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Round 5: デジカメとビデオ対決 デジタル写真とビデオをより楽しめるのはどっち?

最近は携帯電話に付属するカメラも高性能化が進み、気軽にデジタル写真やビデオを撮影していることと思います。撮影した写真やビデオは、まずはパソコンにまとめて管理、加工した上で、プリントアウトしてアルバムに加えたり、テレビや大きなプロジェクタなどにつないで見るなど、その楽しみ方もさまざまに広がっています。ただ Windows XP では写真やビデオ データの管理はできても、いざちょっとした加工をしようと思ったり、DVD などの大容量メディアなどに保存する時に、ちょっと面倒に感じることがありました。Windows Vista ではこの部分はどう進化したのでしょうか。今回は、それらデジタル写真やビデオを活用するにあたって、Windows Vista と Windows XP のどちらが有利なのかを比較してみました。
Windows Vista Service Pack 1 でパワーアップ! 話題の「Blu-ray Disc」や「HD DVD」を完全サポート

現在、より高画質でインタラクティブな映像を楽しめる、次世代光ディスクのフォーマットである「Blu-ray Disc」や「HD DVD」に対応しているコンテンツが増えてきました。今後は、いずれかのドライブを標準搭載して発売する PC も増えてくるでしょう。

Windows Vista SP1 なら、「Blu-ray Disc」、「HD DVD」ドライブもカンタン認識。アイコンとラベル表示でわかりやすく

Windows Vista でもこれらのメディアへデータを読み書きすることが可能でしたが、Windows Vista SP1 ではさらに対応を強化し、外付けの Blu-ray Disc や HD DVD ドライブの拡張サポートも万全です。 Windows Vista SP1 ではこれらの次世代光ドライブを認識すると、「Blu-ray Disc」、「HD DVD」のマークが付いた新しいアイコンを表示します。また、ドライブ名を表記したラベルを表示します。これによって コンピュータに複数のドライブを接続している場合も、ほかのドライブと区別しやすくなっています。 映画やハイビジョン テレビなど、より高画質な映像を扱う機会はますます増えています。Windows Vista SP1 での完全サポートにより、パソコンでもこうしたコンテンツを快適に楽しむことができるのです。

検証 1 デジタル写真を管理するにはどっちが便利?
徹底検証! デジタル写真を閲覧、編集できる Windows フォト ギャラリーと Windows 画像と FAX ビューア
デジタル カメラの普及や携帯電話のデジタル カメラ機能の高性能化が進んだことで、現在では多くの人がパソコンでデジタル写真の管理を行なっています。Windows XP では、デジタル写真を保存しているフォルダ内にある特定の画像をダブル クリックすると「Windows 画像と FAX ビューア」が起動して、その画像を大きく表示したり、プリントすることが可能です。また、Windows Vista では、「Windows フォト ギャラリー」というソフトが標準で搭載されています (画面 1)

そこで、まずはこの Windows 画像と FAX ビューアと Windows フォト ギャラリーのどちらがデジタル写真を管理するのに便利なのか比較してみました。
画面 1
画面 1 Windows Vista に標準で搭載されている「Windows フォト ギャラリー」。パソコンに保存されているデジタル写真などの画像ファイルを手軽に管理できるツールだ。
結果! デジタル写真を簡単に、便利に管理したいなら Windows フォト ギャラリーが断然有利!

Windows XP に搭載されている「Windows 画像と FAX ビューア」は、フォルダ内に保存されているデジタル写真を 1 枚ずつ閲覧するだけでなく、スライド ショー形式での表示といった機能も備えていたため、手軽にデジタル写真を楽しむことができました。

ただ、Windows 画像と FAX ビューアは、基本的には画像を表示、閲覧するためのソフトです。デジタル カメラで撮影した画像を一括で整理したり、画像の色合いを修正、文字や絵などを書き加えるといった編集作業を行いたい場合には、他の画像ソフトを起動して行う必要がありました。Windows XP でも「ペイント」というソフトが標準で付属していて、文字や図形などを書き加える、画像の一部を切り取るといった作業は比較的簡単に行えます。しかし、ペイントでは、画像の色合いを変更する、赤目を修正するといった作業はできず、市販のソフトウェアを別途用意しなければなりませんでした。

これに対し、Windows Vista に標準で搭載されている Windows フォト ギャラリーでは、こうした弱点が克服され、デジタル写真がより簡単で便利に、そして楽しくなるようなさまざまな機能が盛り込まれています。

まず、写真の取り込みを考えてみましょう。デジタル カメラや写真データが入ったメモリ カードなどをパソコンに接続すると、「読み込みウィザード」という機能を選択できます。

