株式会社 ユー・エス・ジェイ

掲載日: 2007 年 6 月 19 日
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ソリューション概要

プロファイル
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株式会社ユー・エス・ジェイleave-msは、2001 年 3 月 31 日大阪にオープンしたテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」を運営している企業です。最先端の技術を駆使したアトラクションやハリウッド映画を実体験できるショーなど、ゲストの期待を上回る「感動とサービス」を提供することにより、エンターテインメント&レジャー業界におけるアジアのリーディングカンパニーを目指しています。

ソフトウェアとサービス
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Microsoft®Windows Mobile® 5.0
Microsoft® Exchange Server 2003 SP2

メリット
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いつどこでも、メールの送受信や予定表の確認などができる Windows Mobile 端末を幹部社員対象に導入したことにより、意思決定のスピード化が実現しました。導入対象となった社員は、機動性も高まってきており、それに伴い組織全体の生産性向上も期待されています。

ユーザーコメント
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「会議や部下とのコミュニケーションにもっと時間を費やしているのかと考えていたのですが、IT を利用している時間が過半数でした。特に、メール処理に 1/4 もの時間を費やしていたことは予想外でしたね。幹部社員には意思決定を求められる機会が多いと思いますが、その決定スピードを上げないと組織全体の効率や生産性も上がりません。そこで、社内の PC に向かっているときだけでなく、いつでも、どんな場所からでも意思決定を行えるようにしたいと考えたのです。それに対して有効なツールとなり得たのが Windows Mobile 端末でした」。

株式会社ユー・エス・ジェイ
ファイナンス・アドミニストレーション本部
情報システム室
室長
有村 智氏

約 130 台の Windows Mobile 端末の導入により、意思決定をスピード化。機動力のあるテーマパーク運営を実践。

* 株式会社 ユー・エス・ジェイ
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株式会社 ユー・エス・ジェイ
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Universal elements™ & © UniversalStudios.
All rights reserved.


株式会社ユー・エス・ジェイ (以下、ユー・エス・ジェイ) は、テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の運営を中心に、総合エンターテインメント事業を手がける企業です。「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」は、「E.T.」や「ジョーズ」など映画をテーマとしたアトラクションをはじめ、世界的に人気のコンテンツである「スパイダーマン」のアトラクションや、スヌーピーやセサミストリートの仲間たちが歌い、踊るショーなど、ファミリーで楽しめるエンターテインメントを提供する人気のテーマパークです。ユー・エス・ジェイでは、パーク運営の効率化を図りサービスをより向上させるため、幹部社員の意思決定迅速化のためのシステム導入を実施。Microsoft Windows Mobile 端末を導入することで、時間と場所を選ばないワークスタイルを可能にしています。


<導入背景と狙い>
意思決定のスピード化で、「感動とサービス」の向上へ


有村 智 氏
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株式会社
ユー・エス・ジェイ
ファイナンス・
アドミニストレーション本部
情報システム室
室長
有村 智 氏

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2001 年 3 月に大阪にオープンしたテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」を運営するユー・エス・ジェイは、ゲストの期待を上回る「感動とサービス」を提供することにより、エンターテインメント&レジャー業界におけるアジアのリーディングカンパニーを目指しています。

ユー・エス・ジェイでは、お客様に、より良いサービスを提供するために、IT 活用を継続的に実施。2006 年後半に、幹部社員の業務効率化を図るため、日々の業務における IT 活用のアンケートを実施しました。

そこで得られたのは、幹部社員たちが、平均して就業時間内の大半を PC の前で過ごしているという事実でした。ユー・エス・ジェイ ファイナンス・アドミニストレーション本部 情報システム室 室長の有村 智氏は、次のように話します。

「幹部社員は、会議や部下とのコミュニケーションにほとんどの時間を費やしていると予想していたのですが、実際には、メールを処理している時間が全体の 25 %、PC を使っている時間が全体の 30 % もあったのです。これは予想外でした。そこで、『どこでもメールを処理できる』環境を構築することが、幹部社員の業務効率化を向上させることに効果がありそうだと考えました。この計画に対して、有効なツールとなったのが、Windows Mobile 端末でした」。

Windows Mobile 端末の導入により、幹部社員が、いつどこからでもメールを送受信できるようになることで、パーク内で働くスタッフへの指示や、ビジネスの重要な意思決定もスピードアップされ、組織全体の生産性か向上できると考えたのです。

