Windows XP の導入パート 2: 実装

概要

この文書では、Microsoft Windows XP Professional オペレーティング システムを企業環境に導入するために使用される、自動導入オプションその他のツールを紹介します。導入用リソースへの手がかりとして、この文書では各自動導入オプションの利点と欠点を要約し、各導入ツールをどこで入手するかについても解説します。

この文書の一部は、Windows XP Professional Resource Kit にも収録されています。

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トピック
はじめにはじめに
導入ツールの選択導入ツールの選択
無人インストール無人インストール
ブート可能な CD-ROM の使用ブート可能な CD-ROM の使用
システム準備ツールシステム準備ツール
リモート インストール サービスリモート インストール サービス
SYSTEMS MANAGEMENT SERVER (SMS)SYSTEMS MANAGEMENT SERVER (SMS)
Windows XP の導入に利用できるその他のツールWindows XP の導入に利用できるその他のツール

はじめに

この記事では、自動化されカスタマイズされた Windows XP Professional インストールを、1 台以上のデスクトップ コンピュータに導入する方法を紹介します。これは、この新しいプロセスの紹介および手引きとして書かれています。

インストールの自動化とカスタマイズを行う理由

何百あるいは何千ものコンピュータをサポートする大規模な組織では、セットアップ時に表示される質問に都度応答しながら個々のコンピュータに手動で OS をインストールするのは、非常に効率が悪くコストがかかります。こうした環境では、インストール プロセスを自動化することがしばしば必要になります。また個々のコンピュータによってソフトウェアとハードウェア構成は異なり、ユーザーのニーズもさまざまであるため、インストールのカスタマイズも必要になります。

しくみ

自動インストールの間、セットアップは最低限のやり取りまたは全くやり取りなしで実行されます。管理者は定義済みの設定とセットアップ問い合わせへの応答を収めた応答ファイルを用意することにより、Windows XP Professional のインストールを自動化することができます。この応答ファイルにはまた、オプションとしてプログラムとアプリケーションの実行指示も含めることができます。

カスタム インストールは、Windows XP Professional 標準インストールを変更し、特定のハードウェアとソフトウェア構成をサポートするために行います。インストールをカスタマイズするために、管理者は応答ファイルを変更してセットアップに特定の受け答えと指示を与え、配布フォルダへの特定カスタム ファイル、アプリケーション、およびプログラムの追加を指示します。

管理者がインストールを自動化しカスタマイズすることにより、Windows XP Professional インストールに次のコンポーネントを含めることができます。

オペレーティング システム

生産アプリケーション (Microsoft Office など)

カスタム アプリケーション

複数言語のサポート

Windows XP Professional のサービス パック

ハードウェアのデバイス ドライバ

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導入ツールの選択

Windows XP Professional は、さまざまな方法でクライアント コンピュータにインストールすることができます。インストール方法の選択は、次のようないくつもの要素に基づきます。

既存のオペレーティング システムからアップグレードするか、クリーン インストールを実行するか

導入するコンピュータ数

ユーザー自身による OS のインストールを許可するか、無人インストールを実行するか

いくつのカスタマイズがインストールに含められているか

利用可能なハードウェアの種類と、その種類の多様さ

Microsoft Active Directory・サービスを使用しているか

各方法の選択で考慮すべき要素は、表 1 に要約されています。

1 : Windows XP Professional インストールの方法と必要条件

方法と必要条件

ブート可能な CD-ROM ドライブ

無人インストール

Sysprep (システム準備ツール)

リモートインストールサービス (RIS)

