Windows XP Embedded シェルの作成

はじめに

公開日: 2006年11月20日

対象: Microsoft® Windows® XP Embedded
Component Designer
Target Designer

概要: Windows XP Embedded シェル コンポーネントのビルド方法を学びます。カスタム シェル コンポーネントは、標準のエクスプローラ シェルと同じ方法で選択できます。カスタム シェルを使用すると、機能が固定されたデバイスを作成できます。

*
トピック
はじめにはじめに

はじめに

Microsoft® Windows® XP Embedded は、特定のデバイス向けのコンポーネントとテクノロジを含ませてカスタマイズしたオペレーティング システムのイメージをビルドする機能を提供します。イメージには、カスタマイズしたデバイス ドライバとアプリケーションを含めることができ、さらに場合によっては、Windows XP Embedded デバイスをブートして直接カスタマイズしたアプリケーションやシェルを動作させることも可能です。この機能により、ユーザーがアプリケーションを切り替えたり、コントロール パネルを操作したり、デバイスのファイル システムを設定することを防止できます。リテール POS (RPOS) デバイスでは、ブートするだけで直接 RPOS アプリケーションを起動できます。

Windows XP Embedded は多くの標準「シェル」を提供します。これらのシェルとして、Command Shell、Explorer Shell、Task Manager Shellなどがあります。これら各シェルは Target Designer 内でコンポーネントとして利用可能で、Software | System | User Interface | Shells の下にあります。

カスタム シェル コンポーネントの作成には、いくつかのステップが必要です。一般に、コンポーネントは、実行形式ファイルや、それに必要なダイナミック リンク ライブラリ (DLL)、レジストリ項目、リソースを含み、Windows XP Embedded の他のオプションのコンポーネントに依存しているものもあります。多くの場合、カスタム シェル コンポーネントはカスタム アプリケーションであり、インストーラ プログラムが添付されているでしょう。この場合、アプリケーションが正しく動作するために必要なファイルとレジストリ項目を調べる必要があります。この作業は、シェル コンポーネントを作成する前に、エクスプローラ シェルを使って行う必要があり、さらにアプリケーションのスタンドアロン コンポーネントを作成する必要があります。その後、Regmon や Filemon (http://www.sysinternals.com から入手可能) のようなツールを使って、アプリケーション コンポーネントをデバッグします。カスタム コンポーネントの開発については、Windows XP Embedded の関連記事、Windows XP Embedded 用カスタム コンポーネントの作成 を参照してください。

カスタム シェルに必要なファイルとレジストリ コンポーネントを調べた後の、シェル コンポーネントの作成の手順は簡単です。この文書では、架空の会社 Northwind Traders 向けの RPOS アプリケーションを、カスタム シェル アプリケーションの例として使います。アプリケーションは Microsoft Visual Studio .NET を使って作成されており、Message Queuing (MSMQ) を使ってバックエンド サーバーと通信します。この文書では、シェル コンポーネントの作成に焦点を当てます。


**
**