Audio Fidelity テスト

最終更新日: 2008年6月18日

Windows Vista ロゴ プロラムの Audio Fidelity に関するポリシー

Microsoft では、システム メーカーからのフィードバックに基づき、Audio Fidelity テスト (SYSFUND-0118 および SYSFUND-0127) の適用開始日を、米国時間 (PST) の 2007 年 6 月 1 日に延長しました。この延長により、システム メーカーは、これらの要件を満すための準備を時間的余裕を持って進めながら、Windows Vista の製品販売時までに、自社システムに対して Windows Vista のロゴ (Premium または Basic) を取得しておくことができます。2007 年 6 月 1 日以前にシステムのサブミッションを申請する場合も、Audio Fidelity テスト結果のログは必要ですが、その時点でテストに Pass している必要はありません。

このポリシーは、Windows Vista ロゴ プログラムのシステム サブミッションに適用されます。システム サブミッションのテスト ログは、Windows Vista クライアントの SKU* で動作する Windows Driver Test Manager (DTM) を使用して生成されます。関連のある Windows Logo Program Version 3.0 の要件は、SYSFUND-0118 (Premium) および SYSFUND-0127 (Basic) です。

期間 : このポリシーは、Windows Vista RC1 での Windows Vista ロゴ プログラムの開始時から、2007 年 6 月 1 日まで有効です。

*Windows Vista クライアント SKU には、下記のバージョンの Windows Vista オペレーティング システムが含まれます。

Windows Vista Home Basic

Windows Vista Home Premium

Windows Vista Ultimate

Windows Vista Business

Windows Vista Enterprise

概要

ハードウェアの Windows Vista ロゴ プログラム (WLP 3.0) には、Windows Vista の Audio Fidelity に関して、Premium ロゴ要件 (SYSFUND-0118) と Basic ロゴ要件 (SYSFUND-0127) という 2 つの要件が指定されています。これらの要件では、Windows Vista を搭載した PC のオーディオの品質、すなわち Audio Fidelity に対する最低限の基準を設けています。Windows Vista のリリースに向けて、Audio Fidelity の要件を満たしているかどうかを検証するため、DTM に新しいテスト スイートが導入されました。これらのテスト スイートでは、Audio Precision (AP) SYS-2722 オーディオ アナライザというテスト装置が必要です。

なお、Fidelity 値のサブセットは、Windows XP のロゴ要件 (WLP 2.2) で定義されていましたが、ハードウェア互換性テスト (HCT) キットでは検証されませんでした。

Microsoft では、システム メーカーからのフィードバックに基づき、システムのサブミッションの申請時に、そのシステムが Audio Fidelity の要件を満たしているかどうかを検証するためのテスト結果を、別の方法で提出できるようにしました。

Microsoft では、この水準のオーディオ テストが、自社システムのオーディオ ソリューションを出荷するパートナーに影響を与えることを認識しています。しかし、Windows Vista のタイミングにおいて、Audio Fidelity を向上することは非常に重要であり、共通のお客様にメリットをもたらします。この構想に基づき、短期的な障害を克服するための取り組みを続けて長期的な利益を得ることをお勧めします。

DTM Audio テストのサブミッションに関するオプション

Microsoft では、Audio Fidelity の要件の導入以来、業界パートナーと対話してきました。そして、いくつかの要因が Audio Fidelity に関するロゴ要件の積極的な適用を困難にしている、ということで意見が一致しました。たとえば、テスト機器のコスト、テストの入手方法、リソース、およびこのテストによるパートナーへの影響です。Microsoft では、一時的にこれらの負担を軽減するために、Audio Fidelity の要件の適用開始を 2007 年 6 月 1 日まで延長します。それ以降は、Audio Fidelity テスト に Fail したログを含んだサブミッションは受け付けられません。2007 年 6 月 1 日以降のすべてのサブミッションでは、Audio Fidelity テストに Pass したことを示す完全なログを提出する必要があります。つまり、現時点では Audio Fidelity テストに Pass する必要はありませんが、オーディオ ソリューションを搭載して出荷されるシステムのサブミッションの申請時には、Audio Fidelity テストのログを含める必要があります。