Systems Management Server

アップグレード/
クリーンインストール

どちらでも可能

どちらでも可能

クリーン インストールのみ

クリーン インストールのみ

アップグレードのみ

必要なハードウェア

CD-ROM ドライブが全コンピュータにあること

リモート共有配布を使用する場合ネットワーク ブート ディスク

全デスクトップ コンピュータが類似したハードウェア構成を持っていること

PXE リモート ブートが可能なデスクトップ コンピュータ、またはリモート ブート フロッピーが対応するネットワーク カードを持つコンピュータ

SMS サイトへの高速な接続

サーバー要件

サーバーは必要なし

サーバーは必要なし

サーバーは必要なし

Windows 2000 Server 以降を実行しているサーバーで、Active Directory が必要

SMS を備え SMS サイトを実行している Windows ベースのサーバーが必要

必要なユーザーの応答と入力

アップグレードでは最低限、クリーン インストールではやや多め

最低限

Sysprep.inf を使用した場合最低限

最低限

最低限

確認すべき変更点

変更不可

Unattend.txt の更新が必要

マスター インストールの更新とイメージの再作成が必要

応答ファイルの変更が必要

パッケージの作成と配布が必要

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無人インストール

無人インストールでは、セットアップ中に生じる問い合わせに自動回答するスクリプトを使用することにより、複数のコンピュータへの OS インストールを大幅に単純化する利点が生まれます。カスタム セットアップ スクリプトの作成は、セットアップ マネージャ 3.0 で案内します。Windows NT 4.0、Windows 98、Windows 2000 がインストールされたコンピュータで無人インストールを開始するには、Winnt32.exe を実行し、適切なコマンド オプションを選択してスクリプトを実行します。

無人インストールを使用する状況

無人インストールは、大量のコンピュータでオペレーティング システムのアップグレードを行う場合に使用できる、最も簡単な方法です。またクリーン インストールを自動化するためにも、無人インストールを使用することができます。このツールは、異なったハードウェアとソフトウェア構成を持つ大量のクライアント コンピュータに Windows XP Professional をインストールするために最適です。オペレーティング システムがインストールされていないコンピュータにクリーン インストールを実行する際に、CD-ROM から無人モードでインストールしたい場合には、応答ファイル名を Winnt.sif とする必要があります。Winnt.sif には、Unattend.txt と同様の各セクションとエントリが置かれます。

CD-ROM からインストールするには、コンピュータを El-Torito 非エミュレーション CD-ROM ブート サポートに設定し、Winnt.sif 応答ファイルをフロッピー ディスクから利用可能にする必要があります。

セットアップがサポートしているオペレーティング システムの 1 つがすでにインストールされているコンピュータで、クリーン インストールまたはシステム アップグレードを実行する場合、応答ファイルは通常 Unattend.txt という名前になりますが、この場合は管理者が応答ファイルの名前を決められます。

無人インストールの利点

スクリプトを使用すると、管理者やユーザーがインストール中個々のコンピュータに向き合って問い合わせに答える必要がなく、時間と費用を節約できます。無人インストールによって、大量のコンピュータを Windows XP Professional にアップグレードするために自動導入を実行することが可能になります。また、インストール処理中にユーザーの入力を許可するなど、管理者に柔軟性を与えられるような無人インストールを計画することも可能です。

無人セットアップの欠点

無人セットアップは、ネットワーク接続経由の場合、オペレーティング システムのアップグレードのみをサポートしています。つまりオペレーティング システムがインストールされていないコンピュータに、クリーン インストールを実行することはできません。無人セットアップに Windows XP Professional のクリーン インストールを実行させるには、クライアント・コンピュータを El-Torito 非エミュレーション CD-ROM ブート サポートに設定し、Winnt.sif 応答ファイルをフロッピー ディスクから利用可能にする必要があります。

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ブート可能な CD-ROM の使用

管理者は、システム準備ツール (Sysprep) またはツールで作成したイメージを、CD にコピーすることができます。これによりネットワーク接続のないユーザーにも、自動化されたクリーン インストールを供給することができます。ほかの Sysprep インストールと同様に、管理者はユーザーにコンピュータ名などの情報の入力か、スクリプトの提供を求めることができます。個々のユーザーに独自のスクリプトを提供するには、セットアップ中 CD-ROM と同時に使用するフロッピー ディスクにスクリプトをコピーしておきます。

ブート可能 CD-ROM を使用する状況

ブート可能な CD-ROM は、ネットワーク接続が難しいクライアント コンピュータに Windows XP Professional をインストールするために使用します。たとえば、低帯域幅のネットワーク接続しかない地方オフィスにブート可能 CD-ROM を送付することが考えられます。これによりそのオフィスでも、ユーザーによる介助なしにシステムをインストールすることができます。

ブート可能 CD-ROM の利点

ブート可能 CD-ROM は、ネットワークからシステム ファイルをダウンロードする時間を省略できるため、迅速なインストールが可能です。これにより高速接続されていないコンピュータへのオペレーティング システムの導入が簡単になります。ネットワークに接続していないクライアント コンピュータにも、ブート可能な CD-ROM によってネットワークを完全に構成した Windows XP Professional をインストールすることができます。