「Windows Mobile 端末ならば、Exchange Server と完全に連携することでメールを処理するだけではなく、スケジュールも Windows Mobile 端末で管理できます。当社の幹部社員は 1 日に数回の会議が予定されていることも珍しくないために、この機能は非常に便利です。広いパーク内に、会議室が点在しているため、以前は『会議室を確認するためだけにデスクの PC に戻り場所を確認する』という手間もありました。しかし Windows Mobile 端末でリアルタイムに予定が確認できれば、そのような無駄な時間を減らせます。さらに、 Microsoft Office を使って、会議と会議の合間に簡単な仕事をこなすことも可能ですから」(有村氏)

ソリューションの要となるモバイル端末の選定について、「迷いはなかった」と、有村氏は話を続けます。

「ユー・エス・ジェイには、代表取締役社長以下、アメリカ人の取締役や社員も在籍しています。そのため、同じ電話番号で国際ローミングができるということが大きな選定理由であり、それに合致したのが Windows Mobile 端末の『hTc Z』でした。また、ユー・エス・ジェイではすでに Exchange Server を使っているので、端末以外の初期投資費用がかからないということも魅力でしたね」。


<導入の経過とソリューション>
Exchange Server と連携ができ、確実なセキュリティを持つことが導入の決め手


* 新里 徹也
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株式会社
ユー・エス・ジェイ
ファイナンス・
アドミニストレーション本部
情報システム室
課長
新里 徹也 氏

ユー・エス・ジェイで、Windows Mobile 端末の導入が決定されたのは、2007 年 1 月中旬に開かれた部長会議でした。導入対象者を次長クラス以上の幹部および一部の課長職約 130 人とし、オフィスの内勤者およびパーク運営部門の内勤者に適用されることになりました。導入時を振り返って、ユー・エス・ジェイ ファイナンス・アドミニストレーション本部 情報システム室 課長の新里 徹也氏は次のように説明します。

「『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン』オープン当初から Exchange Server を社内ネットワークとして導入しており、2005年には Exchange Server 2003 へのバージョンアップを果たしました。そのため、Windows Mobile 端末ならサーバーとの連携に何も問題はないと考えていました。ただし、不安もありました。というのも Exchange Server 導入当初に Microsoft Office Outlook との若干の不具合が生じたことがあり、新しいクライアントが増えることで、新たな不具合が発生することを危惧したのです。また、導入までの期間が短かったことも不安でした。しかし、意思決定から導入まで 2 か月という短い期間で達成でき、さらに導入後 1 か月が経過した現在でも不具合は発生しておらず、安心して運用しています」。

そしてもう 1 つ、重要なポイントとなったのが、セキュリティ機能の充実であったと、新里氏は話します。

「Exchange Server 2003 SP2 から、特定の端末のデータをサーバー側からリモートで消去できるリモート ワイプ機能が使えるようになったということで、情報システム室としても安心して導入することができました。また、起動時に入力するパスワードを一定回数以上間違えると端末のデータが消去されるローカル ワイプ機能により、万が一、端末を盗難されても被害は最小限にとどめられると思います」。

サービスインを果たしたのは、導入決定からわずか 1 か月半後の 2007 年 3 月のことです。同月末には幹部社員への端末配布が完了し、2 か月で本格運用へといたりました。

その際、メールなどを ActiveSync で PC と同期させる方法など、最小限の利用法は株式会社 NTT ドコモ (以下、NTT ドコモ) の協力を得てマニュアル化し配布をしました。しかし、それ以外の研修や説明会などは一切行うことなく、その後の運用トラブルも起きていません。

「IT 機器に不慣れな社員もいて何度かは質問を受けたことがありますが、数分説明した程度で操作方法は理解してくれました。そこで改めて Windows Mobile のユーザー インターフェイスの良さや Windows OS との親和性を実感しましたね」(新里氏)。


<導入の効果>
メール機能を現場で使うことにより、臨機応変な対応が可能に


夏山 桂三 氏
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株式会社
ユー・エス・ジェイ
オペレーション本部
運営部 部長
夏山 桂三 氏

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現在、ユー・エス・ジェイの Windows Mobile 端末でできることは、メール送受信、スケジュール管理、連絡先の参照、業務内容の管理などが主となります。NTT ドコモのリモートアクセスサービス「ビジネス mopera アクセスプロ」を採用したことで、いつどこからでも必要な情報にセキュアにアクセスすることが可能となりました。

Windows Mobile 端末導入後、端末を配布された幹部社員は導入前と導入後でワークスタイルが激変しています。とくにオフィス内にいることが少ないパーク運営部門の幹部社員には導入メリットが大きかったといいます。そこで、ユー・エス・ジェイ オペレーション本部 運営部 部長の夏山 桂三氏は、Windows Mobile の利用シーンや導入メリットを次のように話します。