Windows Vista RC1 で最初にリリースされる DTM の Audio Fidelity テストでは、ライン出力ジャックを検証します。Microsoft では、ライン出力ジャックを検証するために、オーディオ アナライザで使用されるテストを開発しました (オーディオ アナライザの詳細については、下記を参照)。システム メーカー各社には、DTM とこのハードウェアを使用して、特定の PC のオーディオ実装を検証する必要があります。Windows Vista RC1 で Windows Vista ロゴ プログラムのシステム サブミッションが開始されるときに、システム メーカー各社には、オプション 1 とオプション 2 のいずれかを利用できます。適用されるその他すべてのオーディオ テストは、Pass する必要があります。

Audio Fidelity テストのログは、下記オプションのいずれかを使用して提出する必要があります。

オプション 1 – 自社テスト
サード パーティの支援なしで、オーディオ アナライザ ハードウェアを使用してシステム サブミッションのテストを完了し、テストに Pass する

AP マシンを購入します。特定のコンピュータ要件については、下記に概説してあります。

Audio Fidelity テストを実行します。

Audio Fidelity テストの結果を提出します。

オプション 2 – 第三者機関によるテスト
DTM 機能を使用して外部リソースから Audio Fidelity テストのログをインポートする

下記からログをインポートします。

1.

デバイスまたはマザーボードのメーカー

2.

サード パーティのテスト機関

3.

ハードウェア メーカーまたはコーデック メーカー

4.

AP マシンおよび DTM を利用できるその他のテスト施設

インポートされたログ ファイルには、同一の 4 つの部分からなるオーディオの PNPID とピン構成が含まれている必要があります。

サード パーティのテスト機関の一覧は、この Web ページで提供される予定です。

オーディオ品質についての専門家からの一言

Microsoft Windows Vista は、今日のお客様が望んでいる最新のマルチメディア エクスペリエンスをサポートするように設計されています。それによって、ほとんどの場合は充実したすばらしいオーディオ エクスペリエンスがもたらされますが、一部のハードウェア構成では満足のゆくオーディオ エクスペリエンスを実現できません。Microsoft は、"Designed for Windows" ロゴ プログラムを通して、高品質のオーディオ エクスペリエンスを提供するために投資をしている業界パートナーを認定したいと考えています。Microsoft は、オーディオ品質基準の向上を求め続ける業界パートナーに報いる手段としての Audio Hardware テストの要件を今後拡充する予定です。

Windows Vista がリリースされるまでにオーディオ ソリューションを成功させることには、5 つの大きなメリットがあります。

ハードウェアの検出しやすさ。論理デバイスとして構成可能な、Windows Vista でエンド ユーザーが公開および容易に識別できるオーディオ入出力デバイスとポート。

ハードウェアの拡張性。長期間にわたり使用され、エンド ユーザーに対して新しく魅力的なシナリオを実現する今後のオーディオ ソリューションのベースとなる、標準的な設計。

ソフトウェア インフラストラクチャの安定性。WaveRT およびシステム エフェクト インフラストラクチャ。

ハードウェアおよびソフトウェアの品質。忠実さ、待機時間、および エラー回復力。

接続の可能性。オーディオ コンテンツをストリームおよびキャプチャする新しい方法。

オーディオは Windows に統合された機能であるため、Audio Fidelity は Windows エクスペリエンス全体に影響を与えます。Audio Fidelity のレベルは、コンシューマ用電子機器 (CE) デバイスが達成したレベルよりも低下してきています。オーディオの品質低下は明白で、Windows ユーザーは、そのことに注目しています。

エンド ユーザーに直接影響する 3 つの異なる評価指標を測定します。

ダイナミック レンジ – 知覚品質

THD+N – 聴き手の疲労

周波数特性 - 認識のしやすさ

最新の Audio Fidelity テスト

Fidelity テストでは、オーディオ デバイスが、高品質のオーディオ再生を実現するためのロゴ要件を満たしていることを検証します。このテストでは、システムのアナログ出力ジャックに接続された Audio Precision System Two デバイスによって分析されるトーンを再生します。下記の 4 つのテスト ケースは、Basic ロゴ用と Premium ロゴ用の両方の DTM に含まれています。

1.