ブート可能 CD-ROM の欠点

ブート可能な CD-ROM では各コンピュータへの手動インストールが必要となり、また大量のイメージ (650 MB 以上) には対応できない場合もあります。

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システム準備ツール

システム準備ツール (Sysprep.exe) によって管理者は、設定が済んだワークステーションそのままの写しを作成し、そのイメージを複数のワークステーションに転送することが可能になります (サードパーティ製ツールを使用)。この処理はクローニング、ディスク イメージ コピー、あるいはゴースト イメージングなどと呼ばれています。

しくみ

システムのクローンを作成するには、オペレーティング システム、標準デスクトップ設定、ユーザーが必要な各種アプリケーションから成る参照用コンピュータをまず構成し、次に参照用コンピュータのハードディスクのイメージを作成します。これで管理者はイメージをほかのコンピュータへ転送して速やかにシステム、設定、アプリケーションをインストールすることができるので、個々にコンピュータを設定する必要がありません。Sysprep は、このクローニングのための参照コンピュータを用意します。Sysprep はクローンされた各クライアントに固有のセキュリティ ILD (SID) を作成し、このプロセスの安全を保ちます。Sysprep はプラグ アンド プレイ デバイスを検出し、異なったデバイスを持つシステムの調整も行います。また Sysprep は、小さなセットアップ ウィザードを実行することにより、ユーザー名やタイムゾーン選択などユーザー固有の情報の入力を求めます。管理者が応答ファイルのスクリプトにこれらの回答を書き込み、完全な自動インストールとすることも可能です。

: Sysprep はシステム イメージの準備を行いますが、イメージ コピーの段階を実行するにはサードパーティからのクローニング ユーティリティが必要です。この詳細は、下の「Sysprep とほかのツールを合わせて使用する」の項を参照してください。

Sysprep を使用する状況

Sysprep は、大きな組織でクリーン インストールを導入し、何百ものコンピュータを同じアプリケーションとデスクトップで構成する場合に使用します。組織の各コンピュータでいくつかの標準的ハードウェア構成だけが使われ、多種のカスタマイズ設定が必要ない場合に Sysprep は最適です。

Sysprep によって、マスター コンピュータから目的のコンピュータへ、Windows XP Professional インストール ベースのカスタム イメージも複製することができます。この場合マスター コンピュータと目的のコンピュータは、類似したハードウェアおよびソフトウェア構成と、同じハードウェア アブストラクション レイヤ (HAL) を持つ必要があります。

Sysprep の利点

Sysprep により、オペレーティング システム、アプリケーション、デスクトップ設定を含むほとんどすべての要素をユーザーによる介助なしで構成できるため、導入時間が大幅に短縮されます。マスター イメージは CD-ROM にコピーしてクライアントへ物理的に配布できるため、ネットワーク越しにファイルをロードする時間とネットワーク容量が節約できます。大規模な組織において、Windows XP Professional を大量のデスクトップへ導入するために Sysprep を使用すると、標準化されたデスクトップ、管理ポリシーおよび制約を実装することが可能です。さらに、Sysprep はデフォルトではハードウェアのプラグ アンド プレイをフル検出せず、通常は各コンピュータで 20 分から 30 分かかるセットアップのこの部分を、数分にまで短縮しています。

Sysprep の欠点

Sysprep とサードパーティのイメージ作成ユーティリティを使い参照イメージを物理メディアにコピーした場合、その物理メディアをリモート クライアントへ配布しなければなりません。この参照イメージのサイズは、CD の容量が限度となります (およそ 650 MB)。また Sysprep は、旧バージョンのオペレーティング システムのアップグレードに使用することはできません。したがって、インストール前にデータとユーザー設定のバックアップを手配し、インストール後にそのデータとユーザー設定を復元する必要があります。

Sysprep の入手先

Sysprep は、Windows XP Professional CD-ROM の Support\Tools\deploy.cab に収められています。また最新バージョンを次の Microsoft Web サイトからダウンロードすることができます : http://www.microsoft.com/windows2000/downloads/tools/sysprep/default.asp

Sysprep とほかのツールを合わせて使用する

Sysprep と組み合わせて使用することができる、いくつかのツールを紹介します。

Symantec Ghost - 詳細は、Symantec Web サイトからご覧ください 。

Altiris RapidDeploy - 詳細は、Altiris RapidDeploy Web サイト (英語) でご覧ください。

StorageSoftSolutions Imagecast - 詳細は、ImageCast Web サイト (英語) でご覧ください。

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リモート インストール サービス

リモート インストール サービス (RIS) はサポートされた組織内のコンピュータに、Windows XP Professional、Windows Server の現在あるすべてのバージョン、および Windows 2000 の全バージョン (Windows 2000 Datacenter Server を除く) のクリーン インストールを可能にします。また、1 つ以上のリモート地点から、複数のクライアント コンピュータに同時にオペレーティング システムを導入することができます。

