損保ジャパン DC 証券株式会社

掲載日: 2005 年 5 月 20 日
.NET プラットフォームで、確定拠出年金システムを構築。
プラン導入から運用管理まで、幅広いサービスをインターネットで提供し、ユーザーの利便性を大幅に向上。

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ソリューション概要

プロファイル
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損保ジャパン DC 証券 leave-msは、1999 年 5 月に設立された安田火災シグナ証券を前身とする、確定拠出年金に関する国内初の専門会社です。2003 年 9 月に損保ジャパンが株式を 100 %取得、同年 10 月に損保ジャパン DC 証券に社名を変更しました。最大の特長はプラン導入から運用管理まで、包括的なサービスを 1 社で提供する " バンドルサービス " を実現していること。長年にわたる経験に基づく利便性の高いサービスはユーザーからも高い評価を受けており、NPO 法人 確定拠出年金教育協会が実施した第 1 回調査では、総合満足度でトップランクを獲得しています。

シナリオ
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確定拠出年金は、システムの良否が顧客満足度を大きく左右します。損保ジャパン DC 証券では以前は米国のシステムを利用していましたが、損保ジャパンの 100 %出資に伴い、システムの全面的な見直しに着手。長期的な安定運用ができること、お客様の要望や制度変更に柔軟に対応できるカスタマイズ性を確保できること、そして日本独自の制度に対応しやすいことなどを条件に、日本ユニシスが提供する .NET ベースの「Benefit Keeper」を採用。2004 年 7 月に「DCPARK」の本番稼動を開始しています。

ソフトウェアとサービス
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Microsoft Visual Studio® .NET
Microsoft SQL Server 2000 Enterprise Edition
Microsoft Windows 2000 Server Advanced Edition/Standard Edition
Benefit Keeper (日本ユニシス)

パートナー

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日本ユニシス株式会社 leave-ms

メリット

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DCPARK の構築により、日常業務や投資教育コンテンツの提供も含め、すべてのサービスをインターネットで提供することが可能になりました。またお客様の要望にあわせたサービス追加も容易になっています。これによってユーザーの利便性を飛躍的に向上。営業推進の武器としても重要な役割を果たしています。

ユーザーコメント
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「確定拠出年金サービスはシステムの良否が競争力を大きく左右します。DCPARK の構築で重視したのは、適正なコストで運営できて、長期的に安定運用できること。そして、十分な柔軟性、カスタマイズ性を確保できることでした」。

損保ジャパン DC 証券株式会社
常務取締役
宮脇 章郎 氏 談


「DCPARK は国内唯一のレコードキーピングパッケージ Benefit Keeper をベースに、.NET Framework を採用し開発されている点が大きな特長です。.NET Framework よって充実した Web 機能を提供することができ、ユニシスの開発技法 LUCINA によりアプリ開発における手戻りが解消され、カスタマイズ性やスケーラビリティも確保しやすくなっています」。

日本ユニシス株式会社
.NET ビジネス統括部
.NET テクノロジコンサルティング部長
今道 正博 氏 談



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損保ジャパン DC 証券株式会社
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国内初の確定拠出年金専門会社であり、業界のリーディングカンパニーとして知られる損保ジャパン DC 証券。同社は確定拠出年金サービスシステムを .NET プラットフォームで構築し、ユーザーに高い利便性を提供しています。このシステムの最大の特長の 1 つが、年金運用に必要な幅広いサービスをインターネット化していること。そしてもう 1 つの特長は、高いカスタマイズ性によって法改正などによる新サービスの追加も容易であり、日本独自の制度にも対応しやすくなっていることです。


<導入の背景>
優れたサービスを提供するために、積極的に IT 投資


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損保ジャパン DC 証券株式会社
常務取締役
宮脇 章郎 氏

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損保ジャパン DC 証券株式会社 (以下、損保ジャパン DC 証券) は、確定拠出年金制度 (通称:「日本版 401(k)」、2001 年 10 月スタート) の国内初の専門会社として、1999 年 5 月に誕生。以来、プラン導入の支援から運営管理まで、包括的なサービスを 1 社で提供するバンドルサービスの確立など、優れたサービスの提供によって、確定拠出年金で業界トップクラスのポジションを維持しています。

