Microsoft Windows XP Embedded は、Microsoft Windows XP Professional がもつ安定性、セキュリティ、豊富な機能の数々を組み込みデバイスにもたらします。Windows XP Embedded は Windows XP Professional オペレーティング システムのコンポーネント化されたバージョンであり、組み込みデバイス用に構築されたものです。Windows ベースのアプリケーションは Windows XP Embedded 上で実行できますので、組み込みアプリケーション開発者は Windows XP Professional の開発者と同様に一連の Windows API を使用してアプリケーションを記述することができます。 ただし、Windows XP Embedded と Windows XP Professional にはいくつかの相違点があります。もっとも重要な点は、Windows XP Embedded が組み込みデバイスを構築するアプリケーション開発者とOEMの取り組みを支援するため、組み込みデバイス向けに設計されている点です。Windows XP Embedded には、POS システム、Windows ベース端末、キオスクといった組み込みシナリオを支援するソリューションがあります。 コンポーネント化によって、固有機能のデバイスを構築しやすく、目的のランタイム(実行時)イメージのフットプリント(稼働時のメモリ使用量)を縮小しやすくなります。Windows XP Embedded を使用すれば、デバイスに必要な Windows コンポーネントだけを搭載したランタイムイメージを構築することができます。必要な依存関係をランタイム イメージに含めている限りは、そのアプリケーションを実行するのに必要なアプリケーション互換性が保てます。 またコンポーネント化によって表面積の狭い実行時 OS を設計することにより、セキュリティのリスクも軽減しやすくなります。ランタイム イメージのフットプリントが小型になればなるほど、OS の表面積も減ります。つまり、表面積が減れば減るほど、侵入されるリスクもより軽減されるのです。例えば、ネットワーク機能を必要としない場合、ネットワーク コンポーネントをランタイム イメージから排除することができます。 このホワイト ペーパーでは、Windows XP Embedded が提供する特有の組み込みシナリオとソリューションについて説明していきます。また、Windows XP Embedded にはない Windows XP Professional の機能のいくつかについても説明していきます。
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