RPC インターフェイスのバッファ オーバーランによりコードが実行される (823980) (MS03-026)

公開日: 2003年7月17日 | 最終更新日: 2003年9月11日

概要 :

このセキュリティ情報の対象となるユーザー :
Microsoft® Windows® をご使用のお客様

脆弱性の影響 :
攻撃者の任意のコードが実行される

最大深刻度 :
緊急

推奨する対応策 :
システム管理者は直ちにこの更新プログラムを適用してください。

Protect your PC :
ご使用のコンピュータを保護する方法に関するそのほかの情報は、以下のサイトをご覧ください。

エンド ユーザーは、http://www.microsoft.com/japan/security/protect をご覧ください。

IT プロフェッショナルは、http://www.microsoft.com/japan/security/guidance/ をご覧ください。

影響を受けるソフトウェア :

Microsoft Windows NT® Server 4.0

Microsoft Windows NT® Workstation 4.0

Microsoft Windows NT Server 4.0, Terminal Server Edition

Microsoft Windows 2000

Microsoft Windows XP

Microsoft Windows Server™ 2003

影響を受けないソフトウェア :

Microsoft Windows Millennium Edition

詳細

問題

技術的な説明 :
マイクロソフトは、2003 年 7 月 17 日に Windows の リモート プロシージャ コール を使用する Distributed Component Object Model (DCOM) インターフェイスの脆弱性を修正するためのプログラムと最初のセキュリティ情報を公開しました。このセキュリティ情報のリリース後、マイクロソフトは、RPC に関連する別のポートにより、この脆弱性が悪用される可能性があることを確認しました。これらのポートに関する情報は、このセキュリティ情報の「問題を緩和する要素」および「よく寄せられる質問」の中の「回避策」の欄に記載されています。また、マイクロソフトは、セキュリティ情報 MS03-039 およびこのセキュリティ情報およびその中で提供された元のスキャン ツールの機能を含む更新版のスキャン ツールをリリースしました。

MS03-039 で提供されている更新版のスキャン ツールはマイクロソフト サポート技術情報 826369 で提供されていたツールを含みます。MS03-039 で提供されている更新プログラムをすでにインストールしたシステムでこのセキュリティ情報で提供されていた元のツールを使用した場合、元のツールはそのシステムが MS03-026 で提供されている更新プログラムをインストールしていないと不正確に報告します。弊社はマイクロソフト サポート技術情報 827363 で説明している最新のバージョンのツールを実行することを推奨します。

注意 : このツールは英語版ですが日本語環境でも使用することができます。ただし、ホスト名に日本語 (MBCS: Multi Byte Character Set) を使用することは出来ません。

リモート プロシージャ コール (英語情報) (RPC) は、Windows オペレーティング システムが使用するプロトコルです。RPC により、プロセス間通信のメカニズムが提供され、コンピュータ上で実行されているプログラムが、シームレスにリモート システム上のコードを実行することが可能になります。RPC 自体は Open Software Foundation (OSF) RPC プロトコルが元になっていますが、マイクロソフト特有の拡張機能がいくつか追加されています。

TCP/IP でメッセージの送受信を処理する RPC のある特定の箇所に脆弱性が存在します。不正なメッセージが不適切に処理されるためにこの問題が発生します。この特定の脆弱性により、RPC を使用する Distributed Component Object Model (DCOM) (英語情報) インターフェイスに影響が及びます。DCOM インターフェイスは、RPCが有効なポートをリッスンします。このインターフェイスは、クライアント コンピュータからサーバーに送信される DCOM オブジェクトのアクティブ化の要求を処理します。攻撃者によりこの脆弱性の悪用が成功した場合、影響受けるシステムの Local System 権限でコードが実行されます。攻撃者はこのシステムで、プログラムのインストール、表示の変更、データの削除、または、全アクセス権を持つ新規アカウントの作成を含めた、いかなる操作も行える可能性があります。

攻撃者がこの脆弱性を悪用するには、特別な形式のリクエストを特定の RPC ポート上のリモート コンピュータに送信することが必要条件となります。

問題を緩和する要素 :

