UFJ つばさ証券株式会社

掲載日: 2005 年 5 月 17 日
Microsoft® Office SharePoint® Portal Server 2003 で証券仲介支援システムを構築し、銀行窓口を効率的にサポートできる体制を短期間で確立。
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ソリューション概要

プロファイル
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UFJ つばさ証券 leave-msは、2002 年 6 月につばさ証券と UFJ キャピタルマーケッツ証券が合併して誕生し、UFJ グループの一員として証券業を営んでいます。リテールとホールセールの融合する本格的な総合証券会社であり、個人から大企業まで多岐にわたるニーズにスピーディに対応。またグループ各社との連携によって、従来の証券ビジネスの枠にとらわれない“総合金融サービス”の提供にも積極的に取り組んでいます。今回の銀行窓口における証券仲介業の解禁でも、UFJ 銀行との提携体制をいち早く実現しています。

シナリオ
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2004 年 12 月に解禁された銀行窓口における証券仲介業を効果的に支援するために、情報提供を円滑化するための仕組みが必要となりました。UFJ つばさ証券ではそのシステムを Windows Server 2003 と Office SharePoint Portal Server 2003 によって構築。2 万人規模のユーザーにも対応できる大規模な情報インフラを、わずか 2 か月で立ち上げることに成功しました。

ソフトウェアとサービス
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Microsoft Windows Server 2003
Microsoft Office SharePoint Portal Server 2003
Microsoft SQL Server™ 2000
Microsoft Consulting Services (MCS)

パートナー

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日本電気株式会社 leave-ms
NEC ソフト株式会社 leave-ms

メリット

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証券仲介支援システムをマイクロソフト製品で構築することで、大規模ユーザーへの対応と、短期開発、コストの抑制が可能になりました。またこのシステムの導入によって、情報の手による管理や紙の管理が低減し、欲しい情報を自分で取りに行くというスタイルも定着。銀行窓口から UFJ つばさ証券に対する問い合わせも、予想に比べてはるかに少なくなっています。

ユーザーコメント
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「システム構築に費やせる期間はわずか 2 か月しかなく、SPS 2003 以外のツールでは予定通りサービスインさせることは不可能だったと思います。また大規模ユーザーへの対応でも、マイクロソフトのインフラが支えうるユーザー数は、想像以上のものでした」。

UFJ つばさ証券株式会社
証券仲介ビジネス部
兼 総合企画部
部長
山本 秀樹 氏 談



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UFJ つばさ証券株式会社
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2004 年 12 月の銀行窓口における証券仲介業の解禁に合わせ、いち早く UFJ 銀行と提携した UFJ つばさ証券。同社では 2 万人規模のグループ銀行内のユーザーを支え、銀行窓口における証券仲介業務を支援するために、「証券仲介支援システム」を、2 か月あまりで構築。業務の簡易化を図る、このシステムの短期構築を可能にしたのが、Microsoft Windows Server™ 2003 と Microsoft Office SharePoint Portal Server 2003でした。


<導入の背景>
既存インフラを活用し“窓口業務における証券仲介業”を支援するシステムを構築


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UFJ つばさ証券株式会社
証券仲介ビジネス部
兼 総合企画部
部長
山本 秀樹 氏

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2004 年 12 月、証券取引法の改正に基づき、銀行窓口における証券仲介業が解禁。証券会社以外の企業や個人が証券会社の受託を受けた銀行では、株式や債券などの売買注文を窓口で取り次ぐことができるようになりました。この規制緩和により、証券会社にとっても、圧倒的な店舗数を持つ銀行チャネルを通じて投資家層を拡大できるという期待があります。

UFJ つばさ証券株式会社 (以下、UFJ つばさ証券) では、UFJ グループの一員としてこの好機に素早く反応。12 月 1 日の銀行窓口における証券仲介業の解禁と同時に、専門担当者を配置した証券デスクを UFJ 銀行店舗内に開設しています。

そして、UFJ 銀行窓口を介した取引量の増大に対応するために必要不可欠とされたのが、「膨大な証券・債券関連の商品情報を、効率的に UFJ 銀行窓口に提供する『証券仲介支援システム』の構築」であったと、UFJ つばさ証券 証券仲介ビジネス部 兼 総合企画部 部長 山本秀樹氏は説明します。