この損保ジャパン DC 証券では、優れたサービスを提供し、業界をリードし続けるために、制度運用を支えるシステムに対しても、積極的な投資を行っています。

「この業界ではシステムの良否が競争力を大きく左右します」というのは、損保ジャパン DC 証券で常務取締役を務める宮脇章郎氏。確定拠出年金はお客様の資産を長期的に管理するビジネスであり、お客様の利便性を長期的に高め続けることが求められるのだといいます。

お客様はコールセンターとインターネットを介して同社のサービスにアクセスします。そのため、お客様の要望や制度変更に迅速に対応できるシステムでなければ、お客様の満足を得ることはできないのです 。

そこで同社が導入したのが、.NET Framework を活用したシステムでした。パッケージとしては日本ユニシス株式会社が提供する「Benefit Keeper」を採用。これをカスタマイズすることで「DCPARK (Defined Contribution Plan Administration Record Keeping)」と呼ばれる自社システムを実現しています。

「システム構築で重視したのは、適正なコストで運営できて、長期の安定運用ができること。そして、新たなサービスや商品の追加のために十分な柔軟性、カスタマイズ性を確保できることでした」と宮脇氏。このシステムの導入以前は米国製のシステムを利用していましたが、米国と日本では制度が異なるため、日本独自のパッケージを採用することも重要な要件だったといいます。

そこで、損保ジャパンの 100 %出資に伴い、2003 年秋からシステムの見直しに着手。2003 年 10 月からプログラムの製造工程が始まり、3 か月で終了。5 か月後の 2004 年 3 月には米国のシステムからデータ移行を開始しました。その後、慎重なテストとユーザー教育を実施して、2004 年 7 月に本番稼働をスタートしました。


<システムの概要>
.NET Framework の採用により Web 機能を充実


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損保ジャパン DC 証券株式会社
事務・システム部
部長
渡部 進 氏

損保ジャパン DC 証券で運用されているシステムは、大きく 3 つの部分 (Web システム、認証システム、バックアップシステム) から構成されています。

まずお客様に対するフロントエンドとして機能するのが「Web システム」と呼ばれる部分です。ここではお客様のログインやアクセス管理、加入者が利用する機能、加入企業の管理者 (事業主) が利用する機能、そして損保ジャパン DC 証券のコールセンター担当者が利用する機能が、Web アプリケーションとして提供されています。

Web システムで行われるユーザー認証は、そのバックエンドに配置された「認証システム」と連携して実行。ログイン後にお客様が行った操作に伴う各種変更処理は、「バックシステム」に転送されます。ここでお客様が依頼した処理内容に関するデータが作成され、資産管理機関や商品提供機関への指示が行われるのです。

各サブシステム間のデータ連携は、Web サービスをベースにした .NET の機能によって行われています。またこのシステムを実現するためのサーバー群の運用は、すべて日本ユニシス株式会社のデータセンターにアウトソースされています。

「DCPARK は国内唯一のレコードキーピングパッケージ Benefit Keeper をベースにし、最大の特長としてはアプリケーション基盤として .NET Framework を採用している点にあります。.NET の採用により、フロント系において充実した Web 機能を提供し、ほとんどの処理をインターネット経由で行うことが可能になっています」と、日本ユニシス株式会社 .NET ビジネス統括部 .NET テクノロジコンサルティング部長 今道正博氏は説明します。

またカスタマイズ性とスケーラビリティも確保しやすく、OS のバージョンが変わっても長期的にアプリケーション資産を継承できる点も、.NET の大きな特長だと指摘。さらに .NET Framework の上に日本ユニシスのコンポーネント指向開発技法「LUCINA for .NET」を採用することで、アプリ開発における手戻りが解消され、開発生産性も著しく向上しているといいます。

損保ジャパン DC 証券 事務・システム部 部長 渡部進氏も「Web 機能の充実は、.NET 採用の大きなポイントでした。わずか 3 か月で製造工程が終了し、テスト期間を含めても 10 か月でシステム構築が完了したことも、驚異的なスピードでした。金融サービスに適用する同規模の IT システムで、これだけ短期間にプロジェクトが予定通り進むのは、私の経験からいえば極めて珍しい。.NET Framework や Benefit Keeper のカスタマイズ性の高さ、そして日本ユニシスのエンジニアの能力の高さに驚いています」と振り返ります。

