Windows XP では、それまでの作業データをハードディスクに保存することでデータを安全に扱う「休止」と、メモリ上にデータを保持しておくことで移行や復帰の速度が速い「スタンバイ」という 2 つの方法がありました。ただ、「休止」は移行も復帰も時間がかかり、「スタンバイ」は、電源トラブルがあるとデータが消えてしまうなど、データ管理の観点からデメリットがありました。
それに対して Windows Vista の「ハイブリッド スリープ」は、Windows XP の「スタンバイ」と「休止」の良いところを取り入れた機能です。デスクトップ PC の場合、スリープ モードへの移行時に、データをメモリとハードディスクの両方に保存します。ノート PC の場合は、まずメモリにデータを保存して、18 時間が経過するか、バッテリー残量が少なくなった場合にデータをハードディスクに保持します。また、スリープ モードへの移行/復帰のプロセスも、Windows XP と比較すると大きく改善されています。これにより、Windows XP の「スタンバイ」以上の高速性と、「休止」と変わらないデータ保護セキュリティを実現しています。「ハイブリッド スリープ」は、Windows Vista で標準の起動、終了方法となっています。 なお、今回使用したマシンでは、通常時に約 62 W (高負荷時に 100 W)、スリープ モードで約 1 Wの電力を消費します。12 時間仕事をし、12 時間スリープ状態の Windows Vista を利用した際の電気代金は、電源を落とした場合と比較しても、1 ヶ月 (20 日)で 2.6 円程度 *1 の差となります (1 kWh あたり 11 円の標準的な電気料金体系による)。 *1 12 h/day × 20 = 240 h 240 h × 1 w (0.24 kw) 0.24 kw × 11= 2.64 円 |