攻撃者がこの脆弱性を悪用するには、リモート コンピュータ上のポート 135、139、445、593 または、その他 RPC 用に設定されたポートに特別な細工をしたリクエストを送信することが必要条件となります。イントラネット環境では、通常それらのポートにアクセスすることができますが、インターネットに接続されているコンピュータでは、それらのポートは通常、ファイアウォールでブロックされています。それらのポートがブロックされていない場合、またはイントラネット環境では、攻撃者がこの攻撃を行うためには、そのほかに権限を必要としません。

セキュリティ上の最善策として、実際には使用されていない TCP/IP ポートもすべてブロックしておくことが推奨されます、加えて、インターネット接続ファイアウォール (ICF) を含め多くのファイアウォールは、これらのポートを既定でブロックします。そのため、インターネットに接続されているほとんどのコンピュータでは、TCP または UDP 上の RPC をブロックしておく必要があります。TCP または UDP 上の RPC は、インターネットのような、安全では無い環境での使用を意図していません。RPC は、HTTP 上の RPC など、この種の環境用に、より強固なプロトコルを提供します。クライアントおよびサーバーで RPC でのセキュリティ保護に関する詳細は、こちら (英語情報) をご覧ください。RPC が使用するポートに関する詳細は、こちら (英語情報) をご覧ください

深刻度 :

Windows NT 4.0

緊急

Windows NT Server 4.0, Terminal Server Edition

緊急

Windows 2000

緊急

Windows XP

緊急

Windows Server 2003

緊急


上記の評価はこの脆弱性の影響を受けるシステムの種類、システムの典型的な展開形式およびこの脆弱性がシステムに及ぼす影響に基づいています。

脆弱性識別番号 :
CAN-2003-0352

テストしたバージョン :
マイクロソフトは Windows Millennium Edition、Windows NT Server 4.0、Windows NT Workstation 4.0、Windows NT Server 4.0, Terminal Server Edition、Windows 2000、Windows XP および Windows Server 2003 のテストを行い、この脆弱性による影響を評価しました。それ以前のバージョンに関してはサポートの対象となっていないため、この脆弱性による影響は不明です。

よく寄せられる質問

なぜセキュリティ情報を更新したのですか?

このセキュリティ情報の公開後に、マイクロソフトは、 RPC を使用している他のポートで、この脆弱性が悪用されることが可能なことを知らされました。これらのポートに関する情報を、問題を緩和する要素と回避策に追加しました。

また、マイクロソフトは、セキュリティ情報MS03-039 およびこのセキュリティ情報 (MS03-026) およびその中で提供された元のスキャン ツールの機能を含む新たなスキャン ツールをリリースしました。そのため、このセキュリティ情報を更新し、新たな更新プログラムおよびスキャンツールのリリースに関してお知らせしました。

この更新プログラムは Windows 2000 Service Pack 2 でサポートされますか?

このセキュリティ更新プログラムは、Windows 2000 Service Pack 2 にインストールすることができます。しかし、マイクロソフト サポート ライフサイクル ポリシーに従い、このバージョンは現在サポートの対象となっておりません。また、このセキュリティ更新プログラムに関しては、Windows 2000 Service Pack 2 上では最低限のテストのみが行われています。Windows 2000 Service Pack 2 をご使用のお客様は、できるだけ早期にサポート対象の Service Pack にアップグレードすることを強く推奨します。マイクロソフト製品サポート サービスでは、この更新プログラムを Windows 2000 Service Pack 2 にインストールしたお客様が、この更新プログラムのインストールによって問題が発生した場合のサポートを提供しています。

この更新プログラムは Windows NT 4.0 Workstation でサポートされますか?

このセキュリティ更新プログラムは、Windows NT 4.0 Workstation Service Pack 6a にインストールすることができます。しかし、マイクロソフト サポート ライフサイクル ポリシーに従い、このバージョンは現在サポートの対象となっておりません。また、このセキュリティ更新プログラムに関しては、Windows NT 4.0 Workstation Service Pack 6a 上では最低限のテストのみが行われています。Windows NT 4.0 Workstation Service Pack 6a をご使用のお客様は、できるだけ早期にサポート対象のバージョンにアップグレードすることを強く推奨します。マイクロソフト製品サポート サービスでは、この更新プログラムを Windows NT 4.0 Workstation Service Pack 6a にインストールしたお客様が、この更新プログラムのインストールによって問題が発生した場合のサポートを提供しています。

MS03-026 の更新プログラムがインストールされていないシステムの存在をネットワーク内でスキャンするために使用するツールは利用可能ですか?

