株式会社 東畑建築事務所

掲載日: 2005 年 6 月 15 日
“必要不可欠なデータ”を守るファイル サーバー システムを、コストと信頼性に優れた Microsoft® Windows Server™ 2003 で刷新。
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ソリューション概要

プロファイル
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大阪市に本社を構える株式会社 東畑建築事務所leave-ms (1932 年創業) は、建築、土木、造園の設計監理、都市計画およびこれらに関連する調査、企画、コンサルタント業務を幅広く手がけ、東京、名古屋、大阪、九州に拠点を置く建築設計事務所です。2004 年度 建築業協会賞 (BCS 賞) を受賞した「神奈川県立保健福祉大学」や 2000 年度 建設省営繕工事 設計コンクール 官庁営繕部長賞を受賞した「さいたま新都心合同庁舎」など官公庁や大手企業を施主に数多くの設計実績を誇ります。

シナリオ
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耐障害性を重視したファイル サーバーのクラスタ システムの構築
これまで煩雑になりがちだった運用管理工数の軽減

ソフトウェアとサービス
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Microsoft Windows Server 2003
Microsoft Exchange Server 2003

メリット

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大阪本社と東京事務所に Windows Server 2003 の基本機能を活用したクラスタ システムを構築し、サード パーティのクラスタ ソフトを導入する必要がなくなり、トータル コストの削減とパフォーマンスの向上を実現しています。同時にクラスタの設定や管理が簡単に行えるようになり、運用管理工数を大幅に軽減しています。

ユーザーコメント
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「今回、ファイル サーバーのクラスタ システムを構築するにあたり、Windows Server 2003 とオープンソースをベースにした Linux サーバーとを比較検討しました。その結果、構築費用を含めたトータル コストや運用管理、セキュリティなど、あらゆる面において Windows Server 2003 を選択した方がメリットがあることがわかりました」

株式会社 東畑建築事務所
情報企画部
主管
北芝 義己 氏 談



約 300 名のスタッフを抱える国内屈指の組織型建築設計事務所の 1 つ、株式会社 東畑建築事務所 (以下、東畑建築事務所) では、業務の拡張に合わせ、設計図面やプロジェクト データが保管されているファイル サーバー システムの再構築を実施。「信頼性向上」と「低コスト化」を念頭に比較検討を重ねた結果、選ばれたのが、サーバー クラスタ ノードの構成も容易に行える、Windows Server 2003 でした。


<システム構築の背景と狙い>
「信頼性向上」と「低コスト化」、「大容量化」を追求


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株式会社 東畑建築事務所
情報企画部長
松本 章 氏

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東畑建築事務所は 1932 年の創業以来、建築設計のプロフェッショナル集団として、大阪府内はもとより、全国各地において事業を展開。1999 年度に建築業協会賞 (BCS 賞) 特別賞を受賞した「日産スタジアム (旧横浜国際総合競技場)」や 2004 年度に建築業協会賞 (BCS 賞) を受賞した「神奈川県立保健福祉大学 〈PFI 事業〉」など数多くの施工実績を誇ります。

東畑建築事務所にとって、必要不可欠なシステム。それは、設計図面や関連資料を管理、保管するファイル サーバー システムであると、同社 情報企画部長 松本章氏は言います。

「設計図面や関連資料などは日常業務に必要不可欠な大切なデータであり、その膨大なデータを管理しているファイル サーバーは、24 時間 365 日止めることのできない、核となるシステムです」。

「しかも」と松本氏は、続けます。「建築物は、大規模なものになると設計から竣工までに 4、5 年かかります。竣工後も 50 年、60 年と引き続き管理していく必要があるため、設計図面や関連資料を長期間にわたって保管し、必要なときにすぐに取り出せる必要があり、ファイル サーバーに保管されるデータは年々増え続ける一方でした」。

東畑建築事務所では、1 年間に 300 件以上の建築プロジェクトが稼動しているため、ファイル サーバーに保管されるデータは、膨大な量にのぼります。

さらには、建築物の設計監理から都市計画設計業務、建築設計以前の施主の事業展開に絡んだ調査、コンサルティング業務など、受注型から提案型へ移行する事業拡大を進めている同社にとって、ファイル サーバー システムの信頼性の向上と、長期的な運用コストの削減、ストレージの大容量化が必須の懸案事項となっていました。

