TOP > IT's POWER > すぐに役立つワンポイント レッスン > 第 3 回
不正操作をシャットアウトするユーザー アカウント制御
ここでは快適に Windows Vista を使うために必要な UAC の設定方法をご紹介します。
「盾のついたアイコン」
知っておきたい UAC のアイコン
コントロール パネルや実行プログラムをよく見ると、図のような 4 色の盾のアイコンが表示されていることがあります。これはそれらの設定変更やプログラムを実行する際に UAC が動作することを示しています。また UAC が動作する条件はおおまかに下記の 4 つになります。

1・アプリケーション プログラムのインストール時
2・周辺機器の接続時やドライバのインストール時
3・PC のシステムに重大な変更を及ぼす操作や設定時
4・他のユーザー アカウントに影響が出る操作や設定時

1) 管理者ユーザーの場合
ダイアログにある [続行] ボタンをクリックすればそのまま操作を続行できます。

2) 標準ユーザーの場合
管理者ユーザーと同じようにダイアログが表示されますが、標準ユーザーの場合、パスワードの入力欄があります。
ここで「管理者のパスワード」を入力すれば操作を続行できます。もし管理者パスワードがない場合は、操作の続行は不可能なため、管理者にパスワードを発行してもらうなどの必要があります。
パスワードを入力し、認証されれば [続行] ボタンをクリックして操作を続行できます。

★ダイアログに出る盾アイコンにも 4 種類
UAC は警告ダイアログに表示する盾アイコンでレベルをあらわしています。

4 色の盾:
Windows の機能やプログラムでシステムやユーザーに影響がある操作を実行しようとしています。
黄色 +!の盾:
Windows の一部ではないプログラム (サード パーティ製アプリケーションなど) を実行しようとしています。
黄色 +?の盾:
有効なデジタル署名のないプログラムが実行されようとしています。ただし、フリーウェア プログラムなどデジタル署名がないプログラムは数多くあるため、ケース バイ ケースで慎重に対応しましょう。
赤 +Xの盾:
管理者が実行を不許可としたプログラムを実行しようとしています。プログラムを実行するためには管理者への連絡をおこない、ブロックを解除してもらう必要があります。






UAC を無効にする
1) 管理者権限ユーザーでログオンし、[スタート] → [コントロール パネル] を選択します。

2) コントロール パネルが開いたら、右上の検索ウィンドウに「ユーザー」と入力します。このとき前回ご紹介した「インデックス」が働き、 検索結果が表示されます。「ユーザー」以上の文字列 を入力すると検索結果が変わる場合があるので注意してください。

3) 検索結果内にある「ユーザー アカウント制御 (UAC) の有効化または無効化」を選択します。

4) UAC の設定ウィンドウが開くので、「ユーザー アカウント制御 (UAC) を使ってコンピュータの保護に役立たせる」のチェックを外し、[OK] をクリックします。このあと再起動をうながされるので、指示に従って再起動すれば UAC が無効になります。

※検索結果にうまく項目が表示されなかった場合には下記の手順でも UAC を無効化できますが、そのほかにシステムに大きな変更を加えられる重要な設定項目も含むため、取扱いには十分に注意してください。

1) [スタート] をクリックし、検索ウィンドウに「msconfig」と入力して Enter キーを押す。
2)「システム構成」が起動したら「ツール」タブを選択し、「UAC の無効化」を選択して「起動」をクリックします。
今回はセキュリティが強化された Windows Vista の中でもとくに触れる機会が多いユーザー アカウント制御をご紹介しました。しかし記事最後でご紹介した UAC の無効化は一時的な使用に留めるべきでしょう。例えその PC を使うユーザーがあなた一人だとしても、UAC を有効にしておくことで、前ページにあるようにウイルスなどによる被害の警告として十分なセキュリティ効果を発揮します。PC 使用当初は何度も UAC が機能して煩わしさを感じることも多いですが、一般的には使い込んでいくうちに頻繁に設定変更を行うような機会は減っていくと思われます。逆に UAC を無効にしていると、常にタスク バーから警告が表示されるため、そのほうが煩わしいのではないでしょうか?ぜひ「UAC 有効」に設定して、安全な PC 運用を心掛けましょう。

次回は Windows Vista でより簡単に設定できるようになった無線 LAN についてご紹介します。