はい。マイクロソフトは MS03-026 の更新プログラム、または新たにリリースされた MS03-039 の更新プログラムがインストールされていないシステムの存在をネットワーク内でスキャンするために使用するツールをリリースしました。

注意 : このツールは英語版ですが日本語環境でも使用することができます。ただし、ホスト名に日本語 (MBCS: Multi Byte Character Set) を使用することは出来ません。

このツールに関する追加情報はマイクロソフト サポート技術情報 827363 をご覧ください。

以前に MS03-026 のスキャンツールをダウンロードしました。今回アップデートされたツールをダウンロードする必要がありますか?

はい。元のスキャン ツールにより、MS03-026 の更新プログラムがインストールされていないコンピュータが今でも適切にスキャンされます。しかし、マイクロソフトは、MS03-026 の更新プログラムの機能を含む MS03-039 をリリースしました。MS03-039 の更新プログラムをインストールした場合、最初のスキャン ツールでは確実な結果が得られなくなります。しかし、新たにリリースされたスキャン ツールは、この脆弱性の影響を受けるコンピュータを適切にスキャンし、MS03-039 がインストールされている場合でも、適切にスキャンが行われます。

どのようなことが起こる可能性がありますか?

これはバッファ オーバーランの脆弱性です。攻撃者はこの脆弱性を悪用し、リモート コンピュータを完全に制御する可能性があります。これにより、攻撃者はたとえば Web ページの変更、ハード ディスクの再フォーマット、新規のユーザーをローカル管理者グループに追加するなど、そのサーバー上で任意の操作を実行する可能性があります。

攻撃者がこのような攻撃を行うには、RPC サービスに不正なメッセージを送信できることが必要条件となります。その結果、攻撃者は標的となるコンピュータを異常終了させ、任意のコードを実行する可能性があります。

何が原因で起こりますか?

ある特定の状況下において、Windows RPCSS サービスで、メッセージの入力チェックが適切に行われないためにこの脆弱性が起こります。接続が確立された後、攻撃者が特別な細工をした不正な RPC メッセージを送信した場合、リモート コンピュータ上の基本となる Distributed Component Object Model (DCOM) (英語情報) プロセスが異常終了し、攻撃者の任意のコードが実行される可能性があります。

DCOM とは何ですか?

Distributed Component Object Model (DCOM) は、ソフトウェア コンポーネントがネットワーク上で直接通信することを可能にするプロトコルです。以前は "Network OLE," と呼ばれていた DCOM は、HTTP などのインターネット プロトコルを含む複数のネットワーク通信で使用するために設計されています。DCOM に関する詳細は、以下の Web サイトをご覧ください。
http://www.microsoft.com/com/default.mspx (英語情報)

リモートプロシージャコール (RPC) とは何ですか?

リモート プロシージャ コール (英語情報) (RPC) は、プログラムがネットワークの別のコンピュータ上のプログラムからのサービスを要求するために使用することができるプロトコルです。RPC を使用するプログラムは、通信をサポートするネットワーク プロトコルを認識する必要がないため、RPC により、相互運用性が得られます。RPCでは、要求を行うプログラムは、クライアントで、サービスを提供しているプログラムがサーバーとなります。

COM インターネットサービス (CIS) および RPC over HTTP とは何ですか?

RPC over HTTP - v1 (Windows NT 4.0、Windows 2000) および v2 (Windows XP、Windows Server 2003) により、RPC を TCP ポート 80 および 443 (v2 のみ) で操作することができる新たな RPC 転送プロトコルのサポートが提供されます。これにより、多くのプロキシ サーバーやファイアウォールの存在する環境で、クライアントとサーバーのコミュニケーションが可能になります。COM インターネット サービス (CIS) により、DCOM が RPC over HTTP を使用して、DCOM クライアントおよび DCOM サーバー間で通信できるようになります。

Windows Server 2003 の "RPC over HTTP " の詳細は、以下のサイトをご覧ください。http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/Aa375384 (英語情報)

COM インターネット サービス (CIS と呼ばれることもあります) に関する詳細は、以下のサイトをご覧ください。http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/ms809302.aspx (英語情報)

COM インターネットサービス (CIS) または RPC over HTTP がインストールされているかどうかは、どのように確認できますか?

