Windows Vista Hardware Assessment ウィザードを使用する前に、ウィザードで実行される評価のプロセスおよび評価で使用されるテクノロジについて、十分に理解しておく必要があります。 Windows Vista Hardware Assessment 2.1 のダウンロード ※ Windows Hardware Assessment Tool version 2.1 はダウンロード画面は英語で表示されますが、日本語 OS 上にインストールの後、ユーザー インターフェース、レポート内容は自動的に日本語に変換されます。 トピック基本要件Windows Vista Hardware Assessment で使用されるインベントリ テクノロジでは、インベントリ収集を行うコンピュータに直接ネットワーク接続する必要があります。インベントリ収集と評価で効果と効率を上げるには、次の対処を実行します。 | • | ネットワークに関する既知の問題が存在する場合や、ネットワークの変更を計画している場合は、対処が済んだ後でインベントリ収集を実行します。たとえば、IP アドレスのスキームを再構築する計画がある場合は、その作業を完了した後でウィザードを実行してください。 | | • | ウィザードを実行するために、適切な資格情報を用意します。インベントリ収集のウィザードでは、評価情報の取得に Windows Management Instrumentation (WMI) を使用します。WMI は、インベントリ収集対象のコンピュータでローカル管理者権限を持つアカウントを使用します。 | | • | インベントリ収集対象のすべてのコンピュータとデバイスの電源がオンになっており、ネットワークに接続されていることを確認します。ユーザーに対しては、インベントリ収集が予定されている時間帯にはコンピュータの電源はオンのままにしておくように通知します。ログオフはかまいませんが、電源は切らないように伝えます。 |
Windows ネットワーク プロトコルワークグループおよび Windows NT® 4.0 ドメイン内のコンピュータを検出する場合は、ウィザードで Windows ネットワーク プロトコルのオプションを使用できます。この方法では、ネットワーク上のコンピュータの検出にコンピュータ ブラウザ サービスを使用します。 コンピュータ ブラウザ サービスは、ネットワーク セグメント (ブロードキャスト ドメイン) 間では効率的に機能しません。この方法でワークグループ内のコンピュータを検出するには、インベントリ収集を実行するコンピュータをサブネットに接続し、サブネットごとにウィザードを再実行します。なお、Windows NT 4.0 ドメインに参加しているコンピュータの検出を行う場合は、個々のネットワーク サブネットごとにウィザードを再実行して接続する必要はありません。 コンピュータ ブラウザ サービスは、サーバー メッセージ ブロック (SMB) を介して実装されます。SMB は、ファイルとプリンタの共有プロトコルによって有効化されるため、各コンピュータのネットワーク アダプタ上で、"Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンタ共有" サービスと "Microsoft ネットワーク用クライアント" サービスを有効にしておく必要があります。 新しいコンピュータや電源がオンにされたばかりのコンピュータは、すべての参照マスタ (コンピュータの一覧を管理するコンピュータ) に登録、公開されるまでに、最大で 15 分かかる場合があります。すべてのコンピュータがオンになるまで、インベントリ収集は開始しないでください。 メモ コンピュータ ブラウザ サービスのトラブルシューティングについては、http://support.microsoft.com/kb/188305 を参照してください。 Active Directory ドメイン サービスコンピュータとデバイスが Windows 2000 Server または Windows Server® 2003 のいずれかの Active Directory® フォレストに参加している場合は、Active Directory ベースのインベントリ収集を実行して、Active Directory からコンピュータの一覧を取得します。Windows ネットワーク プロトコルのオプションが使用できない場合に、インベントリ収集に要する時間を短縮できます。 この方法では、ウィザードはドメイン コントローラへの接続を試行し、ドメインに対してコンピュータの一覧をクエリします。ウィザードを実行しているコンピュータ上のネットワーク アダプタは、動的ホスト構成プロトコル (DHCP) を使用して、クエリされるドメイン コントローラのあるネットワークに接続するように構成する必要があります。ウィザードでは、Active Directory に接続するための資格情報を入力する必要があります。既定では、すべてのドメイン ユーザー アカウントが、ドメイン コントローラに接続し、コンピュータの一覧をクエリするための適切なアクセス権を所有しています。  注 : Active Directory ベースのインベントリ収集では、最大で、Active Directory ドメイン内の 25,000 のコンピュータ オブジェクトに対する結果が返されます。90 日以上ログオンしていないコンピュータは、この上限の対象とはなりません。 Windows Management Instrumentation (WMI)WMI プロトコルは、コンピュータ ハードウェアとデバイスの詳細情報の収集に使用されるテクノロジです。Windows Vista Hardware Assessment ウィザードには WMI を使用しないオプションは存在しません。 WMI ベースのインベントリ収集は、ウィザードが起動している間は常に実行されます。 リモート接続して WMI ベースのインベントリを実行するには、実行対象のコンピュータのローカル管理者グループに属しているアカウントが必要です。ほとんどのネットワークでは、ネットワーク管理者が、環境内のすべてのコンピュータに対するローカル管理者グループ メンバーとしてのドメインまたはローカルのアカウントを所有しています。Windows ドメイン環境では、コンピュータがドメインに参加したときに、コンピュータ上のローカル管理者グループに Domain Admins セキュリティ グループが既定で追加されます。 次の表は、Windows Vista Hardware Assessment ウィザードで共通して適用される WMI のすべての考慮事項を示します。 表 1. WMI の考慮事項 ローカル アカウントに対するパスワードの設定 | コンピュータがワークグループ内に存在し、インベントリ収集に使用されるローカル アカウントにパスワードが設定されていない場合、ログオンは既定でコンソールのみに限定されます。