マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (954960)

Microsoft Windows Server Update Services (WSUS) によるセキュリティ更新プログラムの展開がブロックされる

公開日: 2008年7月1日 | 最終更新日: 2008年8月13日

マイクロソフトは、一般に報告されたセキュリティ以外の現象について調査を完了しました。この現象はクライアント側の環境に Microsoft Office 2003 がインストールされている場合、 Microsoft Windows Server Update Services 3.0 または Microsoft Windows Server Update Services 3.0 Service Pack 1 によって展開された更新プログラムの配布がブロックされるというものです。マイクロソフトは、これらの報告を確認し、この問題を解決する更新プログラムをサポート技術情報 954960 で公開しました。マイクロソフトは影響を受けるお客様が、更新プログラムを確認し、インストールすることを推奨します。

注: 先日マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 954474 で System Center Configuration Manager 2007 に影響する問題を説明しました。そこで説明している問題は、System Center Configuration Manager 2007 でセキュリティ更新プログラムの展開がブロックされる現象に関するものですが、このアドバイザリで説明している現象は別の問題です。しかしながら、これら 2 つの現象が発生する要因には類似する点があります。

更新プログラムが適切にインストールされたかどうかを確認したい場合、%ProgramFiles%\Update Services\WebServices\ClientWebService\bin\ にある Microsoft.UpdateServices.WebServices.Client.Dll のバージョンが 3.1.6001.66 であることを確認してください。

サポート技術情報 954960 で説明した更新プログラムは [プログラムの追加と削除] ではアンインストールできません。この更新プログラムを削除したいお客様は、サポート技術情報 954960 で説明しているように Windows Server Update Services をアンインストールする必要があります。

概説

概要

アドバイザリの目的: このアドバイザリは、クライアント側の環境に Microsoft Office 2003 がインストールされている場合、 Microsoft Windows Server Update Services 3.0 または Microsoft Windows Server Update Services 3.0 Service Pack 1 によって展開された更新プログラムの配布がブロックされる問題を解決する更新プログラムがご利用可能になったことをお伝えするためのものです。

この現象は、Microsoft Windows Server Update Services のセキュリティ上の脆弱性ではありません。しかしながら、Microsoft Windows Server Update Services を使用して更新プログラムを展開している環境では、いかなる更新プログラムもクライアント側に展開することができません。

アドバイザリの状況: この問題を解決するため、マイクロソフト サポート技術情報および関連の更新プログラムをリリースしました。

推奨する対応策: 必要に応じて、推奨するアクションを検討し、構成してください。

参照情報番号

マイクロソフト サポート技術情報

954960

このアドバイザリは次のソフトウェアについて説明しています。

関連するソフトウェア

Microsoft Windows Server Update Services 3.0

Microsoft Windows Server Update Services 3.0 Service Pack 1

よく寄せられる質問

このアドバイザリの目的は何ですか?
このアドバイザリおよび関連のサポート技術情報では、WSUS Product Team Blog (英語情報) で最初に説明された現象の追加情報を提供しています。

なぜマイクロソフトは 2008 年 8 月 13 日 にこのアドバイザリを更新したのですか?
マイクロソフトはこのアドバイザリを更新し、8 月 1 日にマイクロソフト ダウンロード センターで公開した更新されたパッケージが、現在 Microsoft Update の Web サイトでも利用可能であることをお知らせしました。この更新プログラムが正常にインストールされた場合、この更新プログラムの再インストールの必要はありません。

なぜマイクロソフトは 2008 年 8 月 2 日 にこのアドバイザリを更新したのですか?
マイクロソフトは、サポート技術情報 954960 で説明した更新プログラムの最初のリリースに、Windows Server 2008 コンピューターに更新プログラムをインストールするために必要な特権を適切に昇格しないという問題があったため、このアドバイザリおよび更新プログラムを更新しました。マイクロソフトはこの特権の問題を修正し、サポート技術情報 954960 で説明しているパッケージを更新しました。

