特定の SSL で保護された Web サイトへのアクセスを試行すると、エラーが発生するのはなぜですか?
この累積的な更新プログラムの Internet Explorer 6.0 SP1 バージョンをインストールした後、SSL で保護された Web サイトへの POST リクエストに断続的なエラーが発生する場合があります。これにより、ユーザーが特定の Web サイトへのアクセスを試行すると、HTTP 500 (Internal server error) が発生する場合があります。マイクロソフトはこの問題を認識しており、更新プログラムを Microsoft Update から入手することが可能となりました。この更新プログラムの詳細や、単体でインストール可能な更新プログラム入手に関する情報は、サポート技術情報 831167 をご覧下さい。この更新プログラムは Internet Explorer の今後の累積的なセキュリティ更新プログラムに含まれる予定です。
この累積的なセキュリティ更新プログラム (MS04-004) で解決される脆弱性に対する保護を行うために、サポート技術情報831167の更新プログラムをインストールする必要がありますか?
いいえ。上記で説明されているエラーが発生しない場合、サポート技術情報 831167 で説明されている更新プログラムは必要ありません。マイクロソフトは、この特定の問題の影響を受けるお客様にのみ、サポート技術情報 831167 の更新プログラムをインストールすることを推奨しておりましたが、本問題が比較的広範囲のお客様に影響を与えていることから、Microsoft Update においても提供を開始しました。Internet Explorer 6.01 Service Pack 1 の今後の累積的なセキュリティ更新プログラムには、この修正が含まれる予定です。
これらのエラーを排除する手助けとなるサーバー側の回避策はありますか?
はい、あります。サポート技術情報 831167 の解決方法の欄で説明されている更新を適用できない場合、次のサーバー側の操作のうち、1 つを行うことにより、問題が回避される場合があります。
| • | Web サーバーまたはプロキシ サーバーで HTTP キープアライブ タイムアウトの間隔を長くします。IIS には Windows レジストリ KeepAliveTime 値のほかにキープアライブ タイムアウトを制御する設定はありませんが、接続有効時間を指定することができる Web サーバーやプロキシ サーバーもあります。Web サーバーまたはプロキシ サーバーにより、この値を変更できる場合、キープアライブ タイムアウトの間隔を延ばし、問題を回避して下さい。適切な設定名および値については、ご使用の Web サーバーのドキュメンテーションをご覧下さい。KeepAliveInterval および KeepAliveTime パラメータに関する追加情報は、次のマイクロソフト サポート技術情報をご覧下さい。 314053 Windows XP での TCP/IP と NBT の構成パラメータ 120642 Windows NT および Windows 2000 での TCP/IP および NBT の設定 |
| • | サーバーで HTTP「キープ アライブ接続」を無効にします。追加情報は、次のマイクロソフト サポート技術情報をご覧下さい。 238210 ASP バッファが有効になるたびに HTTP Keep-Alive ヘッダーが送信される |
以前 Internet Explorer にパスワードを保存させた Web サイトで、なぜユーザー名およびパスワードを再入力するようメッセージが表示されるのですか?
この累積的な更新プログラムは Internet Explorer が以前コンピュータに保存した認証情報を無効にします。これは、この累積的な更新プログラムに含まれる認証の情報の変更によるものです。従いまして、ユーザーは以前 Internet Explore で情報を保存するように選択した Web サイトでユーザー名およびパスワードを再入力するよう指示されます。ユーザー名およびパスワードを入力し、[パスワードを保存する] チェックボックスにチェックを入れた後、この情報はローカルで保存され、通常通り利用することができます。Internet Explorer のユーザー名およびパスワードを保存する方法についての詳細情報は、MSDN (英語情報) をご覧下さい。
なぜ、Internet Explorer 5.5 SP2 の更新プログラムは Windows 2000 Service Pack 2、Service Pack 3 および Service Pack 4、ならびに Windows 98、 Windows 98 Second Edition および Windows NT 4.0 Service Pack 6a 用に利用可能なのですか?