東畑建築事務所では、大量の重要データを扱うファイル サーバーに必要なパフォーマンスと安定性、そして耐障害性を確保すべく、2000 年より Microsoft Windows 2000 Server をプラットフォームとしたクラスタ システムを構築していました。しかし、Windows 2000 Server の標準機能ではクラスタリングが行えず、サード パーティのソフトウェアを併せて使用していたことでコストも増し、メンテナンス性の面にも影響を与えていたのです。

これらの状況を改善すべく、東畑建築事務所ではファイル サーバー システムの再構築を決定し、Linux を含めて慎重に検証を重ねた結果、選ばれたのが Windows Server 2003 でした。


<システムの導入経緯>
TCO や運用管理面の総合メリットから、Windows を選択


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株式会社 東畑建築事務所
情報企画部
主管
北芝 義己 氏

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東畑建築事務所 情報企画部 主管 北芝義己氏は、今回のシステム再構築に際してのプラットフォームの決定について次のように説明します。

「新たなクラスタ システムを導入するにあたっては、従来の Windows 環境に固執せず、より良いものがあれば積極的に採用したいという意図から、Linux サーバーも併せて比較検討しました。そのうえで、Windows Server 2003 採用決定に至った大きなポイントが、クラスタ機能が標準で装備されていることでした」。

Windows 2000 Server では、「クラスタ サービス」はオプションのコンポーネントでしたが、Windows Server 2003 では機能の一部として統合されています。このためサーバー クラスタ ノードの構成も容易に行え、さらには可用性やスケーラビリティ、管理機能が大幅に向上していたのです。その理由により、東畑建築事務所では、Windows Server 2003 のクラスタ機能を有効活用すれば、信頼性を維持しながらも、サード パーティのクラスタ ソフトを購入する必要がない分、イニシャル コストも削減できるのではないかと考えたのです。

「ただし、Windows Server 2003 も Enterprise Edition でなければ、クラスタ サービスが標準機能として付加されていません。一方、Linux はサード パーティのクラスタ ソフトを別途購入しなければなりませんでしたが、ソフト自体はそれほど高価ではなく、同じハードウェア構成でクラスタ システムを構成したときの導入コストは、Windows Server 2003 と比べて 2 〜 3% ほど高くなるだけでほとんど差はありませんでした」(北芝氏)。

ところが、構築費用に目を向けると、Windows Server 2003 にメリットがあったといいます。

「SI 費用に関しては、Windows は Linux と比較して 50% 以下に費用を抑えることが可能でした。その理由は、Linux でクラスタ システムを構築する際には、OS 以外にもクラスタの導入コンサルを行う必要があるため、そのサポート費用がかかること。そして、運用システムのセキュリティを確保するためには、有償の保守サービスを受けなければならないからでした。これらは意外に費用がかかり、予想外でした。そのため、トータル コストで Windows が約 10% の費用抑制になるとの結論に至りました」(北芝氏)。

さらに、運用管理面を考慮した際にも Windows Server 2003 にアドバンテージがあったといいます。

「Windows Server 2003 を導入すれば、Active Directory® を活用してユーザー情報を一元管理できるため、運用管理が従来の各拠点管理に比べ非常に楽になります。また今回、ファイル サーバーのデータのバックアップはシステム障害によるデータの紛失を防ぐ目的に加えて、人的なミスによるデータの紛失を防ぐことも目的に、世代管理を手厚く行うことにしました。Windows 環境には実績のあるバックアップ装置が数多くあるので、バックアップの運用管理面でも、Windows Server 2003 を選択した方が安心できると判断しました」(北芝氏)。

こうしたことから、東畑建築事務所では、ミッション クリティカルなクラスタ システムを構築する際には、Windows Server 2003 を選択した方がトータル コストや運用管理面においてメリットが大きいと判断したのです。


