ASP.NET 2.0 の脆弱性により、情報漏えいが起こる (922770) (MS06-056)

公開日: 2006年10月11日 | 最終更新日: 2006年11月30日

概要 :

このセキュリティ情報の対象となるユーザー : Microsoft Windows .NET Framework 2.0 をご使用のお客様

脆弱性の影響 : 情報の漏えい

最大深刻度 : 警告

推奨する対応策 : お客様はセキュリティ更新プログラムの適用を検討してください。

含まれる過去のセキュリティ更新プログラム : なし

警告 : サポート技術情報 922770 には、このセキュリティ更新プログラムのインストール時に発生する可能性がある既知の問題に関して説明されています。 また、このサポート技術情報には、これらの問題に対する推奨される解決策に関する説明も記載されています。 詳細情報は、サポート技術情報 922770 をご覧ください。

テストしたソフトウェアおよび更新プログラムのダウンロード先 :

影響を受けるソフトウェア :

PC/AT および PC-9800MU

以下のオペレーティング システム バージョン用の .NET Framework 2.0:

Microsoft Windows 2000 Service Pack 4

Microsoft Windows XP Service Pack 1 または Microsoft Windows XP Service Pack 2

Microsoft Windows XP Professional x64 Edition

Microsoft Windows XP Tablet PC Edition

Microsoft Windows XP Media Center Edition

Microsoft Windows Server 2003 または Microsoft Windows Server 2003 Service Pack 1

Microsoft Windows Server 2003 with SP1 for Itanium-based Systems

Microsoft Windows Server 2003 x64 Edition

ダウンロード

Microsoft Update

影響を受けないソフトウェア:

Microsoft Windows Server 2003 for Itanium-based Systems

ダウンロードこのマークをクリックして、更新プログラムをダウンロードしてください。
更新プログラムをダウンロードおよびインストールする方法は、更新プログラムのダウンロード方法および更新プログラムのインストール方法をご覧ください。

Microsoft Updateこのマークの付いている更新プログラムは Microsoft Update からインストールすることもできます。
Microsoft Update の利用方法については以下のサイトを参照してください。

Microsoft Update 利用の手順
http://www.microsoft.com/japan/athome/security/update/j_musteps.mspx

テストした Microsoft Windows コンポーネント

影響を受けるコンポーネント:

Microsoft .NET Framework 2.0

影響を受けないコンポーネント :

Microsoft .NET Framework 1.0

Microsoft .NET Framework 1.1

上記のソフトウェアのテストを行い、この脆弱性による影響を評価しました。それ以外のバージョンに関してはセキュリティ更新プログラムのサポートに含まれていない、または影響を受けるものではありません。ご使用中の製品およびバージョンのサポートライフ サイクルを確認するためには、マイクロソフト サポート ライフサイクル の Web サイトをご覧下さい。

: Microsoft Windows Server 2003、Microsoft Windows Server 2003 Service Pack 1 および Microsoft Windows Server 2003 x64 Edition 用のセキュリティ更新プログラムは Microsoft Windows Server 2003 R2 にも適用してください。

詳細

要点

この更新プログラムは新たに確認され、非公開で報告された脆弱性を解決します。この脆弱性については、このセキュリティ情報の「脆弱性の詳細」の欄で説明しています。

この脆弱性により、攻撃者が情報に対して許可されないアクセスを取得する可能性があります。注: この脆弱性により、攻撃者は直接ユーザーの権限を昇格させるためにコードを実行することはできませんが、攻撃者はこの脆弱性を悪用し、影響を受けるコンピュータをさらに侵害するために情報を入手する可能性があります。

マイクロソフトは、お客様にこの更新プログラムを適用することを推奨します。

深刻度および脆弱性識別番号 :

脆弱性識別番号脆弱性の影響.NET Framework 2.0

.NET Framework 2.0 クロスサイト スクリプティングの脆弱性 - CVE-2006-3436

情報の漏えい

警告

このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問

なぜ Microsoft Windows Server 2003 for Itanium-based Systems は「影響を受けないソフトウェア」の欄に記載されているのですか?

Microsoft .NET Framework 2.0 は Microsoft Windows Server 2003 for Itanium-based systems にインストールされないためです。

なぜ Microsoft .NET Framework 2.0 Microsoft Windows Server 2003 for Itanium-based systems にインストールされないのですか?