Internet Explorer 5.5 SP2 は現在 Windows Millennium Edition (Windows Me) 上でのみサポートされています。しかしながら、このセキュリティ情報で説明されている脆弱性は 2003 年 12 月 31 日 (米国時間) より前に報告されたものであるため、このバージョンの更新プログラムは上記に挙げられているプラットフォーム上でも利用可能です。Internet Explorer 5.5 SP2 のサポートに関する詳細はマイクロソフト ライフサイクルのページをご覧ください。
なぜ、このセキュリティ更新プログラムはWindows 98、Windows 98 Second Edition、および Windows Millennium Edition (Windows Me) 用に利用可能なのですか?
これらのプラットフォームのセキュリティ更新プログラムは通常、有償窓口にてリクエストされた場合のみご利用いただくことができます。しかしながら、このセキュリティ情報で説明されている問題は、このアナウンスより前に報告されていたため、Internet Explorer 6 Service Pack 1 用の更新プログラムは、これらのオペレーティング システム上でも利用可能です。これらのプラットフォームのサポート オプションに関する詳細は、このアナウンスのページおよびマイクロソフト ライフサイクルのページをご覧ください。
この累積的な更新プログラムにより、どのような脆弱性が排除されますか?
これは、Internet Explorer 用に以前リリースされたすべての更新プログラムの機能を含む累積的な更新プログラムです。さらに、この累積的な更新プログラムは、次の新たに報告された脆弱性を排除します。
| • | 攻撃者がユーザーのコンピュータで任意のコードを実行する可能性のある脆弱性 |
| • | 攻撃者がユーザーのコンピュータで任意のコードを保存する可能性のある脆弱性 |
| • | 攻撃者が Internet Explorer ウィンドウのアドレスバーで、間違った Web ページの場所を表示させる可能性のある脆弱性 |
主にどのコンピュータがこれらの脆弱性による危険にさらされますか?
Internet Explorer がインストールされているすべてのコンピュータがこの脆弱性による危険にさらされます。マイクロソフトは、この累積的な更新プログラムを、すべてのコンピュータに直ちにインストールすることを推奨します。しかし、この脆弱性が悪用され、悪質な操作が行われるには、ユーザーがログオンし、Internet Explorer を使用することが、攻撃者にとっての必要条件となります。したがって、Internet Explorer が積極的に使用されているコンピュータ (例 : ユーザーのワークステーション) が、最もこの脆弱性による危険にさらされます。Internet Explorer が積極的に使用されていないコンピュータ (例 : ほとんどのサーバー コンピュータ) が危険にさらされる可能性は低くなります。
この累積的な更新プログラムは Internet Explorer の機能に対する変更を含んでいますか?
はい。この Internet Explorer 用の累積的な更新プログラムは Internet Explorer のクリア テキスト認証の機能に対する変更も含んでいます。この累積的な更新プログラムは Microsoft Internet Explorer で、HTTP または HTTPS URL でのユーザー名およびパスワードの処理のサポートを削除します。この更新プログラムのインストール後、次の URL の構文は Internet Explorer または Windows Explorer でサポートされなくなります。
http(s)://username:password@server/resource.ext
この変更に関する詳細情報は、マイクロソフト サポート技術情報 834489 をご覧下さい。
さらに、この累積的な更新プログラムは XMLHTTP について、“username:password@host.com” への接続を無効にします。マイクロソフトは現在、この問題 (具体的には XMLHTTP) を解決する MSXML に対する更新プログラムを開発中です。詳細情報は、サポート技術情報 832414 をご覧下さい。
この累積的な更新プログラムはそのほかのセキュリティ上の変更を含みますか?
この累積的な更新プログラムは Internet Explorer 6 Service Pack 1 で行われた変更を改良します。これにより、インターネット セキュリティ ゾーン内の Web ページがローカル コンピュータ ゾーンに接続されることを防ぎます。この変更は、新しいクロス ドメインの脆弱性の可能性の影響を緩和するために導入されました。この累積的な更新プログラムに導入された変更は、Internet Explorer 6 Service Pack 1 の制限のさらに強化された点です。
Windows Server 2003 で Internet Explorer を実行していますが、この環境ではこれらの脆弱性は緩和されますか?
