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世界的な需要増、お客様ニーズの多様化に備え、世界一の生産規模を誇るステンレス厚板生産ラインの生産管理システムの基盤として SQL Server 2005 と Visual Studio 2005 を高く評価。
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新日鐵住金ステンレス株式会社は、世界的な需要増、お客様ニーズの多様化に備え、ステンレス厚板生産管理システムの刷新を計画。低コストかつ高信頼性、高パフォーマンスなシステムの実現を目指し、柔軟性に欠けるメインフレームと比較して、Microsoft® Windows Server™ 2003 および Microsoft SQL Server 2005 を中核としたオープン システムを高く評価しています。さらに、将来の機能拡張を支えるアプリケーションの開発生産性向上を狙いとして、Microsoft Visual Studio® 2005 も高い評価をしています。
<導入の背景>
競争力につながるスピードと柔軟性を求め、生産管理システムの刷新に着手


新日鐵住金ステンレス
株式会社
八幡製造所長
赤坂 清 氏
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新日鐵住金ステンレス
株式会社
八幡製造所
厚板技術室長
古庄 弘一 氏
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新日鐵住金ステンレス株式会社 (以下、NSSC) は、茨城県鹿島市、山口県光市、そして福岡県北九州市八幡の3か所に製造拠点を持つ、国内最大のステンレス専門メーカーです。
現在、NSSC は、設備の集約や、より効率的な製造工程の開発、商慣行の改革などに取り組み、世界市場の中で勝ち残るべく競争力の強化を推進。その一環として、八幡製造所では現在、本社から受注情報を受け取り、生産工程に展開していくためのステンレス厚板生産管理システムの刷新計画を検討しています。
NSSC 八幡製造所長 赤坂清氏は、次のように説明します。
「お客様のニーズを満たし、戦略を実践していくためには、やはり優れたシステムが必要です。しかし、残念なことに、八幡製造所の生産管理システムは 1968 年に構築された古いものでした。長い間に機能追加などを繰り返し、システム自体が非常に複雑化してしまい、さまざまな課題が存在していました。ステンレスの市場も、国際的な大競争時代に入ろうとしている今、お客様を大切にして、技術力を伸ばし、自信をもって生産活動を続けていくには、やはりシステムの再構築は避けては通れない命題と考えていました。何といっても、生産管理システムは私たちの生命線と呼べるほど重要なシステムなのですから」。
そこで、NSSC ではまず、基幹となる生産システムの一部を構築し、順次拡張を行うことを計画。競争力強化のため、生産設備能力の向上と共に、生産管理システムの更新検討に着手しました。
この生産管理システムの検討に際し、真っ先に候補に挙げられたのが、Windows Server や SQL Server を中核とするオープン システムでした。
「生産管理システムは、本社からの受注情報を受け取り、品質設計から製造、出荷にいたる一連のプロセスを司る、非常に大切なシステムです。だからこそ、高い信頼性を要求して、メインフレームでの開発を行ってきました。しかし、最近のオープン系のシステムを見ていると、メインフレームと比べても遜色のない優れた信頼性を持ち、しかも 64bit 化によって処理能力も高くなり、拡張性もメインフレームに比べ優れています。このメリットに期待しています」(赤坂氏)。
<導入の経緯>
信頼性とパフォーマンスの高さ、そしてコストの安さで SQL Server 2005 と Visual Studio 2005 に着目
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新日鉄ソリューションズ
株式会社
鉄鋼ソリューション事業部
北九州システムセンター
NSSC グループ
グループ リーダー
丸山 文隆 氏
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新日本製鐵株式會社
八幡製鐵所
生産技術部
システム・IE企画グループ
マネジャー
小玉 一郎 氏
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八幡製造所では、新たな生産管理システムのプラットフォームとして、64bit の IA サーバー (Intel Architecture) および Windows Server 2003 (64bit)、SQL Server 2005、そして開発環境に Visual Studio 2005 でのシステム構築にあたっての検証を進めています。
NSSC 八幡製造所 厚板技術室長 古庄弘一氏は、その理由を次のように説明します。
「Windows Server 2003 と SQL Server 2005 を対象に検討した理由は、まずコストパフォーマンスの良さです。以前には、信頼性を求めるなら UNIX と Oracle を使うという風潮がありました。しかし製造業は『良い物を安く作る』ことを追求しています。システム基盤も信頼性やパフォーマンスを求める一方で、コストを安く抑えることが重要です。SQL Server は、ミラーリング機能や自動チューニング機能、自己管理機能などさまざまな機能がパッケージされており、生産管理システムに相応しい機能と信頼性を備えており、利用することについて問題がないと考えています」。
さらに、古庄氏は、Visual Studio 2005 採用の理由について続けます。
「Visual Studio 2005 に関しては、SQL Server 2005 との統合による開発生産性の高さが検討のポイントとなりました。アプリケーションの設計から開発、テストまでの統合された開発環境が提供されるということで、開発生産性が、従来よりも大幅に改善できると期待しています」。
システム刷新計画の立案に携わっている新日鉄ソリューションズ株式会社 鉄鋼ソリューション事業部 北九州システムセンター NSSC グループ グループリーダー 丸山文隆氏は、Windows 環境の信頼性について次のように言います。
「当社は新日鐵住金ステンレス様のレガシーマイグレーションを手掛けてきました。メインフレームからオープン系へのマイグレーションは、当初 UNIX を採用するケースが多かったのですが、Windows 2000 Server が登場して以来、Windows 環境を採用するケースが増えました。Windows Server の 64-bit 対応により、レガシー環境からのマイグレーションでは、Windows 環境が増えてくると思います」(丸山氏)。
今回のシステム更新に際しては、親会社である新日本製鐵株式會社でもノウハウや人材面で支援を行っています。新日本製鐵 八幡製鐵所 生産技術部 システム・IE 企画グループ マネジャー 小玉一郎氏は、その支援スタッフの 1 人で、新日本製鐵内での既存システムのオープン系移行を推進してきています。
小玉氏は「八幡製鐵所内だけでも、メインフレームからオープン系へのマイグレーションを数多く行ってきました。今や、財務系などバックオフィス関連システムは、ほとんどがオープン系です。また、生産管理システムも、かなりの数がオープン系へ移行しています。Windows 2000 Server が登場した頃から、FT (Fault Tolerant : 耐障害性を高めたハードウェア) サーバーなどが出荷されて、ハード、ソフトと共に信頼性が向上していると感じています」と Windows 環境の信頼性について語ります。
<今後の展望>
変化し続けるステンレス厚板の未来を、新たな生産管理システムが支える
「2006 年 7 月には、現在の約 1.3 倍となる月産 1 万 1000 〜 1 万 2000 トンへラインの生産能力を引き上げる計画です。柔軟で効率的な生産管理システムと、余裕のある生産能力とが相まって、多様な注文に対し的確な納品が可能な環境になると期待しています」(古庄氏)。
赤坂氏は、今回のシステム更新を総括して、「ビジネスに変化をつけられると期待しています」と言います。八幡製造所では、今後もさらなる業務変革を進めていく方針です。
「まずは、生産管理システムの最適化を図っていきます。それから今後は、出荷や試験などの、まだメインフレームが使われている他のシステムもマイグレーションしていきます。基本的には同じ環境を使う方がメリットは大きいので、Windows Server、SQL Server で展開していく方向で検討しています」と古庄氏は語っています。
「今後も、生産設備にはどんどん改良が加えられ、変わり続けます。今回の生産管理システムは、その変化にも柔軟に対応してくれると確信しています」(古庄氏)。
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