しくみ

RISの動作はコンピュータをネットワーク カードから起動できるようにして行います。システム管理者は RIS を使用し、RIS を実行しているサーバー (RIS Server) 上で、サポートされたオペレーティング システムの 1 つ以上のイメージを作成し保管することができます。次にネットワーク接続を通じて、PXE (Pre-Boot eXecution Environment) をサポートするクライアント コンピュータにより、RIS イメージをダウンロードします。ダウンロードする RIS イメージのインストールは完全に自動化することも、あるいはコンピュータ名や管理者パスワードなどのユーザー入力を求めるよう設定することも可能です。

RIS は Windows 2000 Server で導入された機能です。この機能を使用するには、Active Directory サービスの設定が必要です。これにより、ネットワーク アダプタからのコンピュータ起動を可能にする PXE (Pre-Boot eXecution Environment) テクノロジを使用して、サポートされた OS を導入することができます。RIS サーバーを使用している管理者は、クライアント コンピュータのハードディスクに、サポートされた OS の設定済みイメージをインストールすることができます。

PXE ベースのリモート ブート ROM を持たないコンピュータのために、リモート インストール サービスには RIS で使用するリモート ブート ディスクを作成するための、リモート ブート ディスク ジェネレータ (Rbfg.exe) と呼ばれるツールが含まれています。この RIS リモート ブート ディスクは、サポートされたさまざまな PCI ベースのネットワーク アダプタで使用することができます。

リモートインストールサービスを使用する状況

リモート インストール サービスは、ネットワークに加えられた新しいデスクトップ コンピュータか、またはオペレーティング システムのクリーン インストールを実行したいコンピュータに使用します。新しいデスクトップ コンピュータの Windows XP Professional 構成を標準化したい場合や、コンピュータの既存のオペレーティング システムを Windows XP Professional に入れ替えたい場合にもリモート インストール サービスは適しています。RIS では、CD-ROM と RIPrep イメージの 2 種類のメディアを作成することができます。リモート ソース (RIS サーバー) には、CD-ROM でインストールするか、RIPrep イメージ形式でインストールするための、オペレーティング システムのイメージを置きます。CD ベースを選択するのは Windows XP Professional CD-ROM から直接クライアントをセットアップする方法に似ており、違いは今ある RIS サーバーにソース ファイルが存在するという点です。RIS は、クリーン インストールの場合のみ使用できます。

リモートインストールサービスの利点

リモート インストール サービスは、コンピュータのオペレーティング システムを置き換えるための、シンプルな方法を提供します。RIS はSIS (Single Instance Store) メソッドを使用しているので、重複ファイルを除去し、システム ファイルのためにサーバーに必要なストレージの全体量を低減できます。また RIPrep オプションを使用することによって、会社独自のデスクトップ基準に適合したクライアント コンピュータをインストールし構成することができます。

RIS の最も大きな利点には、以下が挙げられます。

Windows XP Professional インストールを標準化することが可能

エンドユーザー用インストールをカスタマイズし、管理することが可能。管理者は、グループ ポリシーの使用により制御可能な特定の選択肢を持つ、エンドユーザー用セットアップ ウィザードを設定することができます。

物理メディアの配布が不要。配布する物理メディアの容量によるイメージ サイズの制限がありません。

リモートインストールサービスの欠点

リモート インストール サービスは、Active Directory が設定され Windows Server の現在までのバージョンを実行する、ネットワークに接続したクライアント コンピュータでのみ使用できます。また、PXE 技術が有効な PCI ネットワーク アダプタを備えたコンピュータでのみ使用できます。RIS は C ドライブから作成されたイメージでのみ動作し、ハードディスクの他パーティションのイメージは使用できません。RIS は、オペレーティング システムのクリーン インストールにのみ使用でき、クライアント コンピュータのオペレーティング システム アップグレードには使用できません。

リモートインストールサービスの入手先

RIS は、Windows 2000 Server の [管理ツール] に収められています。

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SYSTEMS MANAGEMENT SERVER (SMS)