Windows Installer 3.1 は Microsoft Windows Server 2003 for Itanium-based systems でサポートされていません。Windows Installer 3.1 は Windows Server 2003 with Service Pack 1 for Itanium-based systems でのみサポートされています。

このセキュリティ更新プログラムのインストール時に発生する可能性がある既知の問題には、どのようなものがありますか?

922770 で、この累積的なセキュリティ更新プログラムのインストール時に発生する可能性がある既知の問題に関して説明されています。 また、このサポート技術情報には、これらの問題に対する推奨される解決策に関する説明も記載されています。 詳細情報は、サポート技術情報 922770 をご覧ください。

マイクロソフト サポート技術情報 923100: セキュリティ情報 MS06-056 で説明されているセキュリティ更新プログラムをインストールできない、または "0x643" というエラー コードを受け取る

マイクロソフト サポート技術情報 923101: Windows Server 2003 を実行しているコンピュータにセキュリティ更新プログラム 917283 をインストールしようとするとエラー メッセージが表示される : "Error 1324. フォルダ パス「Program Files」に無効な文字が含まれています"

マイクロソフト サポート技術情報 929110: .NET Framework 2.0 用の更新プログラムのインストール後、大文字と小文字が区別されていたファイル システムで、大文字と小文字が区別されなくなる

Microsoft Windows NT Workstation 4.0 Service Pack 6a および Windows 2000 Service Pack 2 の延長されたセキュリティ更新プログラムのサポートは 2004 6 30 日に終了しました。Microsoft Windows NT 4.0 Server Service Pack 6a の延長されたセキュリティ更新プログラムのサポートは2004 12 31 日に終了しました。Microsoft Windows 2000 Service Pack 3 の延長されたセキュリティ更新プログラムのサポートは 2005 6 30 日に終了しました。これらのオペレーティングシステムのうちの 1 つを現在でも使用していますが、どうしたらよいですか?

Windows NT Workstation 4.0 Service Pack 6a、Windows NT Server 4.0 Server Service Pack 6a、Windows 2000 Service Pack 2 および Windows 2000 Service Pack 3 についてはライフ サイクルが終了しました。今後の脆弱性の影響を受ける可能性を防ぐため、これらのオペレーティング システムを使用しているお客様は、サポート対象のバージョンに移行することを強く推奨します。Windows 製品のサポート ライフサイクルに関する詳細情報は、マイクロソフト サポート ライフサイクル をご覧ください。これらのオペレーティングシステムのバージョンについて、延長されたセキュリティ更新プログラムのサポート期間に関する詳細情報は、マイクロソフト製品サポート サービス Web サイト をご覧ください。

これらの製品に関するカスタムサポートが必要なお客様は、担当営業、またはマイクロソフト アカウント チームの担当者、担当テクニカル アカウント マネージャ (TAM)、またはカスタム サポート オプションのマイクロソフト パートナー担当者までご連絡ください。プレミア契約をお持ちでないお客様は、マイクロソフトサポート契約センター (営業時間 9:30-12:00 13:00-19:00 土日祝祭日を除く TEL:0120-17-0196 FAX:03-5388-8253) までお問い合わせください。詳細情報は、Windows オペレーティング システム FAQ をご覧ください。

Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) を使用して、この更新プログラムが必要であるかどうかを確認することはできますか?

次の表にこのセキュリティ更新プログラムについての MBSA の検出の概要を記載します。

ソフトウェアMBSA 1.2.1Enterprise Update Scan Tool (EST)MBSA 2.0

.NET Framework 2.0

不可

MBSA に関する詳細は、MBSA Web サイト をご覧ください。Microsoft Update および MBSA 2.0 が現在検出しないプログラムに関する詳細情報は、サポート技術情報 895660 をご覧ください。
詳細情報は、サポート技術情報 910723 をご覧ください。

Enterprise Update Scan Tool (EST) とは何ですか?

