セガダイレクトの現在のシステム構成は図に示す通りです。ユーザーからのアクセスはまずロードバランサーで受け付けられ、3 台の Web サーバーに対して均等に割り振られます。Web サーバーに利用されているサーバーハードウェアは、1 台数十万円程度の安価なシングルプロセッサ製品であり、Microsoft Windows® 2000 Server 上で ASP.NET による Web アプリケーションが動いています。Web アプリケーションに必要なデータを提供するデータベースサーバーとしては 4 プロセッサー搭載のサーバー製品を採用、この上で SQL Server 2000 を動かしています。さらにサイトのメンテナンスや分析を行うバックオフィス用サーバー、社内の基幹システムとデータ交換を行うゲートウェイサーバーも設置されており、これらもすべて Windows 2000 Server を搭載したサーバー製品が利用されています。
Web アプリケーションの開発は、Visual Studio® .NET によって行われています。開発体制は、ビジネスロジックを作成するチームとユーザーインターフェイス (ページデザイン) を作成するチームに分かれており、前者は株式会社エコスが担当、後者はセガが担当しています。なおビジネスロジックの作成には、エコスが提供するライブラリとツールが利用されており、各機能とその関連性をチャート化した エコス独自の仕様書から、ソースコードを自動生成できるようになっています。
セガダイレクトではユーザーに対して毎週のようにアンケートを実施していますが、このアンケートシステムも ASP.NET で構築されています。アンケートの作成から回答の集計に至るまで、すべての作業を Web ブラウザで行えるようになっているのです。「この仕組みはセガダイレクトの大きな特長のひとつ」と久保氏。これによって集められたユーザーの声は、ユーザーにとっての利便性向上やキャンペーンの企画、さらには商品企画でも活かされているといいます。
また、携帯電話にも対応しています。i-mode への対応はすでにドリームキャストダイレクトの時代から実現されていますが、セガダイレクトでは .NET Framework の ASP.NET モバイル コントロールを利用することで、この機能を継承しています。また au やボーダフォンへの対応も、2004 年秋頃には実現する予定になっています。