
簡単に PC をスリープ状態に移行できます
Windows Vista の新技術によって、日常業務を行うときの応答速度が大幅に向上します。起動とスリープ時の動作が向上し、デスクトップとモバイル PC いずれでもすぐに作業を開始できます。メモリ デバイスと入出力 (I/O) デバイス両方の管理効率が向上し、プログラムを一貫して円滑に実行できます。コンピュータが老朽化しても、Windows Vista の多数の機能を組み合わせると、購入時と同じ応答速度を維持できます。
Windows Vista はパフォーマンスの問題に対して新たなアプローチも採用しています。[パフォーマンスの情報とツール] コントロール パネルで PC のパフォーマンスの特性を把握し、パフォーマンス関連の問題を管理してトラブルシューティングすることができます。
最新のセルフチューニングと診断により、パフォーマンスの効率的な管理が簡単になります。メディアの不具合、アプリケーションの起動が低速、システムの起動が低速、ネットワーク関連の遅延など、パフォーマンス上の問題をユーザーおよびツール主導で診断できるインスツルメンテーションとサービスが備わっています。
Windows Vista では、あらゆる場面においてオン状態とオフ状態の移行処理がスムーズであることを実感できます。Windows の [スタート] メニューの電源ボタンまたはコンピュータの外部電源ボタン (設定した場合) を使用して、PC を即座にスリープ状態にできます。スリープは再開が迅速なスタンバイのメリットと、データを保護できる休止状態のメリットを兼ね備えた新しい電源状態です。
PC パフォーマンスの不安定さはコンピュータ ユーザーにとって最も大きな問題の 1 つです。たとえば、次のような問題がよく起こります。ある日の朝はアプリケーションがスムーズに起動し、何も問題がないように思えても、昼食に出かけた後、コンピュータのパフォーマンスが低下していたり、別の日の朝には、アプリケーションの起動が遅いと感じることがあります。
ユーザーは PC に一定したパフォーマンスを期待します。Windows Vista には、起動時にプログラムを迅速に開始でき、1 日中、安定した応答速度を維持できる画期的なテクノロジが採用されています。
Windows Vista の新しいメモリ管理テクノロジ、Windows SuperFetch はコンピュータの RAM の使用効率を高め、プログラムに対するコンピュータの応答速度を一定させます。Windows SuperFetch ではバックグラウンド タスクよりも現在使用しているアプリケーションが優先されます。また、ユーザーの作業の仕方に合わせるため、最も頻繁に使用するアプリケーションを追跡し、メモリにあらかじめこれらのアプリケーションを読み込みます。バックグラウンド タスクはコンピュータがアイドル状態のときも実行されますが、バックグラウンド タスクが完了すると、バックグラウンド タスクの実行前に作業していたデータをシステム メモリに再読み込みします。そのため、ユーザーが机に戻ったときには、離席前と変わらない効率でプログラムを実行できます。
応答速度の維持に必要なリソースはメモリだけではありません。Windows のメリットの 1 つは複数のプログラムを同時に実行できることです。しかし、複数のアプリケーションがハード ディスクなどの同じシステム リソースを同時に使おうとすると、パフォーマンスが低下する可能性があります。
Windows Vista にはロー プライオリティ I/O という概念が採用されており、バックグラウンド プロセスのハード ディスクへのアクセスを他のプログラムよりも低い優先度で実行させることができます。ロー プライオリティ I/O を使用するようにアプリケーションを記述すると、Microsoft Office Outlook などの高優先度プログラムの速度を落とさずに、両方のアプリケーションを同時に実行できます。Windows Vista では、検索インデックスの作成、ディスクの自動最適化、Windows Defender での日常的なシステム スキャンなど、多数のサービスにロー プライオリティ I/O を使用しています。

ディスクを自動的に最適化します。
ディスクの最適化を怠ると、ハード ディスク上のファイルの配置が非効率になり、PC のパフォーマンス低下につながります。Windows Vista にはバックグラウンドで動作する新しいディスク最適化機能があり、必要が生じるとハード ディスクの最適化を自動的に実行します。新しいディスク デフラグ ツールは 1 回のセッションで処理を完了させる必要がありません。コンピュータがアイドル状態のときに段階的に最適化を実行できます。
Windows HotStart はモバイル PC でのメディアやエンターテイメントの使用に適した Windows Vista の新機能です。Windows Media Player 11 や Windows Media Center を直接起動できるメディア再生ボタンをモバイル PC メーカーが個別に追加できるようになります。長時間のフライトでモバイル PC を使用するときに、DVD や音楽を瞬時に再生できるため、時間とバッテリの両方を節約できます。
組み込みのパフォーマンス診断により、多くのパフォーマンス上の問題を検出し、自己修正できます。メディアの再生不良、システムやプログラムの起動が低速、ネットワーク関連の遅延など、よくある問題をユーザーおよびツール主導で診断できる計測機能とサービスが用意されています。組み込みのパフォーマンス診断ツールは、一般的な活動の処理に要する時間を追跡し、パフォーマンスの低下を分析して、パフォーマンス センターに結果を表示します。ユーザーはここから問題解決のための対策をとることができます。
現在の PC 市場には、極めて多岐にわたる PC ハードウェアが存在します。このような多様性を考慮して、Windows Vista は提供されているハードウェアを最大限に活用できるように機能の範囲を調整できるようになっています。たとえば、Windows Driver Display Model グラフィック カードが搭載されている場合に、Windows Aero インターフェイスを表示します。グラフィック カードが準拠していない場合は、Aero インターフェイスを表示せずに動作します。
これは、他のパフォーマンス機能でも同様です。Windows Vista の Windows ReadyBoost や Windows ReadyDrive といった最も画期的なパフォーマンス機能の一部は、適正なハードウェアが搭載されている場合に有効になります。

一時的にメモリを拡張します。
Windows ReadyBoost はシステム メモリの増設に新しい概念を採用しています。USB フラッシュ ドライブなどの不揮発性フラッシュ メモリを使用することにより、コンピュータのカバーを取り外してメモリを増設しなくても、パフォーマンスを向上させることができますフラッシュ メモリ デバイスが追加のメモリ キャッシュの役割を果たすため、ハード ディスク上のデータにアクセスするよりもはるかに高速になります。
Windows ReadyDrive はハイブリッド ハード ディスクを装備した PC で利用できる Windows Vista の新機能です。ハイブリッド ハード ディスクは標準のモバイル PC ハード ディスク ドライブにフラッシュ メモリを追加した新しい種類のハード ディスクで、パフォーマンスや信頼性を高めつつ、バッテリの消費を抑えることができます。