セキュリティ情報として提供されるセキュリティ更新プログラムのための検出ツールを提供するというお約束の一部として、マイクロソフトは、スタンドアロンの検出ツールを提供します。これは Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) および Office 検出ツール (ODT) が MSRC のリリース サイクルで提供される更新プログラムが検出できない場合のためです。このスタンドアロン ツールは Enterprise Update Scanning Tool (EST) と呼ばれ、企業の管理者向けに設計されています。Enterprise Scan Tool のバージョンが、特定のセキュリティ情報向けに作成されると、お客様はそのツールをコマンド ライン インターフェイス (CLI) から実行し、XML 出力ファイルの結果を表示することができます。お客様がこのツールをよりよく活用していただけるように、ツールの詳細な説明が提供される予定です。また、SMS 管理者に統合されたエクスペリエンスを提供するツールのバージョンもあります。

Enterprise Update Scan Tool (EST) のバージョンを使用してこの更新プログラムが必要であるかどうかを確認することはできますか?

はい。マイクロソフトは、この更新プログラムを適用する必要があるかどうかを確認する Enterprise Scan Tool を作成しました。今月リリースの EST のバージョンに関する情報は、サポート技術情報 894193 をご覧ください。SMS および EST に関する詳細情報は、「よく寄せられる質問」の「Systems Management Server (SMS) を使用して、この更新プログラムが必要であるかどうかを確認することはできますか?」をご覧ください。

Systems Management Server (SMS) を使用して、この累積的な更新プログラムが必要であるかどうかを確認することはできますか?

次の表にこのセキュリティ更新プログラムについての SMS の検出の概要を記載します。

ソフトウェアSMS 2.0SMS 2003

.NET Framework 2.0

可 (EST 使用)

SMS は検出を行うために MBSA を使用します。このため、SMS は MBSA が検出しないプログラムに関し、このセキュリティ情報に記載されているものと同じ制限があります。

SMS 2.0 に関して、Security Update Inventory Tool が含まれている SMS SUS Feature Pack は、セキュリティ更新プログラムを検出するために SMS により使用されます。SMS SUIT は検出のために MBSA 1.2.1 エンジンを使用します。Security Update Inventory Tool に関する詳細は、次の マイクロソフトの Web サイト をご覧ください。Security Update Inventory Tool の制限に関する詳細情報は、サポート技術情報 306460 をご覧ください。また SMS SUS Feature Pack も Microsoft Office アプリケーションに必要な更新プログラムを検出するための Microsoft Office Inventory Tool が含まれています。

SMS 2003 に関して、SMS 2003 Inventory Tool for Microsoft Updates は、Microsoft Update により提供されるセキュリティ更新プログラムおよび Windows Server Update Services よりサポートされるセキュリティ更新プログラムを検出するために、SMS により使用されます。SMS 2003 Inventory Tool for Microsoft Updates に関する詳細は、次の Web サイト をご覧ください。また SMS 2003 も Microsoft Office Inventory Tool を使用して Microsoft Office アプリケーションに必要な更新プログラムを検出することができます。

SMS に関する詳細情報は、次の SMS Web サイト をご覧ください。

詳細情報は、サポート技術情報 910723 をご覧ください。

脆弱性の詳細

.NET Framework 2.0 クロスサイト スクリプティングの脆弱性 - CVE-2006-3436:

影響を受けるバージョンの .Net Framework 2.0 を実行するサーバーに存在するクロスサイト スクリプティングの脆弱性により、クライアント側のスクリプトがユーザーのブラウザに投入される可能性があります。スクリプトは影響を受ける Web サイトでコンテンツのなりすまし、情報の漏えいまたはユーザーに可能な任意の操作を行う可能性があります。攻撃者がこの脆弱性を悪用するには、ユーザーの操作が攻撃者側の必要条件となります。

「.NET Framework 2.0 クロスサイト スクリプティングの脆弱性」の問題を緩和する要素 - CVE-2006-3436:

Web ベースの攻撃シナリオでは、影響を受ける Web サーバーで、攻撃者がクライアント側のスクリプトをユーザーのブラウザに投入する可能性があります。スクリプトは影響を受ける Web サイトでコンテンツのなりすまし、情報の漏えいまたはユーザーに可能な任意の操作を行う可能性があります。攻撃者がこの脆弱性を悪用するには、ユーザーの操作が攻撃者側の必要条件となります。

既定では、.NET Framework 2.0 のコントロールは AutoPostBack のプロパティを "true" に設定していません。

「.NET Framework 2.0 クロスサイト スクリプティングの脆弱性」の回避策 - CVE-2006-3436:

