏性は大幅に向上しました。
「SQL Server 2005 になって柔軟性も大幅に向上しました。その違いがはっきりとわかるのは、アプリケーションに変更が求められたときです。1 か月前、ある経営者から、新しい機能の追加を含む非常に大規模なアプリケーションの変更が要求されました。旧来の ノンストップ型コンピュータでは、このような変更はまず実行できなかったのではないでしょうか。SQL Server 2005 に移行したことで、このタスクを 3 〜 4 日間で完了できました」(Richmond 氏)。
「SQL Server 2005 には、優れた開発ツール セットが備わっています。Management Studio により、テストとデバッグを簡素化する高度な作業環境が提供されるだけでなく、クライアントからのクエリをシミュレートし、レポートを生成して、プロセス全体をテストすることも可能になります」と、NASDAQ 上級技術担当者 Paul Buu 氏は語っています。
SQL Server 2005 による Microsoft .NET Framework バージョン 2.0 共通言語ランタイム (CLR) のホスティングも、データベース プログラミング モデルが大幅に強化されるため、NASDAQ の開発者に非常に好評です。これにより、プロシージャ、トリガ、関数を、さまざまな CLR 言語 (Microsoft Visual C#®、Microsoft Visual Basic®、Microsoft Visual C++® など) で記述できるようになります。
「これまでストアド プロシージャでの作業を行ってきましたが、新しい SQL CLR の設計理念は大変気に入りました。SQL CLR によって、外部アプリケーションにアクセスする際、データベースからの退出に時間を割くことなく、強力なプログラム ソリューションを統合できるようになりました。リアルタイムのソリューション提供に尽力している NASDAQ にとって、SQL Server 2005 データベースから CLR を利用できるというのは大きなメリットです」(Buu 氏)。
スナップショット分離によるリアルタイム レポート
NASDAQ が SQL Server 2005 の早期導入に踏み切った大きな理由が、このデータベースが備えるスナップショット分離機能でした。Richmond 氏はこう語っています。「NASDAQ で 1 日に処理されるクエリは約 10 万件に上ります。スナップショット分離のデモンストレーションを見て、これこそが NASDAQ の求めていた、取引データの提供に遅延を招くことなくリアルタイム データのクエリを実行できるソリューションだと感じました。この機能は期待どおりの働きをしてくれています」。
執行ブローカー、決済ブローカー、承認済みの NASDAQ 管理者は、クエリを使用して広範な取引情報にアクセスできます。取引情報には以下のものが含まれます。
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取引情報検索
リバーサル取引、ステップ アウト取引、as-of 取引などの取引情報を提供します。
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取引情報詳細検索
当日または前日の情報に基づいて、次のようなフィルタ/検索条件を任意に組み合わせて入力し、取引情報をフィルタリングできます (入札日、セキュリティ記号 ID、相手企業、企業 ID、ACT 対応、価格、取引開始時間、取引終了時間、取引状況、取引所、取引主/取引相手、取引サイド、その他特別な指標)。
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簡易検索
当日の情報に基づいて、次のようなフィルタ/検索条件を任意に組み合わせて入力し、取引情報を確認できます (ACT 管理番号、FIX 取引の参照用 ID、企業 ID、取引状況、セキュリティ記号 ID)。
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概要検索
この検索機能により、企業または証券レベルでのリスク管理の概要と、リアルタイムの市場リスクを確認できます。
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リスク管理情報検索
リスク管理の範囲とリアルタイムのリスクを確認できます。マーケット メーカー、オーダー エントリ企業、決済企業などは、リスク管理情報検索を使用して、企業の市場リスクをリアルタイムで確認できます。執行ブローカーのドル制限、現行取引のドル残高、買い指値の割合、売り指値の割合、各種有価証券の残高、その他の要素などです。
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NASDAQ の市場情報システム ディレクター Ray Edwards 氏は、「すべてのクエリがストアド プロシージャによって実行されます。NASDAQ では、ユーザーによるパラメータ変更をサポートする約 20 のストアド プロシージャを作成し、ユーザーのクエリに基づいてさまざまなビューを提供しています。これにより、ユーザーは柔軟にデータを調査できます。また、SQL Server 2005 のスナップショット分離機能によって、データベースのパフォーマンスはそのままに、リアルタイム クエリを実行できます」と語ります。
企業レベルの可用性とパフォーマンス
企業レベルのソリューションを必要としていた NASDAQ は、SQL Server 2005 に出会いました。「NASDAQ 市場で処理されるすべての取引が MDDS を経由します。2005 年の 5 月のプロジェクト開始時点ではまだ SQL Server 2005 はリリースされていませんでしたが、これを活用すればより良いサービスを提供できるはずだと考えていました。現在、他の SQL Server 2000 データベースのアップグレードも進行中です」(Richmond 氏)。
ノンストップ型コンピュータ から SQL Server 2005/Intel ベース サーバーへの移行は、証券取引業界における 1 つのマイルストーンとなりました。Richmond 氏は語ります。「NASDAQ では信頼性に定評のある ノンストップ型コンピュータ を何年間も使用してきましたが、ミッション クリティカル アプリケーションを ノンストップ型コンピュータ から SQL Server/Intel ベース サーバーへ移行したことにより、マイクロソフトと Intel が構築するエンタープライズ対応ソリューションの有効性が示されました」。
Microsoft SQL Server 2005
Microsoft SQL Server 2005 は、データ管理およびデータ分析のための統合ソフトウェアです。活用することでミッション クリティカルな情報を確実に管理し、日々複雑化するビジネス アプリケーションを不安なく動作させることができます。SQL Server 2005 は、高い可用性、セキュリティの拡張、内蔵のレポート機能とデータ分析ツールを提供します。企業は自社の業務情報から洞察に富んだデータを取り出して、短時間で結果を得られるため、競合他社に対する優位性を保つことができます。
SQL Server 2005 の詳細は、以下の Web サイトをご覧ください。
http://www.microsoft.com/japan/sql/default.mspx
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本ケーススタディに記載された情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。
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