サポート技術情報 954960 で提供された更新プログラムは Microsoft Windows Server Update Services のすべてのサポートされているバージョンに適用されますか?
サポート技術情報 954960 で提供した更新プログラムは Microsoft Windows Server Update Services 3.0 Service Pack 1 に存在する問題を修正します。 WSUS 3.0 の RTM バージョンを使用している場合、この問題を解決するためには、サポート技術情報 954960 をご覧ください。WSUS 3.0 の RTM バージョンをご使用のお客様で回避策を実装しないことを選択された場合、WSUS 3.0 Service Pack 1 にアップグレードすることができます。詳細情報は、サポート技術情報 954960 をご覧ください。

自分の環境がこのアドバリザリで説明されている問題の影響を受けるかどうかを、どのように検証すれば良いですか?
Microsoft Windows Server Update Services 3.0 のインストールの管理者は、クライアントまたはサーバーのいずれかのログ ファイルのエントリを確認して、この問題を特定できます:

クライアント ログ エントリ (%windir%\WindowsUpdate.log)

2008-06-13 19:59:53:383 788 ee4 PT +++++++++++ PT: Synchronizing server updates +++++++++++

2008-06-13 19:59:53:383 788 ee4 PT + ServiceId = {3DA21691-E39D-4DA6-8A4B-B43877BCB1B7}, Server URL = http://<WSUS Server>/ClientWebService/client.asmx

2008-06-13 19:59:56:617 788 ee4 PT WARNING: SyncUpdates failure, error = 0x8024400E, soap client error = 7, soap error code = 400, HTTP status code = 200

2008-06-13 19:59:56:617 788 ee4 PT WARNING: SOAP Fault: 0x000190

2008-06-13 19:59:56:617 788 ee4 PT WARNING: faultstring:Fault occurred

2008-06-13 19:59:56:617 788 ee4 PT WARNING: ErrorCode:InternalServerError(5)

2008-06-13 19:59:56:617 788 ee4 PT WARNING: Message:(null)

2008-06-13 19:59:56:617 788 ee4 PT WARNING: Method:"http://www.microsoft.com/SoftwareDistribution/Server/ClientWebService/SyncUpdates"

2008-06-13 19:59:56:617 788 ee4 PT WARNING: ID:c0a7445f-b989-43fa-ac20-11f8ca65fa8c

サーバー ログ エントリ (%ProgramFiles%\Update Services\Log Files\SoftwareDistribution.log)

2008-06-14 02:59:57.642 UTC Error w3wp.12 ClientImplementation.SyncUpdates System.ArgumentException: Item has already been added. Key in dictionary: '8862' Key being added: '8862'

at System.Collections.Hashtable.Insert(Object key, Object nvalue, Boolean add)

at System.Collections.Hashtable.Add(Object key, Object value)

at Microsoft.UpdateServices.Internal.ClientImplementation.GetSyncInfo(DataAccess dataAccess, Hashtable stateTable, Hashtable deploymentTable, Boolean haveGroupsChanged, Boolean doChunking)

at Microsoft.UpdateServices.Internal.ClientImplementation.SoftwareSync(DataAccess dataAccess, UnencryptedCookieData cookieData, Int32[] installedNonLeafUpdateIds, Int32[] leafUpdateIds, Boolean haveGroupsChanged, Boolean expressQuery)

at Microsoft.UpdateServices.Internal.ClientImplementation.SyncUpdates(Cookie cookie, SyncUpdateParameters parameters)

at Microsoft.UpdateServices.Internal.ClientImplementation.SyncUpdates(Cookie cookie, SyncUpdateParameters parameters)

at Microsoft.UpdateServices.Internal.Client.SyncUpdates(Cookie cookie, SyncUpdateParameters parameters)

<lines removed>

2008-06-14 02:59:57.642 UTC Warning w3wp.12 SoapUtilities.CreateException ThrowException: actor = http://wsusebc/ClientWebService/client.asmx, ID=c0a7445f-b989-43fa-ac20-11f8ca65fa8c, ErrorCode=InternalServerError, Message=, Client=?

