 |  |
| ■ | Windows 3.1 は マイクロソフト株式会社にとって、初の自社ブランド OS パッケージ。マイクロソフト株式会社が現在のビジネス スタイルを確立するきっかけとなった製品でもあった。 |
|
渡部:
マーケティング面でも、Windows 3.1 はマイクロソフト株式会社にとってターニング ポイントとなる製品でしたね。
 小川: “笑ってお仕事”キャンペーンはマイクロソフト株式会社にとっても初めて経験する本格的なキャンペーンでした。当時の古川社長が壇上で、“今からインストールを始めます”と言ってパッケージを開封し、インストールを実演するという、あの高輪プリンスホテルでのラウンチイベントは印象的でしたね。
 渡部:
意外にインストールに時間がかかったことを覚えています(笑)
 御代:あのときの古川さんは、大画面に映し出された“ファイルを読み込んでいます”というメッセージを背にして、大熱演でしたね(笑)
 渡部:
あの“笑ってお仕事”というコピーは、どういった経緯で決まったのでしょうか?
 小川:確かいくつかあった候補の中から選んだんですよね?
 御代:当時のマイクロソフト株式会社の社風には、いいものをどんどん出して、仕事をも楽しむというような風潮がありましたから。"笑ってお仕事"というコピーは当時のうちの姿勢そのものをメッセージしていたんだと思います。我々と言えば、ネクタイを締めている社員はほとんどいませんでしたし、ジーパンしか穿かないようなプログラマーがビジネスにも使えるソフトを作ってる。そんな感じでしたね。
 渡部:
ラウンチ後もいろいろご苦労があったと思いますが、いかがでしょうか?
 御代:なんと言っても Windows 3.1 は、最初の自社ブランドのパッケージ製品だったので、社員全員の思い入れは強かったですね。それまではすべて OEM 先の製品でしたが、日本では初めてマイクロソフトの Windows パッケージが店頭に並んだのですから。
当時は、自分たちが Windows を広めているという意識が強くありました。なんたって、"Windows なんてまだダメだよ"って馬鹿にされていた時代からずっとやっていたわけですから。社員全員が伝道師となり、マーケティング部長自らが全国行脚に出向いて、会社にはほとんどいませんでした。
 小川:
Windows のラウンチは今でも会社の一大事ですが、当時は本当の意味で社員全員のイベントでしたね。
もっとも当時はそれほど多くの製品もありませんでしたし、営業のみならず、他部署の人たちも現場に顔を出していました。 |
今でこそ、パソコン上でのインターネットやマルチメディアは当たり前のように利用されているが、ほんの十数年前には、まだまだ夢の最先端技術だった。
しかし、そうした技術を身近なものと感じさせてくれるきっかけが Windows 3.1 の登場だった。アプリケーション間でのカット アンド ペーストなど、今では当たり前となったほとんどの技術が、Windows 3.1 と共にやってきたといっても過言ではない。 そして、Microsoft が Windows 3.1 で培った経験は、その数年後、社会現象とまでなった Windows 95 のリリースという形で実を結ぶのである。 |
「 Turning Point − 日本で最初の Windows パッケージ製品 Microsoft Windows 3.1 」 終わり
|
|
|
 |
| 座談会 出演者 |  | 渡部 信彦(モデレータ)
デベロッパー&プラットフォーム統括本部 コミュニティ エンゲージメント推進部 ニュースグループ サポートグループ マネージャ
月刊 Windows マガジン誌元編集長。Windows の初期のころから日本や世界での Windows に関する情報についての第一人者。 現在はパートナー向け無償テクニカル サポートおよび「答えてねっと」の運用・プランニングを兼務。 |
|  | 御代 茂樹
インテル アライアンスグループ シニアマネージャ

1993 年から 2003 年まで Windows のプロダクト マネージャを担当。Windows 95、Windows NT 4.0、Windows 2000、Windows Me、Windows XP、Windows Tablet PC Edition、Windows Media Center Edition など多くの Windows 製品の発売を手がけた。 現在はインテルとのアライアンスを担当。
|
|  | 小川 秀人
業務執行役員 東日本営業本部 本部長
Microsoft に入社 15 年目 Windows が世間に認知される前から営業として活動。
現在は北海道から名古屋までの東日本エリアの営業所を取りまとめ、地域に密着した活動を行っている。
|  |
|