サーバーに COM インターネット サービスまたは RPC over HTTP がインストールされているかを確認するには、以下の手順に従ってください。

Windows NT Option Pack をインストールした Windows NT 4.0 システムの場合 :
すべてのパーティションで "rpcproxy.dll" の検索を行います。サーバーで "rpcproxy.dll" が検索された場合、COM インターネット サービスがインストールされています。

Windows 2000 および Windows Server 2003 の場合 :
[コントロールパネル] [アプリケーションの追加と削除] をダブルクリックします。次に [Windows コンポーネントの追加と削除] をダブルクリックします。Windows コンポーネント ウィザードが開始されます。

[ネットワークサービス] をクリックし、 [詳細] ボタンをクリックします。

"COM インターネットサービスプロキシ" (Windows 2000 Server の場合) または HTTP プロキシを経由した RPC" (Windows Server 2003 の場合) がチェックされている場合、そのサーバーでは COM インターネット サービスまたは HTTP を経由した RPC のサポートが有効にされています。

: COM インターネット サービスまたは RPC over HTTP がインストールされていることをリモートまたはプログラムによって確認したい場合、Windows 2000 および Windows Server 2003 のインストールで "rpcproxy.dll" の検索を行うこともできます。

コンピュータで特定のファイルを検索する方法 :
[スタート] メニューから [検索] を選択します。 [ファイルやフォルダ] をクリックし、検索するファイルの名前を入力します。ハードディスクのサイズによって、検索の実行には多少の時間がかかる場合があります。

RPCSS サービスの何が問題となっていますか?

DCOM のアクティブ化を処理する RPCSS サービスに問題が存在します。不正なメッセージが不適切に処理されるために問題が発生します。この問題により DCOM のアクティブ化に使用され、UDP ポート 135、137、138、445 および TCP 135、139、445、593 をリッスンする基本の RPCSS サービスに影響が及びます。また、RPCSS サービスは、CIS または RPC over HTTP が有効にされている場合、ポート 80 および 443 をリッスンします。

攻撃者は不正な RPC メッセージを送信することにより、コンピュータ上の RPCSSサービスを異常終了させ、任意のコードが実行される可能性があります。

これは RPC エンドポイントマッパーの問題ですか?

いいえ、違います。RPC エンドポイント マッパーは DCOM インフラストラクチャと RPCSS サービスを共有していますが、この問題は、実際には DCOM アクティブ化インフラストラクチャで起こります。RPC エンドポイント マッパーにより、RPC クライアントは特定の RPC サービスに割り当てられているポート番号を確認することができます。エンドポイントは、ホスト マシン上のサービスのプロトコル固有の識別子のことです。エンドポイントは、TCP または UDP などのようなプロトコルにとっては、ポートとなります。名前付きパイプにとっては、名前付きパイプの名前となります。ほかのプロトコルは、プロトコル固有のエンドポイントを使用します。

この脆弱性により攻撃者は何ができますか?

攻撃者はこの脆弱性を悪用し、影響を受けるシステム上で、ローカル システム権限でコードを実行する可能性があります。攻撃者はこれにより、そのコンピュータ上で、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除、完全アクセス権限を持つ新規のアカウントの作成などの任意の操作を実行する可能性があります。

攻撃者は、どのようにこの脆弱性を悪用する可能性がありますか?

攻撃者は、影響を受けるTCP/UDP ポート からこれらの脆弱性の影響を受けるサーバーと通信するプログラムを作成し、ある特定の種類の不正な RPC メッセージを送信することにより、この脆弱性を悪用しようとする可能性があります。ユーザーがそのようなメッセージを受信した場合、この脆弱性の影響を受けるコンピュータ上の RPCSS サービスが異常終了し、任意のコードが実行される可能性があります。

また、攻撃者はコンピュータに対話的にログオンする、またはこの脆弱性の影響を受けるコンポーネントにパラメータをローカル、またはリモートで渡す、同様のアプリケーションを悪用するなど、別の方法で該当のコンポーネントにアクセスする可能性もあります。

誰がこの脆弱性を悪用する可能性がありますか?

この脆弱性の影響を受けるコンピュータで RPCSS サービスに不正な RPC メッセージを送信することができる場合、誰でもこの脆弱性を悪用する可能性があります。RPCSS サービスは既定で、Windows のすべてのバージョンで有効となっています。これは基本的に、影響を受けるコンピュータとの接続を確立できるユーザーは誰でもこの脆弱性を悪用する可能性があるということを意味します。

更新プログラムは何を修正しますか?

