マルウェアは通常、コンピュータのオペレーティング システムを標的とします。Windows は広く普及しているオペレーティング システムのため、長い間マルウェアの主な標的となってきました。ただし最近では、他のオペレーティング システムを標的とするマルウェアも増えています。また、多くのマルウェアは、マイクロソフト製およびサードパーティ製のアプリケーションも標的としています。ウイルス対策アプリケーションを標的とするものさえあります。このため、使用しているオペレーティング システムとアプリケーションの両方を最新の状態に維持することが重要です。 ほとんどのマルウェアはコンピュータを標的としていますが、標的となるのはコンピュータだけではありません。携帯情報端末 (PDA)、携帯ゲーム端末、携帯電話端末などの携帯端末も標的となっています。 マルウェアの中には、標的コンピュータに特定のアプリケーションをインストールしてからでないと機能しないものもあります。ただし、大量のインターネット詐欺とフィッシング攻撃により、コンピュータ ユーザーがこのようなアプリケーションをうっかりインストールしてしまうことがあります。多くの場合、ユーザーをだましてマルウェアを実行させるのは、自動実行するしくみを開発するよりも簡単です。このため、組織内のスタッフとマネージャに対して時間をかけてトレーニングを実施し、インターネット詐欺とフィッシング攻撃について理解してもらうようにすることが重要です。 トピックパフォーマンス問題の検査ご使用のコンピュータでは既に、ウイルス対策アプリケーションとスパイウェア対策アプリケーションを常時実行して、マルウェアをリアルタイムでスキャンし、検出時に警告メッセージを表示するようにしているとは思いますが、異常な動作やシステムの動作速度の低下に気付いた場合には、いつでもシステム全体をスキャンすることができます。 コンピュータがマルウェアに感染している可能性を示す主なパフォーマンス問題を、次に示します。 | • | コンピュータの動作速度がいつもより遅い。 | | • | コンピュータがプログラムまたはシステム コマンドに応答しないことが頻繁にある。 | | • | コンピュータが動作しなくなり、再起動しなければならないことがよくある。 | | • | コンピュータが勝手に再起動され、その後正常に動作しない。 | | • | コンピュータ上でアプリケーションが正常に動作しない。 | | • | コンピュータ上のディスクまたはディスク ドライブにアクセスできない。 | | • | 正常に印刷できない。 | | • | 見慣れないエラー メッセージやポップアップ ウィンドウが表示される。 | | • | メニューやダイアログ ボックスが歪んで表示される。 | | • | インターネット ブラウザで設定していたホーム ページが突然変わる。 | | • | コンピュータ上の管理共有にアクセスできない。 | | • | 空きディスク領域が減っているが、原因がわからない。 |
これらは、コンピュータ上にマルウェアが存在している可能性を示す異常な現象の一例です。このようなパフォーマンス問題が発生した場合、システム全体をスキャンし、マルウェアに感染しているかどうかを調べることができます。  注 : このようなパフォーマンス問題が発生している場合でも、マルウェアに感染しているとは限りません。アプリケーションの設定ミスやソフトウェアのバグによっても、このようなパフォーマンス問題が発生することがあります。マルウェア攻撃との誤認識を避けるためには、オペレーティング システムとアプリケーションに最新のセキュリティ更新プログラムと Service Pack を適用し、また、アプリケーションが正常に動作するよう十分な容量の RAM を搭載する必要があります。
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