「システムを検討するうえで、まず課題となったのは、UFJ 銀行の 470 店舗以上を結ぶネットワークと約 4,500 名の銀行内ユーザーに対応できるだけのインフラを、低コストで実現することでした」と山本氏。さらに、合併が予定されている東京三菱銀行への展開も視野に入れると、2 万名規模のユーザーに対応することが求められたと言います。

さらに、山本氏は“短期構築の可否”が、システム選定の大きな理由になったと説明します。

「証券仲介支援システムのプロジェクトが立ち上がったのは、一般企業に対する証券仲介業務が解禁された 2004 年 4 月。しかし、“証券の情報”は、商品によって内容も量も異なるため、仲介スタッフが戸惑わずに適切な商品情報を引き出せる仕組みとするためには、相応な工夫が必要でした。そのため、構想を練る作業に時間がかかり、12 月 1 日の解禁日までの残りの期間が非常に短くなってしまいました」。

これらの問題を解決できる手段として着目されたのが、Windows Server 2003 と Office SharePoint Portal Server 2003 (以下、SPS 2003) の組み合わせでした。

「短い期間でゼロから構築する時間はない。であれば、すべてを新規でするのではなく、既存の情報やインフラの一部を流用しながら、構築できないかと考えていました。すでに UFJ 銀行のネットワークの一部に SharePoint Portal Server 2001 が組み込まれていたこともあり、2004 年 8 月頃に SPS 2003 が評価対象となったのです。システム部とも相談したうえで、これなら既存資産を流用でき、大規模システムへの対応と短期開発の両方が可能になると考えました。ハードウェア的にもインフラとして耐えうるという判断もありました」。


<システムの概要>
膨大な商品情報が随時更新される、情報共有基盤が完成


銀行員にとって、証券取引情報は今まで扱ったことのないため、UFJ つばさ証券では、「証券仲介支援システム」の構築に際し、“ユーザーが証券情報をいかにスムーズに扱えるか?”ということにも注力。

そこで、.NET Framework での開発で多くの実績を持つ日本電気株式会社 (以下、NEC) をシステムインテグレータに採用するとともに、2004 年 9 月から Microsoft Consulting Services (マイクロソフト コンサルティング サービス。以下、MCS) と契約し、システム構築をスタートします。

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システム概要図 [拡大図]
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今回構築されたシステムの中核となるサーバー群は、SPS 2003 を搭載したアプリケーションサーバーが約 10 台、SQL Server™ 2000 を搭載したデータベースサーバーが 4 台の構成になっており、アプリケーションサーバーは NLB (Network Load Balancing) によって負荷分散しています。これらのサーバー群と店舗を結ぶネットワークには、UFJ 銀行が構築した既存インフラが利用されています。また店舗で利用する端末も、既に銀行内に導入されている PC が活用されています。

提供される情報には、株式や債券などの商品情報、推奨銘柄、各種レポート、事務手続きに関する書類などが含まれます。情報の形態としては、Microsoft Office のファイルとして提供されるものが約 9 割を占めています。これらの情報は随時更新され、毎日ギガバイト単位にのぼる膨大な情報登録が行われています。「高度なインデックス作成機能など、検索性を強く意識した製品である SPS 2003 の利点が活かされ、膨大な量の情報も簡単に検索できます」と山本氏。また Office との親和性も高いといいます。

アクセスコントロールは、UFJ つばさ証券ですでに導入されている Active Directory® のユーザー情報に基づいて行われています。ユーザー情報の登録は、UFJ 銀行側で人事情報を元にしたデータを作成し、それを UFJ つばさ証券側の Active Directory にインポートすることで実現しています。

図
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トップメニュー
[拡大図]
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情報提供ポータルシステム
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債券在庫管理システム
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<システム導入のメリット>
開発期間とコストを抑え、大規模な情報インフラを確立


