仮想化とマルチ インスタンス

最終更新日: 2007年3月12日

仮想化は、"仮想環境" でソフトウェアを実行することであると広い意味で定義されます。仮想環境は、オペレーティング システム (OS) が何らかの形でエミュレートされる場合や、物理ハードウェア上で直接実行されない場合に使用されます。ソフトウェアが仮想化されると、1 つまたは複数のアプリケーションとそれらの関連するオペレーティング システムをそれぞれの仮想環境内の 1 つの物理サーバー上で実行できます。仮想化シナリオの利点の 1 つは、複数のアプリケーションを OS レベルで分離して 1 つのサーバー上で同時に実行できることです。

ソフトウェアの仮想化のオプションはマルチ インスタンスです。この場合、アプリケーションの複数のコピーが OS の単一のコピー上で同時に実行されます。SQL Server 2005 のマルチ インスタンスは、仮想環境または物理環境の両方で使用できます。マルチ インスタンスは、SQL Server 2005 のコピー間で比較的高度な分離を実現しますが、この分離は、(OS レベルではなく) アプリケーション レベルで行われます。

SQL Server 2005 が仮想オペレーティング環境内で実行されている場合、仮想オペレーティング環境ごとにライセンスが少なくとも 1 つ必要です。仮想オペレーティング環境内では、SQL Server 2005 のインスタンスまたはコピーを複数実行できます。これらのライセンスは以下の通りです。

サーバー CAL モデルの場合
SQL Server 2005 の Workgroup Edition、Standard Edition、および Enterprise Edition では、仮想オペレーティング環境や物理オペレーティング環境それぞれで無制限のインスタンスを許可します。(SQL Server 2000 のサーバー ライセンスでは、Enterprise Editionのみマルチ インスタンスが許可されていました。) SQL Server のインスタンスを含んで実行している仮想オペレーティング環境や物理オペレーティング環境にはそれぞれサーバー ライセンスが必要です。Enterprise Edition* の場合、SQL Server のインスタンスを含んで実行している物理オペレーティング環境にそれぞれサーバーライセンスが必要ですが、同じサーバーマシン上の仮想オペレーティング環境で実行する SQL Server のインスタンスには別途サーバーライセンスを必要としません。

プロセッサライセンスの場
SQL Server 2005 の Workgroup Edition、Standard Edition、および Enterprise Edition では、仮想オペレーティング環境や物理オペレーティング環境それぞれで無制限のインスタンスを許可します。 (SQL Server 2000 のプロセッサ ライセンスでは、Standard Edition と Enterprise Edition のみマルチ インスタンスが許可されていました。) SQL Sever 2005 を実行している各仮想オペレーティング環境では、仮想コンピュータがアクセスするプロセッサごとにプロセッサ ライセンスが必要です。SQL Server のコピーが物理オペレーティング環境で実行されている場合、物理サーバー上のすべてのプロセッサにプロセッサ ライセンスが必要です。

仮想コンピュータのパッシブコピーと移動
コンピュータ上で "実行されていない" 仮想環境上の SQL Server 2005 のパッシブコピーライセンスを購入する必要がありません。仮想コンピュータ上で実行されている SQL Server 2005 のコピーは、サーバーからサーバーへ 90 日ごとに移動することのみが可能です。

仮想環境でのライセンス購入例

プロセッサライセンスの場合

物理 CPU 数より仮想 CPU 数が多い場合

物理 CPU 数より仮想 CPU 数が多い場合

SQL Server Standard Edition: 3 プロセッサライセンス
SQL Server Enterprise Edition: 2 プロセッサライセンス

物理 CPU 数より仮想 CPU 数が少ない場合

物理 CPU 数より仮想 CPU 数が少ない場合

SQL Server Standard Edition: 3 プロセッサライセンス
SQL Server Enterprise Edition: 3 プロセッサライセンス

物理環境と仮想環境が混在する場合

物理環境と仮想環境が混在する場合

SQL Server Standard Edition: 7 プロセッサライセンス
SQL Server Enterprise Edition: 4 プロセッサライセンス

仮想環境で複数 CPU をサポートする場合

仮想環境で複数 CPU をサポートする場合

SQL Server Standard Edition: 6 プロセッサライセンス
SQL Server Enterprise Edition: 4 プロセッサライセンス

サーバーライセンスの場合

サーバー ライセンスの場合

SQL Server Standard Edition: 3 サーバーライセンス
SQL Server Enterprise Edition: 1 サーバーライセンス

: 別途アクセスするユーザーもしくはデバイスの数だけ CAL (クライアントアクセスライセンス) が必要です。

購入情報ページに戻る


ページのトップへページのトップへ