マイクロソフトは次の回避策のテストを行いました。これらの回避策は根本的な脆弱性を修正しませんが、既知の攻撃方法を阻止する手助けとなります。回避策が機能の低下の原因となる場合、下記に示します。

.NET Framework 2.0 を実行しているコンピュータでは、ページのコントロールの AutoPostBack プロパティを "true" に設定しない

.NET Framework 2.0 が実行されているコンピュータでは、AutoPostBack は WebForm のコントロールのプロパティです。既定では、AutoPostBack のプロパティは "false" に設定されています。詳細情報は、サポート技術情報 328923 をご覧ください。

「.NET Framework 2.0 クロスサイト スクリプティングの脆弱性」のよく寄せられる質問 - CVE-2006-3436:

どのようなことが起こる可能性がありますか?

影響を受けるバージョンの .Net Framework 2.0 を実行するサーバーに存在するクロスサイト スクリプティングの脆弱性により、クライアント側のスクリプトがユーザーのブラウザに投入される可能性があります。脆弱性は ASP.NET コントロールに存在し、AutoPostBack のプロパティが "true" に設定される可能性があります。Web ベースの攻撃シナリオでは、侵害された Web サイトおよびユーザーが提供したコンテンツまたは広告を受け入れる、またはホストする Web サイトはこの脆弱性を悪用する可能性のある特別な細工のされたコンテンツを含む可能性があります。

スクリプトは Web サイトに許可された任意の操作をユーザーのコンピュータで実行する可能性があります。この操作には、Web セッションの監視、第三者への情報の転送、ユーザーのコンピュータでそのほかのコードの実行、Cookie の読み取りまたは書き込みなどが含まれる可能性があります。

何が原因で起こりますか?

.NET Framework 2.0 が HTTP の要求する値を検証する方法により、クロスサイト スクリプティング (XSS) の脆弱性が引き起こされます。

ASP.NET とは何ですか?

ASP.NET (英語情報) は .NET Framework (英語情報) の中の技術の集合体で、これにより、開発者は Web アプリケーションおよび XML Web サービスを構築することができます。

ASP.NET では、静的な HTML およびスクリプトの組み合わせを使用する従来の Web ページとは異なり、コンパイルされたイベント主導のページが使用されます。これにより、開発者は、Visual Basic または Visual C++ などの言語で構築されたアプリケーションに通常関連し、それらと同じ豊富な機能を持つ Web ベースのアプリケーションを構築することができます。ASP.NET は Web ベースのアプリケーション環境であるため、基本的な HTTP 機能を提供するために基本となる Web サーバーが必要となります。このため、ASP.NET は、Windows 2000 上の IIS 5.0、Windows XP 上のIIS 5.1、Windows Server 2003 上の IIS 6.0 上で実行されます。

AutoPostBack とは何ですか?

AutoPostBack はフォームのコントロールによりサポートされるプロパティです。このプロパティをサポートするコントロールを使用しているフォームはこのプロパティを "true" (既定値は "false" ) に設定可能であり、ユーザーがコントロールを操作する度にサーバーにポスト バックすることになります。

クロスサイトスクリプティングとは何ですか?

Cross-site scripting (XSS) は、攻撃者によりユーザーの Web サイトのセッションにスクリプト コードが「仕掛けられる」セキュリティの脆弱性です。この攻撃は HTML のページを動的に生成する Web サーバーに影響を与えます。これらのサーバーが、ブラウザに送り返す動的なページにブラウザ入力を組み込む場合、これらのサーバーは動的なページに悪質に提供されたコンテンツを含むように操作される可能性があります。これにより、悪意のあるスクリプトが実行されます。「信頼できる」と思われているサイトおよび頻繁に表示する Web サイトの状態を維持するための Cookie の使用により、この問題が継続して Web ブラウザに残る場合があります。XSS 攻撃は Web サイトのコンテンツを変更しません。その代わり、信頼されるサーバーに関連するコンテンツで、ブラウザで実行される新しい悪意のあるスクリプトが挿入されます。

クロスサイトスクリプティングはどのように行われるのですか?