はい。既定で Windows Server 2003 の Internet Explorer は「セキュリティ強化の構成」と呼ばれる制限されたモードで実行されます。この構成は、「Travel Logのクロス ドメインの脆弱性」CAN-2003-1026 と「ドラッグ アンド ドロップ操作の脆弱性」CAN-2003-1027 の両方を緩和します。Windows Server 2003 のセキュリティ強化の構成は、「不適切な URL の正規化の脆弱性」CAN-2003-1025 は緩和しません。
Internet Explorer のセキュリティ強化の構成とは何ですか?
Internet Explorer のセキュリティ強化の構成は、ユーザーまたは管理者が悪質な Web コンテンツをサーバーにダウンロードし、実行する危険性を低減する Internet Explorer のあらかじめ構成された設定の集合体です。Internet Explorer のセキュリティ強化の構成は、インターネットオプションの [セキュリティ] タブの設定、[詳細設定] タブなどの多くのセキュリティ設定を変更することにより、このような危険性を低減します。重要な変更に、以下のようなものがあります。
| • | インターネットゾーンのセキュリティレベルを [高] に設定。この設定により、スクリプト、ActiveX コントロール、Microsoft 仮想マシン (Microsoft VM)、HTML コンテンツおよびファイル ダウンロードが無効にされます。 |
| • | イントラネットサイトの自動検出を無効に設定。この設定では、すべてのイントラネットの Web サイトおよびローカル イントラネット ゾーンに明示的に一覧されていない汎用名前付け規則 (UNC) のすべてのパスがインターネット ゾーンに割り当てられます。 |
| • | オンデマンドのインストールおよびマイクロソフト以外のブラウザ拡張を無効に設定。この設定は、Web ページが自動的にコンポーネントをインストールするのを防ぎ、マイクロソフト以外の拡張が実行されないようにします。 |
| • | マルチメディアコンテンツを無効に設定。この設定により、音楽、アニメーション、ビデオクリップが実行されなくなります。 |
Internet Explorer のセキュリティ強化の構成が無効にされている場合、これらの脆弱性の悪用を防ぐ防御策が削除されます。Internet Explorer のセキュリティ強化の構成に関する詳細は、以下のサイトの Internet Explorer のセキュリティ強化の構成の管理ガイドをご覧ください。
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/developers/iesecconfig.mspx
Windows Server 2003 で、その他に Internet Explorer のセキュリティ強化の構成が無効にされる構成はありますか?
はい、あります。Windows Server 2003 をターミナルサーバーとして展開しているシステム管理者が、ターミナルサーバーのユーザーが制限されていないモードで Internet Explorer を使用できるようにセキュリティ強化の構成を無効に設定している可能性があります。
CAN-2003-1026 : Travel Log のクロス ドメインの脆弱性により、リモートでコードが実行される
どのようなことが起こる可能性がありますか?
この脆弱性により、悪質な Web サイト オペレータが、Travel Log から、特別にフォーマットされたスクリプト URL を解析する時、特別に作成されたコードを挿入することにより、別のインターネットまたはイントラネット ドメイン、ユーザーのコンピュータの情報にアクセスする可能性があります。これにより、攻撃者がユーザーのコンピュータで任意の実行可能ファイルを実行する可能性があります。
何が原因で起こりますか?
Internet Explorer の Travel Log で、スクリプト URL を検証するために使用されるプロセスが原因となって、この脆弱性が起こります。
Internet Explorer の Travel Log とは何ですか?
