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古い PC に効果アリ!知っておきたい ReadyBoost
ここでは ReadyBoost に使用できるフラッシュ メモリの使用条件と使用方法、実際の計測データをご紹介します。
ReadyBoost で使用できるフラッシュ メモリ
ReadyBoost は以下の条件を満たすフラッシュ メモリで利用可能です。

ランダム読み込み速度: 2.5 MB/秒 (4 KB)
ランダム書き込み速度: 1.75 MB/秒 (512 KB)
インターフェイス: USB 2.0
必要最低空き容量: 230 MB 以上
フラッシュ メモリの種類は一般的に USB メモリと呼ばれるものをはじめ、CF カードなど、USB ドライブとして認識されるフラッシュ メモリであれば利用可能です。この条件を満たせばポータブル音楽プレイヤーやカード リーダー デバイス越しでの利用も可能になります。

POINT
実際に フラッシュ メモリを ReadyBoost として利用する場合、PC に搭載している実メモリの倍程度のサイズの容量を持つ機器が効率が良いとされています。*1
例えば、512 MB の実メモリを持つなら、同等のサイズ、または ReadyBoost での使用領域を 512 MB に設定します (下記設定方法参照)。
また 32 ビット版の Windows Vista の場合、ReadyBoost で利用可能な空き領域は 4 GB までとなります。これ以上の領域を持つフラッシュ メモリでも、ReadyBoost では 4 GB までの利用となり、それ以上は通常の空き領域として使用可能です。
*1 … 環境により効果の度合は異なります

Windows Vista Premium Logoなお、上記条件を満たしていても何かしらの原因で ReadyBoost として利用不可と認識されることがあります。確実に ReadyBoost として使用したい場合は、フラッシュ メモリのパッケージなどに、ReadyBoost 対応と書かれているか、右図のマーク*2 のある製品を選ぶようにしましょう。
*2 … Windows Vista Premium Logo。詳細についてはこちら
ReadyBoost 利用手順
STEP 1
上記条件を満たすフラッシュ メモリ デバイスを PC の USB ポートに接続します。はじめてそのデバイスを利用する場合、通常は自動的に認識作業が行われます。
※自動認識されない場合にはドライバの手動インストールなどが必要になる場合があります。手順の詳細は発売元にお問い合わせください。
STEP 2
認識が完了すると、リムーバブル メディアの自動再生に関するダイアログが表示されるので、ここから「システムの高速化」をクリックします。
設定などにより、自動再生に関するダイアログが表示されない場合は[スタート] → [コンピュータ] を開き、差し込んだ フラッシュ メモリが「リムーバブル ディスク」として認識されているかを確認したのち、右クリックして「プロパティ」を選択して [ReadyBoost] タブをクリックします。
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STEP 3
右図の画面が表示されるので、[このデバイスを使用する] を選択して、「システム速度のために予約する領域」のサイズを調整します。通常は Windows Vista が自動的に空き容量の約 90 % を ReadyBoost 用の領域として設定します。サイズを確定したら、[OK] ボタンをクリックします。
これで ReadyBoost が使用状態となりました。
なお、ReadyBoost を無効にするには、「このデバイスを使用しない」を選択し、[OK] を押します。この処理を行わずにフラッシュ メモリ デバイスの取り外し処理を行うと「このプログラムは使用されています」などのエラー メッセージが出ることがあります。
POINT
もし差し込んだフラッシュ メモリが ReadyBoost の利用条件を満たしていない場合には「不適格」または「容量不足」などのエラーが表示されます。
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ReadyBoost との併用で効果倍増!「Windows SuperFetch」とは 〜
Windows Vista ではシステムの体感速度向上のために「Windows SuperFetch」という機能が用意されています。Windows SuperFetch は良く使用するプログラムやアプリケーション を記憶して前もってキャッシュ メモリとして先読みしておき、プログラムの起動速度を早くする機能で、前ページで説明したページング ファイルとともにハードディスクに記録されます。ReadyBoost と併用することで、さらに PC のパフォーマンスを向上することができ、この機能は初期設定でオンになっています。
ReadyBoost 実測結果
最後に実際に ReadyBoost を使用することでアプリケーションの起動がどれくらい速くなるかの一例をご紹介します。なお本データは参考データです。速度の向上は PC の環境に依存し、必ずしも本データと同様の結果を保証するものではありません。

【利用 PC 環境】
CPU 2.2Ghz (Pentium M) / 実装メモリ サイズ 1 GB / ハードディスク接続方式 : パラレル ATA
【テスト内容】
Microsoft Office Outlook 2007 (Exchange Server 2007 環境) の起動を 5 回計測し、初回起動時を除いた 4 回の起動までの平均秒数
ReadyBoost 実測結果
起動直後は Windows Vista がさまざまな処理を行い、頻繁にハード ディスクやメモリへのアクセスが発生しています。このため ReadyBoost が有効になっていても平常時ほどの効果は得られていません。しかし、2 回目以降は SuperFetch の効果もあり、大幅に起動時間が短縮されています。さらに ReadyBoost を使用することで平常時では起動速度におよそ倍程度の向上が見られました。
今回は古い PC での処理速度向上を実現する ReadyBoost をご紹介しました。2008 年 5 月現在、USB フラッシュ メモリは、1 GB = 1,000 円強の価格で購入することができます。メモリ不足で Windows Vista を利用されている場合にはぜひ ReadyBoost を試してみてはいかがでしょうか。

次回はついに登場した「Windows Vista SP1 (サービス パック 1)」で変わった点と実装時にあたっての注意点を紹介します。