Web ページはテキストおよび HTML のマークアップが含まれています。Text および HTML のマークアップはサーバーにより生成され、クライアントにより解釈されます。動的なページに信頼できないコンテンツが導入された場合、サーバーもクライアントもこの導入が実行されたと認識するための十分な情報を得ることができず、積極的な対策を取ることができません。

この脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか?

影響を受けるバージョンの .Net Framework 2.0 を実行するサーバーの脆弱性により、攻撃者はクライアント側のスクリプトをユーザーのブラウザに導入する可能性があります。スクリプトは影響を受ける Web サイトでコンテンツのなりすまし、情報の漏えいまたはユーザーに可能な任意の操作を行う可能性があります。攻撃者がこの脆弱性を悪用するには、ユーザーの操作が攻撃者側の必要条件となります。

どのような人物によりこの脆弱性が悪用される可能性がありますか?

電子メールの攻撃シナリオでは、攻撃者は特別な細工をした電子メール メッセージを、影響を受けるソフトウェア アプリケーションを実行しているサーバーのユーザーに送信することにより、この脆弱性を悪用する恐れがあります。次に攻撃者は、ユーザーが電子メール メッセージのリンクをクリックするように誘導する可能性があります。

Web ベースの攻撃シナリオでは、影響を受ける Web で、攻撃者がクライアント側のスクリプトをユーザーのブラウザに導入する可能性があります。スクリプトは影響を受ける Web サイトでコンテンツのなりすまし、情報の漏えいまたはユーザーに可能な任意の操作を行う可能性があります。攻撃者がこの脆弱性を悪用するには、ユーザーの操作が攻撃者側の必要条件となります。

主にどのコンピュータがこの脆弱性による危険にさらされますか?

インターネットに接続しているコンピュータが、主にこの脆弱性による危険にさらされます。また、ASP.NET を使用して、機密情報を含むデータをホストする内部の Web サイトがこの脆弱性による危険にさらされます。

この脆弱性がインターネットで悪用される可能性はありますか?

はい。攻撃者によりインターネットでこの脆弱性が悪用される可能性があります。

この更新プログラムはどのように問題を修正しますか?

この更新プログラムは ASP.NET が HTTP リクエストの値を検証する方法を変更することにより、この脆弱性を排除します。

このセキュリティ情報の公開時に、この脆弱性は一般に知られていましたか?

いいえ。マイクロソフトは信頼のおける情報元からこの脆弱性に関する情報を受けました。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が一般に知られていたという情報は受けていませんでした。

このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか?

いいえ。このセキュリティ情報が最初に公開された段階で、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用され、お客様が攻撃されたということを示す情報は受けておらず、また、公開された検証用コードのいかなる実例の存在も確認しておりません。

セキュリティ更新プログラムに関する情報

影響を受けるソフトウェア

以下の情報の中から、ご使用のプラットフォーム向けのセキュリティ更新プログラムに関する情報をご覧ください。

Microsoft .NET Framework version 2.0

必要条件

このセキュリティ更新プログラムは Microsoft .NET Framework version 2.0 が必要です。

Microsoft Windows Installer 3.1 がインストールされている必要があります。Windows インストーラの最新バージョンをインストールするためには、次の Web サイトをご覧ください。

Windows Installer 3.1 Redistributable (v2)

この修正を含む予定のサービスパック

この問題に対する修正は今後リリースされるサービス パックに含まれる予定です。

インストールに関する情報

このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。

サポートされているセキュリティ更新プログラムのインストールスイッチ
スイッチ説明

/help

インストール メッセージの一覧を表示します。

セットアップ モード 

/q[n|b|r|f]

ユーザー インターフェイスのレベルを設定します。
n - ユーザー対話なし
b - 基本的なユーザー対話
r - 低減されたユーザー対話
f - 完全なユーザー対話 (既定)

インストール オプション 

/extract [ディレクトリ]

指定されたディレクトリにパッケージを抽出します。

再起動オプション 

/norestart

インストールの完了後、再起動しません。

/forcerestart

インストール後、再起動します。

/promptrestart

再起動が必要なときに確認メッセージを表示します。

ログのオプション 

/l[i|w|e|a|r|u|c|m|o|p|v|x|+|!|*] <ログファイル>

i - ステータス メッセージ
w - 致命的でない警告
e - すべてのエラー メッセージ
a - 動作のスタート アップ
r - 特定のアクションの記録
u - ユーザー リクエスト
c - 初期の UI のパラメータ
m - メモリ以外または致命的な終了情報
o - ディスクのスペース範囲外のメッセージ
p - ターミナル プロパティ
v - 詳細なアウトプット
x - デバッグの追加情報
+ - 既存のログ ファイルへの追加
! - ログに各行をフラッシュする
* - すべての情報を記録 (v および x のオプションを除く)

