「隠岐」という地名から、ほとんどの人が「美しい自然」や「歴史的な文化財」を連想するでしょう。しかしそれは、「観光」という一側面にすぎません。意外と知られていない、隠岐の一面を考察してみます。 温かみのある島「隠岐」
隠岐の島に行った人はみな、口をそろえて「隠岐は、人情にあふれた島々だ」と言います。江戸時代、隠岐は北前船の寄港地であったことからか、島外から来た人をとても温かく、家族同然に迎え入れる文化が根付いています。訪れた人を、古くから使われている言葉で、親戚という意味の「家内(やうち)」と呼び、家族同然にもてなすのです。このような魅力からか、隠岐には根強いファンが多くいます。 1 人でも多くの子どもに隠岐の自然を
隠岐には、自然が創り出したとは思えないほどの風景美や天然記念物など、ここでしか見ることのできないスポットがたくさんあります。その雄大な自然は、全国の子どもたち、特に都会育ちの子どもたちには、ぜひ体感してもらいたい貴重なものです。
しかし、長期休みは家族で海外旅行・・・というのが、今の主流。海外旅行が便利で安くなった反面、国内とはいえそれほど便が良くなく、そのため旅費もかさみがちな隠岐は、年々家族旅行客が減っているという状況に置かれています。隠岐は今、多くの子どもたちに隠岐の自然を体験してもらうために、このような状況を打破する施策が必要となっています。 島の将来のカギを握るのは、若い世代
隠岐も他の地域と同様、少子高齢化が進んでいます。さらに、高校を卒業した若者のほとんどが、島を離れて生活するという状況にもあります。そんな中、最近では、島を訪れて気に入り、民宿で修行したり、県外から隠岐で働きたいと名乗り出る若者も現れています。とはいえ、若者の数が年々減り続けているのも事実。隠岐の魅力を感じ、島で生活してもらうには? またそのための基盤作りはどうしたらよいか? これらは島の将来を見つめるうえで、大切なカギとなるでしょう。 |