SQL Server 2008 R2 概要
Microsoft SQL Server 2008 R2 は、高い信頼性と拡張性を備えたデータ管理基盤に、IT 部門および開発者の生産性を向上するさまざまなツール、そして企業のデータ活用を革新するセルフ サービス BI を統合した先進の "オールインワン" データ プラットフォームです。
SQL Server 2008 R2 は、コアバンキング システム、基幹業務システム、部門アプリケーション、モバイル アプリケーションなどのさまざまな規模のシステムに対応する、堅牢なデータ プラットフォームを提供します。また、従来のオンプレミス (社内設置) はもちろん、仮想化テクノロジー上への配置、さらにパブリックなクラウド上の SQL Azure とのシームレスな連携によって、展開の柔軟性を高め、自在なデータ アクセスを実現します。
必要な機能を標準装備
企業内に存在する多数のデータを統合し、それらのデータを安定して管理するさまざまな機能はもちろん、データを活用・分析する機能まで、すべての機能がオールインワンで備わっていることが SQL Server の大きな特長です。SQL Server は従来の RDBMS のように機能を拡張するために追加のオプションを購入することや別製品を追加で購入する必要はありません。
SQL Server 2008 R2 に標準搭載される機能の一例
この表は、SQL Server 2008 R2 の標準機能のうち、他社データベースの場合には、追加有償オプションで提供されるような機能を抜粋しています。
| 機能 | 概要 |
|---|---|
| 高可用性 | |
| データベース ミラーリング | 運用サーバーと待機サーバー間の高速な同期でデータ消失を防止。障害発生時には、クライアントのアクセスをリダイレクトすることで、継続的なデータ アクセスを実現。 |
| コンプライアンス | |
| ポリシー管理 | 運用ポリシーを使用して、複数の SQL Server のセキュリティ設定やオブジェクト作成規則を一括制御。 |
| データ暗号化 | 列レベルもしくはレコード レベルの暗号化および復号化を T-SQL ステートメントを利用して実行可能。 |
| 透過的な暗号化 | データベースの透過的な暗号化により、不正なアクセスやデータ紛失などによる情報漏えいからデータ資産を保護することが可能。 |
| 外部キー管理 | 拡張キー管理 (EKM) により、エンタープライズのキー管理やハードウェア セキュリティ モジュール (HSM) の利用が可能。 |
| サーバー統合 | |
| パフォーマンス データ コレクション | 複数の SQL Server のパフォーマンスやリソースの使用状況を監視。 |
| ディスクの使用量、クエリの統計情報、メモリや CPU、ディスクの使用状況などの情報を収集し、履歴データを保存。保存されている過去の履歴データからグラフィカルなレポートの作成が可能。 | |
| 自動チューニング | 処理に応じてメモリなどの使用量を自動調整。 |
| チューニング アドバイザ | Microsoft SQL Server データベース エンジン チューニング アドバイザを使用すると、データベースの構造や Microsoft SQL Server の内部構造に関する専門的な知識がなくても、インデックス、インデックス付きビュー、パーティション分割の最適な組み合わせを選択して作成することが可能。 |
| ビジネス インテリジェンス | |
| Spatial データ型 | 緯度、経度情報を格納できるデータ型をサポート。2 点間の距離や面積、範囲の重なり部分などの計測が可能。 |
| Analysis Services | OLAP 分析、KPI (主要業績評価指標)、データ マイニング、スコアカード、レポーティングなどに柔軟性とパフォーマンスに優れた分析基盤を提供。 |
| PowerPivot for Excel/PowerPivot for SharePoint | 各種データ ソースから取り込んだデータを、PC メモリ上で高速に分析できるようにする Office Excel へのアドインを提供。ワークブックをユーザー間でセキュアに共有するための SharePoint へのアドインも提供。 |
| データ ウェアハウス | |
| バックアップ圧縮 | 運用データを圧縮しながら高速にバックアップ。 |
| ディスク I/O の減少により、大規模データをより短時間でバックアップ/復元させることが可能。SQL Server 2008 R2 では UCS 2 による Unicode もサポート。 | |
| データ圧縮 | 運用データベース全体のサイズを縮小させ、ストレージの使用領域を節約してより多くのデータを格納可能に。 |
| ディスク I/O の削減とデータ サイズの減少で、クエリ パフォーマンスが向上。SQL Server 2008 R2 では UCS 2 による Unicode もサポート。 | |
| Integration Services | 組織内に分散したさまざまなシステムやファイルに含まれているデータを抽出、変換、ロードすることで、データ ウェアハウスに統合することが可能。 |
| テーブル/インデックス パーティショニング | パーティション単位でインデックスの構築やバックアップ/復元、データの入れ替えが可能。 |
SQL Server の主要なコンポーネント
SQL Server 2008 R2 は、データベースに求められるすべての機能をオールインワンで提供します。
| コンポーネント名 | 役割 | 概要 |
|---|---|---|
| Relational Database | データの蓄積・管理 | データの蓄積処理から高可用性を実現するミラーリングやクラスタリングなどの機能、その他暗号化などのセキュリティ機能までデータベースの安定稼働に必要なすべての機能を備えます。 |
| Integration Services | データの変換・統合 | CSV 等の各種ファイルや他データベースのデータを SQL Server に統合することや出力するためのデータ変換機能を行います。 |
| Analysis Services | 多次元データ分析 | SQL Server データベースからキューブと呼ばれる多次元データベースを構築することやデータ マイニングなどの分析機能を装備します。 |
| Reporting Services | データの可視化 | SQL Server に蓄積されたデータなどを、ブラウザを介してグラフや表などで配信することやそれらのレポートを開発する機能をすべて含みます。 |
| Management Studio | 管理ツール | SQL Server のコンポーネントを管理する GUI ベースの管理ツールです。複数のインスタンスや異なるバージョンなどすべてを単一の画面で管理することが可能です。 |
| Business Intelligence Development Studio | 開発ツール | SQL Server による Reporting の開発や Integration Services によるデータ統合パッケージなどを開発するための開発ツールです。 |
SQL Server のリリース サイクル
マイクロソフトでは、ユーザーの長期的な計画と予算編成に役立つように、より予測が立てやすい SQL Server のリリース サイクルを提供します。約 24 〜 36 ヶ月以内に新しいリリースを提供することを目標としています。
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SQL Server 2008 R2 の主要な機能について、図版を中心に製品の特長をわかりやすく解説しています。
(A4 版/12ページ/カラー)
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SQL Server 2008 R2 の Enterprise エディションがもつ強力な機能について解説しています。
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SQL Server 2008 R2 の主要な機能からライセンス、システム構成例、FAQ までを網羅した詳細な製品説明資料です。
(B5 版/152ページ/グレースケール)
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SQL Server 2008 R2、SharePoint Server 2010、Office 2010 による BI ソリューションを解説しています。
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