/log <ログファイル>

/l* <ログファイル> と同じ。

: これらのスイッチを 1 つのコマンドに組み込むことができます。サポートされるインストール スイッチに関する詳細は、マイクロソフト サポート技術情報 824687 をご覧ください。Windows インストーラに関する詳細情報は、MSDN Windows インストーラの Web サイトをご覧ください。

適用に関する情報

ユーザーの操作なしでセキュリティ更新プログラムをインストールするためには、コマンド プロンプトで次のコマンドを使用してください。

NDP20-KB922770-X86 /qn

NDP20-KB922770-X64 /qn

NDP20-KB922770-IA64 /qn

: /qn スイッチを使用すると、すべてのメッセージが表示されなくなります。これは、エラー メッセージを表示しなくなることも含みます。管理者は /qn スイッチを使用する場合、インストールが正常に完了したことを確認するためにサポートされている方法の 1 つを使用してください。

コンピュータを強制的に再起動せずにセキュリティ更新プログラムをインストールするためには、コマンド プロンプトで次のコマンドを使用してください。

NDP20-KB922770-X86 /norestart

NDP20-KB922770-X64 /norestart

NDP20-KB922770-IA64 /norestart

Software Update Services でこのセキュリティ更新プログラムを適用する方法に関する情報は、次のマイクロソフトの Web サイトをご覧ください。

Microsoft Software Update Services (SUS)

Windows Server Update Services でこのセキュリティ更新プログラムを適用する方法に関する情報は、次のマイクロソフトの Web サイトをご覧ください。

Windows Server Update Services 製品概要

このセキュリティ更新プログラムは Microsoft Update からも入手できます。

再起動の必要性

このセキュリティ更新プログラムは再起動を必要としません。インストーラによって、必要なサービスが停止され、更新プログラムが適用され、サービスが再起動します。しかし、何らかの理由により、必要なサービスが停止されない場合、または必要なファイルが使用中の場合、この更新プログラムを適用すると、再起動が要求されます。この動作が起きた場合、再起動するメッセージが表示されます。

再起動が必要になる可能性を低減する手助けとするために、このセキュリティ更新プログラムをインストールする前に、すべての影響を受けるサービスを停止し、影響を受けるファイルを使用している可能性のあるすべてのアプリケーションを閉じてください。再起動が必要となる理由に関する詳細情報は、サポート技術情報 887012 をご覧ください。

削除に関する情報

この更新プログラムを削除するためには、[コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除] を使用してください。

ファイルに関する情報

この更新プログラムの日本語版のファイル属性 (またはそれ以降) は次のとおりです。

Microsoft .NET Framework version 2.0:

ファイル名バージョン日付時間サイズ

aspnet_wp.exe

2.0.50727.210

2006/9/12

17:10

23,040

webengine.dll

2.0.50727.210

2006/9/12

17:10

300,032

System.Web.dll

2.0.50727.210

2006/9/12

17:11

5,029,888

Windows Server, 2003 Enterprise Edition for Itanium-based Systems、Windows Server 2003, Datacenter Edition for Itanium-based Systems、Windows Server 2003, Enterprise Edition with SP1 for Itanium-based Systems および Windows Server 2003, Datacenter Edition with SP1 for Itanium-based Systems 用の Microsoft .NET Framework version 2.0:

ファイル名バージョン日付時間サイズ

aspnet_wp.exe

2.0.50727.210

2006/9/11

21:18

73,728

aspnet_wp.exe

2.0.50727.210

2006/9/12

17:10

23,040

webengine.dll

2.0.50727.210

2006/9/11

21:18

868,864

webengine.dll

2.0.50727.210

2006/9/12

17:10

300,032

system.web.dll

2.0.50727.210

2006/9/12

1:24

4,599,808

system.web.dll

2.0.50727.210

2006/9/12

17:11

5,029,888

Windows Server 2003, Standard x64 Edition、Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition、Windows Server 2003, Datacenter x64 Edition、Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition、Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition および Windows Server 2003 R2, Datacenter x64 Edition 用の Microsoft .NET Framework version 2.0:

ファイル名バージョン日付時間サイズ

aspnet_wp.exe

2.0.50727.210

2006/9/11

21:11

34,816

aspnet_wp.exe

2.0.50727.210

2006/9/12

17:10

23,040

webengine.dll

2.0.50727.210

2006/9/11

21:11

540,672

webengine.dll

2.0.50727.210

2006/9/12

17:10

300,032

system.web.dll

2.0.50727.210

2006/9/12

0:32

4,964,352

system.web.dll

2.0.50727.210

2006/9/12

17:11

5,029,888

更新プログラムが適用されたかどうかを確認する方法

ファイルバージョンの確認

: Microsoft Windows にはいくつかのバージョンがあるため、次のステップは使用中のコンピュータにより異なる場合があります。その場合、製品の説明書をご覧ください。

1.

[スタート] をクリックし、次に [検索] をクリックします。

2.

[検索結果] のウィンドウの [検索コンパニオン] の下の [ファイルとフォルダすべて] をクリックします。

3.

[ファイル名のすべてまたは一部] のボックスで、適切なファイル情報の表からファイル名を入力し、次に [検索] をクリックします。

4.

ファイルの一覧で、適切なファイル情報の表からファイル名を右クリックし、次に [プロパティ] をクリックします。

: インストールされているオペレーティングシステムまたはプログラムのバージョンにより、ファイル情報の表に記載されているファイルで、インストールされないものがある場合もあります。

5.

[バージョン情報] タブで、適切なファイル情報の表に記載されているバージョンと比較し、コンピュータにインストールされているファイルのバージョンを確認します。

: ファイルのバージョン以外の属性はインストール中に変更される場合があります。そのほかのファイルの属性をファイル情報の表の情報と比較することは、更新プログラムが正しくインストールされたことを確認する方法としてサポートされていません。また、ファイル名がインストール中に変更される場合があります。ファイルまたはバージョンの情報が存在しない場合、その他の方法によって更新プログラムが正しくインストールされたことを確認してください。

謝辞

この問題を連絡し、顧客の保護に協力して下さった下記の方に対し、マイクロソフトは深い 謝意 を表します。

「LASTFOCUS とクロスサイト スクリプティングの脆弱性」 - CVE-2006-3436 を報告してくださった Ernst & Young's Advanced Security Center の Jaswinder Hayre 氏

他のセキュリティ更新プログラムの入手先 :

他のセキュリティ問題を解決する更新プログラムは以下のサイトから入手できます。

セキュリティ更新プログラムは マイクロソフト ダウンロード センター からダウンロードすることができます。「security_patch」 のキーワード探索によって容易に見つけることができます。

コンシューマ プラットフォーム用の更新プログラムは、Microsoft Update Web サイトからダウンロードできます。

その他のセキュリティ情報 :

Microsoft TechNet Security センター では、製品に関するセキュリティ情報を提供しています。

TechNet Update Management Center

Microsoft Software Update Services

Windows Server Update Services

Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) : http://www.microsoft.com/japan/technet/security/tools/mbsahome.mspx MBSA ツールのセキュリティ更新プログラムの検出に関する制限は http://support.microsoft.com/kb/306460 をご覧ください。

Windows Update : http://windowsupdate.microsoft.com

Microsoft Update : http://update.microsoft.com/microsoftupdate

Windows Update カタログ : 「アップデートのカタログ」の関連情報を参照するには、サポート技術情報 323166 をご覧ください。

Office のアップデート : http://office.microsoft.com/officeupdate/

Software Update Services (SUS) :

Microsoft Software Update Services (SUS) は、最新の重要な更新プログラムを適用し、Windows ベースのシステムを最新の状態に維持するプロセスを大幅に簡素化する目的で開発されました。SUS により、重要な更新プログラムを Windows 2000 や Windows Server 2003 ベースのサーバー、ならびに Windows 2000 Professional や Windows XP Professional を実行するデスクトップ コンピュータへ迅速かつ確実に配布することができます。Software Update Services に関するより詳細な情報は以下をご覧ください:

http://www.microsoft.com/japan/windows2000/windowsupdate/sus/

Windows Server Update Services (WSUS):