今回のシステム構築に際し、マイクロソフト製品を採用したことにより、数多くのメリットがもたらされています。

まず第 1 は、短期開発が実現できたことです。2004 年 12 月から銀行窓口における証券仲介業が解禁されるため、この時点で構築に取りかかっても開発期間はわずか 2 か月あまり。この期間には要件定義からユーザー教育までが含まれているため、実質的な開発期間は 1 か月程度だったといいます。しかし、他のシステムとも連携が容易な SPS 2003 により、この驚くべき短期開発が可能になりました。「最初は他のツールも検討しましたが、SPS 2003 以外では 12 月 1 日までにサービスインさせることは不可能だと思いました」(山本氏)。

第 2 のメリットは、UFJ グループ全体の規模に耐えうる、1 〜 2 万名規模のユーザー数にも十分対応できるシステムが実現できたことです。山本氏によれば、マイクロソフト製品によって構築したインフラは想像以上に大規模なシステムを支え得るものであったといいます。

第 3 は費用面のメリットです。UFJ 銀行が保有するネットワークインフラや店舗 PC を、UFJ つばさ証券の Active Directory 環境下でそのまま活用できたことに加え、新規に導入したサーバー群のコストも抑えることができたからです。

また当初から支援として MCS を活用できたことも、システム構築を円滑化するうえで大きな効果があったといいます。「パートナーである NEC (日本電気株式会社)、NEC ソフト株式会社同様、MCS の対応も非常に柔軟でスピーディでした。そのため、構築作業が非常にスムーズに進んだと思います。システムの本番運用開始後も、MCS の契約を継続しています」(山本氏)。

そしてこのシステムによって得られた最も大きな効果は、情報提供の際に生じていた人手による管理や、紙の資料管理作業が大幅に低減したことと、検索しやすい新システムによってユーザーが欲しい情報を自分で取りに行くスタイルが定着したことです。

規模の大きな店舗ネットワークを持つ金融機関においては、通達類を初めとする情報の伝播には大きな労力を伴いがちですが、このシステムによって、UFJ 銀行の窓口から、UFJ つばさ証券に対する電話での問い合わせも、予想以上に少なくなっています。

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UFJ つばさ証券 オフィス
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「このシステムがなければ、さまざまな書類や手続きの問い合わせに対応するため、非常に大規模な支援体制が必要となっていたはずです」と山本氏。「しかし実際にはわずか 13 名の事務センタースタッフによって、400 以上の店舗への情報提供を円滑にサポートすることが可能なのです」。

また、実作業として、SPS 2003 で提供する情報の管理 (コンテンツ管理) も、非常に容易であると、山本氏は続けます。

「情報登録はその情報を扱う担当部署に任せていますが、担当者がクライアント PC で作成した文書を、フォルダへコピーするような感覚で SPS 2003 上へアップ、あるいは情報を更新できるようになりました。以前と比べても大きな負担をかけることなく、社内と同レベルの情報を社外窓口に提供できるようになっています」。


<今後の展望>
将来の合併に向けて、情報管理とセキュリティ機能を徹底的に強化


「今回のシステム立ち上げは、驚くほどスムーズに進みました」と山本氏。数万規模での運用を見込んだシステムの設計作業全般と照らしても、大きなトラブルもなく構築が完了しています。

なお、UFJ つばさ証券では、 現在の証券仲介システムを“第 1 フェーズ”と位置づけており、今後さらに機能拡充が検討されています。その 1 つとして挙げられているのが、セキュリティ機能の強化です。UFJ グループと三菱東京グループが合併すれば、システムのユーザー数が増えるだけではなく、窓口の業務や形態も一気に拡大します。そのため情報管理も、対象となるグループごとによりきめ細かく行う必要があるといいます。

また今後は、SPS 2003 とクライアント PC にインストールされている Office との連携強化も計画されています。現在はほとんどの PC で Microsoft Office 2000 が利用されていますが、半年以内に UFJ つばさ証券営業店の Microsoft Office を 2003 へとアップグレードし、その後本社の PC も Office 2003 へと移行していく予定になっています。

「将来的なシステム機能拡張としては、SPS 2003 と Office 2003 の連携などによる高度機能の活用で、さらなる業務効率化を検討していきたいです。今後も継続して社内の情報提供基盤を整備していくことで、他社に比べて優位なビジネス展開を図ることも可能になるはずですから」(山本氏)。

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