この機能を使うと、撮影日時やファイル名を付け加えることができるのはもちろん、まとめて「タグ」と呼ばれる情報を付加しておくことができます。タグとは、目的のデジタル写真を簡単に見つけ出すために、写真 1 枚ずつに目印となる言葉を付け加えておくためのしくみです。また、タグによる検索性の向上だけでなく、デジタル写真を 5 段階で評価し、評価の度合いで検索するといったことも可能です (画面 2)。また画像のサイズを見やすい大きさに簡単に変更することができるため、どのフォルダにどんな写真が入っているのか、さらにわかりやすくなりました。これらの機能を活用すれば、これまでのようにお目当ての写真がなかなか見つからないといったこともなくなるでしょう。
画面 2
画面 2 写真に「花」や「風景」などのタグ情報を付加したり 5 段階で評価しておけば、後からそれらの情報を利用して簡単に画像を絞り込める。

次に、画像の色合いなどを変更するレタッチ機能が盛り込まれています。Windows フォト ギャラリーに用意されているレタッチ機能は、露出や色合いの変更、赤目の修正、画像のトリミング (切り抜き) など多岐にわたります。また、細かい設定をしなくても明るさや色合いなどを自動的に変更してくれる機能なども用意されており、初心者でも非常に簡単に扱えるでしょう (画面 3)

画面 3画面 3
画面 3 Windows フォト ギャラリーでは、ボタン 1 つで明るさや色合いを自動調整してくれる (左: 変更前 右: 変更後)。

このように、Windows フォト ギャラリーには、デジタル写真をもっと簡単に、かつ便利に管理するための機能が満載となっています。取り込んで編集した写真は、好きな音楽と組み合わせてスライド ショーとして再生することも可能です。また、Windows フォト ギャラリーで管理している写真を、ビデオの中に挿入して、オリジナル DVD を作成することもできます。さらに、遠くに住む両親に子供の写真を渡したい場合も、Windows フォト ギャラリーのオンライン印刷ウィザードを使って、お気に入りの写真を選び、リストにあるプリント会社を選択して、簡単に写真のプリント注文ができます

Windows Vista では、いかにデジタル写真を楽しむ機能が充実し、拡張されたかがおわかりいただけたかと思います。デジタル カメラを使っている人なら、Windows XP よりも Windows Vista を利用した方がデジタル写真をより楽しめるようになることは間違いありません。

図 1
図 1: Windows フォト ギャラリーと Windows 画像と FAX ビューアの機能比較
検証 2 ビデオを編集するのに便利なのはどっち?
徹底検証!!  ホームビデオの編集に便利な「Windows ムービー メーカー」

最近ではデジタル ビデオ カメラを使って、お子さんの運動会の様子や披露宴、同窓会といったさまざまな場面で手軽にビデオを撮る機会が増えました。これらの撮影したビデオを、より手軽で楽しく美しく編集できるソフトとして、マイクロソフトでは「Windows ムービー メーカー」というビデオ編集ソフトを提供しています。

Windows XP SP2 以降で利用可能な「Windows ムービー メーカー 2.1」とWindows Vista Home Premium および Windows Vista Ultimate に搭載されているビデオ編集ソフト「Windows ムービー メーカー HD」は、それぞれデジタル ビデオ カメラで撮影した映像をパソコンに取り込んで、複数のシーンの結合や無駄なシーンのカット、タイトルや字幕などの追加などが行えます。では、Windows ムービー メーカー 2.1 と Windows ムービー メーカー HD では、どのような違いがあり、どちらがビデオを編集するのに便利なのでしょうか?

結果!!  Windows ムービー メーカー HD を使えば、高画質で多様な編集が可能!

Windows XP SP2 以降で利用可能な「Windows ムービー メーカー 2.1」は、デジタル ビデオ カメラで撮影した映像を手軽に編集できるため、ビデオ カメラを利用している人にとってかなり便利な存在となっています。ただし、Windows ムービー メーカー 2.1 では、MPEG2 形式や HD (高画質、高精細) のビデオは扱うことができません。また、最近では HD クオリティの映像を撮影できるデジタル ビデオ カメラが増えてきて、パソコン側にも HD クオリティの動画編集機能を求める声が増えてきていますが、Windows ムービー メーカー 2.1 ではその画質にも対応できません。