図
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システム構成図 [拡大図]

<システム導入のメリット>
あらゆる操作がインターネットを介して完了


宮脇氏は、「システムと投資教育を競合他社と差別化することは営業上も大きなインパクトになる」と言います。 このシステムの導入によって得られた最大のメリットは、お客様に対してより高い利便性を提供できるようになったことでしょう。損保ジャパン DC 証券ではこのシステムによって、日常業務やユーザー教育用コンテンツの提供などを含めたすべてのサービスが、インターネット上で完結できるようになったのです。

「申し込みなどをインターネット化しているケースは珍しくありませんが、これだけ広範囲なサービスをすべてインターネット化しているのは、他にないのではないか」と渡部氏。たとえばお客様の企業から最初に掛け金のデータを受け取るときや、給与額の変更に伴う掛け金変更のデータを受け取るときには、一覧表を FAX で送信してもらったり、フロッピーディスクに書き込んで送ってもらったりという方法が一般的です。

しかし損保ジャパン DC 証券では、Microsoft® Office Excel のデータをインターネット経由で送ることが可能。これによってお客様企業の負担を大幅に軽減できます。もちろん積み立てた掛け金をどの金融商品に配分するかも、加入者用 Web サイトで行えます。現在どのような配分になっているか、これまでの配分の推移はどうなっているのかは、グラフによってわかりやすく表示。事業主は、会社全体の配分比率やそのトレンド、加入者年齢別の配分などもグラフで確認できるようになっています。

また単にインターネット化できただけではなく、お客様の要望にあわせたサービス追加も容易になっています。たとえば、すべてのサイトを日本語と英語の両方で提供していることも、DCPARK の大きな特長となっています。加入者向けサイトの英語化は以前のシステムでも行っていましたが、今回のシステムでは事業主向けサイトも英語化しているのです。「このようなサービスも、損保ジャパン DC 証券の特長です」と渡部氏は言います。

また、このシステムは「企業型」と「個人型」の両方の確定拠出年金に対応しており、個人型の加入者に対しても同様のサービスを提供しています。

さらに注目すべきなのは、システム運用のすべてがアウトソース化されており、メンテナンスコスト (保守料金) を著しく低減できている点です。これにより損保ジャパン DC 証券は、本業である新たなサービス・機能の開発、お客様ごとのニーズに合わせた提案に集中できます。

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運用指図推移 [拡大図]
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資産残高 [拡大図]
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残高推移 [拡大図]
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残高推移 12 か月 [拡大図]

<今後の展望>
コストを抑えながら、的確なシステム増強を継続


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日本ユニシス株式会社
.NET ビジネス統括部
.NET テクノロジコンサルティング部長
今道 正博 氏

現在、損保ジャパン DC 証券のシステムは大きなトラブルもなく、順調に稼動しています。

「すでに親会社の損保ジャパンで国内最大級の Microsoft Windows® 環境のシステムを構築していたため、Windows Server の安定性に関しては当初から不安はありませんでした」と渡部氏は言います。

損保ジャパン DC 証券のシステムは、日本の確定拠出年金業界でもっとも先進的なものの 1 つだといえるでしょう。同社のサービスの特長は、プラン導入から運用管理までをバンドルサービスで「一気通貫」で提供している点にありますが、この姿勢は DCPARK でも貫かれています。

すでに、業界トップクラスと呼べるだけの利便性を確立している同社の Web サイトですが、今後も、お客様にとってより便利なサービスであるよう進化を続けていくと、宮脇氏は言います。

「" サービスの追加が容易である " という利点を生かして、今後も加入されたお客様へのサービスの拡張を行っていく予定です。たとえば、確定拠出年金を扱ううえで、重要なコンテンツの 1 つである投資教育サービスについても、今後、お客様のニーズの変化に合わせて、より一層充実させていくことも考えています」。

「これからもさらに先を目指すことで、トップランナーとして走り続けたいですね」と宮脇氏は今後の展望を語ります。「今後もコストを抑えながらシステム機能を拡充していきます」。

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本ケーススタディは情報提供のみを目的としています。Microsoftは、明示的または暗示的を問わず、本書にいかなる保証も与えるものではありません。
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