Internet Explorer の Travel Log とは、Web ブラウザの制御について、ナビゲーション スタックを保持するインターフェースです。このスタックは、最近訪問された Web サイトの一覧を保持するために、Internet Explorer により使用されます。たとえば、Internet Explorer の [履歴] タブは、Travel Log からの情報に基づき成り立っています。Travel Log は、アドレス バーに表示するために、URL を検索する時にも使用されます。Travel Log インターフェースおよびそれがどのように Web ブラウザ制御に使用されているかは、詳細情報 MSDN (英語情報) をご覧下さい。
Internet Explorer が実装するクロスドメインセキュリティモデルとは何ですか?
ブラウザの主要なセキュリティ機能の 1 つは、同じ Web サイトからのウィンドウが互いに対話できるようにする一方、異なる Web サイトの管理によるブラウザウィンドウが互いに干渉しない、または互いのデータにアクセスしないようにすることです。協力するブラウザウィンドウと協力しないブラウザ ウィンドウを区別するために、「ドメイン」という概念が作られました。ドメインとはセキュリティの境界です。同じドメイン内で開かれているウィンドウは互いに対話することができますが、別のドメインからのウィンドウは互いに対話できません。クロスドメインセキュリティモデルとは別のドメインからのウィンドウが互いに干渉しないようにするセキュリティ アーキテクチャの一部です。
ドメインの最も簡単な例は Web サイトに関連しています。たとえば、ユーザーが http://www.microsoft.com を訪問し、http://www.microsoft.com/security へのウィンドウを開くとします。両方の Web サイトは同じドメインである http://www.microsoft.com に属しているため、互いに対話することができます。しかし、ユーザーが http://www.microsoft.com を訪問し、別の Web サイトへのウィンドウを開く場合、クロスドメインセキュリティ モデルにより、2 つのウィンドウは互いに保護されます。この概念はさらに進みます。たとえば、ユーザーのローカルコンピュータのファイルシステムもまたドメインです。このため、たとえば http://www.microsoft.com がウィンドウを開き、ユーザーにそのユーザーのハードドライブのファイルを表示することもできます。しかし、ユーザーのローカル ファイル システムはその Web サイトとは別のドメインに存在するため、クロスドメインセキュリティモデルは、その Web サイトが表示されているファイルを読み取らないようにする必要があります。
Internet Explorer のクロスドメインセキュリティ モデルは Internet Explorer のセキュリティ ゾーンの設定を使用して、構成することができます。
Internet Explorer のセキュリティゾーンとは何ですか?
Internet Explorer のセキュリティゾーンとは、オンライン コンテンツをカテゴリ、またはその信頼度に基づいたゾーンに分類するシステムです。特定の Web ドメインは、各ドメインのコンテンツがどの程度信頼されているかにより、ゾーンに割り当てられます。そしてゾーンは Web コンテンツの権限をそのゾーンのポリシーに基づき制限します。既定で、ほとんどのインターネットドメインは、スクリプトやそのほかのアクティブなコードがローカル コンピュータのリソースにアクセスすることを防ぐ既定のポリシーを持つ、インターネット ゾーンの一部として取り扱われます。
Internet Explorer がクロスドメインセキュリティを計算する方法の何が問題になっていますか?
Internet Explorer は、ある Web ページが別のセキュリティ ゾーンのリソースへのアクセスをリクエストする時にセキュリティを評価します。しかし、特別にフォーマットされたスクリプト URL が Travel Log から解析される場合のセキュリティの計算に使用されるプロセスに脆弱性が存在するため、攻撃者はセキュリティ チェックを無視することができます。
この脆弱性により、攻撃者は何ができる可能性がありますか?
攻撃者はこれらの脆弱性を悪用し、Web ページを作成し、ドメインの境界を越えてデータにアクセスする可能性があります。攻撃者により行なわれる可能性のある操作には、そのほかの Web サイトからの情報やコンピュータのローカル ファイルの情報へのアクセス、ローカル ファイル システムに既に存在する実行可能ファイルの実行などがあります。ユーザーのローカルファイル システムで攻撃者の任意の実行可能ファイルが実行される可能性もあります。
攻撃者はどのようにしてこの脆弱性を悪用する可能性がありますか?
