式根島が東京都の離島だということを、みなさんはご存じでしょうか? 大都市圏からほど近い場所でありながら、豊かな大自然を有する式根島の、まだまだ知られざる一面について考えていきます。 東京の離島、「式根島」
東京から約 170 km のところに位置する、式根島。透明度の高い澄んだ海やガラスのように透き通った白い砂浜など、手つかずの大自然が魅力の島です。その他、潮風を感じながら楽しめる天然の海中温泉や、シマアジやタイ、トコブシなどの海の幸も、式根島を楽しむ上で、欠かせないポイントです。そんな自然そのままを体感できる、魅力あふれる式根島ではありますが、年々観光客の数は減少しています。その要因の 1 つとして、海外旅行の相場が下がったことにより、休暇を海外ですごす方が増えたことがあげられます。式根島は、都内から高速船で約 2 時間半の距離という、比較的アクセスのよい場所であるとはいえ、やはり離島。旅費がかかってしまう、移動手段が天候に大きく左右されてしまう、という現実もあるのです。 島の暮らしを支える、観光産業
島の面積約 4 km2、外周約 12 km という、こぢんまりとした式根島。島で暮らす人の数は、約 600 人と言われています。そんなこの島の暮らしを支えているのは、主に民宿などの観光産業。人口 600 人の島内に、64 軒ほどの年間民宿が点在していることからも分かるように、島で暮らす多くの人が、観光客を迎えるための民宿で生計を立てています。しかしながら、どこの宿も海水浴シーズンを迎える夏期には忙しくなるとはいえ、通年で見てみると、年々客足が鈍っているというのが現状。島での暮らしを豊かにするためには、観光の活性化は避けて通れない問題なのです。 式根島でも進んでいる、少子高齢化
少子高齢化問題・・・これは、日本全体が抱えている問題ではありますが、式根島ではさらに深刻化。年々、若者が島を離れ、島には高齢者の割合が増えているという状況にあります。島での仕事といえば、観光産業や漁業がメイン。その他のさまざまな職に就きたいとなると、島を離れなければならないというのが現状です。進学のため、見聞を広げるために、一時島を離れて学ぶということは、若者にとって必要なことでしょう。しかしその後、若者が島へ戻ってこられる環境を、島に作るということは、これから先、島が発展していく上で欠かせない課題の 1 つなのです。 |