更新プログラムとは

この Web ページでは、更新プログラムについての基本情報を Windows Server Update Services (WSUS) との関連において説明します。

更新プログラムは、コンピュータにインストールされたソフトウェアを修正、またはファイル全体を置き換えるプログラムです。Microsoft Update で入手できるすべての更新プログラムは、2 つのコンポーネントで構成されています。

"メタデータ" は、更新プログラムに関する情報を提供します。たとえば、適用可能な製品とプラットフォーム、新規の更新プログラムか改訂版かどうか、ダウンロードする言語など、メタデータは更新プログラムのプロパティに関する情報を提供します。メタデータには、エンドユーザー使用許諾契約書 (EULA) も含まれます。通常、更新プログラムをダウンロードすると、実際の更新ファイル パッケージと比較して、メタデータ パッケージはサイズがかなり小さくなっています。

"更新ファイル" は、コンピュータにインストールされるバイナリ形式の実際の更新ファイルです。

更新プログラムが WSUS サーバーに同期されると、メタデータと更新ファイルは別々の場所に保存されます。メタデータは、WSUS データベースに保存されます。更新ファイルは、WSUS コンソールで設定したコンテンツの保存オプションに応じて、WSUS サーバーに保存するか、Microsoft Update サーバーから取得するように指定できます。

WSUS での更新プログラムの保存オプションの詳細については、「Deploying Microsoft Windows Server Update Services」(英語) を参照してください。

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製品およびクラス別の更新プログラムの一覧

更新プログラムは製品別に入手できます。製品ごとに、更新プログラムはクラス別に分類されています。

"製品" は、Microsoft Windows Server 2003 Datacenter Edition などのように、特定のエディションのオペレーティング システムまたはアプリケーションです。製品ファミリは、製品のベースとなるオペレーティング システムまたはアプリケーションです。たとえば、Microsoft Windows は製品ファミリであり、Microsoft Windows Server 2003 Datacenter Edition はそのメンバです。

更新プログラムの "クラス" は、更新プログラムの種類を表します。指定した製品または製品ファミリに基づいて、複数のクラスの更新プログラムを選択できます。たとえば、Windows XP ファミリの重要な更新プログラムおよびセキュリティ更新プログラムのように指定できます。更新プログラムの分類の定義については、「マイクロソフトのソフトウェアの更新で使用される一般的な用語の説明」を参照してください。

: WSUS は、コンピュータごとの製品の更新のみサポートします。ユーザーごとの更新はサポートされません。

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製品別の利用可能な更新プログラム

WSUS で現在サポートされている製品、選択できるクラス、および各製品の更新プログラムに関する既知の問題については、「Products Supported by WSUS」(英語) を参照してください。

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WSUS と Microsoft Update の連携

WSUS を使用する場合は、WSUS コンソールで製品、更新プログラムのクラス、言語などの同期オプションを設定し、Microsoft Update へは直接アクセスしません。WSUS コンソールで設定したコンテンツ保存オプションの指定に基づいて、WSUS が Microsoft Update と直接通信を行い、更新プログラムのメタデータと更新ファイルを取得します。

すべての更新プログラムの同期を WSUS コンソールで管理します。TechNet の Windows Server Update Services ページの更新プログラム ニュースのセクションに、Windows および Windows 以外の更新プログラムの一覧へのリンクがあります。ここでは、最近公開された新しい更新プログラム、改訂された更新プログラム、または再リリースされた更新プログラムを簡単に見つけることができます。これを使用して、WSUS で同期する更新プログラムを決定できます。

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更新プログラムの改訂と再リリース

更新プログラムの改訂版は、前回の公開以降に変更が加えられた更新プログラムのバージョンです。たとえば、使用許諾契約書 (EULA)、UI テキスト、コンピュータの適用規則が更新されていたり、サポート言語や実際の更新ファイルが変更されていることがあります。

新しい更新プログラムの改訂版を自動的に承認するように WSUS サーバーを設定すると、WSUS サーバーにアクセスしたクライアント コンピュータは、事前に承認済みの更新プログラムの最新バージョンを確実に入手できます。

改訂されたすべての更新プログラムを検証する場合は、最新の改訂版を手動で承認する必要があります。このアプローチは、次のシナリオで選択される場合があります。

リリースされた更新プログラムの改訂版では、バイナリ ファイルが変更されているため、クライアント コンピュータに自動的にインストールされる前に更新プログラムをテストする場合。

改訂された更新プログラムの変更が、ネットワークの特定のコンピュータだけに適用される場合。たとえば、改訂された更新プログラムは、Microsoft Windows 2003 オペレーティング システムの問題を解決するが、Windows 2000 オペレーティング システムを実行しているコンピュータには作用せず、ネットワークに Windows 2000 と Windows 2003 オペレーティング システムが混在している場合。