「これまでは朝出勤してすぐにメールチェックをしていましたが、意外に時間をとられていたのです。しかし、Windows Mobile 端末が導入されてからそのスタイルが、ガラッと変わりました。Windows Mobile 端末を使って通勤途中にメールチェックできるため、出勤してすぐに仕事にとりかかれるようになったのです。勤務中も、『メールチェックのためだけにオフィスへ戻る』という手間がなくなったため、次の仕事へのアクションがすばやくなりました」。

* NTTドコモ関西は「E.T.アドベンチャー」に協賛しています
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E. T. Adventure® & © Universal Studios and Amblin
NTTドコモ関西は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン™のオフィシャル・マーケティング・パートナーとして、「E.T.アドベンチャー®」に協賛しています。
また、パーク内の来場者数やアトラクションの混雑度、待ち時間など、30 分 〜 1 時間に一度メールで配信される情報を Windows Mobile 端末で確認できるようになったことが機動性を格段に高めていると夏山氏は言います。

「例えば『ジョーズ』のアトラクションでは常にボートが何台か動いているのですが、待ち時間情報をチェックしてその時間が長くなってきていれば、もう 1 台ボートを増やすように現場のクルーに対して指示をするといったことができるようになりました。また、学生層が多いときと、ファミリー層が多いときでは、来場者数は同じでも、人気の集中するアトラクションが異なります。そんなときは、Windows Mobile 端末の写真撮影機能でパーク内の混雑状況を撮影して、すぐに本部へ送信して対応してもらうこともできます」。

Windows Mobile 端末の操作感についても、満足していると夏山氏は話します。

「普段使っている PC の Microsoft Office と操作感自体は変わらないので、初めてでもまったく違和感なく使えました。Microsoft Office の機能をそのまま持ち歩いて使っているような気がしますね。Excel や Word を使う作業など、これまでオフィスでしかできなかった仕事も、Windows Mobile 端末があればパーク内でも対応することができます。現場にいながら臨機応変な対応ができるようになったことが一番の導入効果ではないでしょうか」。

図
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システム概要[拡大図]
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<今後の展望>
Windows Mobile 端末による稟議や決裁の実現化へ向けて


Windows Mobile 端末導入からまだ 1 か月あまりですが、現場からは新たなサービスへのリクエストも届いています。

「テーマパークでは天候が重要なので、天気予報などの Web サイトが閲覧できるよう申請を出しています。詳細な天気情報や雨雲の移動状況を入手できれば、屋外で行われているアトラクション『ピーターパンのネバーランド』の開催時間変更や中止の判断といったことに活用できると考えています」(夏山氏)。

Windows Mobile 端末導入の主目的はメール機能だったため、Web サイトの閲覧はできないようになっていました。しかし需要もあることがわかったため、申請者に対しては Web サイトの閲覧ができるよう、システムへの変更を加えているところです。

「私たちの予想以上に、利用している社員から好評を得ている Windows Mobile 端末ですが、さらに『もっとこんなことはできないのか』といった前向きな意見も数多く寄せられています。そのため、どのような機能を追加していくかが情報システム室の今後の課題といえます。具体的には、稟議や決裁などを Windows Mobile 端末で行えないかというニーズがもっとも強くあります。当社では、電子稟議システムを利用していますが、Windows Mobile 端末ではそのアプリケーションが使えません。そこで、今後は Microsoft Office SharePoint Server を導入し、それと連携することで、Windows Mobile 端末でも電子稟議システムを使えるようにすることを考えています」(有村氏)。ユー・エス・ジェイのテーマパーク運営部門では休日が交代制となっており、稟議の起案者と所属長の休日がずれている場合、決裁までの時間がかかっているという問題があります。幹部社員の場合、多ければ 1 日に数件もの稟議が上がってくることがあり、Windows Mobile 端末で稟議や決裁ができるようになれば、そのタイムラグを解消することも可能なのです。

さらに今後の展開として、「hTc Z」に内線電話機能を組み込んできたいと新里氏が話します。

「現在、内線電話用には PHS を利用しているため、幹部社員は常に『hTc Z』とあわせて 2 台のモバイル端末を持ち歩いています。パーク運営部門の幹部社員はさらに無線機も携帯しているため、将来的には『hTc Z』に内線電話機能を組み込んでいきたいと考えています。FOMA 端末同士の構内通話サービスや IP 電話など、いくつか方法はありますが導入コストもかかることなので、それは将来にむけた重要な検討課題ですね」。

Windows Mobile 端末の導入は、ユー・エス・ジェイにとって大きな変革となりました。意志決定のスピード化と生産性の向上により、より魅力のあるテーマパークとして、ユー・エス・ジェイにどんな変化がもたらされるか期待されます。

「FOMA」、「ビジネス mopera」、「mopera アクセス」は株式会社 NTT ドコモの登録商標です。



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