SMS には、何千ものコンピュータで構成される Windows ベースのネットワークを管理するための、統合ツール セットが含まれています。また SMS には、クライアント コンピュータ上でオペレーティング システムのアップグレード作業を大幅に自動化できる、デスクトップ管理とソフトウェア導入ツールも含まれています。

SMS を使用する状況

コンピュータの管理と、中央管理拠点からのソフトウェア配布のために SMS がすでに導入された組織において、SMS はコンピュータを Windows XP Professional にアップグレードするための便利な手段を提供します。

SMS は、Windows ベース クライアントのアップグレードのために使用し、クリーン インストールには使用できません。SMS を使用した Windows XP Professional の導入を、管理者がどのように計画し実行すべきかについての詳細は、Using SMS 2.0 to Deploy Windows 2000 (英語) を参照してください。

SMS の利点

SMS を利用すると、ロックされた、あるいは低い権限しか与えられていないコンピュータでも、さらには勤務時間外でユーザーがサイン オンしていない状態でもアップグレードを実行することができます。SMS では管理者が導入ポリシーを設定し、選択肢のある導入、強制導入、時差付き強制導入などを選ぶことができます。配布地点間の自動負荷分散によって、大量の同時進行アップグレードにも対応します。

SMS を使ったアップグレードの最大の利点は、管理者がアップグレードの集中制御を維持できることにあります。たとえば管理者は、どのコンピュータにいつアップグレードを行うか、そしてネットワーク上の制約をどのように適用するかを制御することができます。

SMS の欠点

SMS は Windows XP Professional の効率的な導入ツールですが、これは SMS がすでに管理者のネットワークで使用されている場合にしか利用できません。

SMS の入手先

SMS は、スタンドアロンの製品です。製品についての詳細は、Microsoft Systems Management Server Web サイトを参照してください。

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Windows XP の導入に利用できるその他のツール

Windows XP Professional の導入には、管理者が利用できる非常に多くのツールがあります。このセクションでは、管理者の導入作業をより速やかにし改善する、高度なツールを紹介します。

Active Directory 移行ツール

Active Directory 移行ツールは、Windows 2000 Active Directory サービスに移行するために、簡単迅速で安全な方法を提供します。システム管理者は移行作業を開始する前にこのツールを使用して、起こりうるすべての問題を診断することができます。その後タスクごとのウィザードを使用して、ユーザー、グループ、コンピュータの移行、そして適切なファイルの権限設定を行い、さらに Microsoft Exchange Server のメールボックスを移行できます。ツールのレポート機能によって、管理者は移行が及ぼす影響を、移行作業の前後両方で評価することができます。

Active Directory 移行ツールの入手先 : このツールは、Microsoft Windows 2000 Web サイト からダウンロード可能です。

Windows 2000 Active Directory Sizer Tool

Active Directory Sizer ツールによって、管理者は組織に Active Directory を導入するために必要なハードウェアを見積もることができます。ここで得られる見積もりは、組織のプロファイル、ドメイン情報、およびサイト トポロジー (接続形態) に基づきます。管理者の組織が複数のドメインから構成されている場合、ドメイン入力ウィザードに複数回、答えるか、既存のドメインをモデルとして複製することにより、複数のドメインを設定可能です。

Active Directory Sizer Tool の入手先 : このツールは、Microsoft Windows 2000 Web サイト (英語) からダウンロード可能です。

Active Directory Services Interfaces (ADSI)

ADSI は、異なるネットワーク ベンダの異なるディレクトリ サービス機能を抽出し、ネットワーク リソースを管理するための単一のディレクトリ サービス インターフェイス セットを提供します。管理者と開発者は ADSI を使用して、ディレクトリ サービス内のリソースを、それがどのネットワーク環境に属するかに関わらず管理することができます。ADSI により管理者は、ユーザーやグループの追加、プリンタ管理、ネットワーク リソースの権限設定といった、一般作業を自動化することができます。

ADSI の入手先 : ADSI は Windows 2000 と Windows XP に含まれています。Windows NT 4.0 を使用するユーザーは、Windows Update ダウンロード ページ から ADSI を入手することができます。

Windows インストーラ

Windows インストーラは、ソフトウェアのインストールとメンテナンス機能の核となるコンポーネントです。

Windows インストーラの入手先 : Windows インストーラは、Windows 2000 と Windows XP オペレーティング システムに含まれています。 Windows NT 4.0 ユーザーは、Microsoft Platform SDK の「Windows Installer SDK」 を参照してください。


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