この更新プログラムは、DCOM の実装に渡される情報が適切にチェックされるように変更し、この脆弱性を修正します。

回避策
この更新プログラムのテスト、または評価中にこの脆弱性の悪用を防ぐための回避策はありますか?

はい、あります。マイクロソフトは、すべてのお客様にこの更新プログラムをできるだけ早期に適用するように強く推奨しています。しかし、当座の間、この脆弱性の悪用を防ぐために適用することができる回避策がいくつかあります。この回避策により、すべての潜在的な攻撃の方法を防ぐ保障はありません。

これらの回避策は、この脆弱性を解決するというよりも、攻撃の方法を単純に防ぐための一時的な方法であるとお考えください。

ファイアウォールにて UDP ポート 135137138445 および TCP ポート 135139445593 をブロックし、影響を受けるコンピュータ上でポート 80 および 443 をリッスンする COM インターネットサービス (CIS) および RPC over HTTP を無効に設定 :
これらのポートは、リモート コンピュータと RPC 接続を開始するために使用されます。これらのポートをファイアウォールでブロックし、ファイアウォールの背後のコンピュータにこの脆弱性が悪用される攻撃を防ぐことができます。リモート コンピュータ上に特別に構成した他の RPC ポートについても、ブロックする必要があります。CIS および RPC over HTTP が有効にされている場合、それにより TCP ポート 80 (および Windows XP および Windows Server 2003 上のポート 443) で、DCOM コールが行われる可能性があります。この脆弱性の影響を受ける可能性があるすべてのコンピュータ上で CIS および RPC over HTTP を必ず無効に設定してください。

CIS を無効に設定する方法に関する詳細は、マイクロソフト サポート技術情報の文書 825819 をご覧ください。

RPC over HTTP に関する詳細は、こちら (英語情報) をご覧ください。

注 : TCP/UDP 135 ポートをブロックした場合、Active Directory を利用した環境へ影響があります。詳細については以下のマイクロソフト サポート技術情報をご覧ください。
828189 : TCP/UDP 135 ポートをブロックした場合の Active Directory を利用した環境への影響

インターネット接続ファイアウォールなどのパーソナルファイアウォールを使用しWindows XP および Windows Server 2003 でのみ使用可能)影響を受けるコンピュータ(特に VPN などを使用してリモートで企業ネットワークに接続しているすべてのコンピュータ)上でポート 80 および 443 をリッスンする COM インターネットサービス (CIS) および RPC over HTTP を無効に設定
インターネット接続の保護のために Windows XP および Windows Server 2003 でインターネット接続ファイアウォールを使用している場合、既定でインターネットからの RPC トラフィック受信がブロックされます。この脆弱性の影響を受ける可能性があるすべてのコンピュータ上で CIS および RPC over HTTP を必ず無効に設定してください。 CIS を無効に設定する方法に関する詳細は、マイクロソフト サポート技術情報の文書 825819 をご覧ください。 RPC over HTTP に関する詳細は、こちら (英語情報) をご覧ください。

IPSEC フィルタを使用した影響を受けるポートのブロックおよび、影響を受けるコンピュータ上で、ポート 80 および 443 をリッスンする COM インターネットサービス (CIS) および RPC over HTTP を無効に設定

Windows 2000 ベースのコンピュータでは、Internet Protocol Security (IPSec) を使用することでネットワーク コミュニケーションを安全に保てます。IPSec およびフィルタ適用の詳細は、マイクロソフト サポート技術情報の文書 313190 および 813878 をご覧ください。この脆弱性の影響を受ける可能性があるすべてのコンピュータ上で CIS および RPC over HTTP を必ず無効に設定してください。

CIS を無効に設定する方法に関する詳細は、マイクロソフト サポート技術情報の文書 825819 をご覧ください。

影響を受けるすべてのコンピュータで DCOM を無効に設定する

コンピュータがネットワークの一部である場合、DCOM ワイアー プロトコルによって、そのコンピュータ上の COM オブジェクトが他のコンピュータの COM オブジェクトと通信できるようになります。この脆弱性からコンピュータを保護するため、特定のコンピュータの DCOM を無効に設定することができます。しかし、その設定を行うことにより、そのコンピュータと他のコンピュータのオブジェクト間の通信がすべて無効になります。