それに対して、Windows Vista Home Premium および Windows Vista Ultimate に搭載されているビデオ編集ソフト「Windows ムービー メーカー HD」では、その名前からもわかるように、HD クオリティのビデオ編集機能が新たに加わっています (画面 4)。また、MPEG2 形式のビデオ ファイルが扱えるようになっている点も見逃せないポイントです。これによって、たとえば Windows Media Center で録画したテレビ番組のデータなども簡単に編集できるようになりました。もちろん、複数のビデオ データの結合、タイトルや字幕などの追加、特殊効果による映像の加工など、基本的なビデオ編集機能も多数用意されています。これらの機能を使って、家族の思い出を撮影した映像を、感動的な映像へと手軽に編集できるのです (画面 5)
画面 4
画面4 HD クオリティのムービー データも扱えるので、HD 対応のムービー カメラで撮影した映像も編集可能だ。
画面 5画面 5
画面 5 基本操作はマウスを使ったメニュー操作やドラッグ アンド ドロップが中心のため初心者でも簡単に編集作業が行える。

このように、MPEG2 形式のビデオ ファイルや HD クオリティのビデオ データが扱える Windows ムービー メーカー HD があれば、わざわざ市販のビデオ編集ソフトを用意することなく、高度なビデオ編集が可能です。しかも、この Windows ムービー メーカー HD は、Windows XP 向けとしては提供されません。つまり、HD クオリティのビデオ編集を行いたい場合はもちろん、MPEG2 形式のビデオ データの編集作業を行いたい場合にも、Windows Vista を利用した方がはるかに有利になるわけです。

検証 3 画像やビデオを編集した後、保存や配布をしやすいのはどっち?
徹底検証!!  DVD ビデオをお手軽に作成「Windows DVD メーカー」

さて、画像やビデオを手軽に編集した後、そのファイルはどのように活用すればよいでしょうか。親戚や知人に配布したり、お気に入りのテレビ番組は半永久的に保存しておきたいといった場合、DVD として保存できれば便利です。また、ビデオ ファイルを DVD ビデオとして保存できれば一般的な DVD プレーヤーでもそのまま再生できますし、配布用途としても最適です。そこで最後に、Windows Vista と Windows XP のどちらが画像やビデオを保存、配布しやすいのか比較してみました。

結果! Windows Vista なら 追加ソフトなしで、DVD ビデオを簡単作成

広く普及して便利な DVD ですが、Windows XP で DVD ビデオを作成しようと思ったら、市販の DVD ライティング ソフトを用意しなければなりませんでした。Windows XP には CD-R または CD-RW にデータを書き込む機能が標準で用意されていましたが、DVD-R などの DVD メディアにデータを書き込む機能は用意されていなかったためです。そのため、Windows XP では、Windows ムービー メーカー 2.1 を利用してビデオ編集作業を行っても、DVD ライティング機能を備える市販のビデオ編集ソフトを活用していた人が多かったのではないでしょうか。

それに対し Windows Vista では、DVD ライティング機能が標準で搭載されるようになりました。また、Windows Vista Home Premium および Windows Vista Ultimate には「Windows DVD メーカー」というソフトが標準で付属し、きめ細かな DVD 作成が可能になっています (画面 6)

Windows DVD メーカーは、パソコンに保存されている WMV 形式 (Windows Media Video 形式) や MPEG2 形式のビデオ ファイルを利用して、簡単にオリジナル DVD を作成できます。しかも、単純に DVD ビデオが作成できるだけではありません。DVD を DVD プレーヤーに挿入して最初に表示されるメニューや、チャプタも作成可能となっています (画面 7)

画面 6
画面 6 Windows DVD メーカーならビデオ カメラで撮影した画像を、簡単に編集して DVD ビデオに保存できる。
画面 7画面 7
画面 7 メニューに表示される文章も自由にカスタマイズでき (左) 、最後はボタン 1 つで DVD ビデオが作成できる (右)。

Windows Vista に標準で用意されている Windows ムービー メーカー HD と Windows DVD メーカーを利用すれば、ビデオ編集から DVD ビデオの作成までを、別途市販のソフトを用意することなく、簡単に実現できます。初心者でもわかりやすい簡単操作で行えるので、大変魅力的です。

図 2図 2:Windows Vista でのムービーの編集と楽しみ方
結論
最終結論! デジタル写真やビデオを思う存分活用したいなら、Windows Vista へのアップグレードがおすすめ

このように Windows Vista では、Windows フォト ギャラリーや Windows ムービー メーカー HD、Windows DVD メーカーが加わり、デジタル写真やビデオをより簡単に活用できるよう大幅に強化されました。そのため、今回見たポイントすべてにおいて Windows Vista が Windows XP を上回っています。また、Windows Vista SP1 でより複雑な画像処理、高画質映像や大容量データのなめらかな高速表示が可能になりました。これから新たにデジタル カメラを購入して写真やビデオを楽しみたいと思っている人、撮影済みの写真やビデオをパソコンで保存している人、それらのコンテンツを DVD として大切に保存したい人など、デジタル写真やビデオを思う存分活用したいなら今すぐ Windows Vista にアップグレードすべき、といっても過言ではないでしょう。

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