Output Level テストでは、デジタルのフル スケール信号が再生され、その信号が Windows ロゴ プログラム (WLP) の Device Fidelity 要件の Full-Scale Output Voltage 要件を満たしていることを確認します。

2.

Dynamic Range テストでは、AES-17 に従って信号のある状態でノイズ レベルを測定し、その測定結果が WLP Device Fidelity 要件の Dynamic Range 要件を満たしていることを確認します。

3.

THD+N テストでは、THD+N を測定し、その測定結果を WLP Device Fidelity 要件のドキュメントに従って確認します。

4.

Magnitude Response テストでは、デバイスの周波数応答を測定し、WLP Device Fidelity 要件の Magnitude Response 要件を満たしていることを確認します。

5.

Phase Delay Test は、デバイス上のマルチチャンネル ストリームのチャンネル間の位相差を測定し、これらが WLP Device Fidelity 要件の Phase Delay 要件を満たすことを確認します。

Audio Precision コンピュータの要件

Fidelity Test では、Audio Precision 2700 シリーズのコンピュータが必要です。これは、少なくとも下記のモジュールとフィルタを含んでいる必要があります。

1.

キャプチャ テスト用のアナログ ジェネレータ

2.

レンダ テスト用のアナログ アナライザ

3.

AES-17 フィルタ パッケージ

4.

A-weight フィルタ

具体的には、デジタル アナライザ、デジタル ジェネレータ、デジタル シグナル プロセッサは、Audio Fidelity Test には不要です。

AP モデル 2702、2712、2722 (A-weight と AES-17 フィルタ パッケージがインストールされたモデル) は、これらの要件を満たします。

Audio Fidelity テストのテスト ログのインポート

Windows Logo Kit (WLK) の Audio Fidelity テストにおいて、外部のテスト機関などからログ ファイルをインポートしようと考えているシステム メーカーは、下記のテスト機関を利用することが可能です。これらのテスト機関は、オーディオとシステム テスト用に、Audio Precision アナライザを備えています。

注 : 下記は、情報提供の目的のためのみに記載されています。明示または黙示に関わらず、これらの情報について Microsoft はいかなる責任も負わないものとします。すべての URL およびその他の Web サイト参照は、予告なしに変更される可能性があります。お客様がこの情報を利用した結果の影響については、お客様が負うものとします。

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+49 (0)30 254 593 699 (Fax)

今後の Audio Fidelity テストに関するお知らせ

Windows ロゴ要件には、今後リリースされる DTM でテストされるその他の値に対する Audio Fidelity の数値も指定されています。Fidelity テストでは、システムの入力ジャックと出力ジャックの両方が検証され、このテストには必ず Pass しなければなりません。ロゴ要件への準拠について検証する DTM の次回の更新版は、2007 年 6 月の、次の要件の発行日にリリースされる予定です。

今後は、システム デバイス構成が同一の場合も含めて、同一システムのテスト ログの提出が必要になる予定です。それが、お勧めのインポート シナリオです。

詳細 :

Windows Logo Program Requirements Version 3.1: http://www.microsoft.com/japan/whdc/winlogo/hwrequirements.mspx

セットアップの検証の詳細 : DCOM が正常に動作していることを確認するには、http://support.microsoft.com/kb/259011/ja から DCOMTest.exe をダウンロードして、このページに記載されている指示に従ってください。
失敗したタスクのタスク エラー ログは、DTMsupp@microsoft.com に送信されます。

WHDC オーディオのホーム ページ: http://www.microsoft.com/japan/whdc/device/audio/default.mspx

追加の Fidelity テストのドキュメントは、DTM ヘルプ ドキュメントの一部として入手可能です。


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