悪質な Web ページまたは HTML 形式の電子メール メッセージを作成し、ユーザーにその Web ページを訪問する、または HTML 形式の電子メール メッセージを表示するよう誘導することにより、この脆弱性を悪用する可能性があります。ユーザーが Web ページを訪問、または電子メール メッセージを表示すると、攻撃者はマイ コンピュータ ゾーンのセキュリティ コンテキストでスクリプトを実行する可能性があります。
この累積的な更新プログラムは何を修正しますか?
この累積的な更新プログラムは、スクリプト URL が Travel Log から解析される時に、正しいクロス ドメイン セキュリティ チェックが行われるようにして、この脆弱性を解決します。
CAN-2003-1027 : 関数ポインタのドラッグ アンド ドロップ操作の脆弱性により、任意のコードがユーザーのコンピュータに保存される
どのようなことが起こる可能性がありますか?
この脆弱性は、関数ポインタで Internet Explorer のドラッグ アンド ドロップ イベントを使用することに関連します。この脆弱性により、ユーザーがリンクをクリックすると、ユーザーのコンピュータでファイルが保存される可能性があります。ユーザーにダウンロードを承認するよう要求するダイアログボックスは表示されません。この脆弱性が悪用されるには、この特定の脆弱性の悪用のためにデザインされたリンクを含む悪質な Web サイトをホストする、またはそのようなリンクを含む HTML 形式の電子メールを作成し、ユーザーにその Web サイトを訪問するよう誘導することが攻撃者にとっての必要条件となります。ユーザーがその Web ページを訪問、または電子メール メッセージを表示し、悪質なリンクをクリックすると、攻撃者の選択したコードがユーザーのコンピュータの標的となる場所に保存される可能性があります。
何が原因で起こりますか?
ドラッグ アンド ドロップ技術が、特定のダイナミック HTML (DHTML) イベントを検証するプロセスため、この脆弱性が起こります。この結果、ユーザーがリンクをクリックした後、ユーザーのコンピュータにファイルがダウンロードされる可能性があります。
DHTML イベントとは何ですか?
DHTML イベントとは DHTML オブジェクト モデルにより提供される特別な動作です。これらのイベントはスクリプトコードで使用され、Web サイトに動的なコンテンツを追加します。DHTML イベントに関する詳細は MSDN (英語情報) をご覧下さい。
攻撃者はこの脆弱性を悪用し、何を行なう可能性がありますか?
攻撃者はこの脆弱性を悪用し、攻撃者の任意のコードをユーザーのローカル ファイル システムに保存する可能性があります。この脆弱性が直接悪用されても、このコードは実行されませんが、コードが敏感な場所にドロップされた場合、またはユーザーが不注意にもそのファイルをクリックした場合、オペレーティングシステムがファイルを開く、または攻撃者のコードが実行される可能性があります。
攻撃者は、どのようにこの脆弱性を悪用する可能性がありますか?
この脆弱性が悪用されるには、この特定の脆弱性を悪用するようデザインされたリンクを持つ Web ページを含む Web サイトをホストする、またはそのようなリンクを持つ HTML 形式の電子メールを作成し、ユーザーにその Web サイトを訪問するよう誘導することが攻撃者にとっての必要条件となります。ユーザーが悪質なリンクをクリックすると、攻撃者の任意のコードがユーザーのコンピュータの標的となる場所に保存される可能性があります。
主に、どのコンピュータがこれらの脆弱性による危険にさらされますか?
Internet Explorer がインストールされているすべてのコンピュータがこの脆弱性による危険にさらされます。この累積的な更新プログラムを、すべてのコンピュータに直ちにインストールして下さい。しかし、これらの脆弱性が悪用され、悪質な操作が行われるには、ユーザーがログオンし、Internet Explorer を使用することが、攻撃者にとっての必要条件となります。したがって、Internet Explorer が積極的に使用されているコンピュータ (例 : ユーザーのワークステーション) が、最もこの脆弱性による危険にさらされます。Internet Explorer が積極的に使用されていないコンピュータ (例 : ほとんどのサーバー コンピュータ) が危険にさらされる可能性は低くなります。
この累積的な更新プログラムは何を修正しますか?
