レビュー日 : 2008 年 7 月 8 日
64 ビット バージョンの Microsoft Windows オペレーティング システムを実行する Intel Itanium ベースのシステムでは、ACPI 2.0 64 ビット固定テーブルをサポートする必要があります。Windows XP と Windows Server 2003 は、0.71 中間テーブルをサポートしません。ACPI 2.0 固定テーブルでは、名前空間を変更しなくても 64 ビットのアドレス指定が可能です。つまり、ACPI 1.0 の名前空間がそのまま有効となります。
注 : ハードウェアの Windows ロゴ プログラムでは、Itanium ベースのシステムが ACPI 2.0 固定テーブルをサポートする必要があります。
64 ビット システムに対応するため ACPI 2.0 に追加された内容は、一般に既存テーブルの最後に加えられているため、ACPI 1.0b との下位互換性は確保されています。
ACPI 2.0 仕様の要件を満たすには、Itanium ベースのシステムで下記のテーブルを追加または更新する必要があります。
| • | Root System Description Pointer (RSDP) Structure |
| • | Fixed ACPI Description Table (FADT) |
| • | Firmware ACPI Control Structure (FACS) |
| • | Multiple APIC Description Table (MADT) |
| • | Extended System Description Table (XSDT) |
注 :Itanium ベースのシステムは、ACPI 2.0 RSDP Structure に対して、新たな拡張ファームウェア インターフェイス (EFI) GUID を使用する必要があります。ACPI 2.0 RSDP Structure ポインタの EFI GUID は、次のとおりです。
8868E871-E4F1-11d3-BC22-0080C73C8881
『ACPI 2.0 Specification』のセクション 5.2.4.2 を参照してください。この仕様は、次の Web サイトで入手できます。
ACPI web site ![]()
RSDP Structure は、『ACPI 2.0 Specification』のセクション 5.2.4.3 で定義されているとおりに実装する必要があります。ACPI 2.0 で、Length、XsdtAddress、Extended Checksum、および Reserved の各フィールドが追加されました。XsdtAddress フィールドは、Extended Root System Description Table (XSDT) の 64 ビット アドレスを指定する 8 バイトのフィールドです。Revision フィールドは必ず 2 に設定します。
『ACPI 2.0 Specification』では FADT が拡張されています。セクション 5.2.8 を参照してください。現在、予約済みフィールドの大部分が使用されています。リセットをサポートするフィールドと、Generic Addressing Structure (GAS) フォーマットを使用して拡張アドレス指定をサポートするフィールドが追加されました。
X_Firmware_Waking_Vector フィールドが FACS に追加されました。X_Firmware_Waking_Vector は、Firmware Waking Vector の 64 ビット物理アドレスであり、GAS を使用して報告されます。『ACPI 2.0 Specification』のセクション 5.2.9 を参照してください。
『ACPI 2.0 Specification』のセクション 5.2.10.4 で定義されている MADT では、新たな APIC 構造体エントリが追加されています。新たなエントリとは、Local APIC Address Override Structure、I/O SAPIC、Local SAPIC、および Platform Interrupt Sources です。
『ACPI 2.0 Specification』のセクション 5.2.7 では、XSDT が追加されました。XSDT は RSDT と同じ機能を持っていますが、32 ビットを超える DESCRIPTION HEADER の物理アドレスを格納できます。