更新プログラムの "再リリース" は、期限切れになった更新プログラムを置換します。

インストールした更新プログラムが改訂または再リリースされた場合は、TechNet の WSUS ページの更新プログラムに関する説明と展開情報のコラム、および「マイクロソフトのソフトウェアの更新で使用される一般的な用語の説明」を読み、更新プログラムの改訂または再リリースの公開に対するアクションが必要かどうかを確認します。

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優先する更新プログラムと優先される更新プログラム

通常、他の更新プログラムに優先する更新プログラムは、次の 1 つまたは複数のことを行います。

前にリリースされた 1 つまたは複数の更新プログラムで提供された修正を強化、向上、または追加します。

更新プログラムのインストールが承認された場合にクライアント コンピュータにインストールされる更新ファイル パッケージの効率を向上します。たとえば、優先される (新版に取って代わられる) 更新プログラムには、新しい更新プログラムでサポートされる修正やオペレーティング システムには関係のないファイルが含まれている可能性がありますが、優先する更新プログラムのファイル パッケージには、これらのファイルは含まれていません。

より新しいバージョンの製品を更新します。つまり、優先する更新プログラムは、古いバージョンや古い構成の製品には適用されません。また、更新プログラムの言語サポートが変更されて拡張された場合も、他の更新プログラムに優先することがあります。たとえば、新しく改訂された Microsoft Office 製品の更新プログラムでは、古いオペレーティング システムに対するサポートが削除され、最初にリリースされた更新プログラムに新しい言語に対するサポートが追加されている場合があります。

反対に、別の更新プログラムに優先される (取って代わられる) 更新プログラムは、次のことを行います。

優先する更新プログラムと同様の脆弱性を修正します。ただし、優先する更新プログラムは、優先される更新プログラムが提供する修正を強化したり、クライアント コンピュータへの適用性を変更したりする場合があります。

古いバージョンや古い構成の製品を更新します。

WSUS コンソールでは、WSUS の更新プログラム ページに、前のバージョンと優先関係がある更新プログラムが明確に示されます。また、[詳細] タブには、"優先する更新プログラム" と "優先しない更新プログラム" の状況、および各更新プログラムの詳細が記述されたサポート技術情報へのリンクが含まれます。

WSUS は、優先される更新プログラムを自動的に拒否しません。また、優先される更新プログラムを拒否して、新しい優先する更新プログラムを採用する必要があるとは判断しないでください。優先される更新プログラムを拒否する前に、どのクライアント コンピュータでも必要でないことを確認してください。次の 3 つのシナリオは、優先される更新プログラムのインストールが必要になる場合を示しています。

優先する更新プログラムが新しいバージョンのオペレーティング システムのみをサポートし、一部のクライアント コンピュータが前のバージョンのオペレーティング システムを実行している場合。

優先される更新プログラムと比較して、優先する更新プログラムの適用が制限されており、一部のクライアント コンピュータに対応していない場合。

新しい変更により、前にリリースされた更新プログラムに優先する更新プログラムでなくなった場合。優先する更新プログラムは、各リリースでの変更によって、前のバージョンに優先する更新プログラムでなくなる可能性があります。

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優先する更新プログラムの承認

通常、優先する更新プログラムでは、以前にリリースされた優先される更新プログラムで提供された修正が強化されているため、最初に、新しい更新プログラムに対応するクライアント コンピュータの台数を確認し、そこから前のリリースに戻ることをお勧めします。次のプロセスを使用してください。

優先する更新プログラムを承認するには

更新プログラムが提供する修正が適切であるすべてのコンピュータに対して優先する更新プログラムのインストールを承認します。

承認操作を行った後、コンピュータへの適用状況を確認します。更新状態が [不要] と表示されているコンピュータがどれであるかを確認し、それらのコンピュータのプロパティを更新プログラムのプロパティと比較します。

更新プログラムのプロパティの情報を使用して、以前にリリースされたどのバージョンの更新プログラムが利用可能であるかを判断します。たとえば、WSUS 2.0 では、[詳細] タブの [この更新が次の更新に優先] の内容を参照し、該当する項目がある場合は、[説明] とサポート技術情報番号を確認します。

以前にリリースされた優先される更新プログラムについての情報を取得します (プロパティを表示するなど)。

残りのクライアント コンピュータに適切と思われる優先される更新プログラムが見つかった場合、その更新プログラムのインストールを承認します。

すべてのクライアント コンピュータに目的の修正が適用されて更新されるまで、このプロセスを繰り返します。

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有効期限が切れた更新プログラム

有効期限が切れた更新プログラムは、マイクロソフトが失効させた更新プログラムです。または、期限切れになる更新プログラムで提供された機能や適用性が、別の更新プログラム (新規または改訂) のリリースによって修正または拡張され、新版に取って代わられた更新プログラムのことを表す場合もあります。この場合は、優先する更新プログラムを承認して期限切れの更新プログラムと置き換える必要があります。期限の切れた更新プログラムは、検出の承認やインストールの承認の対象とはなりません。


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