Windows エクスペリエンス インデックス
Windows エクスペリエンス インデックスは、ご使用の PC 上での Windows Vista とその他のソフトウェアの動作の快適性を把握しやすくする目的で Windows Vista に組み込まれた新機能です。
Windows Vista を実行しているコンピュータには、ハードウェア構成の性能を測定することによって得られる "基本スコア" という評価数値が割り当てられます。
Windows エクスペリエンス インデックスのスコア範囲は、1.0 〜 5.9 です。基本スコアが高いコンピュータは、基本スコアが低いものよりパフォーマンスが高く、高速であるということになります。特に、リソース使用量の多い高度なタスクでは差が大きくなります。
基本スコアの判定方法
コンピュータの基本スコアは、コンピュータ内のさまざまなハードウェア コンポーネントに割り当てられた一連の "サブスコア" を評価して決定されます。サブスコアは以下のコンポーネントに割り当てられます。
コンピュータの基本スコアは最も低いサブスコアによって決定されます。たとえば、コンピュータのハードウェア コンポーネントの最も低いサブスコアが 2.6 の場合、コンピュータの基本スコアは 2.6 になります。基本スコアは、合計されたサブスコアの平均ではありません。
Windows エクスペリエンス インデックスは、コンピュータ テクノロジの進化に対応するように設計されています。ハードウェアの速度とパフォーマンスの向上に合わせて、今後、さらに高い基本スコアを導入していく予定です。ただし、インデックスのレベルごとの標準値は変わりません。たとえば、2.8 と評価されたコンピュータは、このコンピュータのハードウェアをアップグレードしない限り、2.8 のままです。
コンピュータのサブスコアは、目的の基本スコアを達成するために、どのコンポーネントのアップグレードが必要かを判断する場合にも利用できます。
一般的なガイドライン
通常、基本スコアが 1.0 または 2.0 のコンピュータであれば、オフィス生産性アプリケーションの実行やインターネットの検索など、最も一般的なコンピュータ タスクを実行するのに十分な性能を備えています。ただし、一般的にこの基本スコアのコンピュータでは、Windows Aero などの、Windows Vista で提供されている高度なマルチメディア エクスペリエンスを実行するには性能不足です。
基本スコア 3.0 のコンピュータであれば、Windows Aero や Windows Vista の新機能を基本的には実行できます。ただし、Windows Vista の高度な新機能の一部については、機能のすべてを利用できるとは限りません。たとえば、基本スコア 3.0 のコンピュータでは、解像度 1280 × 1024 で Windows Vista テーマを表示できますが、マルチ モニタでのテーマの実行には時間がかかる場合があります。また、デジタル テレビ コンテンツの再生は可能ですが、高精細 (HDTV) コンテンツの再生はスムーズに行われない場合があります。
基本スコア 4.0 または 5.0 のコンピュータは、Windows Vista のすべての新機能を完全に実行できます。マルチプレーヤー、3D ゲーム、HDTV コンテンツの録画と再生など、グラフィックを多用するハイエンドなエクスペリエンスがサポートされます。Windows Vista のリリース時点で発売されているコンピュータでは、基本スコア 5.0 のコンピュータが最も高性能でした。
利用ガイドライン
基本スコアは全般的なコンピュータ性能を示すのに適した指標です。サブスコアは、次の具体的な利用状況でのコンピュータの性能レベルを把握するのに役立ちます。
オフィス生産性: コンピュータの用途の大部分がオフィス生産性に関する作業 (ワープロ、スプレッドシート、電子メール、Web 閲覧など) である場合は、CPU とメモリのサブスコアの高さが重要です。通常は、ハードディスク、デスクトップ グラフィック、3D グラフィックのカテゴリで、サブスコアが 2.0 以上あれば十分です。
ゲームやグラフィックを多用するプログラム: デジタル ビデオ編集アプリケーションやリアルな一人称ゲームなど、グラフィックを多用するプログラムやゲームにコンピュータを使用する場合は、RAM、デスクトップ グラフィック、3D ゲーム グラフィックのサブスコアの高さが重要です。通常は、CPU とハードディスクのカテゴリで、サブスコアが 3.0 以上あれば十分です。
メディア センターのエクスペリエンス: 高度なマルチメディアを体験するためのメディア センターとしてコンピュータを使用している場合は、CPU、ハードディスク、デスクトップ グラフィックのサブスコアの高さが重要です。通常は、メモリと 3D グラフィックのカテゴリで、サブスコアが 3.0 以上あれば十分です。
*Windows エクスペリエンス インデックスの目的は、Windows Vista への移行検討の際に参考としてご参照ください。エクスペリエンスインデックスが示す値は、あくまでも参考値であり、すべての条件下で正確な値を示すことを保証するものではありません。そのため、この値は法人間の売買契約や入札における要件として使用されるのには適しません。一部の製品機能は、 Windows Vista の特定のエディションでしかご利用になることはできません。またその場合、高性能なハードウェアを使用するかハードウェアの追加が必要になることがあります。
Windows Vista の各エディションで利用できる主要な機能を比較します。
古い PC から新しい Windows Vista ベースの PC にすべてのコンテンツと設定を簡単に転送できます。
Windows Vista へのアップグレード対象製品とアップグレード手順について説明します。