コンピュータで WMI ベースのインベントリ収集を実行するには、ローカル アカウントがローカル管理者グループのメンバーであり、定義済みのパスワードを所有している必要があります。 | ネットワーク アクセス ポリシーの設定 | コンピュータがワークグループ内に存在する場合は、ローカル コンピュータ上で、"ネットワーク アクセス: ローカル アカウントの共有とセキュリティ モデル" ポリシー設定を "Guest のみ" から "クラシック" に手動で変更する必要があります。詳細については、http://technet2.microsoft.com/WindowsServer/en/library/c63ec62e-cc31-4c12-96a7-dbd8089ad6971033.mspx?mfr=true を参照してください。 | ファイルとプリンタ共有の有効化 | インベントリ収集の対象となるコンピュータ上で、"Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンタ共有" および "Microsoft ネットワーク用クライアント" オプションを有効にしておく必要があります。これは、ネットワーク アダプタのプロパティ ページで設定できます。通常は、Windows のインストール時に既定で有効になります。 | リモート管理の例外の有効化 | Windows ファイアウォールが有効になっている場合、コンピュータに対して、"リモート管理の例外" を有効にする必要があります。これは、TCP ポート 135 を開く例外です。別のホスト ファイアウォールがインストールされている場合は、このポートを通過するネットワーク トラフィックを許可する必要があります。 | ファイルとプリンタ共有の例外の有効化 | Windows ファイアウォールが有効になっている場合、コンピュータに対して、"ファイルとプリンタ共有" の例外を有効にする必要があります。これは、TCP ポート 139 と 445、UDP ポート 137 と 138 を開く例外です。別のホスト ファイアウォールがインストールされている場合は、これらのポートを通過するネットワーク トラフィックを許可する必要があります。 | その他の WMI 接続情報の指定 | ホスト ベースおよびソフトウェア ベースのファイアウォール製品の多くは、コンピュータ上のネットワーク アダプタ間の DCOM トラフィックをブロックします。たとえば、Microsoft Internet Security and Acceleration (ISA) ファイアウォール サービスを実行しているコンピュータに接続しようとすると、通常、リモートの WMI 接続は失敗します。リモートの WMI アクセスを有効にするには、ファイアウォールを実行しているコンピュータ上で、"リモート管理" と "ファイルとプリンタ共有" の例外に関する説明で示した TCP ポートと UDP ポートを開いておきます。 |
 重要 : Windows ファイアウォールは、WMI 経由で認証を行いコンピュータに接続するリモート要求を、既定でブロックするように設定されています。この後のセクションで、Active Directory グループ ポリシーとスクリプト可能なコマンドを使用して、必要な例外を有効にする方法について説明します。 Active Directory の環境グループ ポリシー エディタを使用して、評価を実行するコンピュータが属する組織単位 (OU) のポリシーを編集します。グループ ポリシー エディタの使用手順については、http://support.microsoft.com/kb/307882 を参照してください。 1. | グループ ポリシー エディタを使用して、[コンピュータの構成]、[Windows の設定]、[セキュリティの設定]、[ローカル ポリシー]、[セキュリティ オプション] の順にクリックします。[ネットワーク アクセス: ローカル アカウントの共有とセキュリティ モデル] で、[クラシック – ローカル ユーザーがローカル ユーザーとして認証する] をクリックします。 | 2. | グループ ポリシー エディタを使用して、[コンピュータの構成]、[管理用テンプレート]、[ネットワーク]、[ネットワーク接続]、[Windows ファイアウォール]、[ドメイン プロファイル] の順にクリックします。 | 3. | [Windows ファイアウォール: リモート管理の例外を許可する] で、[有効] をクリックします。[要請されない着信メッセージを許可するアドレス] に、インベントリ収集を実行するコンピュータの IP アドレスまたはサブネットを入力します。 | 4. | [Windows ファイアウォール: ファイルとプリンタの共有の例外を許可する] で、[有効] をクリックします。[要請されない着信メッセージを許可するアドレス] に、インベントリ収集を実行するコンピュータの IP アドレスまたはサブネットを入力します。 |
ポリシーの変更を保存した後、ポリシー設定がクライアント コンピュータに適用されるまで待機する必要があります。所要時間は最大 2 時間です。 ワークグループと Windows NT 4.0 ドメインワークグループ内のコンピュータでは、各コンピュータを手動で設定する必要があります。Windows NT 4.0 ドメイン内のコンピュータでは、ログオン スクリプトを使用して、Windows ファイアウォールの例外を設定します。 1. | インベントリ収集するコンピュータの [管理ツール] メニューからローカル セキュリティ ポリシー ツールを開き、[セキュリティの設定]、[ローカル ポリシー]、[セキュリティ オプション] の順にクリックします。[ネットワーク アクセス: ローカル アカウントの共有とセキュリティ モデル] で、[クラシック – ローカル ユーザーがローカル ユーザーとして認証する] をクリックします。 | 2. | リモート管理の例外を有効にするには、次のコマンドを手動、または各コンピュータのログオン スクリプトから実行します: netsh firewall add portopening protocol=tcp port=135 name=DCOM_TCP135 | 3. | ファイルとプリンタ共有の例外を有効にするには、次のコマンドを手動、または各コンピュータのログオン スクリプトから実行します:netsh firewall set service type = fileandprintmode = enableprofile = all |
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