この累積的な更新プログラムは、DHTML イベント中、関数ポインタを使用するドラッグアンド ドロップ操作を正しく評価することにより、この脆弱性を修正します。
CAN-2003-1025 : 不適切な URL の正規化の脆弱性により、攻撃者が Web サイトを偽装する
どのようなことが起こる可能性がありますか?
現在訪問されている Web サイトを表示するために Internet Explorer が使用するアドレスに関連する脆弱性が存在します。この脆弱性により、Internet Explorer により実際に表示されている Web ページではない間違った URL が、アドレス バーに表示されます。たとえば、攻撃者は、ユーザーによりクリックされると、アドレス バーに http://www.tailspingtoys.com を表示しますが、実際は http://www.wingtiptoys.com などの別の Web サイトからのコンテンツを含むリンクを作成する可能性があります。(注 : これらの Web サイトは単に例として提供されており、どちらも http://www.microsoft.com にリダイレクトされます。)
何が原因で起こりますか?
Internet Explorer が HTTP URL 内の特別な文字を解析する時に起こる正規化のエラーにより、この脆弱性が起こります。
HTTP URL とは何ですか?
HTTP URL とは、HTTP を介し到達可能なリソースにアドレスを指定するために使用される Uniform Resource Locator です。URI の一般的な構文は RFC 2396 - Uniform Resource Identifiers (URI): Generic Syntax (英語情報) で定義されています。HTTP URL の特定の構文は RFC 2616 - Hypertext Transfer Protocol -- HTTP/1.1: (英語情報) で定義されています。
http_URL = "http:" "//" host [ ":" port ] [ abs_path [ "?" query ]]
攻撃者はこの脆弱性を悪用し、何を行なう可能性がありますか?
攻撃者はこの脆弱性を悪用し、ブラウザ ウィンドウに異なる Web サイトを表示し、攻撃者が選択した URL をアドレス バーに表示する Web ページを作成する可能性があります。この脆弱性により、攻撃者は正当な Web サイトを偽装する悪質な Web ページを作成する可能性があります。たとえば、攻撃者は、ユーザーのオンラインの電子メールサイトのように見える Web ページを作成する可能性があります。この Web ページは悪質な Web サイトにホストされていますが、攻撃者はこの脆弱性を悪用し、正当に見える URL をアドレス バーに表示する可能性があります。ユーザーは、この URL を見て、騙されて攻撃者の Web サイトに機密情報を提供する可能性があります。
攻撃者はどのようにしてこの脆弱性を悪用する可能性がありますか?
この脆弱性の 1 つが悪用されるには、特別に作成されたリンクを持つ Web ページを含む悪質な Web サイトをホストし、次にユーザーにそのリンクをクリックするよう誘導することが、攻撃者にとっての必要条件となります。また、攻撃者は、特別に作成されたリンクを持つ HTML 形式の電子メールを作成し、ユーザーにその HTML 形式の電子メール メッセージを表示し、悪質なリンクをクリックするよう誘導する可能性もあります。ユーザーがこのようなリンクをクリックすると、Internet Explorer ウィンドウが攻撃者の選択した HTTP URL で、アドレス バーで開かれる可能性があります。しかし、コンテンツは攻撃者の選択した Web サイトからのものでアドレスバーと異なります。
この累積的な更新プログラムは何を修正しますか?
この累積的な更新プログラムは Internet Explorer が URL の特別な文字を正しく解析し、正しいアドレスがアドレス バーに表示されるようにして、この脆弱性を修正します。また、この累積的な更新プログラムは、“username:password@” 形式を使用することにより、認証を実行する機能を削除することにより、Internet Explorer の HTTP URL の処理をさらに RFC 2616 - Hypertext Transfer Protocol -- HTTP/1.1: (英語情報) に準拠させます。この Internet Explorer の既定の動作の変更は、サポート技術情報 834489 で説明されています。