参加者の職種: IT 部門
基調講演
基調講演においては、ダレン ヒューストン社長 (当時) より、コミットメントとして MSDN・TechNet オンラインの継続的な改善 セミナー機会の拡大 トレーニング & 資格制度の充実 コミュニティ活性化と共同作業 → Microsoft Community Ring および Pro-J@microsoft.com が発表されました。昨年来、MCP 資格制度の変更、MSDN Online/TechNet Online の充実および Microsoft On によるセミナーなど直接的なユーザー向けというよりは、開発者を含む IT プロフェッショナルに対しての支援策に力が注がれていると認識していた上に、さらにコミュニティへの支援及び、Pro-J@microsoft.com という一種の駆け込み寺的なコネクションを持っていただけるということで、これまで以上に Microsoft のソリューションへの期待が膨らみました。
続いて、4 つの約束として 機敏な IT インフラ ビジネス拡大をもたらすソリューション基盤、ワークスタイルの進化、包括的なセキュリティというキーワードに対して、すでにリリース済み及びこれから出荷される各製品のデモ を加えてが説明されました。これらの製品の大挙リリースは過去最大級ということでしたが、それぞれの製品の単体でのメリットと製品の組み合わせにより得られるメリットの相乗効果のビジョンに一貫性を感じ、その価値が製品導入による直接的な価格および変化への対応コストを上回るということが言えると思いました。
テクニカルセッション
T6-311 : Windows Server "Longhorn" 〜OS の進化〜
T6-311 のセッションにおいては、Windows Server "Longhorn" が現在ベータ 2 かつ、まだリリースまで時間があるということで確定事項ではないという断りとともに、セ ッション内容も IT Pro エバンジェリストから見た視点での機能を 75 分に凝縮して一括して聞きやすく把握しやすい言葉で説明していただけました。新機能の中では、Read Only Domain Controller 機能が Windows 2000 Server 時代から存在しなかったことに疑問を持っていたため、ようやく登場するということになり、うれしいと思える点もありますが、既にこの機能を利用せずに構築した環境が存在す るため、この機能についてはリプレースが可能な方式がほしいと後から思いました。
もう一つに、Terminal Service Gateway 機能での暗号化を施したリモート接続が可能 になることが、今すぐにでも使いたい機能であることからリリースが待たれます。 Windows Server "Longhorn" 全体としてはその他にも、かなり興味深い機能が満載で あったため、少しづつでも具体的なデモが見たかったという気持ちと、資料を含めて具 体的なキーワードが逆に不足して消化不良感が残りました。結果としては、このセッションが少なくとも前後編の 2 セッションであっても満足できた のではないかと思われました。
スペシャルプログラム
IT プロフェッショナルに贈るスペシャル セッション : テクノロジの中にコンセプト
「テクノロジの中にコンセプトあり!」のセッションでは IT プロ エバンジェリストの高添氏によるマイクロソフトの多数の製品群が持っている (目指している) コンセプトに ついて、IT プロとしての参加者だけではなく、各参加者の周りにいる人たちにも伝えた い語り口の内容でした。
その中でも、特に響いたキーワードは、「マイクロソフトは変化への抵抗と進化への期待を受けている」という点です、これは一般的に見ても周りを見ても存在する部分ですが、その規模の大きさという点については確かにすごい抵抗と期待であろうということに改めて気づくことができました。
その他としては、本題への伏線として利用されていた技術や製品マップのスライドは、個人的にもやもやしていた各製品と技術の関係を把握しやすく表現されているようにみえ、かなり「欲しい」と思える内容でした。このセッションにより得られたことは、知識というより情熱や期待可能な気持ちという新たなるモチベーションでした。こういうセッションは個別に設けられて聞くことはできそうもない、Tech・Ed の特別な価値を感じました。
Community and Networking
READY Lunch
SQL Server Always On Technologies をテーマとした Peertalk 形式の Lunch であるということで、参加する前ではそのキーワードそのものを確認するところから始まると想定していました。しかし、Lunch 直前の時間帯にて予定していたセッションのスケジュールが変更されていたため、Birds of a Feather のセッションに参加したところ、ちょうどそこでも SQL Server Always On Technologies についてがテーマであり、 SQL Server 2005 については「保守」と「可用性」についての機能が知りたかった私にとって機能の概要を把握することにちょうど良い内容でした。
特に、データベースミラーリングの運用についてのセッションを受講していなかったので、確認ができたことは非常に収穫があり、そのまま READY Lunch に突入し Always On Technologies のその他の機能について時間を忘れて SQL Server の開発者の方々に確認したり意見を話すことができ、充実した時間が過ごせました。惜しむらくは、Always On Technologies はミッションクリティカル システム向けの機能として Enterprise Edition での実装であることで比較的小規模での運用となるケースでの設計したり適用できないことが残念です。