リモート コンピュータで DCOM を無効に設定した場合、DCOM を再度有効にした後で、そのコンピュータにリモートでアクセスすることはできません。DCOM を再度有効にするためには、そのコンピュータにリモートからではなく、物理的にアクセスすることが必要となります。

DCOM を無効にする方法に関する情報は、マイクロソフト サポート技術情報の文書 825750 をご覧ください。

: Windows 2000 では、上記の方法は、Windows 2000 Service Pack 3 またはそれ以降のバージョンを実行している場合にのみ有効となります。Service Pack 2 またはそれ以前のバージョンを使用しているお客様は、Service Pack 3 またはそれ以降のバージョンにアップグレードをするか、そのほかの回避策を取る必要があります。

更新プログラム

この問題に対する更新プログラムは MS04-012 で提供されている更新プログラムに含まれています。MS04-012 の問題も解決することができる MS04-012 の更新プログラムをご利用ください。

なお、この問題に対する日本語版更新プログラムは、次のサイトからダウンロードできます。

Windows NT Server 4.0 および Windows NT Workstation 4.0

PC/AT 互換機Microsoft Update

NEC PC-9800 シリーズMicrosoft Update

Windows NT Server 4.0, Terminal Server Edition (PC/AT 互換機)

Windows 2000

PC/AT 互換機Microsoft Update

NEC PC-9800 シリーズMicrosoft Update

Windows XP 32 bit EditionMicrosoft Update

Windows XP 64 bit EditionMicrosoft Update 
(Microsoft Windows XP 64 bit Edition は、一般に販売されている Microsoft Windows XP とは異なる製品です。一般に使われているのは 32 bit Edition です。)

Windows Server 2003 32 bit EditionMicrosoft Update

Windows Server 2003 64 bit EditionMicrosoft Update
(Microsoft Windows Server 2003 64 bit Edition は、一般に販売されている Microsoft Windows Server 2003 とは異なる製品です。一般に使われているのは 32 bit Edition です。)


Microsoft Updateこのマークの付いている更新プログラムは Microsoft Update からインストールすることもできます。

Microsoft Update の利用方法については以下のサイトを参照してください。

Microsoft Update 利用の手順
http://www.microsoft.com/japan/athome/security/update/j_musteps.mspx

更新プログラムに関する追加情報

対象プラットフォーム :

Windows NT Server 4.0 および Windows NT Workstation 4.0 用の更新プログラムは Service Pack 6a を実行しているコンピュータにインストールすることができます。

Windows NT Server 4.0, Terminal Server Edition 用の更新プログラムは Service Pack 6 を実行しているコンピュータにインストールすることができます。

Windows 2000 用の更新プログラムは Windows 2000 Service Pack 2、Service Pack 3 および Service Pack 4 を実行しているコンピュータにインストールすることができます。

Windows XP 用の更新プログラムは Windows XP または Service Pack 1 を実行しているコンピュータにインストールすることができます。

Windows Server 2003用の更新プログラムは Windows Server 2003 を実行しているコンピュータにインストールすることができます。

この修正を含む予定のサービスパック :
この問題に対する更新プログラムは Windows 2000 Service Pack 5、Windows XP Service Pack 2、Windows Server 2003 Service Pack 1 に含まれる予定です。

再起動の必要性 :
あり

更新プログラムのアンインストール :

更新プログラムに含まれる過去の修正 :

Windows 2000 および Windows XP 用の更新プログラムはマイクロソフト セキュリティ情報 MS03-010 で提供されたWindows 2000 および Windows XP 用の更新プログラムを含みます。

この更新プログラムは、マイクロソフト セキュリティ情報 MS01-048 で提供された Microsoft Windows NT 4.0 用の更新プログラムを含みます。

更新プログラムが正しくインストールされたかどうか確認する方法 :

Windows NT Server 4.0 および Windows NT Workstation 4.0:
この更新プログラムがコンピュータにインストールされたことを確認するためには、マイクロソフト サポート技術情報 823980 のファイル欄を参照し、すべてのファイルを確認して下さい。

Windows NT Server 4.0, Terminal Server Edition:
この更新プログラムがコンピュータにインストールされたことを確認するためには、マイクロソフト サポート技術情報 823980 のファイル欄を参照し、コンピュータにすべてのファイルがあるかどうか確認してください。

