Windows では、ドキュメント、写真、プログラム、デバイス、インターネット コンテンツなどの情報/リソースを検索、表示、管理するツールとして各種エクスプローラ ウィンドウを使用します。Windows Vista の新しいエクスプローラでは、情報を簡単、迅速、柔軟に扱うことができ、情報の管理能力が強化されます。また、外観もスマートになっています。
新しいエクスプローラでは、メニュー、ツール バー、ナビゲーション ウィンドウ、作業ウィンドウ、プレビュー ウィンドウが単一の直観的なインターフェイスにすべて統合されています。このインターフェイスは、Windows Vista 全体で共通しています。
クイック検索を使用すれば、ファイルをいつでもすばやく検索できます。
ナビゲーション ウィンドウには、ドキュメント、画像、および検索フォルダが保存されている場所へのクイック リンクが表示されます。
コマンド バーには、表示されているファイルに応じた処理が表示されます。
ライブ アイコンには、各ファイルの実際の内容がサムネイル表示されます。
詳細ウィンドウには、メタデータを簡単に追加または編集できるように、ファイルに関する詳細な情報 (メタデータ) が表示されます。
プレビュー ウィンドウには、この機能をサポートするプログラムのファイルの内容のプレビューが表示されます。
タイトル バー、境界、アドレス バーが拡張されています。
Windows XP のエクスプローラ メニューでは、ツール バー、ナビゲーション ウィンドウ、作業ウィンドウが別々になっていますが、Windows Vista のエクスプローラでは、すべてが単一の合理化されたインターフェイスに統合されています。

エクスプローラが強力、直観的、柔軟になりました。
Windows Vista のすべてのエクスプローラ ウィンドウにはクイック検索フィールドが組み込まれており、単語の一部、単語、フレーズなどで検索が実行できます。日付を使った検索も可能です。クイック検索では、ファイル名、ファイルのプロパティ (メタデータ)、各ファイル内のテキストをすばやく検索し、瞬時に結果を返します。たとえば、次の図のように、クイック検索フィールドに ”Claudia” という名前を入力すると、Claudia に関連したファイルの一覧が結果として返されます。これらは、Claudia が作成者であるファイルや、内容またはファイル名に Claudia が含まれるファイルです。

瞬時に検索結果を返します。
各エクスプローラにあるナビゲーション ウィンドウは、PC 内を簡単に移動して、必要なものをすばやく見つけられるように再設計されています。既定のビューには、ドキュメント、ピクチャ、ミュージックへのクイック リンクが表示されます。また [検索] リンクをクリックすると、PC 上のすべての検索フォルダを表示することができます。
従来のフォルダ、およびフォルダ内に含まれる内容は、ハード ドライブ上で特定のアドレスを持っています。これとは異なり、クリックした瞬間に実行される「検索そのもの」を保存したのが、検索フォルダです。検索フォルダは、論理上のファイル整理を自動で実行します (PC 上でのファイル移動は行われません)。このため、PC 上でのファイルの保存場所に関係なく、さまざまな条件に基づいてファイルを簡単に表示できます。従来のフォルダ/ツリー ベースのナビゲーション ウィンドウ表示を使用する場合は、ウィンドウ下部のフォルダ表示から選択します。
各エクスプローラに用意されている新しいコマンド バーには、表示されているファイルに応じた処理が表示されます。たとえば、ドキュメント エクスプローラにはドキュメント ファイルに必要となるタスクを表示するコマンド バー、ピクチャ エクスプローラにはデジタル画像に対応するタスクを表示するコマンド バーが含まれています。Windows XP 以前のエクスプローラとは異なり、Windows Vista ではコマンド バーとナビゲーション ウィンドウを同時に表示できるため、コマンド バー上のタスクが常に利用できる状態にあります。ファイルを処理するときに、ナビゲーション ウィンドウとコマンド バーを切り替える必要がありません。

コマンド バーには常に使用するタスクが表示されています。
Windows Vista のスケーラブルなライブ アイコンは、他のオペレーティング システムの通常のシステム アイコンを大幅に拡張したものです。単にそのファイルに関連付けられたプログラムを表しているにすぎない通常のアイコンとは異なり、この機能をサポートするアプリケーションでは、ライブ アイコンによって、ファイルの実際の内容をサムネイル表示でプレビューできます。実際にファイルを開かなくても、ドキュメントの最初のページ、デジタル写真、さらには音楽のアルバム アートなどがプレビューで表示され、詳細を確認できます。これにより、作業の効率や生産性が向上します。

アイコンのサイズはウィンドウごとに変更できます。
詳細ウィンドウによって、ファイルを右クリックして [プロパティ] ダイアログ ボックスを開く必要がなくなりました。代わりに、一連の詳細なファイル プロパティ (メタデータ) がプレビュー ウィンドウに常に表示されます。詳細ウィンドウでは、プロパティを簡単に追加および編集することができます。1 ファイルずつ、あるいは多数のファイルに対して同時に、処理を行うことが可能です。
ドキュメント エクスプローラ、ミュージック エクスプローラ、ピクチャ エクスプローラなどのエクスプローラにはオプションのプレビュー ウィンドウが用意されており、個々のファイルを開かずに、ドキュメントやメディア ファイルの内容をより洗練された方法でプレビューすることができます。この機能をサポートするプログラムでは、さまざまなドキュメントを見やすいビューで参照できます。また、メディア ファイルでも、数秒で内容をプレビューできます。これは、Microsoft Office Outlook のプレビュー ウィンドウ内のメッセージ プレビューとよく似ています。

ファイルを開くことなくファイルの内容をプレビューできます。
強化されたアドレス バーの特長は、現在のナビゲーション パスに対してドロップダウン メニューが表示されることです。これにより、アドレスの場所に応じて、簡単にどこでも前後に移動できます。このアドレス バーの強化は、Tablet PC で特に便利です。スタイラスを数回タップするだけで正確にナビゲーションできるようになります。Windows Vista では Windows タイトル バーと境界の幅が広くなったため、簡単に境界をつかんでウィンドウのサイズ変更や移動が行えます。

メニューの強化によってナビゲーションが簡単になりました。