これは、マイクロソフトがセキュリティ更新プログラムをリリースする必要のあるセキュリティ上の脆弱性ですか?
いいえ。Microsoft Windows Server Update Services 3.0 または Microsoft Windows Server Update Services 3.0 Service Pack 1 から Microsoft Office 2003 がインストールされている環境へこの更新プログラムをインストールできないのは、セキュリティ上の脆弱性ではありません。しかし、マイクロソフトはこの現象の解決策を調査しており、可能な限り早急に、問題を修正する更新プログラムを公開する予定です。

このアドバイザリに関連するマイクロソフト製品は何ですか?
これは Microsoft Windows Server Update Services 3.0 または Microsoft Windows Server Update Services 3.0 Service Pack 1 を使用して更新プログラムを展開していて、クライアント側に Microsoft Office 2003 がインストールされている環境に限り発生する問題です。

注: このアドバイザリは、Microsoft Windows Server Update Services 3.0 または Microsoft Windows Server Update Services 3.0 Service Pack 1 を同梱またはこれらに依存しているマイクロソフトのソフトウェアにも該当します。Microsoft Small Business Server 2003 には、既定で Windows Server Update Services 2.0 が含まれており、Microsoft Windows Server Update Services 3.0 または Microsoft Windows Server Update Services 3.0 Service Pack 1 にアップグレードしている場合のみ影響を受けます。Microsoft Windows Server Update Services カタログを使用するマイクロソフトのソフトウェアは System Center Essentials および System Center Configuration Manager 2007 だけです。そのため、更新プログラムの適用に使用されると影響を受けます。

これは、セキュリティ以外の更新プログラムに関するセキュリティ アドバイザリです。矛盾がありませんか?
セキュリティ アドバイザリは、セキュリティ情報が必要ないものの、お客様の全般的なセキュリティに影響を与える可能性があるセキュリティの変更を解決します。セキュリティ アドバイザリは、脆弱性として分類されておらずセキュリティ情報の公開を必要としない問題、またはセキュリティ情報がリリースされていない問題についても、マイクロソフトがお客様に提供するセキュリティ関連の情報です。今回の場合、マイクロソフトはセキュリティ更新プログラムなどの更新プログラムの実行に影響を与える問題を通知しています。従って、このアドバイザリは特定のセキュリティの脆弱性を解決するというよりはむしろ、お客様のセキュリティ全般に対応するものです。

推奨するアクション

このアドバイザリに関連するマイクロソフト サポート技術情報を確認する

マイクロソフトはお客様がこの更新プログラムをインストールされることを推奨します。この更新プログラムに関する詳細を確認する場合は、マイクロソフト サポート技術情報 954960 をご覧ください。

リソース:

US マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (954960)
http://www.microsoft.com/technet/security/advisory/954960.mspx

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セキュリティ関連、およびセキュリティ更新プログラムに関するご質問や、ご不明な点などありましたら、マイクロソフト セキュリティ情報センターまでご連絡ください。マイクロソフト セキュリティ情報センター 利用可能なサポート オプションに関する詳細は マイクロソフト サポート オンライン をご覧ください。

その他、製品に関するご質問は、マイクロソフト プロダクト サポートまでご連絡ください。マイクロソフト プロダクト サポートへの連絡方法はこちらをご覧ください。

Microsoft TechNet セキュリティ センター では、製品に関するセキュリティ情報を提供しています。

免責:

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更新履歴:

2008/07/01: このアドバイザリを公開しました。

2008/07/10: このアドバイザリを更新し、問題の修正がご利用可能であることを追加しました。

2008/07/11: このアドバイザリを更新し、Windows Server 2008 上で実行されている Windows Server Update Services 用の更新プログラムについてのインストールおよびアンインストールの手順を説明しました。

2008/07/17: このアドバイザリを更新し、Windows Server 2008 上の Windows Server Update Services 3.0 Service Pack 1 に更新プログラムをインストールする手順を変更しました。

2008/08/02: このアドバイザリを更新し、「よく寄せられる質問」に Windows Server 2008 コンピューターについての既知のインストール問題を修正するため、更新プログラムを再リリースしたことを追記しました。

2008/08/13: このセキュリティ アドバイザリを更新し、「よく寄せられる質問」のセクションに、Windows Server 2008 の既知のインストール問題を修正する更新プログラムの再リリースが、現在 Microsoft Update で利用可能であることをお知らせしました。


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