Windows 2000:
この更新プログラムがコンピュータにインストールされたことを確認するためには、コンピュータに次のレジストリ キーが作成されたことを確認して下さい。HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Windows 2000\SP5\KB823980
各ファイルを確認するためには、サポート技術情報 マイクロソフト サポート技術情報 823980 のファイル欄で、日付、時間そしてバージョン情報を参照して下さい。

Windows XP:

Windows XP SP1 にインストールした場合
この更新プログラムがコンピュータにインストールされたことを確認するためには、コンピュータに次のレジストリ キーが作成されたことを確認して下さい。HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Windows XP\SP2\KB823980
各ファイルを確認するためには、サポート技術情報 マイクロソフト サポート技術情報 823980 のファイル欄で、日付、時間そしてバージョン情報を参照して下さい。

Windows XP にインストールした場合
この更新プログラムがコンピュータにインストールされたことを確認するためには、コンピュータに次のレジストリ キーが作成されたことを確認して下さい。HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Windows XP\SP1\KB823980
各ファイルを確認するためには、サポート技術情報 マイクロソフト サポート技術情報 823980 のファイル欄で、日付、時間そしてバージョン情報を参照して下さい。

Windows Server 2003:
この更新プログラムがコンピュータにインストールされたことを確認するためには、コンピュータに次のレジストリ キーが作成されたことを確認して下さい。HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Window Server 2003\SP1\KB823980
各ファイルを確認するためには、サポート技術情報 マイクロソフト サポート技術情報 823980 のファイル欄で、日付、時間そしてバージョン情報を参照して下さい。

警告 :
なし

他のセキュリティ問題を解決する更新プログラムは以下のサイトから入手できます。 :

セキュリティ更新プログラムはマイクロソフト ダウンロード センターからダウンロードすることができます。「security_patch」 のキーワード探索によって容易に見つけることができます。

コンシューマ プラットフォーム用の更新プログラムは、Microsoft Update Web サイトからダウンロードできます。

本セキュリティ情報及び公開された更新プログラムは、TechNet CD サブスクリプションでも入手可能です。

更新プログラムについてのご質問は、マイクロソフト プロダクト サポート までご連絡ください。マイクロソフトでは、ご質問の内容が弊社製品の不具合が原因の場合、サポート料金はいただきません。それ以外の場合には、サポート料金を請求させていただきますのでご注意ください。
マイクロソフト プロダクト サポートへの連絡方法はこちらをご覧ください。

詳細情報 :

US マイクロソフトセキュリティ情報(MS03-026)
http://www.microsoft.com/technet/security/bulletin/ms03-026.mspx 

サポート技術情報 (KB) 文書番号 : 823980
[MS03-026] RPC インターフェイスのバッファ オーバーランによりコードが実行される 

謝辞 :
この問題を連絡し、顧客の保護に協力して下さった The Last Stage of Delirium Research Group に対し、マイクロソフトは深い謝意を表します。

更新履歴 :

2003/07/17: このセキュリティ情報ページを公開しました。

2003/07/17: この問題に対するマイクロソフト サポート技術情報 823980 日本語版を公開しました。

2003/07/19: 「問題を緩和する要素」 と 「回避策」 にポートの情報を追加しました。

2003/08/13 : 「回避策」 の欄を更新し、DCOM を無効にする方法に関する情報を追加しました。

2003/08/13: このセキュリティ情報を更新し、更新プログラムの Windows 2000 Service Pack 2 でのサポートに関する情報、および 「回避策」 に情報を追加しました。

2003/08/14: 更新プログラムの対象プラットフォームに Windows NT Workstation 4.0 を追加しました。

2003/08/15: スキャン ツールに関する情報を追加しました。

2003/08/22: 「よく寄せられる質問」 の形式のエラーを修正しました。

2003/08/22: 「更新プログラムに関する追加情報」 の 「更新プログラムに含まれる過去の修正」 の欄を更新しました。

2003/08/26: 「よく寄せられる質問」 を更新し、更新プログラムの Windows NT 4.0 Workstation Service Pack 6a でのサポートに関する情報を追加しました。

2003/09/11: このセキュリティ情報を更新し、MS03-039 およびスキャン ツールのリリースに関する情報を追加しました。

本セキュリティ情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation 及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation 及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。


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