Windows Server Update Services (WSUS) を使用することにより、管理者は Windows 2000 オペレーティング システムおよびそれ以降、Office XP およびそれ以降、Windows 2000 およびそれ以降のオペレーティングシステムに対する Exchange Server 2003 および SQL Server 2000 用の最新の重要な更新プログラムおよびセキュリティ更新プログラムを迅速に、かつ確実に適用することができます。Windows Server Update Services でこのセキュリティ更新プログラムを適用する方法に関する情報は、次のマイクロソフトの Web サイト をご覧ください。Windows Server Update Services 製品概要

Systems Management Server (SMS) :

Microsoft Systems Management Server (SMS) は更新プログラムを管理するための、構成可能なエンタープライズ ソリューションを提供します。SMS により、管理者はセキュリティ更新プログラムを必要とする Windows ベースのコンピュータを識別し、エンタープライズ全体で、エンド ユーザーへの中断を最小限にして、これらの更新プログラムの制御された適用を実行することができます。セキュリティ更新プログラムを適用するための SMS 2003 の使用方法に関する詳細情報は SMS 2003 セキュリティ パッチ管理 Web サイト をご覧下さい。SMS 2.0 ユーザーもまた、Software Updates Service Feature Pack を活用して、セキュリティ更新プログラムの適用を支援することができます。SMS に関する情報は SMS の Web サイト をご覧下さい。

: SMS は Microsoft Baseline Security Analyzer および Microsoft Office 検出ツールおよび Enterprise Scan Tool を活用してセキュリティ情報で提供された更新プログラムの検出と適用について広範なサポートを提供します。これらのツールにより検出されないソフトウェアの更新プログラムもあります。管理者は、特定のコンピュータへの更新プログラムを対象とし、これらの場合に SMS のインベントリ機能を使用することができます。この手順に関する詳細情報は、こちらの Web サイト (英語情報) をご覧下さい。コンピュータの再起動後、管理者権限を必要とするセキュリティ更新プログラムもあります。管理者は、SMS 2.0 Administration Feature Pack の上位権利での展開ツール (SMS Administration Feature Pack (英語情報) および SMS 2.0 Administration Feature Pack でご利用可能です) は、これらの更新プログラムのインストールに使用することができます。

サポート :

セキュリティ関連、およびセキュリティ更新プログラムに関するご質問や、ご不明な点などありましたら、マイクロソフト セキュリティ情報センターまでご連絡ください。
マイクロソフト セキュリティ情報センター

その他、製品に関するご質問は、マイクロソフト プロダクト サポートまでご連絡ください。マイクロソフトでは、お問い合わせの内容が弊社製品の不具合が原因である場合、無償またはインシデントの未消費にてサポートをご提供いたします。
マイクロソフト プロダクト サポートへの連絡方法はこちらをご覧ください。

詳細情報 :

US マイクロソフトセキュリティ情報(MS06-056)
http://www.microsoft.com/technet/security/bulletin/ms06-056.mspx

サポート技術情報 (KB) 文書番号 :922770
[MS06-056] ASP.NET 2.0 の脆弱性により、情報漏えいが起こる

更新履歴 :

2006/10/11: このセキュリティ情報ページを公開しました。

2006/10/12: このセキュリティ情報ページの「警告」欄および「このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)」の欄の「このセキュリティ更新プログラムのインストール時に発生する可能性がある既知の問題にはどのようなものがありますか?」を更新しました。

2006/10/26: このセキュリティ情報ページを更新し、「影響を受けないソフトウェア」の欄を追加し Microsoft Windows Server 2003 for Itanium-based Systems を記載しました。 また、「このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問」に「なぜ Microsoft Windows Server 2003 for Itanium-based Systems は「影響を受けないソフトウェア」の欄に記載されているのですか?」および「なぜ Microsoft .NET Framework 2.0 は Microsoft Windows Server 2003 for Itanium-based systems にインストールされないのですか?」の質問と回答を追加しました。

2006/11/30: このセキュリティ情報ページの「このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)」の欄の「このセキュリティ更新プログラムのインストール時に発生する可能性がある既知の問題にはどのようなものがありますか?」を更新しました。

本セキュリティ情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。


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