<システムの導入効果>
これまで課題だった運用管理工数を飛躍的に軽減


東畑建築事務所では、2004 年末までにネットワーク システム環境の Windows Server 2003 への移行をほぼ完了させました。各拠点にはファイル サーバーと認証サーバーを設置し、さらにデータ量の多い大阪本社と東京事務所のファイル サーバーは、Windows Server 2003 の基本機能を活用したクラスタ システムとして構築。全拠点のパフォーマンスを大幅に向上させています。

このシステムの導入効果について松本氏は、「Active Directory によってユーザー情報を一元管理できるので、以前のように各拠点のファイル サーバーにアクセスするための認証を設定する手間が省け、一度ログインすれば、他の拠点のファイル サーバーにもアクセスできるようになったことも大きい」と、説明します。

さらに、北芝氏は、Windows Server 2003 導入によって便利になったポイントを、次のように説明します。

「以前は、サード パーティのリモート管理ツールを使って各拠点のファイル サーバーを管理していたのですが、このようなソフトウェアを使ってリモート管理すると、レスポンスが悪く、管理も煩雑でした。その点、今は Windows Server 2003 のリモート機能を利用しているので、レスポンスが非常に良くなりましたね。まるで各拠点にあるファイル サーバーが手元にあるかのようです。特にここ数年は、間接部門から直接部門に人員をシフトしているので、少ない人数でどうやったら全社のシステムを効率的に管理できるか悩んでいたのですが、今回、運用管理の工数が飛躍的に軽減されたので、その問題が解消されました」。

* 図
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システム概要 [拡大図]



<ユーザーメリットと今後の展開>
新システムの性能を生かし、全社規模の情報共有を促進


今回のシステム再構築に伴い、東畑建築事務所では、Active Directory との連携がスムーズになることから、Exchange Server 5.5 を Exchange Server 2003 へバージョン アップしています。

「Exchange Server は、メーリング リストを部署ごとや役割ごとに細かく設定できるので大変便利です。今までは人事異動や組織変更に伴うユーザー アカウントの変更作業を NT アカウントと Exchange ディレクトリの両方で行っていましたが、今は Active Directory 上で一度に行えるので管理が楽になりましたね」(北芝氏)。

また、システム更新後もクライアント側のユーザー インターフェイスは、従来のシステムと基本的に変わっていないため、エンド ユーザーは、ファイル サーバーが更新されたことを意識することなく、慣れ親しんでいる Windows 環境で、より効率的に情報共有を実現しています。

東畑建築事務所では、以前からファイル保存の運用ルールを決めており、各プロジェクトや部署ごとにデータを保管しているので、ファイル共有のための特別なアプリケーションを導入することなく、必要なデータをすぐに取り出せるように工夫しています。また、今後のデータ量の増加に対応するため、ファイル サーバーの容量も増やしています。

「ファイル サーバーの容量が以前は 1 〜 1.5 TB しかなかったので、データがすぐにいっぱいになってしまうため、バックアップを取った過去のデータはユーザー側で削除してもらっていたのですが、今回、ファイル サーバーの容量を 4 TB に増やしているので、しばらくは削除作業も不要です。しかも、以前に比べ、安定性やパフォーマンスが大幅に向上したこともあり、これまでに重大なトラブルはありません。その意味では、Windows Server 2003 の信頼性の高さを改めて実感しています。今後は、この快適な環境下で全社規模の情報の共有化をさらに推進していきたいと思います」(松本氏)。

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日産スタジアム (旧横浜国際総合競技場)
〈共同設計〉
1997 年竣工
【受賞】
日本建築学会賞 業績賞
建築業協会賞 (BCS 賞) 特別賞
神奈川県建築コンクール 優秀賞
横浜市優良建築設計者
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神奈川県立保健福祉大学 〈PFI 事業〉
2003 年竣工
【受賞】
建築業協会賞 (BCS 賞)
SDA 賞準優勝 A-2 類
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独立行政法人 労働者健康福祉機構
関西労災病院
2004 年竣工
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大阪城天守閣「平成の大改修」
1997 年竣工
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株式会社 東畑建築事務所の主な設計実績



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